2021.06.24（木）
題詠　　　　「当面」　　　　　　　　　　　　　　
鑑賞＆批評　「ソフト」　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
出題当番　　 ひららさん　　　
　　

　鑑賞＆批評　「ソフト」

１、何時からか本体機械をハードと言い操る頭脳をソフトと言えるは　　たかし

２、ソフト帽被るだけでも恰好をつけてゐるぜと気分はハイに　　ひさお

３、リクエストはソフトなパープル選りかねてママに委ねぬ里奈のブラウス　　ひらら　　（里奈は孫）

４、「もうちょっとソフトにものが言えんか」と担任の目が今もたしなむ　　フミコ

５、夏帽子ソフトクリーム母からの旅信のやうに静かな日照雨（そばえ）　　　ウプラ

６、息子の選びし大きソフアーに身をゆだねソフトに包まれすぐ仮眠する　　　　さらら

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フミコさん。ありがとうございます。
もしもの時はどうぞよろしくよろしくお願いいたします。
夏がすぐそこです。美味しいものを食べて栄養つけてくださいね。

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ウプラ　さん

入院をきっかけに、まとめ役を代わっていただいたのをいいことに
退院後もそのままオンブしてしまっています。
ありがとうございます。
もし、ご都合のわるい時、遠慮なく仰って下さいませ。

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皆さん、ご批評ありがとうございました。
日照雨って、気持ちが明るむような悲しいような不思議な感じがしますね。懐かしさを呼ぶものを合わせてみました。成功したかどうかは別ですが


ひょっとするとワタクシ、来週・再来週お休みするかもしれません。そうならないように頑張ってみます。
掲示係はできますのでご心配なく

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ご批評ありがとうございました。

最近、変り映えのしない、セールスポイントのぼんやりした鮮度の低い歌ばっかりだなぁと自解しています。

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さしあたり置いておく棚こころにもにもありて当面モンダイ多し

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１、何時からか本体機械をハードと言い操る頭脳をソフトと言えるは　　たかし
この歌の「ソフト、ハード」の背景には人工知能・コンピュータの果たす役割が飛躍的に増えたことがあるのだろう。機械と人間の働きの違いを表す言葉がより強く必要になった。
言葉は人間の意識で、生きものだから、時代と共にそれぞれの担う意味も膨らんだり縮んだりする。

２、ソフト帽被るだけでも恰好をつけてゐるぜと気分はハイに　　ひさお
新境地？！　ソフト帽ひとつでこの軽さを出したところ、安全パイでない新鮮さがある。
自分のなかにはいろいろな私が隠れているから、たまにはこんなところも日に当ててあげよう。そうかそうか、と教えられました。

３、リクエストはソフトなパープル選りかねてママに委ねぬ里奈のブラウス　　ひらら　　（里奈は孫）
里奈さんのブラウスをえらぶのが難しくて「ママに委ね」た。
里奈さんは好みがうるさいのかもしれない。

４、「もうちょっとソフトにものが言えんか」と担任の目が今もたしなむ　　フミコ
ずけずけとものを言って、あ、またやってしまったと思う。そんな時、昔担任にいわれた言葉がよみがえる。
自分のことを、間違いやすいと感じている人は根が　かわいいっす。（おこられそう）

５、夏帽子ソフトクリーム母からの旅信のやうに静かな日照雨（そばえ）　　　ウプラ

６、息子の選びし大きソフアーに身をゆだねソフトに包まれすぐ仮眠する　　　　さらら
「大きなソファー」が息子さんと重なって、座り心地というより、居心地（寝心地）が良さそう。
下句がなぁ、もうちょっと。

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　鑑賞＆批評　「ソフト」
１、何時からか本体機械をハードと言い操る頭脳をソフトと言えるは　　たかし

２、ソフト帽被るだけでも恰好をつけてゐるぜと気分はハイに　　ひさお
　気に入りのソフト帽。被れば気分もハイになる（衣服が人間心理に及ぼす力は大きい）。
　「ゐるぜ」がいい。ハイな気分を表している。

３、リクエストはソフトなパープル選りかねてママに委ねぬ里奈のブラウス　　ひらら　　（里奈は孫）
　里奈が欲しいブラウスは「ソフトなパープル」色である。
　英語では青みの紫をバイオレットと言い、
　赤みの紫をパープルと言う。その「ソフトな」なので、薄めの柔らかなパープルがお望みなのである。
　作者はそのリクエストに応える自信がなく、ママ＝娘さんに選ぶのを委ねた。
　四句目「委ねぬ」と切るよりも「委ねる」とした方が結句へ繋がる流れがスムーズ。

４、「もうちょっとソフトにものが言えんか」と担任の目が今もたしなむ　　フミコ
　作者１４〜１５歳の頃かと思う。
　担任の言葉から逆照射される作者の若き日の姿・・少しおキャンなところが魅力的な娘である。

５、夏帽子ソフトクリーム母からの旅信のやうに静かな日照雨（そばえ）　　　ウプラ
　この「母」は既にこの世を旅立っておられる。その「旅」の中からの手紙のように日照雨が静かに降ってきた。
　三句以降はこのように詩的に深くて、いいと思う。が、
　一、二句には、接着剤でくっつけた跡が残っている。

