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2023.7.27(木)題詠「逃げ水」・鑑賞「街角」
投稿日 | : 2023/07/21(Fri) 09:32 |
投稿者 | : ひさお |
参照先 | : |
投稿日 2023.7.21(金)
投稿者 ひさお
参照先
2023.7.27(木)題詠「逃げ水」・鑑賞「街角」
題詠「逃げ水」
鑑賞「街角」
出題者 たかしさん
鑑賞「街角」
1.「珈琲」の文字と香もとめ歩きたるわが青春よ昭和の街角 たかし
2.街角の時計屋含む呑みや街威風そなはる高僧マンションに ひさお
3.待ち合わせ五分遅れし街角にわびを言いつつ汗がしたたる ひらら
4.炎天の街角を行く炎天にあればしーんと冷ゆるごとき身 ウプラ
5.西武百貨店コメダ茶店も消え失せしこの街角に人影もなし さらら
Re: 2023.7.27(木)題詠「逃げ水」・鑑賞「街角」
投稿日 | : 2023/07/28(Fri) 17:07 |
投稿者 | : ウプラ |
参照先 | : |
ひさおさんの「高僧」変だなぁと思いましたが、原作重視でそのまま無理やり解釈しました。苦しい(笑)
私の歌は炎天下を歩いていると、たまに全身がシーンと静かな状態になることがあります。スポーツ少女だった高校生の頃からの感覚ですが、マラソンハイとかいうものに似ているかもしれません。(灰色の猫)
Re: 2023.7.27(木)題詠「逃げ水」・鑑賞「街角」
投稿日 | : 2023/07/28(Fri) 14:19 |
投稿者 | : ひさお |
参照先 | : |
2.街角の時計屋含む呑みや街威風そなはる高僧マンションに ひさお
高僧は高層の転換ミスでした。お詫びいたします。
ウプラさんが「高僧」としての解釈を考えていただきましたが、かなり無理があるようです。申し訳ございません。
Re: 2023.7.27(木)題詠「逃げ水」・鑑賞「街角」
Re: 2023.7.27(木)題詠「逃げ水」・鑑賞「街角」
投稿日 | : 2023/07/27(Thu) 23:20 |
投稿者 | : ウプラ |
参照先 | : |
1.「珈琲」の文字と香もとめ歩きたるわが青春よ昭和の街角 たかし
「昭和の街角」には喫茶店のドアに「珈琲」も、「純喫茶」なんて文字もありましたね。モーニングサービスとか懐かしい。コーヒーと煙草の匂い。青春の彷徨にちょっとキュンとする。
「文字と香もとめ歩きたる」・・・定型におさまっているが、言葉が忙しく感じた。
2.街角の時計屋含む呑みや街威風そなはる高僧マンションに ひさお
下句は「威厳を感じさせる高僧がマンションに入っていく」と読みました。街角の店もマンションも全て「高僧」の威厳にそぐわない。時代と僧侶のちぐはぐ感を現代の街角に見ている。が、もう少し推敲できそう。
3.待ち合わせ五分遅れし街角にわびを言いつつ汗がしたたる ひらら
待ち合わせに少し遅れてしまった。待たせた相手に申し訳なくて、滴る汗は季節のせいばかりではない。
誰にも身に覚えのあるところで共感した。「したたる」が現在形なので「遅れて」くらいが適当か。「し」が過去の助動詞で若干気になる。
4.炎天の街角を行く炎天にあればしーんと冷ゆるごとき身 ウプラ
5.西武百貨店コメダ茶店も消え失せしこの街角に人影もなし さらら
郊外の大型店に人が集まり、かつて賑わっていた街に人がいなくなってしまった。「この」が効いている。
「この街角をわが影が行く」など、いかがでしょうか。
Re: 2023.7.27(木)題詠「逃げ水」・鑑賞「街角」
投稿日 | : 2023/07/27(Thu) 21:46 |
投稿者 | : ひらら |
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1.「珈琲」の文字と香もとめ歩きたるわが青春よ昭和の街角 たかし
珈琲と昭和の街角で、作者の青春時代が彷彿とうかぶ。私も十代後半のころ珈琲店へ出入りするのは少し大人になる気分だった。帰省時にそのような珈琲店が閉店されていていた。
2.街角の時計屋含む呑みや街威風そなはる高僧マンションに ひさお
時計屋や呑み屋が並んでた街角 丁寧な詠み方、そのまちかどに高層マンションが建つ。建つまえの町並みを懐かしんでいる。
3.待ち合わせ五分遅れし街角にわびを言いつつ汗がしたたる ひらら
4.炎天の街角を行く炎天にあればしーんと冷ゆるごとき身 ウプラ
ひとどおりの無い炎天の街角。人も車もみない炎天の街、身が冷えるようであると詠う。するどい感性。炎天の今日の午後、黒礼服の人らが表を歩いてた。38℃の街角。炎天下と哀しみ。
5.西武百貨店コメダ茶店も消え失せしこの街角に人影もなし さらら
街のシンボルだった西武百貨店。この街角に人影もなし に作者を含め地域の住民のさみしさが込められている。
Re: 2023.7.27(木)題詠「逃げ水」・鑑賞「街角」
Re: 2023.7.27(木)題詠「逃げ水」・鑑賞「街角」
Re: 2023.7.27(木)題詠「逃げ水」・鑑賞「街角」
投稿日 | : 2023/07/27(Thu) 16:54 |
投稿者 | : たかし |
参照先 | : |
鑑賞「街角」
1.「珈琲」の文字と香もとめ歩きたるわが青春よ昭和の街角 たかし
2.街角の時計屋含む呑みや街威風そなはる高僧マンションに ひさお
「時計屋含む」がリアルでその場の景色が見える。
そのような親しみある街角であったのが、時を経て「威風そなはる高層マンション」に変わってしまった。(僧は層?)
