2021.09.09（木）題詠　　　　「サングラス」　　　　　　　　　　　　
鑑賞＆批評　「新星」　　　　　　　　　　　　　　　　　　
出題当番　　 フミコさん　　　


　鑑賞＆批評　「新星」
１、宝塚歌劇団にて男役選ばれたれば新星誕生　　　ひさお

２、内村を引き継ぎ追い越す新星ぞ金銀メダル橋本大輝　　ひらら

３、内村の超新星となりし夏体操界に橋本生るる　　フミコ

４、超新星爆発をして残されたブラックホールのごとき葛原妙子　　　ウプラ

５、新星のふたりが同人準同人に大津の支社のあかるい萌し　　　さらら

６、糟糠の妻だ眞子さま汚れたる新星を米で磨きなおすのだ　　たかし

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ウプラさん、葛原妙子の歌、列挙してくれてありがとう。
いやー、いい歌が多いですね。ちょっとこりゃあ、葛原妙子を読まにゃあ・・・という思いでいます。

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フミコさん、ありがとうございました。自分で問題のある作だと思っていたので、その方向で解釈してしまいました。
あと、ひとこと言っておきたいことは、
私は最初からこの婚姻話に賛成ではないのです。むしろ今も反対の思いが強いです。
しかし、眞子さまの心は前へ進むことのみで、国民の気持などは顧慮する気配もなく、
ことここに至って、お父様の秋篠宮もゴーサインとなれば、一国民の私が反対をしていても何もならない。
それなら・・・という思いの歌でした。

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ひさおさんの
「葛原妙子は得体の知れない怪物だ」と言っているように思われる。
そういう歌のつもりであります。ありがとうございました。

たかしさんの「米＝アメリカ」にはでんぐり返りました。
可笑しいね

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ひさおさんへ

問題ない、問題ない！

私も屡々、流れと違う鑑賞をしてしまいますが、私はそう感じたのだから、そう書くしか仕方がないと思っています。
それは私の存在理由だぐらいに開き直って楽しくやりたいです。
まあ、大抵、人畜無害の範囲だと思うので。

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たかしさんへ

6番に対する私の鑑賞文を、「鑑賞するのに問題のある作品」と受け止められたのは誤解です。もしくは私の舌足らずな鑑賞文のせいで、すっきりと書けていないことをを言いたかったのです。
何かすこし違う言葉が、というか感じが頭に有ったのですが形にならなかったのでそこが問題だと思っていました。

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３、内村の超新星となりし夏体操界に橋本生るる　　フミコ
内村が超新星となるとはまったく考えられなかったので、変なコメントをしてしまいました。いつものことで反省しています。

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６、糟糠の妻だ眞子さま汚れたる新星を米で磨きなおすのだ　　たかし

　肯定、否定両方の意見をいただきました。
　フミコさんの意見の下の方「エール」が作者の本意ではありますが、鑑賞するのに問題ある作である・・は謹んで拝聴します。
　ひさおさんの意見でも「糟糠の妻を目指しなさいならいいと思う」、作者の本意はこちらであったのですが、分かりにくい表現であったこと反省します。
　ウプラさんは本意どおりエールと受け取ってもらえたようですが、「米」・米国のつもりであったのが、米を研ぐとの解釈。あ、これもなかなか良いなあと思ったところです。
　さららさんのご意見の前半部は、「糟糠の妻」についての認識の違いを感じました。
　さららさんご自身が糟糠の妻として苦労されたことが感想に反映されているのだと思います。後半部は本意どおり受け取ってもらえました。
　ひららさんは、ほぼ本意どおり受け取っていただきましたが、未来を憂う、というよりは、やはりエールの気持が強かったのです。
感想・批評ありがとうございました。

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皆さん、ありがとうございました。
葛原妙子はあまり読まれていないようなので歌を少しあげておきます。大部分は日常の経験だと思います。今、若い人たちの間でブームみたいです。楽しんでください

〇われはいまうつくしきところをよぎるべし星の斑のある鰈を下げて
〇奔馬ひとつ冬のかすみの奥に消ゆわれのみが累々と子をもてりけり
〇口中に一粒の葡萄を潰したりすなはちわが目ふと暗きかも
〇晩夏光おとろへし夕　酢は立てり一本の壜の中にて
〇水中より一尾の魚跳ねて出てたちまち水のおもて合はさりき
〇洗ふ手はしばしばもそこにあらはれたり眩しき冬の蛇口のもと
〇疾風はうたごゑを攫ふきれぎれにさんた、ま、りゃ、りゃ、りゃ
〇他界より眺めてあらばしづかなる的となるべきゆふぐれの水
〇めぐすりを差したるのちの瞑目に破船のしづくしたたりにけり
〇噴水は疾風にたふれ噴きゐたり　凛々（りり）たりきらめける冬の浪費よ
〇わがうたにわれの紋章いまだあらずたそがれのごとくかなしみきたる

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サングラス外してごらん少年の野坂昭如タモリ陽水　　　ウプラ

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１、宝塚歌劇団にて男役選ばれたれば新星誕生　　　ひさお
　男役に選ばれまさにスター　新星である。

