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6/18 題詠「蛍」・鑑賞&批評「接待」
投稿日 : 2020/06/12(Fri) 08:52
投稿者 フミコ
参照先
♪ 「たどたど」スケジュール ♪ 

R・02.06.18 (木)   

題詠    「蛍」               
鑑賞&批評 「接待」
出題当番   ひろゆきさん                


 6 /18  鑑賞詠草 「接待」

1. 三蜜のほどよき濃さが魅力なり夜の接待コロナ禍に沈む  ひさお

2. リハビリ士にわが足あずけ瞑り聞くお接待受けし御四国参りを  ひらら

3. 両三軒接待しされし年月を遠くに思う高齢の今日  ひろゆき

4. 強張りてお接待デビューの幼児は遍路のわれにアンパン給う  フミコ

5. 春山之霞壮夫(はるやまのかすみをとこ)の接待の優しき夕べわれは帰らな  ウプラ

6. ままごとの接待の二歳児手を洗う「ばい菌ないようガソガソガソ」と  さらら

7. ビジネスに接待必須の昭和なりき森繁の映画「社長紳士録」  たかし
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Re: 6/18 題詠「蛍」・鑑賞&批評「接待」
投稿日 : 2020/06/18(Thu) 11:45
投稿者 ひらら
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 ハンカチーフの四隅を結び蛍二つ君に見せんと助手席におく  ひらら
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題詠「蛍」
投稿日 : 2020/06/18(Thu) 11:27
投稿者 ひろゆき
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山村のゲンジボタルが舞い飛びて半世紀の今影さへ見えず
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鑑賞&批評「接待」
投稿日 : 2020/06/18(Thu) 11:07
投稿者 ひろゆき
参照先
1.三蜜のほどよき濃さが魅力なり夜の接待コロナ禍に沈む           ひさお
三蜜は三密の誤記?花の蜜であれば三種の花の蜜は? 上句は人間関係の保ち方を言い、下句はコロナ禍によりそういう機会がなくなったと。日本社会の接待され、して物事が運んでいつたが今はその機会がつくれないと。

2. リハビリ士にわが足あずけ瞑り聞くお接待受けし御四国参りを        ひらら
リハビリ士が四国参りをしたときの状況を話すのを、リハビリ療法の気持ちよさに足を預けたまま眠気をも誘われ、目を閉じて聞いていた。言外に自分の体験をも思い出されていたとも受け取れる。→御四国から

3. 両三軒接待しされし年月を遠くに思う高齢の今日              ひろゆき 

4. 強張りてお接待デビューの幼児は遍路のわれにアンパン給う         フミコ
幼児がはじめての接待デビュー。緊張して顔がこわばり、お遍路姿の作者にアンパンをと。幼児をよく観察され,給うと敬語で結ばれる。作者の心が伺える。

5. 春山之霞壮夫(はるやまのかすみをとこ)の接待の優しき夕べわれは帰らな  ウプラ
凄い短歌ですね。 私を迎えてくれるやさしきお連れ合いの待つ家へ急いで! きっと藤の花に代わるご馳走が待ってくれているのでしょう。古事記を知る人でなければ作詠出来ない歌であるし、また題詠「接待」に持ってこられた博識に最敬礼。

6. ままごとの接待の二歳児手を洗う「ばい菌ないようガソガソガソ」と     さらら
えらい! 2歳児が、人を接待するときはまず自分が清潔でなければと。「」内の懸命さが目に映る。ガソガソガソのオノマトベが真剣さを表して心地よい。

7. ビジネスに接待必須の昭和なりき森繁の映画「社長紳士録」         たかし
 映画を知らない、調べても内容が出てこないのですが、昭和の時代というのはおおむね大戦の敗戦から復興という過程の中での企業の隆盛・復活…高度経済成長・所得倍増等々…のための企業・組織間の一つの手法として盛んになり、現在では交際費として税法上まで認められている。
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Re: 6/18 題詠「蛍」・鑑賞&批評「接待」
投稿日 : 2020/06/18(Thu) 11:00
投稿者 ひさお
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酔客にほどよく賑はひ虫篭の数十匹の蛍放たる  ひさお
(昭和40年代)
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Re: 6/18 題詠「蛍」・鑑賞&批評「接待」
投稿日 : 2020/06/18(Thu) 10:57
投稿者 ひさお
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今回も的を外れたコメントが多いことを恐れながら投稿します。
1. 三蜜のほどよき濃さが魅力なり夜の接待コロナ禍に沈む  ひさお

2. リハビリ士にわが足あずけ瞑り聞くお接待受けし御四国参りを  ひらら
四国八十八ケ所の遍路をしてお接待を受けた人はリハビリ士。
作者は足のリハビリをしてもらいながら、目を瞑ってリハビリ士の話しを聞いている。
身も心も休まるのんびりしたひとときである。

3. 両三軒接待しされし年月を遠くに思う高齢の今日  ひろゆき
作者の住んでいる町内では、向こう三軒両隣の付き合いが相当濃厚であったようだ。
順番を決めているのであろうか。お互いが接待し接待される。
しかし今はそのような付き合いは廃れてしまった。
「遠くに思う」ということで、年月の長さを表しているので、「高齢」は
不要と思われる。

4. 強張りてお接待デビューの幼児は遍路のわれにアンパン給う  フミコ
作者が遍路で接待を受けた。接待してくれたのはデビューの幼児。
緊張して強張っていることがよく分かる。作者はアンパンをもらいながら
幼児の様子を温かく見守る余裕がある。


5. 春山之霞壮夫(はるやまのかすみをとこ)の接待の優しき夕べわれは帰らな  ウプラ
はるやまのかすみをとこ:古事記に出てくる神。結婚したい女神を兄と競い勝つ。
「帰らな」の「な」は終助詞で希望をあらわす。
魅力的な若い優しい彼がご馳走を作って待っていてくれる。さあ私は帰りましょう。
古事記の神の名をごく自然に使いこなしているのはすごい。

6. ままごとの接待の二歳児手を洗う「ばい菌ないようガソガソガソ」と  さらら
二歳児でも接待には手洗いをしなければならないことをよく知っている。
実際に水道水などで手をあらうのではなく、ままごとなので、「ばい菌ないよう
ガソガソガソ」と言葉で表しているのが面白い。
2句「接待の二歳児」は9字。二歳は必要か。「接待のおさな」でもいいように思う。

7. ビジネスに接待必須の昭和なりき森繁の映画「社長紳士録」  たかし
「社長紳士録」は1964年(昭和39年)の映画。私は内容を知らない。
ビジネスには夜の接待が必須とされた昭和の時代。現在でも基本的にはあまり
変わっていないように思われる。接待交際費は税率が高くはなるが。
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Re: 6/18 題詠「蛍」・鑑賞&批評「接待」
投稿日 : 2020/06/18(Thu) 08:59
投稿者 フミコ
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掌(て)の中に光るを止めしあの夏の蛍をおもう 蛍見ぬいま
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