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2023.6.8 (木)題詠「くるぶし、踝」鑑賞「青葉」
投稿日 | : 2023/06/02(Fri) 09:20 |
投稿者 | : ひさお |
参照先 | : |
題詠「くるぶし、 踝」
鑑賞「青葉」
出題者 さららさん
1.デジタルの世を見つめすぎ疲れたるまなこに美人の青葉のナース たかし
2.廣瀬川のせせらぎを背に政宗は青葉城址に馬上より睨む ひさお
3.声ひそめ欅の幹を抱く少年青葉木菟の巣と目配せをせり ひらら
4.マチスねと言へばマティスだよと笑ふ青葉の森のこの青二才 ウプラ
5.花水木の白から青葉に茂る並木湖へ流れる川を隠せり さらら
Re: 2023.6.8 (木)題詠「くるぶし、踝」鑑賞「青葉」
Re: 2023.6.8 (木)題詠「くるぶし、踝」鑑賞「青葉」
投稿日 | : 2023/06/09(Fri) 09:51 |
投稿者 | : ひさお |
参照先 | : |
2.廣瀬川のせせらぎを背に政宗は青葉城址に馬上より睨む ひさお
ご批評ありがとうございました。
たかしさん
この「正宗」は銅像であるので、はっきりと「正宗像」としたらどうかと思った。
ウプラさん
結句が忙しいので政宗像の威厳がイマイチ弱くなってしまった。どこかを割愛できないか。
たかしさんの修正案をそっくりいただきたいと思います。
廣瀬川のせせらぎを瀬に正宗像馬上より睨む青葉城址に
Re: 2023.6.8 (木)題詠「くるぶし、踝」鑑賞「青葉」
投稿日 | : 2023/06/09(Fri) 09:37 |
投稿者 | : ひさお |
参照先 | : |
6月8日は題詠の休みの日だったのでしたか。間違えてました。
ひららさんにはご迷惑をおかけしました。
15日は「大会」で題詠は休み。22日に再開でよかったのですね。
Re: 2023.6.8 (木)題詠「くるぶし、踝」鑑賞「青葉」
投稿日 | : 2023/06/09(Fri) 07:25 |
投稿者 | : たかし |
参照先 | : |
なんか、あの、日付を間違った気がしています。
8日と15日は休みだったような・・・
申し訳ない。わたしが先頭に立って間違えてしまった。
Re: 2023.6.8 (木)題詠「くるぶし、踝」鑑賞「青葉」
Re: 2023.6.8 (木)題詠「くるぶし、踝」鑑賞「青葉」
Re: 2023.6.8 (木)題詠「くるぶし、踝」鑑賞「青葉」
投稿日 | : 2023/06/08(Thu) 22:20 |
投稿者 | : ウプラ |
参照先 | : |
1.デジタルの世を見つめすぎ疲れたるまなこに美人の青葉のナース たかし
「青葉のナース」がちょっと神秘的。「青葉」という言葉は短歌に使うと翳りみたいな味が加わる感じがします。眼福ですね。
2.廣瀬川のせせらぎを背に政宗は青葉城址に馬上より睨む ひさお
これは伊達政宗の騎馬像。
結句が忙しいので政宗像の威厳がイマイチ弱くなってしまった。どこかを割愛できないか。
3.声ひそめ欅の幹を抱く少年青葉木菟の巣と目配せをせり ひらら
少年の静かな興奮がモチーフ。
さららさんと同じように
「声をひそめて目配せをせり」と続けると、少年の様子がよく見えてくると思った。
4.マチスねと言へばマティスだよと笑ふ青葉の森のこの青二才 ウプラ
5.花水木の白から青葉に茂る並木湖へ流れる川を隠せり さらら
青葉の下を流れる水が涼しそう。
作者には花の咲いていた頃のイメージが強く残っているようだが、「花水木の青葉茂れる並木道」と単純にすれば下句との関係がすっきりする。
Re: 2023.6.8 (木)題詠「くるぶし、踝」鑑賞「青葉」
Re: 2023.6.8 (木)題詠「くるぶし、踝」鑑賞「青葉」
投稿日 | : 2023/06/08(Thu) 15:28 |
投稿者 | : さらら |
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1.デジタルの世を見つめすぎ疲れたるまなこに美人の青葉のナース たかし
アナログもデジタル分かりやすく説明できず 辞書で調べてもはっきりしない 昭和の紙と鉛筆大好き人間には 青葉が一番心地よい。結句を詩的昇華へみちびく。
