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2023.10.5(木)題詠「芸」・鑑賞「忘れ」
投稿日 : 2023/09/29(Fri) 09:31
投稿者 ひさお
参照先
投稿日  2023.9.29(金)
投稿者  ひさお
参照先 
  2023.10.5(木)題詠「芸」・鑑賞「忘れ」
  
  題詠「芸」
  鑑賞「忘れ」
  出題者  たかしさん

鑑賞
  1.忘れるのではない思い出せないのだあの映画の…ほら、あの俳優、ほら、  たかし

  2.振り出しの職場はいまも忘れ得ぬ若者担ひきビールづくりを  ひさお

  3.波の引き岩の窪みの忘れ潮小さな蟹と巻き貝のいる   ひらら

  4.1泊の箱根の旅より戻りたり消し忘れクラーの部屋は適温  さらら

  5.忘れたの春の浜辺の匂ひとか今は木綿のパジャマのボタン  ウプラ
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Re: 2023.10.5(木)題詠「芸」・鑑賞「忘れ」
投稿日 : 2023/10/06(Fri) 17:05
投稿者 ウプラ
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たかしさんへ
いやいや、そのようにも読めるのか、たかし攻めだなと楽しかったです。ありがとうございました
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Re: 2023.10.5(木)題詠「芸」・鑑賞「忘れ」
投稿日 : 2023/10/06(Fri) 11:03
投稿者 ひらら
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波の引き岩の窪みの忘れ潮小さな蟹と巻き貝のいる   ひらら

 皆様ご批評m(_ _)m
ひさおさま 「波の引き」「波が引き」m(_ _)m
何度も声にして読みました。
 ウプラさま 初句2句が「忘れ潮」の意味であること。気付きました。31音大切に詠まねばの思いです。
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Re: 2023.10.5(木)題詠「芸」・鑑賞「忘れ」
投稿日 : 2023/10/06(Fri) 10:10
投稿者 たかし
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5.忘れたの春の浜辺の匂ひとか今は木綿のパジャマのボタン  ウプラ
ウプラさんのこの歌、私トンチンカンな鑑賞をしていました。
ボタンが貝で出来ているということには全く気がつかなかった。
つまり、貝の身になって詠っている歌なのですね。
しゃれたことを・・・・・拙者の負けでござる。
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Re: 2023.10.5(木)題詠「芸」・鑑賞「忘れ」
投稿日 : 2023/10/05(Thu) 23:02
投稿者 ウプラ
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かたむいて善人みたいな自販機だ稲穂明かりの安芸国ゆく
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Re: 2023.10.5(木)題詠「芸」・鑑賞「忘れ」
投稿日 : 2023/10/05(Thu) 22:54
投稿者 ひらら
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1.忘れるのではない思い出せないのだあの映画の…ほら、あの俳優、ほら、  たかし
 自由詩のよう
 ほら ほらの繰り返しが的を得ている。
  2.振り出しの職場はいまも忘れ得ぬ若者担ひきビールづくりを  ひさお
 振り出し〜双六の起点。人生のかどで。責任を担い若者(歳下 )を担当しビール作りに励んだ日々。忘れ得ぬ若き日々であることよ。3.波の引き岩の窪みの忘れ潮小さな蟹と巻き貝のいる   ひらら

  4.1泊の箱根の旅より戻りたり消し忘れクラーの部屋は適温  さらら
 この頃忘れぽいわと言う作者。帰宅して消しわすれクラーに気づいたが、部屋が涼しく、ヤレヤレ感。表情が浮かぶ。冬向きはストーブ要注意。

  5.忘れたの春の浜辺の匂ひとか今は木綿のパジャマのボタン  ウプラ  
 木綿のパジャマのボタン、貝ボタン。春の浜の匂い、景色を思い出させてくれた。木綿、貝ボタンからひろがる場面がさわやかで若々しい。
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Re: 2023.10.5(木)題詠「芸」・鑑賞「忘れ」
投稿日 : 2023/10/05(Thu) 21:00
投稿者 ウプラ
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1.忘れるのではない思い出せないのだあの映画の…ほら、あの俳優、ほら、  たかし
顔も覚えている。声も覚えている。しかし名前が出てこない。あるあるのシーンの「ほら」が臨場感たっぷりである。

