
10/1 題詠「まるき」・鑑賞&批評「雲」
投稿日 |
: 2020/09/25(Fri) 08:40 |
投稿者 |
: フミコ |
参照先 |
: |
♪ 「たどたど」スケジュール ♪
R・02.10.01 (木)
題詠 「まるき」
鑑賞&批評 「雲」
出題当番 ひさおさん
鑑賞&批評「雲」
1. 鉄として弓なりの身に堪えてゐる青き雲梯に秋の日は過ぐ ウプラ
2. 青空にもくもく白雲わきのぼるコロナに負けるなガッツポーズに さらら
3. ムクムクと湧く夏雲はもうあらず空はすっかりいわし、いわし、いわし たかし
4. 比叡山の天辺雲に隠れゐる折りたたみ傘持ちて出かけやう ひさお
5. 透明の雲型定規に心あわせ描く曲線重なり伸びる ひらら
6. 堂々と晴れの日の雲輝かせ中空を行く紺碧を背に ひろゆき
7. 切れ目なき秋朝の雲湖(うみ)覆う 雲上行けば彦根に着かん フミコ

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Re: 10/1 題詠「まるき」・鑑賞&批評「雲」
投稿日 |
: 2020/10/01(Thu) 12:10 |
投稿者 |
: ひらら |
参照先 |
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詠草
屏風絵にアメリカ兵士の爆死体 まるき(丸木)位里、俊作「原爆の図」 ひらら
「原爆の図」丸木位里、俊夫妻の画。四曲一双の屏風絵。15部の作品でアメリカ兵士の爆死の画は13部目。自国の原子爆弾で死んだアメリカ兵士がいた

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題詠「まるき」
投稿日 |
: 2020/10/01(Thu) 11:54 |
投稿者 |
: ひろゆき |
参照先 |
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低き山その途次にさえまるきあり積まれし束に現在をみる

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Re: 10/1 題詠「まるき」・鑑賞&批評「雲」
投稿日 |
: 2020/10/01(Thu) 11:19 |
投稿者 |
: ひろゆき |
参照先 |
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1. 鉄として弓なりの身に堪えてゐる青き雲梯に秋の日は過ぐ ウプラ
9月1日、秋。防災訓練の日の訓練か。消防車のはしご車が弓なりになって伸びてゆく。風にも揺られ、弓状に耐えているのは鉄としてのプライド?
2. 青空にもくもく白雲わきのぼるコロナに負けるなガッツポーズに さらら
晴れた日の立ち昇る白雲。その雲の形・姿に、コロナに負けないガッツポーズをと願う。青空にかける雲を人々の代りにと。
3. ムクムクと湧く夏雲はもうあらず空はすっかりいわし、いわし、いわし たかし
秋、さざなみのように立つ雲。そこには夏がなくさざなみのように広がる雲があるばかり。結句、いわしの語を3回重ねて。作者は感動されたのであろう。
4. 比叡山の天辺雲に隠れゐる折りたたみ傘持ちて出かけやう ひさお
住むところでは比叡山の天辺に雲がかかると雨が降る予報とも受け取る習慣・習わしがあり、折りたたみ傘を持って出かけるのが日常生活の必須事項?
5. 透明の雲型定規に心あわせ描く曲線重なり伸びる ひらら
珍しいと思うのは私だけか。久しぶりに雲型定規。曲線・波線・形もろもろを描く。描く心の思いが定規を自由にさせ、重なり伸びてゆく。どんな線を・形をと想像させる。
6. 堂々と晴れの日の雲輝かせ中空を行く紺碧を背に ひろゆき
7. 切れ目なき秋朝の雲湖(うみ)覆う 雲上行けば彦根に着かん フミコ
朝の雲が湖上を切れ目なく覆う。その雲に乗って行けば彦根まで行ける・着くという。作者の住まいから何kmあるのだろう、列車に乗る煩雑さを避けてと思いは高鳴る。

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Re: 10/1 題詠「まるき」・鑑賞&批評「雲」
投稿日 |
: 2020/10/01(Thu) 08:43 |
投稿者 |
: たかし |
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枯れ色の折れ茎とがる秋も佳きがまるき葉しげる夏こそ蓮は たかし

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Re: 10/1 題詠「まるき」・鑑賞&批評「雲」
投稿日 |
: 2020/10/01(Thu) 08:38 |
投稿者 |
: フミコ |
参照先 |
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狩衣(かりぎぬ)の裄短きを嘆きいし日々はるかなり まるき背黙す
(狩衣…神官の略式礼装 平安時代の公家の狩猟着に端を発している。)

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