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2021.12.02(木)題詠「味」・鑑賞&批評「酒」
投稿日 : 2021/10/29(Fri) 10:00
投稿者 フミコ
参照先
2021.12.02(木) 
(11月は、定例、WEB歌会のため、「たどたど」は、全休)

題詠    「味」            
鑑賞&批評 「酒」                  
出題当番   さららさん
  

鑑賞「酒」

1 息子より注がるる新酒盃におよぐ金箔しばし見つめる  ひらら

2 霜月は新酒世に出る水色のラベルに「琵琶湖周航の歌」  さらら

3 酒豪との世評を聞きてイメージのやや好転す岸田新総理  たかし

4 酒田へと逆白波をたてながら流れゆく川茂吉はうたへり  ひさお
(最上川逆白波のたつまでにふぶくゆふべとなりにけるかも)


★  野ウサギをあなたはくれたムササビもそれから接骨木(ニワトコ)の実の酒も
 (青森県 三内丸山遺跡の発掘物) ウプラ

  ウプラさんは都合により欠席されますが、事前投稿のため形代参加(本人不参加のため人形(ヒトガタ)を置いて、希望者の鑑賞批評のみ受けます)
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Re: 2021.12.02(木)題詠「味」・鑑賞&批評「酒」
投稿日 : 2021/12/06(Mon) 09:05
投稿者 さらら
参照先
1 息子より注がるる新酒盃におよぐ金箔しばし見つめる  ひらら
新酒を息子さんに継がれる幸せな刻 盃にきらめく金箔により一層喜びが溢れる。

2 霜月は新酒世に出る水色のラベルに「琵琶湖周航の歌」  さらら

3 酒豪との世評を聞きてイメージのやや好転す岸田新総理  たかし
岸田総理の一面を掬い取り酒豪との世評に並の人間と益々親しみ好感がわく。

4 酒田へと逆白波をたてながら流れゆく川茂吉はうたへり  ひさお
(最上川逆白波のたつまでにふぶくゆふべとなりにけるかも)
最上川から茂吉の歌を連想され 坂田へと逆白波のいきいきと流れる川を見て深く思考されている。

★  野ウサギをあなたはくれたムササビもそれから接骨木(ニワトコ)の実の酒も
 (青森県 三内丸山遺跡の発掘物) ウプラ
野生の野ウサギ ムササビをくださるあなた その上にニワトコの実のお酒まで
都会暮らしの私にはご縁のなき珍しいものばかり。

パソコンが治ったので期日外れですが感想を送信します。
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Re: 2021.12.02(木)題詠「味」・鑑賞&批評「酒」
投稿日 : 2021/12/06(Mon) 08:27
投稿者 さらら
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フミコさん 加齢とともに体の不具合と付き合って 共に今を穏やかにすごしましょうね。ご無理なきようにお願いします。
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Re: 2021.12.02(木)題詠「味」・鑑賞&批評「酒」
投稿日 : 2021/12/04(Sat) 09:30
投稿者 フミコ
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みなさま
ありがとうございます。
以前より「寿命まで何とか逃げ切れませんか」と駄々をこねていたおかげかどうか、とことん検査をして下さり、一旦は確定した診断も治療方針も瀬戸際になってもあえて翻し、執行猶予付きではありますが一応無罪放免にしてくださった滋賀医大の心臓血管外科チームの勇気に感謝感服しています。
今後は地域かかりつけ医の観察のもとに太いパイプが出来たのでジタバタせずに残生を元気よく生きようと思いました。
「たどたど」からも沢山の元気のモトをいただいているのでこのご縁を大切にしたいです。どうかよろしく。
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Re: 2021.12.02(木)題詠「味」・鑑賞&批評「酒」
投稿日 : 2021/12/03(Fri) 21:22
投稿者 ウプラ
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フミコさん、ひとまずホッとしました。
年上の男性の友人が2ヶ月ほど前に心臓の手術を受けました。不整脈がひどくて受診して見つかったのですが、血液が30パーセント位しか送られていない状態だったそうです。退院して回復しました。ペースメーカーを入れて以前より随分元気になった人もいる。
しかししかし、いくら「大丈夫」だとは思っても手術は嫌ですね。