作者は変わる前の街の方が好きであった(と感じられる)。
3.待ち合わせ五分遅れし街角にわびを言いつつ汗がしたたる ひらら
この歌も情景がよく浮かぶ。
特にこの頃のような猛暑の夏は、汗はしたたり落ちるだろう。
よく作者が出ている。
4.炎天の街角を行く炎天にあればしーんと冷ゆるごとき身 ウプラ
炎天の街角を行く作者…。
炎天という激しいものが頭上にあるとき、その下の地上のひとは、いかにも小さい。
炎天が激しければ激しいほど、人は(の身は)小さく感じられる。
他の楽しいことを考える思考が広がらない。そんな感じを「しーんと冷ゆるごとき」と表した・・・と感じた。
5.西武百貨店コメダ茶店も消え失せしこの街角に人影もなし さらら
西武が消えたら、コメダの喫茶店も消えてしまいましたね。あの街角。
大津の人なら誰もよく知っている街角、庶民の感覚をもって低い視点から歌っているのがいい。
Re: 2023.7.27(木)題詠「逃げ水」・鑑賞「街角」
投稿日 | : 2023/07/27(Thu) 14:12 |
投稿者 | : さらら |
参照先 | : |
1.「珈琲」の文字と香もとめ歩きたるわが青春よ昭和の街角 たかし
月日は川の流れのように過ぎ去る かってコーヒーをよく茶店で頂いた昭和の街角 看板の文字と香に呼び寄せられる珈琲のオアシス。
2.街角の時計屋含む呑みや街威風そなはる高僧マンションに ひさお
変わりゆく街のさまを共に歩くように表現される。立ち止まる 己のみ年を重ね古くなっていく。
3.待ち合わせ五分遅れし街角にわびを言いつつ汗がしたたる ひらら
人との出会いの待ち合わせは 5分でも長く感じる。遅れた方 は速足と息づかい激しく汗を流して詫びを入れる。
待つのも待たされるのも避けたいこの酷暑。
4.炎天の街角を行く炎天にあればしーんと冷ゆるごとき身 ウプラ
燃えるような暑さ炎天のリフレイン 対比する身の上には言いようのない寒気の襲う状況である。
5.西武百貨店コメダ茶店も消え失せしこの街角に人影もなし さらら
Re: 2023.7.27(木)題詠「逃げ水」・鑑賞「街角」
Re: 2023.7.27(木)題詠「逃げ水」・鑑賞「街角」
Re: 2023.7.27(木)題詠「逃げ水」・鑑賞「街角」
投稿日 | : 2023/07/27(Thu) 12:58 |
投稿者 | : ひさお |
参照先 | : |
1.「珈琲」の文字と香もとめ歩きたるわが青春よ昭和の街角 たかし
コーヒー好きの作者ならではの作品である。35年から50年ほど昔の思い出。
「昭和の街角」がなつかしい思い出に対し効果的である。
2.街角の時計屋含む呑みや街威風そなはる高僧マンションに ひさお
3.待ち合わせ五分遅れし街角にわびを言いつつ汗がしたたる ひらら
街角での待ち合わせ。5分遅れて汗がしたたるほど恐縮している。相手はよほど大切な人だったのだ。結婚するかもしれない男性だったのかも。
4.炎天の街角を行く炎天にあればしーんと冷ゆるごとき身 ウプラ
炎天でしーんとしているということは、車の通行はほとんどなく、蝉なども鳴いていないしずから情景。その街角に作者は冷えるような寒々とした気持ちでいる。なにかよくないことが起きた直後の精神状態であろう。
5.西武百貨店コメダ茶店も消え失せしこの街角に人影もなし さらら
西武百貨店撤退をすごく残念がっている。コメダ茶店は百貨店の中にあったのか。
現場は今再開発のため更地になっているらしい。。「人影もなし」は残念な思いが強く伝わってくる。
Re: 2023.7.27(木)題詠「逃げ水」・鑑賞「街角」
Re: 2023.7.27(木)題詠「逃げ水」・鑑賞「街角」
Re: 2023.7.27(木)題詠「逃げ水」・鑑賞「街角」
投稿日 | : 2023/07/22(Sat) 20:49 |
投稿者 | : ひさお |
参照先 | : |
題詠の休みについて
たかしさんの提示していただいた案でお願いします。
8月は3日のみ実施。8月10日から、9月7日までは休み。9月14日から再開。