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2023.8.3(木)題詠「股」・鑑賞「逃げ水」
投稿日 : 2023/07/28(Fri) 09:28
投稿者 ひさお
参照先
投稿日  2023.7.28(金)
投稿者  ひさお
参照先
   2023.8.3(木)題詠「股」・鑑賞「逃げ水」

   題詠「股」
   鑑賞「逃げ水」 
   出題者 ひさお

鑑賞 「逃げ水」

  1.逃げ水と思ひて行けば水ありぬ陽炎の立つ国道1号  ひさお

  2.九段坂地下よりあがり一息す逃げ水の先に靖国神社   ひらら

  3.たどりゆく細江、今切(いまぎれ)波の音まだ呼んでゐる遠い逃げ水 ウプラ

  4.空色の水玉模様の服地さげ父は訪いきし逃げ水の道  さらら

  5.崖っぷちに逃げ水面を覗きこむ飛び降りるべし刺されるよりも  たかし
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Re: 2023.8.3(木)題詠「股」・鑑賞「逃げ水」
投稿日 : 2023/08/04(Fri) 00:11
投稿者 ひらら
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ひさおさん
訂正お願いします。

 一字づつ四股名を言い合い書き合いて漢字おぼえし双子のふたり  ひらら
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Re: 2023.8.3(木)題詠「股」・鑑賞「逃げ水」
投稿日 : 2023/08/03(Thu) 22:49
投稿者 ひらら
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  1.逃げ水と思ひて行けば水ありぬ陽炎の立つ国道1号  ひさお
 国道一号線を運転中、先に逃げ水がと思い近づいたら水が道路にあった。水たまりか撒き水か。逃げ水でなくあれっと感じられたようすがわかる。

  2.九段坂地下よりあがり一息す逃げ水の先に靖国神社   ひらら

  3.たどりゆく細江、今切(いまぎれ)波の音まだ呼んでゐる遠い逃げ水 ウプラ
 細江、今切(今切)、はままつの土地の名前。波の音、逃げ水を重ねて過ぎた日をなつかしんでいるのではないでしようか。
 

  4.空色の水玉模様の服地さげ父は訪いきし逃げ水の道  さらら
 暑い日に遠路をお父様がたずねてくださった。包みを解くと空色の水玉模様の洋服地、作者のよろこび表情とお父様へのねぎらいと感謝が同時にわいてきた。空色 水玉模様、逃げ水の道、の季節。言葉をよくえらんでられる。







  5.崖っぷちに逃げ水面を覗きこむ飛び降りるべし刺されるよりも  たかし
 夢中にドラマをみてられる場面か、夢の一コマか。読者まで背中がゾクッとし脇に汗がでてくる。
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Re: 2023.8.3(木)題詠「股」・鑑賞「逃げ水」
投稿日 : 2023/08/03(Thu) 22:20
投稿者 ウプラ
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ひさおさん、今、詠草を修正しましたので、よろしくお願いいたします。
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Re: 2023.8.3(木)題詠「股」・鑑賞「逃げ水」
投稿日 : 2023/08/03(Thu) 21:32
投稿者 さらら
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いつとなく年を重ねたわがあゆみ股関節さびて歩幅は伸びず
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Re: 2023.8.3(木)題詠「股」・鑑賞「逃げ水」
投稿日 : 2023/08/03(Thu) 21:28
投稿者 ひさお
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さららさん
「股」の詠草を送ってください。
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Re: 2023.8.3(木)題詠「股」・鑑賞「逃げ水」
投稿日 : 2023/08/03(Thu) 21:05
投稿者 さらら
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1.逃げ水と思ひて行けば水ありぬ陽炎の立つ国道1号  ひさお
実際に見た体験の歌 国道1号をかける車中から遠くに見えるのは逃げ水と思い近づくと水溜まりだった。人間の視覚の不確かさ。
  
2.九段坂地下よりあがり一息す逃げ水の先に靖国神社   ひらら
地下から地上に上がると景色が一変して明るくて暑い 少し休み目を転じると逃げ水が その先には靖国神社 戦死した若者 真夏の哀しさを連想させる。
  
