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4/4 題詠「気」 ・ 鑑賞&批評「友」
投稿日 | : 2019/03/29(Fri) 08:43 |
投稿者 | : フミコ |
参照先 | : |
次回、 H.31.4.4 (木)
鑑賞&批評 「友」
題詠 「気」
出題 ひららさん
★ ★ ★ ★ ★ ★
鑑賞&批評 「友」
1. 韓国と友好関係きづきたし 二千年の綿綿たる交流 ひさお
2. 峠より見え隠れする友禅菊百井(ももい)の里をはんなり包む ひらら
3. 疎開とう体験ありし同期会年ごとささげる友への祈り ひろゆき
4. きみがため尽す気持ちのもてぬまま親友(とも)と呼ばるは苦しこの頃 フミコ
5. ミヤンマーのZayar氏ガイドに高齢のわれ気遣われFBの友に さらら
6. 寝ころびてテレビ見るわれにくっつきていびき掻き出す犬はわが友 たかし
7. 友情が少年ジャンプで育まれ起承転転 次号に続く なか
Re: 4/4 題詠「気」 ・ 鑑賞&批評「友」
Re: 4/4 題詠「気」 ・ 鑑賞&批評「友」
投稿日 | : 2019/04/07(Sun) 07:18 |
投稿者 | : たかし |
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1. 韓国と友好関係きづきたし 二千年の綿綿たる交流 ひさお
この歌の一字空けについて、
私の批評は、リズム的に一旦切れているので、空ける必要なし
というものでした。
ひさおさんのコメント(質問)を読んで、もう一度よく考えました。
「二千年」という重い言葉の前に一字が空けられています。
ここで一拍、休止してその次の言葉へ繋ぐ、という作者の意図は尊重しないといけないと思いました。
私の批評は、よく読み込まずに言ってしまっており、
この歌で一字空けずに続けると、下句が少し軽くなってしまう。
私の評はこの歌に対しては適当ではありません。撤回したい。
この歌のように、その次に続ける言葉に重みをもたせる効果、
そこまでの気分を変える(あらためる)効果が、一字空けにはあると思います。
Re: 4/4 題詠「気」 ・ 鑑賞&批評「友」
投稿日 | : 2019/04/06(Sat) 13:31 |
投稿者 | : ひさお |
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1. 韓国と友好関係きづきたし 二千年の綿綿たる交流 ひさお
批評をいただきありがとうございます。
大変初歩的な質問をさせていただきます。
一字空けのことです。
二句で切れていながら、一字空けとしました。友好関係を築きたい
理由には、友人がいるとか、親戚の人がいるとか俳優が好きだとか
いろいろな理由があるので、そこで一度立ち止まるのが、この作品
にとってはいいように思ったのです。
ひららさんは肯定してくれ、たかしさんはよくないと批判的です。
どのように考えるのが作品を活かすことになるのか、できれば
たかしさんに教えていただけませんでしょうか。
鑑賞&批評「友」への応答
投稿日 | : 2019/04/05(Fri) 10:58 |
投稿者 | : ひろゆき |
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題詠「友」について
皆様のご鑑賞・ご批評、ありがとうございました。そのいずれも亡くなった友への祈りとご理解いただき、うれしい限りです。
その皆様のご鑑賞・ご批評に応えることになるのかどうかわかりませんが、集団疎開(網野)の労をとられたM先生が、「集団疎開」という冊子を作成されかつ、身体の状況から同期会をと熱望されたのが始まりです。平成8年でした。卒業生190名中54名の出席でした。第1回は集団疎開と縁故疎開の体験を述べることに終始し、M先生と当時の組担任の先生お3人を招き、以後毎年続けています。担任の先生は5年前が最後でした。(4年生で敗戦。戦後6年生まで男女別のクラスでした。)【私は縁故疎開】
今は、案内通知も36名になり出席者は16〜18名です。死亡連絡があったり風聞からの黙とうです。なかには昨年あんなに元気におしゃべりの中心におられた人があつたりして、なお一層の思いを深くしています。ありがとうございました。
嶋田さんの歌に関連して
私たちは公立高校入試の時に絶対に出題があると朝鮮南北戦争時を憶えさせられたものです。終戦後、この戦争による日本の好景気が冷却し、大不況の時代を忘れません。(昭和28〜33年)
嶋田さんの歌に関連して、小田 実が小説として書いた「アポジを踏む」だったと思います。文化使節団として妻(韓国人・画家)同伴で朝鮮半島を巡った時、(注釈に文化使節団だから入れたと)北で妻の親族にも会い、やがて同一民族として同一国になるだろうと記述をしています。図書館本でしたので記述の年次が分かりません。失礼の限りと思いつつも。
文大統領が北へ足を踏み入れた時、強くそのことを思いました。最近は新聞やネツトでも米日韓から「韓」を“はずせ≠ニいう記事を見かけますが。今日のネット記事にも両方の意見がありました。
