参照先

　　２０２４．７．１８（木）題詠「虫」・鑑賞「窪み」

　　題詠「虫」
　　鑑賞「窪み」
　　出題者　たかしさん

鑑賞「窪み」 ７月１２日　１２時５８分修正
　　　　　　　７月１２日　２０時１８分２回目の修正（たかしさんの詠草）

　１．冬瓜の窪みが顔に見えてくる静かな夕べ静かな冬瓜　　ウプラ

２．窪みなく摺りきり一合のコメを研ぐここ数年の一人のご飯　　　さらら

３．すりきりはスプンの窪みを均すこと未だミルク欲し離乳期のモモ　たかし

４．テニスして上気し笑まふ右頬の窪みのあたり汗ぬぐふ女（ひと）　ひさお

５．生命の気管切開の痕の窪みときどき指がいく目を瞑る ひらら

　

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地上には貴重な虫が存在すわれにも抱へる腹の虫あり　　ひさお

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１．冬瓜の窪みが顔に見えてくる静かな夕べ静かな冬瓜　　ウプラ
　冬瓜に窪みがあって、人の顔に見えてくる。「静かな夕べ」とあるので、この冬瓜は台所ではなく、リビングのテーブルに乗せられているようだ。静かな夕べを静かな冬瓜を見ながら穏やかな時間を過ごしている。「静かな」のリフレインが静かな雰囲気を醸し出している。

２．窪みなく摺りきり一合のコメを研ぐここ数年の一人のご飯　　　さらら
　一合の米を正確に計ってご飯を炊く。「窪みなく摺りきり一合」とあるので枡で計っているのだろう。毎日一合のご飯をたくのもしんどいね

３．すりきりはスプンの窪みを均すこと未だミルク欲し離乳期のモモに　　たかし
　粉ミルクをスプーンで計ってモモに与える。スプンはスプーンと解釈した。その時窪みを均して摺り切りにする。なるべく正確な量を与えたいから。
　モモは離乳期で、まだミルクから完全に離乳食に切り替えることが難しい状態なのだ。
　「ミルク欲し離乳期のモモに」は「ミルク欲しがる・・・」、あるいは「・・・ももは」とすべきではないか。

４．テニスして上気し笑まふ右頬の窪みのあたり汗ぬぐふ女（ひと）　ひさお

５．生命の気管切開の痕の窪みときどき指がいく目を瞑る ひらら
　生命にかかわる気管切開という大手術をしてもらった作者。その傷跡の窪みについ手の指がいく。そしてその都度、無事に生き永らえたことに感謝して目を瞑るのだ。

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変更していただきありがとうございました

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訂正　　速を即にお願いします。

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虫さされムヒを買いきて題詠のお題は虫と速決まりたり　　さらら

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窪みなく摺りきり一合のコメを研ぐここ数年の一人のご飯　　　さらら

遅くなりました。間に合えば加えて頂くと嬉しいです。

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ひさおさん、私の詠草は途中で一度（早い時間に）変更したのですが、旧作品が掲載されました。
変更してもいいですか？

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