2.廣瀬川のせせらぎを背に政宗は青葉城址に馬上より睨む ひさお
馬上より睨むの結句に 一首の歌にきりっとした着地を見る。
3.声ひそめ欅の幹を抱く少年青葉木菟の巣と目配せをせり ひらら
声をひそめて目配せをせりと繋げてみました。
青葉と少年の語彙が爽やか。
4.マチスねと言へばマティスだよと笑ふ青葉の森のこの青二才 ウプラ
生意気な青二才だなあ いちいち単語を正さんといてよ 分かるよ
私の旅行友達に 何かと私の言った後真剣に訂正させる行為がすかん。
5.花水木の白から青葉に茂る並木湖へ流れる川を隠せり さらら
Re: 2023.6.8 (木)題詠「くるぶし、踝」鑑賞「青葉」
Re: 2023.6.8 (木)題詠「くるぶし、踝」鑑賞「青葉」
投稿日 | : 2023/06/08(Thu) 12:45 |
投稿者 | : ひさお |
参照先 | : |
1.デジタルの世を見つめすぎ疲れたるまなこに美人の青葉のナース たかし
「美人の青葉のナース」:疲れた目を癒してくれるきれいな青葉。それはナースのようだ。
詩的な表現がうまい。
2.廣瀬川のせせらぎを背に政宗は青葉城址に馬上より睨む ひさお
3.声ひそめ欅の幹を抱く少年青葉木菟の巣と目配せをせり ひらら
青葉木菟の巣だよと目配せをしたというのは、面白い情景だ。
「青葉」の題に対し、誰かが「青葉木菟」を詠うと思っていたところ、その通りになったが、特異な状況を捉えることに成功している。
4.マチスねと言へばマティスだよと笑ふ青葉の森のこの青二才 ウプラ
「青葉の森のこの青二才」:青葉の森と言われる自然の豊かな地域に住んでいる息子のことではないか。
「この」:作者の目の前にいることを示している。
5.花水木の白から青葉に茂る並木湖へ流れる川を隠せり さらら
白い花をつけるハナミズキの並木。花が終わり青葉が繁るようになった。すると湖へ流れる川が青葉の陰にみえなくなった。短期間の間に変化する景色をうまく捉えた。
Re: 2023.6.8 (木)題詠「くるぶし、踝」鑑賞「青葉」
投稿日 | : 2023/06/08(Thu) 12:09 |
投稿者 | : たかし |
参照先 | : |
鑑賞「青葉」
1.デジタルの世を見つめすぎ疲れたるまなこに美人の青葉のナース たかし
2.廣瀬川のせせらぎを背に政宗は青葉城址に馬上より睨む ひさお
言葉の順序のためかと思うがスラスラとは読み下せなかった。
4,5句の「青葉城址に馬上より睨む」意味が採りにくい。
この「正宗」は銅像であるので、はっきりと「正宗像」としたらどうかと思った。
廣瀬川のせせらぎを瀬に正宗像馬上より睨む青葉城址に・・・などと
3.声ひそめ欅の幹を抱く少年青葉木菟の巣と目配せをせり ひらら
「青葉木菟の巣と目配せをせり」の意味が受け取りにくい。
この少年が「目配せ」をしたのは作者とであり、「青葉木菟の巣」とではない。
つまり、ほらあそこに青葉木菟の巣があるんだよ、と、声に出して言えないから目配せをした。
このことを言うのだが、「青葉木菟の巣と目配せをせり」では、その巣と目配せをしたみたいに感じられ、分かりにくい。
そこまでの上句が長いので「声ひそめ」を省いて、
欅の幹抱く少年ほらあそこ青葉木菟の巣と目配せをせり
などと考えて見た。
4.マチスねと言へばマティスだよと笑ふ青葉の森のこの青二才 ウプラ
作者が「マチスね」と言ったら、その発音を聞きとがめて「マティスだよ」と笑った青年?
こしゃくな、疳にさわる奴なので「青二才」と言っている。ここは納得、共感。
ただ場面設定が「青葉の森の」なのは唐突な感じである。ここは納得していない。
5.花水木の白から青葉に茂る並木湖へ流れる川を隠せり さらら
花水木の白い花を見ながら歩いていたら青葉(他の木々の)に変わっていって、それが今まで見えていた川(湖へ流れ込む川)を隠したよ・・・という歌。
「茂る」で引っかかった。「変わる」の方が違和感がない。
青葉の並木になったので(今まで見えていた)川が見えなくなった。それを青葉の並木が隠した・・・ということで、青葉が盛んになった季節を言おうとしているのだと思う。
花水木の白から青葉の盛り上がる並木道となり川見えなくなる・・・等。
Re: 2023.6.8 (木)題詠「くるぶし、踝」鑑賞「青葉」