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2023.6.22(木)題詠「輪」・鑑賞「くるぶし 踝」
投稿日 | : 2023/06/09(Fri) 09:31 |
投稿者 | : ひさお |
参照先 | : |
投稿日 2023.6.9(金)
投稿者 ひさお
参照先
2023.6.22(木) 題詠「輪」・鑑賞「くるぶし 踝」
題詠「輪」
鑑賞「くるぶし 踝」
出題者 たかしさん
鑑賞
1.踝をひとつまはせばコキと鳴るコキコキコキと小人が出ます ウプラ
2.あたま青きくるぶし朱きうら若き僧は摺針峠を越さず たかし
3.説明後質問飛びくるぶしつけに聞かるるもよし賑やかがよし ひさお
4.足首と手首のくるぶしビスのごと緩みもせずに八十路を歩む さらら
Re: 2023.6.22(木)題詠「輪」・鑑賞「くるぶし 踝」
投稿日 | : 2023/06/25(Sun) 14:37 |
投稿者 | : ひらら |
参照先 | : |
あたま青きくるぶし朱きうら若き僧は摺針峠を越さず たかし
摺針峠。懐かしいです。実家への行来に国道より逸れて、何度か、摺針峠、番場の蓮華寺を訪ねました。摺針峠から琵琶湖を眺め、蓮華寺には茂吉の歌碑、北条仲時一族郎党のお墓、ハガキの木があります。瞼の母番場の忠太郎いわれの所です。
Re: 2023.6.22(木)題詠「輪」・鑑賞「くるぶし 踝」
投稿日 | : 2023/06/24(Sat) 20:07 |
投稿者 | : ウプラ |
参照先 | : |
おお、心の目、ええですね〜。
小倉遊亀も好きですよ。名古屋まで見に行きました。
画集も持ってます。カメちゃん...
Re: 2023.6.22(木)題詠「輪」・鑑賞「くるぶし 踝」
投稿日 | : 2023/06/24(Sat) 09:19 |
投稿者 | : たかし |
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2.あたま青きくるぶし朱きうら若き僧は摺針峠を越さず たかし
近江の人たちは摺針峠を分かっているのですが、遠江の人(ウプラさん)はこの峠のことを知らなくて当然と思います。
昔むかし、京(諸説あり)のお寺で修行をしている若い僧侶が、修行のつらさに挫折して、故郷へ帰ろうとする。
その道中にある摺り針峠(彦根にあり、中山道へ続く)に差し掛かると、斧を研いでいる老婆が居た。
なぜこんなところで斧を研いでいるのかと尋ねると、大切にしていた縫い針が折れたので、この斧を研いで針を作るのだと言う。
それを聞いた僧は、はっと気がつくことがあり、峠を越えずに京へと引き返した。
その後、その僧は修行を積んで、弘法大師になったという。
斧を研いでいた老婆は、観音様の化身であったという。
この物語を滋賀県の画家、小倉遊亀が「摺針峠」という絵にしている。
ただ、この絵では、くるぶしは見えにくいのですが、心の目でくるぶしを見ました。
Re: 2023.6.22(木)題詠「輪」・鑑賞「くるぶし 踝」
投稿日 | : 2023/06/23(Fri) 20:47 |
投稿者 | : ウプラ |
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1.踝をひとつまはせばコキと鳴るコキコキコキと小人が出ます ウプラ
たかしさんのおっしゃるように、上句が毎晩の柔軟体操のときの音、3句まで書いていたら、自然に下句が出てきてくれました。
今回はどの歌も生き生きしていて、読んで楽しかったですね
Re: 2023.6.22(木)題詠「輪」・鑑賞「くるぶし 踝」
投稿日 | : 2023/06/23(Fri) 11:22 |
投稿者 | : ひさお |
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3.説明後質問飛びくるぶしつけに聞かるるもよし賑やかがよし ひさお
「くるぶし」は難しかった。普通に「くるぶし」を詠むのは面白くないと思い、あれこれ考えた。
久しぶりにご好評を得てうれしく思います。
2年ほど前、町内の老人会で、家内の認知症に関する話をしたときの印象を詠んでみました。
Re: 2023.6.22(木)題詠「輪」・鑑賞「くるぶし 踝」
投稿日 | : 2023/06/22(Thu) 21:31 |
投稿者 | : ウプラ |
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ひららさん、
坐骨神経痛、私は2度やりました。
あれは痛いです。
お大事にしてくださいね。
早く良くなりますように
Re: 2023.6.22(木)題詠「輪」・鑑賞「くるぶし 踝」
Re: 2023.6.22(木)題詠「輪」・鑑賞「くるぶし 踝」
投稿日 | : 2023/06/22(Thu) 21:13 |
投稿者 | : ウプラ |
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1.踝をひとつまはせばコキと鳴るコキコキコキと小人が出ます ウプラ
2.あたま青きくるぶし朱きうら若き僧は摺針峠を越さず たかし
何といっても上句の畳み掛けが魅力。身体の部分の「青き」と「朱き」、しかも「若き僧」。健康な生命感のエロス。
「摺針峠を越さず」は何のことか知らなかったが、「越さず」という辺りに物語を感じた。
3.説明後質問飛びくるぶしつけに聞かるるもよし賑やかがよし ひさお
この「くるぶし」の分割には巧くてびっくりした。座布団!
