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2022.04.14 (木) 題詠「メタセコイア」・ 鑑賞「桜」
投稿日 | : 2022/04/08(Fri) 09:16 |
投稿者 | : フミコ |
参照先 | : |
2022.04.14 (木)
題詠 「メタセコイア」
観賞 「桜」
出題 ひさおさん
1、 予期せぬに意外な人がわがことを褒めてくれたり桜ほころぶ ひさお
2、 蓋を開(あ)く青磁の湯呑み桜湯の八重の花びらほどき初めいる ひらら
3、 よべの雨止みたる朝の馬場のそら噴き出すやうに桜花(はな)咲ひおる フミコ
4、 母の歌集杣川さくら遺したり母の蓬餅思いて贖う さらら
5、 春来れば何を置いてもお花見をしていた頃よ長等の桜 たかし
Re: 2022.04.14 (木) 題詠「メタセコイア」・ 鑑賞「桜」
投稿日 | : 2022/04/15(Fri) 10:07 |
投稿者 | : ひさお |
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1、 予期せぬに意外な人がわがことを褒めてくれたり桜ほころぶ ひさお
ご批評ありがとうござおます。他人から褒められることはめったにありません。
3月末に狂犬病予防接種をしてもらうため動物病院へ行きました。その時獣医さんが菊がきれいに咲いていましてねと言ってくれたのです。4〜5年前鉢に小菊を3株植えました。そのうち1株だけが毎年芽をだし花を咲かせます。それが外を通る人に見えるのですが、獣医さんがそれを見てくれていたのです。また今年も咲かせてくださいと言われました。買った株は小菊だったのに、次の年から芽が出た株は小菊ではなくなっていました。
写真は咲き始めのときです。
Re: 2022.04.14 (木) 題詠「メタセコイア」・ 鑑賞「桜」
投稿日 | : 2022/04/15(Fri) 06:57 |
投稿者 | : たかし |
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5、 春来れば何を置いてもお花見をしていた頃よ長等の桜 たかし
好意的ご批評ありがとうございます。
わたしは自分の家庭を持つということに大きな喜びを(多分人よりも強く)持っていまして、家族を持ったら、やってみたいことが多くありました。
戸外で家族で草の上に座ってお弁当を食べる(お花見)
これは是非ともやるべきことに決めていました。
子供たちがよちよち歩くころから出かけました。丁度その頃、大津の中央へ引っ越してきていたので、長等公園によく行きました。
その頃は花見シーズンは出店も出ていてすごく賑やかでした。
まだ大津の中央商店街が賑わっていた頃。
最近はとりたてて花見に出かけることなく、近所の桜の木を犬の散歩の途中に眺める程度。
Re: 2022.04.14 (木) 題詠「メタセコイア」・ 鑑賞「桜」
投稿日 | : 2022/04/14(Thu) 23:12 |
投稿者 | : ひらら |
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1、 予期せぬに意外な人がわがことを褒めてくれたり桜ほころぶ ひさお
思ってもない時に思ってもない人から褒められた作者、褒められるのは嬉しいもの。その気持ちと上句の意外とが「桜ほころぶ」によく合っている。桜詠の佳作である。
2、 蓋を開(あ)く青磁の湯呑み桜湯の八重の花びらほどき初めいる ひらら
3、 よべの雨止みたる朝の馬場のそら噴き出すやうに桜花(はな)咲ひおる フミコ
昨夜からの雨が朝には止んで抜けるような空。馬場の広場の桜 一本ではなく沢山の桜が噴き出したように咲いた。噴出すやうに咲ひおる 待ち望んていた春の訪れ 咲く桜へのよろこびあるれる歌。「馬場」が良い。福原さんのお宮の日吉神社の御旅所の桜を浮かべました。今年もお参りできませんでした。
4、 母の歌集杣川さくら遺したり母の蓬餅思いて贖う さらら
お母様の御歌集「杣川さくら」。作者は日々側に置き読まれている。作品のよもぎ餅をおもい お母様の手作りのよもぎ餅をおもい よもぎ餅を買いに行く作者。歌集名 よもぎ餅がこの作品のなかによく生きている。