3.たどりゆく細江、今切(いまぎれ)波の音まだ呼んでゐる遠い逃げ水 ウプラ
静岡県西部、浜名湖が海に続く湖口の狭い入り江にたどり着き 波の音が遠く去っていった逃げ水を呼ぶリフレイン。

  4.空色の水玉模様の服地さげ父は訪いきし逃げ水の道  さらら

  5.崖っぷちに逃げ水面を覗きこむ飛び降りるべし刺されるよりも  たかし
危険な場面に遭遇し 崖っぷちの逃げ水面を恐る恐る覗き込み殺されるよりは飛び降りようと決心 夢の一場面か 虚構推理なるものか?
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Re: 2023.8.3(木)題詠「股」・鑑賞「逃げ水」
投稿日 : 2023/08/03(Thu) 20:25
投稿者 ウプラ
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股関節痛かつたなぁ「五十股」と笑つて過ぎてしまつたけれど
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Re: 2023.8.3(木)題詠「股」・鑑賞「逃げ水」
投稿日 : 2023/08/03(Thu) 20:13
投稿者 ウプラ
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1.逃げ水と思ひて行けば水ありぬ陽炎の立つ国道1号  ひさお
陽炎の立つ国道を行くと、先に水が光っている。 「ああ、逃げ水だ。あそこまで行っても水はなくて、さらにその先に同じものが見えるのだろうな」と思って行ってみると、本当にそこに水溜まりがあった、という話。あっけらかんと意表をついて面白い。
「逃げ水」と「陽炎は」違うことを初めて知った。

  2.九段坂地下よりあがり一息す逃げ水の先に靖国神社   ひらら
靖国神社へ行こうと地下鉄から上がり一息つく。
どこまで行っても辿り着けない〈場所〉であること知りながらそこに行こうとする。何度訪ねても届かない思いなのだ。逃げ水と靖国神社を関係づけたところに感心した。

  3.たどりゆく細江、今切(いまぎれ)波の音まだ呼んでゐる遠い逃げ水 ウプラ

  4.空色の水玉模様の服地さげ父は訪いきし逃げ水の道  さらら
作者を可愛がってくれていたお父さんが洋服の生地を提げて訪ねて来たことがあった。暑い夏の日だった。逃げ水が見えたよと言ったのかもしれない。「水玉模様」がノスタルジックで昭和20年代に相応しい。

  5.崖っぷちに逃げ水面を覗きこむ飛び降りるべし刺されるよりも  たかし
作者は今、冒険活劇の真っ只中にいるらしい。と思ったら10歳くらいの少年みたいで笑えてしまった。こういう絶体絶命のところで水に飛び込むシーンは手に汗握るクライマックスである。
「逃げ」と「水面」で「逃げ水」を巧くクリアした。
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Re: 2023.8.3(木)題詠「股」・鑑賞「逃げ水」
投稿日 : 2023/08/03(Thu) 16:01
投稿者 たかし
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鑑賞 「逃げ水」
  1.逃げ水と思ひて行けば水ありぬ陽炎の立つ国道1号  ひさお
遠くに光っているのを「逃げ水」だと思って車で走って行ったら、その路面には実際に水があった…という。
「陽炎の立つ」なのでおそらく炎天の夏の道路(国道1号)である。
この「水ありぬ」を考えるが、夏によくある局地的な夕立のような雨で路上に水たまりが出来ているのではないか。それが「逃げ水」のように見えた。
作者が実際に体験したことを詠んでいると思える。

  2.九段坂地下よりあがり一息す逃げ水の先に靖国神社   ひらら
「九段坂」というと靖国神社。
作者は地下道から上がってきたので一息ついている。
おりしも炎天の夏の日で、路上には逃げ水が立っている。その先に靖国神社が見えた。
この歌も体験したことが詠まれている。

