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2023.9.14(木)題詠「蝉声、蝉の声」・鑑賞「股」
投稿日 | : 2023/08/04(Fri) 06:30 |
投稿者 | : ひさお |
参照先 | : |
投稿日 2023.8.4(金)
投稿者 ひさお
参照先
2023.9.14(木)題詠「蝉声、蝉の声」・鑑賞「股」
題詠「蝉声、蝉の声」
鑑賞「股」
出題者 ひららさん
鑑賞「股」
1.一字づつ四股名を言い合い書き合いて漢字おぼえし双子のふたり ひらら
2.股関節痛かつたなぁ「五十股」と笑つて過ぎてしまつたけれど ウプラ
3.いつとなく年を重ねたわがあゆみ股関節さびて歩幅は伸びず さらら
4.股関節と言えば医学用語的お股と言えばクレヨンしんちゃん的 たかし
5.Y型の股になりたる木の枝にゴム紐結び小石飛ばせり ひさお
Re: 2023.9.14(木)題詠「蝉声、蝉の声」・鑑賞「股」
投稿日 | : 2023/09/14(Thu) 17:37 |
投稿者 | : ひらら |
参照先 | : |
1.一字づつ四股名を言い合い書き合いて漢字おぼえし双子のふたり ひらら
2.股関節痛かつたなぁ「五十股」と笑つて過ぎてしまつたけれど ウプラ
50歳の頃股関節痛を患われたよう。50肩の痛さ
おもわず「50肩」の造語がうまれてのか。口語でサラリと詠まれて、すぎてしまった痛みとはいえわたしまで体感できる。
3.いつとなく年を重ねたわがあゆみ股関節さびて歩幅は伸びず さらら
健脚の作者が、この頃歩幅がのびないなぁと気づく。股関節痛の錆びたのかしらと思う。下句が佳。
4.股関節と言えば医学用語的お股と言えばクレヨンしんちゃん的 たかし
たかしさん流のテクニック、上手い。硬く読み出しくすっとさせて、最後はクレヨンしんちゃんに託す。
5.Y型の股になりたる木の枝にゴム紐結び小石飛ばせり ひさお
私より少し年上の男の子がこれを作り遊んでいた。上手に操る子は雀に命中させていた。あの頃工夫しして玩具を手作りしたもの。少年時代の思い出短歌。
Re: 2023.9.14(木)題詠「蝉声、蝉の声」・鑑賞「股」
Re: 2023.9.14(木)題詠「蝉声、蝉の声」・鑑賞「股」
投稿日 | : 2023/09/14(Thu) 13:03 |
投稿者 | : ひさお |
参照先 | : |
1.一字づつ四股名を言い合い書き合いて漢字おぼえし双子のふたり ひらら
よくぞ四股名を思いついた。これには感心した。
双子は二人に決まっているにもかかわらず「双子のふたり」とした意図はなにか。
「双子の兄弟」とか「双子の姉妹」ではだめなのか。
2.股関節痛かつたなぁ「五十股」と笑つて過ぎてしまつたけれど ウプラ
作者50台のころ実際に股関節が痛かったのだ。五十肩に対する五十股と言って
痛い時期をわらいながら乗り越えた。今ではその時の苦しみもなつかしい思い出になっているようだ。
3.いつとなく年を重ねたわがあゆみ股関節さびて歩幅は伸びず さらら
作者は高齢になられたが、足腰はかなり丈夫で、毎日5000歩〜6000歩ほど歩いておられる。歩幅が狭くなったという感覚は間違ってはいないであろう。それを「股関節
さびて歩幅は伸びず」と愉快な表現をした。
4.股関節と言えば医学用語的お股と言えばクレヨンしんちゃん的 たかし
同じ「股」でも接続の違いによって、固い表現であったり、柔らかな表現になったりする。その柔らかさを言うために「クレヨンしんちゃん」を持ってきたところがうまい。
5.Y型の股になりたる木の枝にゴム紐結び小石飛ばせり ひさお