２、内村を引き継ぎ追い越す新星ぞ金銀メダル橋本大輝　　ひらら

３、内村の超新星となりし夏体操界に橋本生るる　　フミコ
　内村を超超える新星　これからの体操界の希望。

４、超新星爆発をして残されたブラックホールのごとき葛原妙子　　　ウプラ
　超エネルギーの満ちる言葉。くずはらたえをよみたくなる。

５、新星のふたりが同人準同人に大津の支社のあかるい萌し　　　さらら
　大津支社の明るい未来をよろこぶ歌。

６、糟糠の妻だ眞子さま汚れたる新星を米で磨きなおすのだ　　たかし
　苦労多く糟糠の妻にと眞子さまの未来を憂う作者。今のニュースの歌。

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　鑑賞＆批評　「新星」
１、宝塚歌劇団にて男役選ばれたれば新星誕生　　　ひさお
宝塚で男役が選ばれた。それはスターが生まれたということ、という意味だろうか。「選ばれたれば」が次にくる「新星誕生」にどうつながるのか、「たれば」に躓いてしまった。歌のモチーフとして弱い。

２、内村を引き継ぎ追い越す新星ぞ金銀メダル橋本大輝　　ひらら
日本体操界に出現した新星、橋本大輝に期待を寄せる。内村航平を追い越すというのだから、その期待も並大抵ではない。内村が後ろに退いて橋本の未来がクローズアップされた。

３、内村の超新星となりし夏体操界に橋本生るる　　フミコ
「超新星」をしらべると・・「星の進化の最終段階における大規模な爆発現象」とか、「大質量星が自らの重力を支えきれずに崩壊し・・・」などとある。こういうところに内村航平への作者の評価の大きさが表れた。そして今、橋本が生まれる。

４、超新星爆発をして残されたブラックホールのごとき葛原妙子　　　ウプラ

５、新星のふたりが同人準同人に大津の支社のあかるい萌し　　　さらら
新人の二人が育って同人と準同人になった。そのことは植物の新しい芽生えのように、支社の明るい出来事だなぁ。

６、糟糠の妻だ眞子さま汚れたる新星を米で磨きなおすのだ　　たかし
「糟糠の妻」という言葉もあるぞ、眞子さま。親のスキャンダルで汚されてしまった彼を、台所で米をとぐように日々磨きなおしてあげなさい。あなたの星がもう一度新たに光直すように。これからの長い時間をかけて。
エールの歌と読んだ。

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１、宝塚歌劇団にて男役選ばれたれば新星誕生　　　ひさお
お題にぴったりと宝塚歌劇団の男役見事選ばれたまさに新星

２、内村を引き継ぎ追い越す新星ぞ金銀メダル橋本大輝　　ひらら
オリンピックの活躍選手メダルを胸に新星のように輝く。

３、内村の超新星となりし夏体操界に橋本生るる　　フミコ
テレビ鑑賞から同じ感動された歌が並ぶ．類型もやむなし

４、超新星爆発をして残されたブラックホールのごとき葛原妙子　　　ウプラ
朱霊の葛原妙子を作者独特の感性でうまく歌い得た。

５、新星のふたりが同人準同人に大津の支社のあかるい萌し　　　さらら

６、糟糠の妻だ眞子さま汚れたる新星を米で磨きなおすのだ　　たかし
取るに足りない粗末な妻なのだ　眞子さまの結婚を案じる作者
米国で磨きをかけ新星となれとエールを送る。

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　鑑賞＆批評　「新星」
１、宝塚歌劇団にて男役選ばれたれば新星誕生　　　ひさお
　女役よりも男役に選ばれることが、より華やかなスターであるらしい。
　新星、スターである。あまり捻りがない。

２、内村を引き継ぎ追い越す新星ぞ金銀メダル橋本大輝　　ひらら
　日本の体操界のトップスターであった内村航平が、今回のオリンピックでは勝てず、その後に出てきて活躍した橋本大輝。彼を新星であると歌うが、この歌もあまり捻りがない。

３、内村の超新星となりし夏体操界に橋本生るる　　フミコ
　この歌では、内村航平は超新星となって爆発している。
超新星爆発は、その後にブラックホールや中性子星を残すことがあるが、内村が消えた後に光る橋本は、さしずめ中性子星というところか。超新星であるところ、ひねりが利いている。

４、超新星爆発をして残されたブラックホールのごとき葛原妙子　　　ウプラ
　こちらは超新星爆発の後に残るブラックホールが言われている。
　葛原妙子という歌人をブラックホールに喩えている。引き付ける（惹きつける）からであろうか。
　葛原妙子をよく知らないので、そうなのかと思うのみ。

５、新星のふたりが同人準同人に大津の支社のあかるい萌し　　　さらら
　新星の二人が同人準同人になったので大津支社の未来が明るいと歌う。
　いつまでも頑張ってほしい。

６、糟糠の妻だ眞子さま汚れたる新星を米で磨きなおすのだ　　たかし

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潮騒のトンガの海辺を散歩するサングラスする島民に会わず

（島民は何十キロ先も見える視力を持ち眼鏡屋さんは一軒もなかった。）　　　　　　　さらら

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詠草

　青もみじのかげ濃き石段（いしきだ）サングラス胸のポケットに社（やしろ）を目指す　　ひらら

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