Re: 4/4 題詠「気」 ・ 鑑賞&批評「友」
投稿日 | : 2019/04/05(Fri) 07:25 |
投稿者 | : たかし |
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それから
2、の友禅菊の歌に、
私は結句の「包む」が気になった。
そんなに包み込むほどに菊の花が咲くものなのか・・という疑問
と、批評しましたが、
今朝、作者から百井の里に咲く友禅菊の写真を見せていただき、
私の評が的外れであったことに気がつきました。
うす紫のまことにはんなりとした菊の花が一面に咲いています。
「包む」という言葉も無理がないと思いました。
Re: 4/4 題詠「気」 ・ 鑑賞&批評「友」
投稿日 | : 2019/04/05(Fri) 07:09 |
投稿者 | : たかし |
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私の評のなかで読み違えがありました。
7、友情が・・・の歌で、起承転転であるところを起承転結と読み違えて批評しました。
訂正します。
ただ、批評の内容は、この「転転」であっても、上句と下句とで友情の在処が別のような感じがするのは
変わらないです。
6の私の歌について、ひさおさんが
一句と三句がともに「て」で終わっているのが気になる。また「寝ころびて」
「テレビ・・・」と「て」音が続くのも気になる。
「寝転がりテレビ見る・・・・」ではどうか。
との批評を頂きました。
その通りで、「て」が重なるのは不味い。お粗末な作です。
直していただいた「寝転がりテレビ見るわれに・・・」としたいと思います。
Re: 4/4 題詠「気」 ・ 鑑賞&批評「友」
投稿日 | : 2019/04/04(Thu) 23:18 |
投稿者 | : さらら |
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1. 韓国と友好関係きづきたし 二千年の綿綿たる交流 ひさお
近くの国 ご近所の方 近くに暮らす兄弟 なぜか仲良くできないことがある。
二千年も長く続くお付き合いなのに悔やまれる。
2. 峠より見え隠れする友禅菊百井(ももい)の里をはんなり包む ひらら
峠よりの景色 友禅菊の見え隠れが里をはんなり包む。里をはんなりがやや不適格の様にも感じました。
3. 疎開とう体験ありし同期会年ごとささげる友への祈り ひろゆき
同期会に毎年集うイベントに戦時の疎開体験のある物故者に先ず深く祈りをささげる。
4. きみがため尽す気持ちのもてぬまま親友(とも)と呼ばるは苦しこの頃 フミコ
日々の暮らしに追われ親友と呼ばれているが何もなさぬままにいるのが苦しく思われる。
5. ミヤンマーのZayar氏ガイドに高齢のわれ気遣われFBの友に さらら
6. 寝ころびてテレビ見るわれにくっつきていびき掻き出す犬はわが友 たかし
犬は家族の一員。とてもかわいがられ安心している作者のそばにくっ付きいびきをかいている。何んと可愛い人間の子供と同じに思えてくる。
7. 友情が少年ジャンプで育まれ起承転転 次号に続く なか
少年ジャンプを媒体に友情が深く継続してくる。次号に続くが なお一層次回の楽しみを共有している。
Re: 4/4 題詠「気」 ・ 鑑賞&批評「友」
Re: 4/4 題詠「気」 ・ 鑑賞&批評「友」
投稿日 | : 2019/04/04(Thu) 19:36 |
投稿者 | : ひらら |
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1. 韓国と友好関係きづきたし 二千年の綿綿たる交流 ひさお
二千年前より交流のあるお隣同士なのに昨今の韓国との関係を嘆かれてられる。友好関係がきずけるようとの願いがヒトマスあけに込められている。
2. 峠より見え隠れする友禅菊百井(ももい)の里をはんなり包む ひらら
3. 疎開とう体験ありし同期会年ごとささげる友への祈り ひろゆき
疎開の経験のある世代の作者 毎年同期会の度に物故者への祈りをささげている。参加者も少なくなりさびしく切ない会になる。
4. きみがため尽す気持ちのもてぬまま親友(とも)と呼ばるは苦しこの頃 フミコ
親友と言われる度に心苦しいという作者。持てぬまま この頃と詠まれているので長らく親友と言われていたのでしょう。作者の優しい人柄に寄りかかってら人かしら。
5. ミヤンマーのZayar氏ガイドに高齢のわれ気遣われFBの友に さらら
作者は 物見遊山の旅ではなく行先で人々と交流し仲良しになられる。ガイドのこの方ともFB友なられた。高齢の を 年齢だと具体的でで感銘が深まる。
6. 寝ころびてテレビ見るわれにくっつきていびき掻き出す犬はわが友 たかし
愛犬は友とも主人とも 作者を思っている。犬はよく人の心をみている。可愛くてたまらぬのである。
7. 友情が少年ジャンプで育まれ起承転転 次号に続く なか
友情は 少年ジャンプの作品のヒロインと育てているので 次号が待たれるのである。起承転転は物語が先に続くとの意味を表しているのでしょうか?