Re: 2023.9.14(木)題詠「蝉声、蝉の声」・鑑賞「股」
投稿日 | : 2023/09/14(Thu) 11:55 |
投稿者 | : たかし |
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鑑賞「股」
1.一字づつ四股名を言い合い書き合いて漢字おぼえし双子のふたり ひらら
「股」をいうのに「四股名」を考えたのが上手い。
「双子のふたり」これは作者のお孫さんであろう。
漢字の勉強に相撲取りの名、四股名を言い合って書き合っている。楽しい勉強の仕方で能率が上がると思う。面白い。
2.股関節痛かつたなぁ「五十股」と笑つて過ぎてしまつたけれど ウプラ
「五十股」は聞いたことがない。「五十」が付くのは「五十肩」で、「五十肩」は一般的によく知られていて、だから「五十」を付けて「五十股」としたのだろうし、実際にも股関節が痛んだのが五十歳前後の時であったのだと思う。
この歌は「痛かったなあ」とか「過ぎてしまったけれど」と、会話体で作られていて、軽い歌として読んでくれ、と作者がそれとなく言っているようである。
それを逆に思うと、作者にとっては結構その痛み深刻であったのかと・・・そんなことを思った。
3.いつとなく年を重ねたわがあゆみ股関節さびて歩幅は伸びず さらら
「股関節さびて」が独特。
機械の可動部分が錆び付くと動きにくくなるが、股関節というものも、本来は動くものであるが、それが動きにくくなったのを「さびて」と言う。
この「さびて」は肯える。「歩幅は伸びず」も言い得ている。
4.股関節と言えば医学用語的お股と言えばクレヨンしんちゃん的 たかし
5.Y型の股になりたる木の枝にゴム紐結び小石飛ばせり ひさお
私もこれで遊んだ時期。中学一年生のときに友達と二人で打ち込みました。体育館の裏で空きビンを粉砕。
危ない遊びで、もちろん見つかれば校長室行きなので隠れてやりました。
自転車のチューブを紐状に切ったのはとても強力で、自分ながらこれは危ないと思いながらやめられませんでした。
歌としては結句の「飛ばせり」はこれで問題ないのかどうか。「飛ばしぬ」ではどうか。
Re: 2023.9.14(木)題詠「蝉声、蝉の声」・鑑賞「股」
投稿日 | : 2023/09/14(Thu) 11:04 |
投稿者 | : さらら |
参照先 | : |
1.一字づつ四股名を言い合い書き合いて漢字おぼえし双子のふたり ひらら
同じ母から一回の分娩で二人生まれた子を双生児という。双子のふたりが意味深に思えるが語彙の重なりとも気になる。
2.股関節痛かつたなぁ「五十股」と笑つて過ぎてしまつたけれど ウプラ
五十肩はよく耳にするが五十股は初めて辞書にもなく 作者の造語となると実に愉快なこと。
3.いつとなく年を重ねたわがあゆみ股関節さびて歩幅は伸びず さらら
4.股関節と言えば医学用語的お股と言えばクレヨンしんちゃん的 たかし
同じ言葉も二通りに耳へ届く 前者は学術的に 後者は何とも愛嬌がある。
5.Y型の股になりたる木の枝にゴム紐結び小石飛ばせり ひさお
作者と同年の弟が同様の物をつくり 戦後の物のない時代の少年たちの遊びの一つ。縄跳び ゴム飛び まり付き 空腹なのによく遊んだ。勉強するより畑の草引き田んぼの仕事 幼児には外仕事は体がついていけず案山子のように立っていた。
Re: 2023.9.14(木)題詠「蝉声、蝉の声」・鑑賞「股」
Re: 2023.9.14(木)題詠「蝉声、蝉の声」・鑑賞「股」
Re: 2023.9.14(木)題詠「蝉声、蝉の声」・鑑賞「股」
Re: 2023.9.14(木)題詠「蝉声、蝉の声」・鑑賞「股」