皆さん、ご批評ありがとうございました。
「接骨木」だけ漢字になっちゃって困ったなぁと思ったのですがそのまま出してしまいました。
カタカナはあまり好きでないけど、ムササビはカタカナにしたいし、ちょっと保留です。
良い案がありましたら教えてください。
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Re: 2021.12.02(木)題詠「味」・鑑賞&批評「酒」
投稿日 : 2021/12/02(Thu) 23:46
投稿者 ひらら
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フミコさんへ
よかったですね。
たどたど お世話になります。
ご無理なさらぬよう御身大切におすごしくださるように。まことによかったです。 ひらら
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Re: 2021.12.02(木)題詠「味」・鑑賞&批評「酒」
投稿日 : 2021/12/02(Thu) 20:51
投稿者 たかし
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よかったー フミコさん、
経過観察でゆきましょう。
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Re: 2021.12.02(木)題詠「味」・鑑賞&批評「酒」
投稿日 : 2021/12/02(Thu) 20:22
投稿者 フミコ
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「緊急報告」たかしさん、みなさまへ
今日、手術のための最終面談及び打ち合わせの予定で滋賀医大へ行ってきました。
結論は、私の大動脈弁狭窄による弁置換手術はしないことに決まりました。
心臓血管外科の執刀医(教授)、循環器内科の教授を含むチームで検討を重ねた結果、11/26に行った最終検査(心筋造影CT)の解析では、大動脈弁の硬化、狭窄のレベルは緊急を要しない、循環障害の原因は心筋の肥厚肥大によるものと診断が確定したので、これは手術による改善はあまり望めない、むしろ、内服薬で様子を見ていこうとなりました。そんなわけで今後は定期的に滋賀医大へ通院するということで一件落着。「たどたど」12月の欠詠は取り消し、まとめ役も明日の分もやれます。
お騒がせして申し訳ありませんでした。
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Re: 2021.12.02(木)題詠「味」・鑑賞&批評「酒」
投稿日 : 2021/12/02(Thu) 19:18
投稿者 ひらら
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2 諍えば物言う意欲なくす吾に夫は梅酒のロックをよこす  フミコ 
 年輪を積み重ねられたご夫婦のさりげない日常の姿。「梅酒のロック」の具体がいい。わか夫なら甘い物 おはぎ ぼたもちでは歌にならないわ。
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Re: 2021.12.02(木)題詠「味」・鑑賞&批評「酒」
投稿日 : 2021/12/02(Thu) 19:16
投稿者 さらら
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今回の合評 パソコンの不具合のため退室します。
日曜日に見ていただく予定です。
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Re: 2021.12.02(木)題詠「味」・鑑賞&批評「酒」
投稿日 : 2021/12/02(Thu) 19:13
投稿者 ひらら
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鑑賞「酒」

1 息子より注がるる新酒盃におよぐ金箔しばし見つめる  ひらら

2 霜月は新酒世に出る水色のラベルに「琵琶湖周航の歌」  さらら
 琵琶湖ブルーのラベルの新酒が11月に出る。酒蔵の新酒のネーミングがいい。ふるさと滋賀の新酒を贈り物につかいたくなった。

3 酒豪との世評を聞きてイメージのやや好転す岸田新総理  たかし
 新総理は 酒豪で聞き上手な方 10月選ばれた時は親しみ感などおおいに期待したものだ。この頃はと思ってしまったり。人物像を詠うのは私はむつかしいです。

4 酒田へと逆白波をたてながら流れゆく川茂吉はうたへり  ひさお
(最上川逆白波のたつまでにふぶくゆふべとなりにけるかも)
 「酒」のお題で飲む酒を詠うのが多い中「酒田」と地名を詠たわれ佳。茂吉の歌思い「逆白波」を目の辺りにし 作品にされた。ひさおさんを通して茂吉を身近に感じた。