漢字熟語より 和語にされた方がと思いました。
題詠「気」
「友」感想&批評
投稿日 | : 2019/04/04(Thu) 19:06 |
投稿者 | : たかし |
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1. 韓国と友好関係きづきたし 二千年の綿綿たる交流 ひさお
本来は既に友好関係が築けている筈の隣国であるのだが、
このところギクシャクした関係が続いている。
互に相手国にその原因があると言い張ってゆずらないが、
今はまず一歩譲るところから始めないとどうにもならないようです。
一字空けしなくてもリズムの上で切れている。
「綿綿たる」という言葉は初めて知りました。
こういう場合「連綿たる」は知っていましたが。
どちらも同じような意味の言葉。
2. 峠より見え隠れする友禅菊百井(ももい)の里をはんなり包む ひらら
私がこの歌から描いた情景。
作者は峠に居て、そこから遠目にこの百井の里を見ている。
その百井の里には友禅菊が咲いていて、それが見え隠れして見える。
「はんなり」というのは、その友禅菊の色に根差した言葉のように感じる。
私は結句の「包む」が気になった。
そんなに包み込むほどに菊の花が咲くものなのか・・という疑問からです。
ま、その百井の里、それから友禅菊を知らない者のたわごとですが。
3. 疎開とう体験ありし同期会年ごとささげる友への祈り ひろゆき
この「友」は亡くなられているのだと思います。
小学校の同窓の友でありましょうか。
疎開の体験を作者は持っている。
年に一回その同期の人たちが集っておられるのでしょう。
敬虔な気持が伝わります。
4. きみがため尽す気持ちのもてぬまま親友(とも)と呼ばるは苦しこの頃 フミコ
結句に「この頃」があります。
この言葉が作者の気持ちをよく表しているのだと感じました。
年齢を重ねてきて、自分のことに(自分が生きてゆくことに)精一杯である「この頃」。
友が親友と呼んでくれるが、何かあってもそれに応えることが今の自分には出来ないだろうという思い。
気持が伝わってきます。
「きみがため」は、万葉集などにもある伝統ある言葉。肯定します。
5. ミヤンマーのZayar氏ガイドに高齢のわれ気遣われFBの友に さらら
FBというのは「フェイスブック」のこと。
作者がこれを活用しているのを知っています。
先ごろ行かれたミャンマーの旅でZayar氏というガイドさんに、
高齢者として気を遣ってもらった。そのことの縁でフェイスブックの友となった。
場所がミャンマーであり、相手の名がZayarという外国名であり、フェイスブック
なども出てきて、目を引くが、
歌としては、あったことを述べただけの「ただごと歌」に分類される歌になっているように思う。
例えば「FBの友となりたるZayar氏(ザヤー氏?)はミャンマーの旅のイケメンガイド」
などとすれば歌が生きてくるように思うのですが。
しかし、イケメンかどうか知らず。また女性かも知れないが・・・・
6. 寝ころびてテレビ見るわれにくっつきていびき掻き出す犬はわが友 たかし
7. 友情が少年ジャンプで育まれ起承転転 次号に続く なか
この育まれる「友情」は、少年ジャンプの中の物語でのものなのか。
それとも少年ジャンプを一緒に読んだ友との間のことなのか。
上句「友情が少年ジャンプで育まれ」までを読むと、
後者のように感じたが、
下句「起承転結 次号に続く」では、その中の漫画、あるいは物語のなかでのもののように思える。
そこのところが私にははぐらかされたような感じが残る。
Re: 4/4 題詠「気」 ・ 鑑賞&批評「友」
題詠「気」
Re: 4/4 題詠「気」 ・ 鑑賞&批評「友」
Re: 4/4 題詠「気」