  2.振り出しの職場はいまも忘れ得ぬ若者担ひきビールづくりを  ひさお
「若者」は作者自身のことだと思って読んだがそうではないのだろうか。ちょっと判断しかねた。
人生の最初の職場はビールの会社だったらしい。懐かしさ一入だろう。

  3.波の引き岩の窪みの忘れ潮小さな蟹と巻き貝のいる   ひらら
寂しくて可愛らしい世界。
初句二句が「忘れ潮」の意味そのものなので、「雲(空)映す」とか「十月の」とか、何でも決まるので、初句は変えた方がいいと思う。

  4.1泊の箱根の旅より戻りたり消し忘れクラーの部屋は適温  さらら
「適温」のおおらかさに思わず笑ってしまった。
天然というか、そのままで人柄が表れているような気がする

  5.忘れたの春の浜辺の匂ひとか今は木綿のパジャマのボタン  ウプラ
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Re: 2023.10.5(木)題詠「芸」・鑑賞「忘れ」
投稿日 : 2023/10/05(Thu) 18:45
投稿者 たかし
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  鑑賞「忘れ」
1.忘れるのではない思い出せないのだあの映画の…ほら、あの俳優、ほら、 たかし

2.振り出しの職場はいまも忘れ得ぬ若者担ひきビールづくりを  ひさお
「振り出しの職場」と言っているから、大学を出た作者が初めて就職した職場。
 大学を出てすぐというので21歳〜22歳くらいだろうと思う。
 その21〜22歳の若い作者が「若者」と呼ぶのだから、その職場にはもっと年少の人達が既に居たのだろう。
 おそらく高校を出て、或いは昔は中卒で働く者も多かったし、社会の側も当然のように受け入れていた。だからそのビールを作る工場では、既に一人前の仕事をこなしている若者が居たのである。
 そのなかの一人か、あるいは複数人か、作者にとって忘れ得ぬ若者が居た。
 自分の体験が元になっている歌なので厚みがあり、手応えが強い。

3.波の引き岩の窪みの忘れ潮小さな蟹と巻き貝のいる   ひらら
 「岩の窪みの忘れ潮」には「小さな蟹と巻き貝」が似合う。
 絵本になりそうな美しいワンカット。降り注いでいる秋の陽射しも見えそうだ。

4.1泊の箱根の旅より戻りたり消し忘れクラーの部屋は適温  さらら
 残暑が厳しかったので、エアコン消し忘れていた家の中は適温になっていた。
 なにものにも縛られない自由自在に生きている作者がここにいる。
 ただ、これから寒い季節に向かうので、電熱系の物の消し忘れはご法度です。

5.忘れたの春の浜辺の匂ひとか今は木綿のパジャマのボタン  ウプラ
 春の浜辺の匂いは好きな匂いであったが、今は忘れている。そして今、それよりも差し迫ったことがらとして、木綿のパジャマのボタンを何処に仕舞ったかが思い出せない。忘れているのである。
 多分、パジャマのボタンが取れたのを繕わんとしている作者のようだ。ロマンチックな思いよりも生活に直結した「パジャマのボタン」が生活の力を出している。
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Re: 2023.10.5(木)題詠「芸」・鑑賞「忘れ」
投稿日 : 2023/10/05(Thu) 14:30
投稿者 ひらら
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訂正おねがい