６、息子の選びし大きソフアーに身をゆだねソフトに包まれすぐ仮眠する　　　　さらら
　いつでもその上に身を投げ出して横になれる・・寝そべっているところを見られても恰好悪くない。
　ソファーの良さはそれですね。私もいいソファーが欲しい・しかしいいものは高価。
　下句「包まれすぐ仮眠する」は、よく分かっていることを言っているので、
　それは省いても、どんな色とか、部屋の角に置いたのとか、素材（肌ざわり）など、言ったならどうであろう。

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１、何時からか本体機械をハードと言い操る頭脳をソフトと言えるは　　たかし
　ハード、ソフト、ハード面、ソフト面。馴染んできた言葉であるがまだおもうように意味　使い方に付いて行けない。歌の批評にならずです。

２、ソフト帽被るだけでも恰好をつけてゐるぜと気分はハイに　　ひさお
　若い頃
いえ現在も。お洒落な作者のある日を彷彿とさせる。ソフト帽の素材が歌に合う。

３、リクエストはソフトなパープル選りかねてママに委ねぬ里奈のブラウス　　ひらら　　（里奈は孫）

４、「もうちょっとソフトにものが言えんか」と担任の目が今もたしなむ　　フミコ
　生徒　教師の信頼関係の良い教室。担任の眼差し　言葉が今も心にあり日々支えにされているようすが結句に詠まれている。

５、夏帽子ソフトクリーム母からの旅信のやうに静かな日照雨（そばえ）　　　ウプラ
　母上との　夏の思い出。夏の季節のことばから日照雨で結ぶ。通り雨が静か　なので母上への思慕が膨らみ便りのようなのでしょう。

６、息子の選びし大きソフアーに身をゆだねソフトに包まれすぐ仮眠する　　　　さらら
　大きい座り心地のいい大きなソファ。ついうとうと居眠りをしてしまう。息子さんが母のため選びプレゼントのソファ故になおである。喜びの歌。

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引き算の残数気になる歳となり当面するは孤独への対処　　ひさお

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１、何時からか本体機械をハードと言い操る頭脳をソフトと言えるは　　たかし
課題はクリアしている。内容としては驚きや発見などひきつけられるものが
ないように思う。。

２、ソフト帽被るだけでも恰好をつけてゐるぜと気分はハイに　　ひさお

３、リクエストはソフトなパープル選りかねてママに委ねぬ里奈のブラウス　　ひらら　　（里奈は孫）
パープルのブラウスを買いたい孫の里奈ちゃん。選りかねるほどパープル系統の多くの
ブラウスが展示されている。それでママに選んでもらうことにした。
ファッションについてもまだ親に頼るということは高校生くらいであろうか。

４、「もうちょっとソフトにものが言えんか」と担任の目が今もたしなむ　　フミコ
高校生くらいのときの思い出であろう。
担任の先生の目力のこもったお叱りの表情が今でも目に浮かんでくる。
信頼できるいい先生であったようだ。

５、夏帽子ソフトクリーム母からの旅信のやうに静かな日照雨（そばえ）　　　ウプラ
あの世へ旅立たれた母恋歌。
夏帽子をかぶりソフトクリームを食べながら、店の窓から外を見ると、静かに日照雨が降って
きた。それを母が旅先から便りをくれたのではないかと思いつつ眺めている。
「夏帽子ソフトクリーム」を受ける言葉が省略されていて、分かり難い。
「旅信」という言葉は普通あまり使わないように思う。一般的な辞書には載っていない。

６、息子の選びし大きソフアーに身をゆだねソフトに包まれすぐ仮眠する　　　　さらら
最近買った大きなソファーがフワフワとしてよほどお気に入りのようだ。
息子さんが選んでくれたというのも気に入っている理由の一つである。
すぐに仮眠できることは健康にもよいはず。

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　指揮担当面映ゆそうにお辞儀なしタクト振るたびセーラーカラー揺れる　　ひらら

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　当面は役割支出でいきましょう六十年間衣食担当　　　フミコ

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　鑑賞＆批評　「ソフト」

１、何時からか本体機械をハードと言い操る頭脳をソフトと言えるは　　たかし
初めは馴染めなかった言葉。けれどもう、浸透している。
言われてみれば全く気にしないで発していますが。
言葉ってどこで生まれてどう発展するのか時代を生きているんですね。

２、ソフト帽被るだけでも恰好をつけてゐるぜと気分はハイに　　ひさお
気分はハンフリー・ボガートってところでしょうか。
スタイリッシュで静かに存在感のある、しかもやんちゃな紳士像がうかぶ。
秘めたる追憶の一首。

３、リクエストはソフトなパープル選りかねてママに委ねぬ里奈のブラウス　　ひらら　　（里奈は孫）
里奈さんはローティーン？
ちょっぴり大人っぽい配色やデザインに憧れる年頃に成られたのかナ
お洒落な祖母もチョイスに迷う。楽しみですね。

４、「もうちょっとソフトにものが言えんか」と担任の目が今もたしなむ　　フミコ

５、夏帽子ソフトクリーム母からの旅信のやうに静かな日照雨（そばえ）　　　ウプラ
スケジュールに追われない、静かな午後を想像した。
遠い昔の母の思い出の一ページのように懐かしい。
絵葉書の中に居るような作者像。何をするでもなく動かない時間。

６、息子の選びし大きソフアーに身をゆだねソフトに包まれすぐ仮眠する　　　　さらら
ゆったり優雅、幸せなな憩いの時間。
ソフトに包まれ…実感なのでしょう。
けれども、この言葉必要かなと思いました。

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題詠　今週の題

　「船または舟」にてよろしく

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インド株が広がれば相当面倒なことになるらん東京五輪　　たかし

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