★  野ウサギをあなたはくれたムササビもそれから接骨木(ニワトコ)の実の酒も
 (青森県 三内丸山遺跡の発物) ウプラ
 古代遺跡の発掘物を見学されたのでしょう。その時代の男性から女性への贈り物が微笑ましい。ウサギ ムササビはカタカナ表記でニワトコのみ接骨木のみ漢字表記なのですね。
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Re: 2021.12.02(木)題詠「味」・鑑賞&批評「酒」
投稿日 : 2021/12/02(Thu) 18:42
投稿者 さらら
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4泊の雄琴温泉の多種類の美味なる馳走も三日目は飽く
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Re: 2021.12.02(木)題詠「味」・鑑賞&批評「酒」
投稿日 : 2021/12/02(Thu) 18:17
投稿者 たかし
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2 諍えば物言う意欲なくす吾に夫は梅酒のロックをよこす  フミコ

この歌は、一覧表には無かったので鑑賞・批評とばしました。
ひさおさんが、挙げて批評されているので、どこかの時点で、フミコさんが投稿されたのだと思います。
追加の評。
 上句は意外でありました。フミコさんが言い負けてしまう御夫君であるようだ。
 そして梅酒のロックを作ってこの御夫君は妻を懐柔しようとする。
 「梅酒のロック」という具体的なものがあって、この年輪を経たご夫婦の姿がありありと浮かぶ。
 これも成功作と思う。
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Re: 2021.12.02(木)題詠「味」・鑑賞&批評「酒」
投稿日 : 2021/12/02(Thu) 18:04
投稿者 たかし
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鑑賞&批評「酒」
1 息子より注がるる新酒盃におよぐ金箔しばし見つめる  ひらら
 高級感を出すためであろう。金箔片を混ぜてある日本酒がある。
 息子さんから注がれたその酒に漂う金箔片を見詰める作者。
 どういう気持で見詰めたかは、読者におまかせということのようだ。
 「味が良くなる訳でもないのに・・・しかし華やかな雰囲気はあるなあ・・・」
 と言ったところではないか、と思った。
 どういう場面かも知りたい歌。

2 霜月は新酒世に出る水色のラベルに「琵琶湖周航の歌」  さらら
 お酒をよく飲む機会のある人は、新酒の出る季節もよく知っている。
 霜月は新酒が出る月なんですね。
 新しく出たお酒の壜には「琵琶湖周航の歌」のラベルがあった。
 珍しい名前であることと、新酒が出る季節が霜月であるということを、
 それのみの感じでやや物足りない感じがした。

3 酒豪との世評を聞きてイメージのやや好転す岸田新総理  たかし

4 酒田へと逆白波をたてながら流れゆく川茂吉はうたへり  ひさお
(最上川逆白波のたつまでにふぶくゆふべとなりにけるかも)
 この「逆白波」の歌が世に出るについては、何かの本で読んだが、
 この言葉は誰か他の人が言ったかした言葉で、その場にいた茂吉が、
 「それ、もらう」と言って、この歌を作ったとか。
 ひさおさんは最上川の流域辺りに旅行などで、行ったことがあるのだろう。
 「酒田へと(最上川は流れる)」で、そのように感じた。
 「茂吉はうたへり」で終わっている。よそごととして言った感じで終わったのは、物足りなさ感じた。

★  野ウサギをあなたはくれたムササビもそれから接骨木(ニワトコ)の実の酒も
 (青森県 三内丸山遺跡の発掘物) ウプラ
 遺跡から出たものから、遠く太古の昔の、人間の生きた姿を描き出した。
 男は野ウサギや、ムササビといった獲物(食べ物)や、ニワトコの実などを、
 想いを寄せる女性にプレゼントして、関心を買おうとしたのだ。
 女性もそれに応える。
 遺跡の文物から遠い昔の男女の生きる姿をロマンチックに思いを馳せている。
 成功していると思う。(詞書あって)
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Re: 2021.12.02(木)題詠「味」・鑑賞&批評「酒」
投稿日 : 2021/12/02(Thu) 14:50
投稿者 たかし
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わが舌に妻の味付け近づきしか妻の味付けにわが舌馴染むか  たかし
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Re: 2021.12.02(木)題詠「味」・鑑賞&批評「酒」
投稿日 : 2021/12/02(Thu) 13:56
投稿者 ひさお
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新鮮な胡瓜につけるもろみ味噌ただこれだけで酒のうまきこと 
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