5、 春来れば何を置いてもお花見をしていた頃よ長等の桜 たかし
春を迎え 花だよりに何をさておいてもお花見にいき楽しみました。いつ頃までだったかしら。懐かしい。ふるさとの長浜は 長浜城址の豊公園(ほうこうえん)へ 家族葬一族 お弁当持ちで。長浜まつり14日15日16日の頃も桜咲いてました。最近はもう葉桜でしょう。
Re: 2022.04.14 (木) 題詠「メタセコイア」・ 鑑賞「桜」
投稿日 | : 2022/04/14(Thu) 19:59 |
投稿者 | : さらら |
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1、 予期せぬに意外な人がわがことを褒めてくれたり桜ほころぶ ひさ
人は何歳になつても褒められることは 桜がふくふくと咲満つ心境になる。
想定外に意外な人からだと またえも言えぬ喜び。
2、 蓋を開(あ)く青磁の湯呑み桜湯の八重の花びらほどき初めいる ひらら
青磁の優しい彩りの湯呑みの中に夢みるように八重の花びらが解け淡い1輪となる
刹那を詠う。蓋を開けるとマジックのように変形する。
3、 よべの雨止みたる朝の馬場のそら噴き出すやうに桜花(はな)咲ひおる フミコ
昨晩の雨かあがり 朝の青い空に泡か吹き上がるように桜か見事に咲き満ている。春 春が来た。
4、 母の歌集杣川さくら遺したり母の蓬餅思いて贖う さらら
5、 春来れば何を置いてもお花見をしていた頃よ長等の桜 たかし
桜 のころ年に2回は疎遠な友達からお誘いがあり ひょいひょいと出かけた。
長等公園 疏水 日吉 膳所公園の桜に染まるまで楽しみました。
コロナですっかり花見はしていない。懐かしい思い出となる。
Re: 2022.04.14 (木) 題詠「メタセコイア」・ 鑑賞「桜」
投稿日 | : 2022/04/14(Thu) 18:51 |
投稿者 | : たかし |
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観賞「桜」鑑賞&批評
1、 予期せぬに意外な人がわがことを褒めてくれたり桜ほころぶ ひさお
普通は褒めてくれそうにもない人が褒めてくれた。
褒められると人間うれしい。その嬉しいキモチを「桜ほころぶ」という言葉に託した。
桜は実際にほころぶ季節であり、それは偶然でもあるのだが、人間の気持はそうした自然の移ろいをも、自分の心の振幅とみる。
心情と自然の情景とを照らし合わせた歌の典型のような形となった。うまい。
2、 蓋を開(あ)く青磁の湯呑み桜湯の八重の花びらほどき初めいる ひらら
桜の花を塩漬けして保存しておいたものにお湯をそそいで飲み物として供する桜湯。
結納とか、結婚式とか祝いの席で振る舞われることがある。
その桜湯、青磁の湯のみ(茶碗)で供された。その花びらがお湯の中でゆっくりほどけていく様子を見ている作者・・・
どういう状況下であったのかは言われていない。鑑賞するのみ。
3、 よべの雨止みたる朝の馬場のそら噴き出すやうに桜花(はな)咲ひおる フミコ
祭礼などでは馬が使われることが多かった。私の子供の頃は神主さんが馬に乗ってこられた。(落馬されたが)
神社などには馬場があった。今は馬場として使われなくても、その場所は馬場と呼ばれているのだと思う。
広い馬場の空は、夕べからの雨が止んで青空になった。そこに噴き出すように桜が咲き出した。
咲くことを「わらう」というが、天候の回復とともに咲き出した桜への、これは応援歌である。
4、 母の歌集杣川さくら遺したり母の蓬餅思いて贖う さらら
歌集「杣川さくら」は版画家の池田満寿夫が表紙の絵を描いていました。
歌集を遺したのはお母さんなので「母は」がいいように思うが。
下句はお母さんがよく作っていたよもぎ餅を思って、よもぎ餅を買ったという。
母恋いの歌である。
5、 春来れば何を置いてもお花見をしていた頃よ長等の桜 たかし
Re: 2022.04.14 (木) 題詠「メタセコイア」・ 鑑賞「桜」
Re: 2022.04.14 (木) 題詠「メタセコイア」・ 鑑賞「桜」
Re: 2022.04.14 (木) 題詠「メタセコイア」・ 鑑賞「桜」