「ぶしつけに聞かるるもよし」におおらかな人柄、「賑やかがよし」に人懐かしい寂しさがあり、この人情味にももう一枚!
4.足首と手首のくるぶしビスのごと緩みもせずに八十路を歩む さらら
「ビスのごと緩みもせずに」が言いえて妙。
モノの良い部品を持っていらっしゃる。
「尺骨茎状突起」という名前もあるらしいが、「手首のくるぶし」可愛い。
Re: 2023.6.22(木)題詠「輪」・鑑賞「くるぶし 踝」
投稿日 | : 2023/06/22(Thu) 20:53 |
投稿者 | : さらら |
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1.踝をひとつまはせばコキと鳴るコキコキコキと小人が出ます ウプラ
寝静まる夜中に小人の人形が踊る姿が浮かぶ 童謡の世界 歌が聞こえる。
2.あたま青きくるぶし朱きうら若き僧は摺針峠を越さず たかし
若い僧の清々しさを あたま青きくるぶし朱きと目に浮かぶ具体がとても良い。
3.説明後質問飛びくるぶしつけに聞かるるもよし賑やかがよし ひさお
くるぶしが二つの言葉に表記される才能 なるほどと納得仕切りです。語彙を多く蓄える知識人。
4.足首と手首のくるぶしビスのごと緩みもせずに八十路を歩む さらら
Re: 2023.6.22(木)題詠「輪」・鑑賞「くるぶし 踝」
Re: 2023.6.22(木)題詠「輪」・鑑賞「くるぶし 踝」
Re: 2023.6.22(木)題詠「輪」・鑑賞「くるぶし 踝」
Re: 2023.6.22(木)題詠「輪」・鑑賞「くるぶし 踝」
Re: 2023.6.22(木)題詠「輪」・鑑賞「くるぶし 踝」
投稿日 | : 2023/06/22(Thu) 18:38 |
投稿者 | : たかし |
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鑑賞「くるぶし 踝」鑑賞
1.踝をひとつまはせばコキと鳴るコキコキコキと小人が出ます ウプラ
踝をまわすごとに小人が出てくる。面白いな。おとぎ話がひとつ出来た。
上句は或る日の実際の行為、下句はそこから想像した世界。
くるぶし、コキ、コキコキコキ、小人、とカ行音の頭韻が小気味いい。
2.あたま青きくるぶし朱きうら若き僧は摺針峠を越さず たかし
3.説明後質問飛びくるぶしつけに聞かるるもよし賑やかがよし ひさお
「くるぶし」を「飛びくる」と「ぶしつけ」とに分解したのは鮮やか。
意味内容も前向き、開放的な作者を表して好感。
4.足首と手首のくるぶしビスのごと緩みもせずに八十路を歩む さらら
足首と手首、そのどちらにも関節部分に外に突き出した突起がある。
足首の方は「くるぶし」と言うが、手首の方もくるぶしと作者は自分流に言っている。
八十歳になったが、手首も足首も故障がなく、緩みもせずに確かである。健康に自信をもつ作者の人生賛歌。
Re: 2023.6.22(木)題詠「輪」・鑑賞「くるぶし 踝」