「大津短歌連盟」主催の「新刊歌集を読む会」
今回は、好日の川�ｱ綾子さんの歌集『ガレの耳』
会場は大津駅前の逢坂公民館、

三人の読み人の挙げられた歌、私の気が付いていなかった素晴らしい歌が多くあった。
『ガレの耳』は、装丁が素晴らしいことで最近の歌集の中でも出色と思っていたが、
短歌作品そのものも素晴らしいことを今回の「読む会」は実証したと思った。

開会の１５分くらい前に会場に入ると座席がみつからないくらい
盛況であった。
いつも辛口の講評をされる木村光子先生が、短歌はその人の人生
の総決算がなされているかどうかで、良否が決まる。
『ガレの耳』は心に響く短歌として残ると激賞された。
金継ぎのなされた黒楽（くろらく）で濃茶をいただくことなど
私にはできないことだが、木村先生の解説をお聞きするまでは
この作品の意味が分からなかった。他にもこのような例がいく
つもあり、いい勉強になった。川�ｱさんの力量に感服！