Re: 2022.04.14 (木) 題詠「メタセコイア」・ 鑑賞「桜」
投稿日 | : 2022/04/14(Thu) 11:56 |
投稿者 | : ひさお |
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1、 予期せぬに意外な人がわがことを褒めてくれたり桜ほころぶ ひさお
2、 蓋を開(あ)く青磁の湯呑み桜湯の八重の花びらほどき初めいる ひらら
婚礼のお祝いの席であろうか。青磁の器に桜湯が注がれている。蓋を開けてみると
八重桜の花弁が少し開いていた。青、桜色、絵に描いたような美しさだ。
1句で切れて、2句でも切れる。これが問題である。
1句を思い切って7字にしてみる。「青磁の湯呑み蓋を開ければ桜湯の八重の花びらほどき初めいる」
3、 よべの雨止みたる朝の馬場のそら噴き出すやうに桜花(はな)咲ひおる フミコ
昨夜の雨は止んだ。神社の境内の馬場(馬を繋ぎとめるところ)の上空に噴き出すように
桜が咲いた。一晩の雨で、びっくりするほど桜が咲いた驚き。自然の力は偉大である。
「咲ひおる」が分からないので、かってな解釈をしました。
4、 母の歌集杣川さくら遺したり母の蓬餅思いて贖う さらら
贖うには罪の意識が伴う。購うでいいのではないか。
母の歌集「杣川さくら」。その歌集の中の作品に蓬餅を詠んだものがある。
そのことを思いながら、桜餅を買いました。
5、 春来れば何を置いてもお花見をしていた頃よ長等の桜 たかし
若い頃は、長等の桜の花見を必ずしたものだ。どんなに忙しくても、花見を優先させて。
賑やかな花見をしていたころがなつかしい。それに比し今の現実は、たとえ時間に余裕が
あったとしても、花見の宴会は許されない状況なのだ。
Re: 2022.04.14 (木) 題詠「メタセコイア」・ 鑑賞「桜」
投稿日 | : 2022/04/14(Thu) 10:31 |
投稿者 | : フミコ |
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1, 予期せぬに意外な人がわがことを褒めてくれたり桜ほころぶ ひさお
これはびっくりするけれどじわ〜っとうれしくなってきますね。。
結句の「桜ほころぶ」が作者のびっくり感と明るい気持ちをよく表現されていると思います。
2、 蓋を開(あ)く青磁の湯呑み桜湯の八重の花びらほどき初めいる ひらら
出された青磁の湯飲みの蓋をとればほんのり紅を浮かべた桜湯。
ふわふわと解けゆくのは八重の桜。
茶碗の浅緑と桜のピンクの取り合わせが初々しい早い春を想像させる。おもてなしですね。
3、 よべの雨止みたる朝の馬場のそら噴き出すやうに桜花(はな)咲ひおる フミコ
4, 母の歌集杣川さくら遺したり母の蓬餅思いて贖う さらら
お母様も歌人であられた。
(座右にはいつも歌帳と辞書があったお裁縫台がうかびました。)
杣川さくらとは母上の遺された歌集名でしょう。
検索してみました杣川桜…川べりにつづく並木が新旭町の湖岸にそっくり。お好きだった蓬餅を買って母上を偲ぶ。良い時間ですね。
5, 春来れば何を置いてもお花見をしていた頃よ長等の桜 たかし
長等の桜…観に行きました、私も昔。
豪華絢爛、花の雲。コロナでなければ賑わうことでしょう今も。
あまり娯楽の種類がなかった頃、お花見は家内総出、地域ぐるみのお楽しみでもあった。勿論、デートスポットでもあり、作者も?!
Re: 2022.04.14 (木) 題詠「メタセコイア」・ 鑑賞「桜」
Re: 2022.04.14 (木) 題詠「メタセコイア」・ 鑑賞「桜」
Re: 2022.04.14 (木) 題詠「メタセコイア」・ 鑑賞「桜」
Re: 2022.04.14 (木) 題詠「メタセコイア」・ 鑑賞「桜」
Re: 2022.04.14 (木) 題詠「メタセコイア」・ 鑑賞「桜」
投稿日 | : 2022/04/08(Fri) 09:50 |
投稿者 | : さらら |
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ふみこちゃーーん
ごめんね。日にちが一日スっと横切って
食べては眠る春ボケの最中に漂う🌹🌹🍀さらら🌹🌹🍀です。