  3.たどりゆく細江、今切(いまぎれ)波の音まだ呼んでゐる遠い逃げ水 ウプラ
浜松あたりの地図を見ると、細江と今切とは、相当に離れている。滋賀県で言えば、大津と今津くらいに。
「たどりゆく」であるが、最初はピクニックのように細江から今切へと、海際の道を辿って楽しく歩いたのか…と思ったが、そうではなく、細江と今切とに、作者が思いをつのらせることがあるのではないか。
波の音、まだ呼んでいる、遠い逃げ水、こうした言葉から、作者の思い出の絡まる地名であるかと思う。
私(たかし)にとって、育った(育てられた)マキノと、出生した(と後から聞いた)八日市とが、強いインパクトを持っているように。
逃げ水…、近寄ってじっくりと見たいと思っても、永遠にそれは叶わない。
逃げ水という題を、とても深く考えて歌われたと感じる。

  4.空色の水玉模様の服地さげ父は訪いきし逃げ水の道  さらら
服地を提げてきた父上。なぜ父が服地を提げて作者のところへ訪ねてきたのか?
1, 作者が洋裁をすることを知る父上が「この服地でワンピースでも縫いなさい」と、持ってきてくれた。
2, 母上が洋裁の達人であり、娘の作者にも洋裁のノウハウは教えてある。そこで母が「この布地(空色の水玉模様の布地)たくさん買っておいたので、靖子のところに持って行ってやって」と父に頼んだので、父が届けに来た。
など、考えた。その日は炎天の夏の日であり、道には逃げ水が見えた。遠い日の記憶である。

  5.崖っぷちに逃げ水面を覗きこむ飛び降りるべし刺されるよりも  たかし
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Re: 2023.8.3(木)題詠「股」・鑑賞「逃げ水」
投稿日 : 2023/08/03(Thu) 14:44
投稿者 ひらら
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詠草

 一字づつ四股名を読みて書き合いて漢字おぼえし双子のふたり  ひらら
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Re: 2023.8.3(木)題詠「股」・鑑賞「逃げ水」
投稿日 : 2023/08/03(Thu) 10:36
投稿者 ひさお
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題詠今週の出題
 「蝉声 または 蝉の声」
   よろしくお願いします。
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Re: 2023.8.3(木)題詠「股」・鑑賞「逃げ水」
投稿日 : 2023/08/03(Thu) 09:55
投稿者 ひさお
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Y型の股になりたる木の枝にゴム紐結び小石飛ばせり  ひさお
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Re: 2023.8.3(木)題詠「股」・鑑賞「逃げ水」
投稿日 : 2023/08/03(Thu) 09:51
投稿者 ひさお
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1.逃げ水と思ひて行けば水ありぬ陽炎の立つ国道1号  ひさお

2.九段坂地下よりあがり一息す逃げ水の先に靖国神社   ひらら
 作者がよく参拝される靖国神社を詠ったもの。
 地下から地上へあがりやれやれと一息ついたところ。
「逃げ水」というのは、見えていたその場に行かなくても、逃げ水と断言できるのだろうか。

3.たどりゆく細江、今切(いまぎれ)波の音まだ呼んでゐる遠い逃げ水 ウプラ
 今切というのは浜名湖が海につづく湖口らしい。15世紀末に大地震があって、ここが海とつながったという。狭い入り江をたどって行くと、中世に大地震の被害に遭った今江に至る。その今江で波の音を聞いていると、昔の大地震のときに引いていった津波を呼んでいるように思われる。ここでの「逃げ水」は一般的に解されている蜃気楼の現象ではなく、押し寄せた津波が引いて行くときの波を意味しているように解した。

4.空色の水玉模様の服地さげ父は訪いきし逃げ水の道  さらら
 父親の持ってこられた水玉模様の服地は風呂敷に包まれていたようだ。
 娘である作者が着物を作るためにと思って持ってこられたのだろう。
 よく晴れていて、父親の歩いてこられた道には逃げ水が立っていて、かなり暑く感じる日であった。

5.崖っぷちに逃げ水面を覗きこむ飛び降りるべし刺されるよりも  たかし
 逃げ水という題に、「に逃げ 水面」と応えた。
夢の内容を詠っているのだろう。何に刺されるのか。蜂くらいでは飛び降りることはないであろうから、刃物を持った賊に襲われているのであろう。
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Re: 2023.8.3(木)題詠「股」・鑑賞「逃げ水」
投稿日 : 2023/08/03(Thu) 08:53
投稿者 たかし
参照先
股関節と言えば医学用語的お股と言えばクレヨンしんちゃん的  たかし
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