花見小路(こうじ)舞妓と芸妓にすれ違う振り返りしばし後姿(うしろで)を追う  ひらら
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Re: 2023.10.5(木)題詠「芸」・鑑賞「忘れ」
投稿日 : 2023/10/05(Thu) 14:23
投稿者 ひらら
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花見小路(こうじ)舞妓と芸妓にすれ違う振り返りしばし後姿(うしろで)を追うしばし   ひらら
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Re: 2023.10.5(木)題詠「芸」・鑑賞「忘れ」
投稿日 : 2023/10/05(Thu) 13:15
投稿者 ひさお
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京料理を芸妓に侍られいただくは力不足で果たせぬ夢に  ひさお
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Re: 2023.10.5(木)題詠「芸」・鑑賞「忘れ」
投稿日 : 2023/10/05(Thu) 13:06
投稿者 ひさお
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1.忘れるのではない思い出せないのだあの映画の…ほら、あの俳優、ほら、  たかし
 自由律のような感じを受ける。短歌づくりを楽しんでいる。
「忘れるのでは」は「忘れたのでは」の方がいいように思うが。原案がいいのでしょうか。

2.振り出しの職場はいまも忘れ得ぬ若者担ひきビールづくりを  ひさお

3.波の引き岩の窪みの忘れ潮小さな蟹と巻き貝のいる   ひらら
 「忘れ潮」とは文学的な匂いのぷんぷんする言葉をよく思いついた。
 「の」が4回使われていてもそれほど違和感はないが、「波の引き」は「波が引き」
 にした方が素直な詠み方ではないだろうか。

4.1泊の箱根の旅より戻りたり消し忘れクラーの部屋は適温  さらら
 クーラーを消し忘れて旅行に出かけた。異常が発生しなくてよかった。
遠隔操作ができれば安心か。でも消し忘れに気づかなければだめか。
4句の字余りが気になる。
試案
  クーラーを消さず箱根へ旅行して翌日帰れば部屋は適温

5.忘れたの春の浜辺の匂ひとか今は木綿のパジャマのボタン  ウプラ
 パジャマのボタンの素材が貝なのだ。そのボタンを主体にした作品である。今は木綿のパジャマのボタンになっている貝が、春の浜辺の匂いも忘れてしまったと嘆いている。
それは作者の実感をいい表しているのだろう。
「忘れたの」は話ことば。忘れてしまったよ。
「匂ひとか」は匂いや潮の満ち引き、波の色や空の月のことなど、いろいろ考えさせる。
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Re: 2023.10.5(木)題詠「芸」・鑑賞「忘れ」
投稿日 : 2023/10/05(Thu) 11:43
投稿者 さらら
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1.忘れるのではない思い出せないのだあの映画の…ほら、あの俳優、ほら、  たかし
この歌で思い出す場面 スイスの山を登る車中で10歳上の姉が奈良漬けのやり方を何して何してと連発していた。何の名詞は?
  
2.振り出しの職場はいまも忘れ得ぬ若者担ひきビールづくりを  ひさお
職場の重役であったころ 若者と一緒になってビールづくりに挑戦されたあの日の生き生きとした仕事場が熱かった。
  
3.波の引き岩の窪みの忘れ潮小さな蟹と巻き貝のいる   ひらら
上の575に惹かれるポエムの韻律 小さな蟹と巻貝をあしらう優美な空間。
  
4.1泊の箱根の旅より戻りたり消し忘れクラーの部屋は適温  さらら

  5.忘れたの春の浜辺の匂ひとか今は木綿のパジャマのボタン  ウプラ
パジャマのボタンは貝殻だろうか?それからイメージして青春の浜辺の潮騒の香りと恋心 私は日常に追われすっかり忘れている。
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Re: 2023.10.5(木)題詠「芸」・鑑賞「忘れ」
投稿日 : 2023/10/05(Thu) 11:11
投稿者 さらら
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泊まる和室舞う板の間に続きたり三味線もある箱根芸者新居
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Re: 2023.10.5(木)題詠「芸」・鑑賞「忘れ」
投稿日 : 2023/10/05(Thu) 09:44
投稿者 たかし
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次週のお題「膳」
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Re: 2023.10.5(木)題詠「芸」・鑑賞「忘れ」
投稿日 : 2023/10/05(Thu) 09:42
投稿者 たかし
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酒飲めずとりたてて芸もこれなきを卑下もせず更には髭をたくわう  たかし
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