
2023.10.26(木)題詠「爪」・鑑賞「柔」
投稿日 |
: 2023/10/20(Fri) 09:09 |
投稿者 |
: ひさお |
参照先 |
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投稿日 2023.10.20(金)
投稿者 ひさお
参照先
2023.10.26(木)題詠「爪」・鑑賞「柔」
題詠「爪」
鑑賞「柔」
出題者 ウプラさん
鑑賞
1.人間は声柔らかに泣くものを恐怖のためにガザの子は泣く ウプラ
2.丹田の腹の底より柔歌うひばりと同年われは親しむ さらら
3.柔らかき朝の頭で考えてもセカンドオピニオン試すべし たかし
4.柔順な児童ばかりでなき上にモンペまで居る教育現場 ひさお
(モンペ=モンスターペアレント)
5.柔柔(やわやわ)の中指の爪吾子庇い車のドアに詰め痛めより ひらら

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Re: 2023.10.26(木)題詠「爪」・鑑賞「柔」
投稿日 |
: 2023/10/26(Thu) 23:01 |
投稿者 |
: ひらら |
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詠草
白菜の間引き終え明日入院と湯あがりの母爪を切りいる ひらら

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Re: 2023.10.26(木)題詠「爪」・鑑賞「柔」
投稿日 |
: 2023/10/26(Thu) 22:52 |
投稿者 |
: ウプラ |
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朴の葉を踏む爪先にまた朴が落ちてキックキックトントン歩く

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Re: 2023.10.26(木)題詠「爪」・鑑賞「柔」
投稿日 |
: 2023/10/26(Thu) 22:25 |
投稿者 |
: ウプラ |
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こんばんは
只今、白川郷付近の山中におります。
思い立ってばたばたと出てきたので欠席でスミマセン。
次回は12月7日とのこと、承知しました。
ひさおさん、お題ありがとうございました。

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Re: 2023.10.26(木)題詠「爪」・鑑賞「柔」
投稿日 |
: 2023/10/26(Thu) 19:39 |
投稿者 |
: ひらら |
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鑑賞
1.人間は声柔らかに泣くものを恐怖のためにガザの子は泣く ウプラ
世界の人 人間は柔らかな声で泣くのに、戦禍のカザの子は恐怖におののき泣く。世界、人間皆からガザの子にポイントをおとしその泣き声が強く訴える。
2.丹田の腹の底より柔歌うひばりと同年われは親しむ さらら
作者と、美空ひばりは同い年なのだ。小さいときよりひばりの歌をとくに親しみ育たれたのだろう。下腹 丹田に力を入れて「柔」を歌う。ひばりのあの持ち歌を。
3.柔らかき朝の頭で考えてもセカンドオピニオン試すべし たかし
身体の不調をかかえこの頃は四六時中、セカンドオピニオンに思いを巡らせている。疲れ気味の午後や夜でなく朝の頭でもそう思い、もう試そうと決めた。のかしら。
4.柔順な児童ばかりでなき上にモンペまで居る教育現場 ひさお
(モンペ=モンスターペアレント)
教育現場の先生の苦悩を詠う
モンペ との言葉 初めて知った。
5.柔柔(やわやわ)の中指の爪吾子庇い車のドアに詰め痛めより ひらら

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Re: 2023.10.26(木)題詠「爪」・鑑賞「柔」
投稿日 |
: 2023/10/26(Thu) 13:26 |
投稿者 |
: ひさお |
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今週の出題。ウプラさんがお休みなので、代わりに出題します。
解放 でお願いします。

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Re: 2023.10.26(木)題詠「爪」・鑑賞「柔」
投稿日 |
: 2023/10/26(Thu) 13:20 |
投稿者 |
: ひさお |
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長刀鉾の注連縄切りの一瞬をみのがすまいと爪先立ちぬ ひさお

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Re: 2023.10.26(木)題詠「爪」・鑑賞「柔」
投稿日 |
: 2023/10/26(Thu) 13:18 |
投稿者 |
: ひさお |
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1.人間は声柔らかに泣くものを恐怖のためにガザの子は泣く ウプラ
イスラエルとパレスチナの相克がおさまることはないのだろうか。今もまたお互いに攻撃しあっている。とくにガザの人たちはイスラエル軍に包囲されているので、逃げるところがない。恐怖に泣き叫ぶ子の映像にはこころが痛む。
「柔らかに泣く」と「恐怖のために泣く」の対比がうまい。
2.丹田の腹の底より柔歌うひばりと同年われは親しむ さらら
作者は美空ひばりと同年だったのですか。
「丹田の腹の底」は腹の底に丹田があるので適切ではないと思われる。
「丹田に力を込めて」ではどうか。柔は「柔」とカッコをつけたい。
3.柔らかき朝の頭で考えてもセカンドオピニオン試すべし たかし
「考えても」と「も」があるので、どうしたらいいか今朝より以前にも思案していたことが分かる。
医院での診察の結果はよくなかった。医師から手術ないしこれからの対処方法の説明を受けた。それには重大な決断が必要だ。しかしその前に別の医院でも診察を受けるというセカンドオピニオンを試してみるべきではないか。
今朝の頭の柔らかいときに考えても、やはりセカンドオピニオンを試そうという結論になった。重大な局面を迎えたときの慎重な思案の状況を詠っている。
4.柔順な児童ばかりでなき上にモンペまで居る教育現場 ひさお
(モンペ=モンスターペアレント)
5.柔柔(やわやわ)の中指の爪吾子庇い車のドアに詰め痛めより ひらら
分かり難い。
中指の爪が柔柔なのは吾子。その爪を庇っているのも吾子。「庇い」は庇うらしい。
「中指の爪吾子庇い」は中指の爪を吾子が庇っているということらしい。
「痛めより」は?? 痛めたからということか??
もしかして作者が言いたいのは
吾子が車のドアに中指を詰めたため、爪が生え替わるところなので柔らかい爪になっているよということではないか。

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Re: 2023.10.26(木)題詠「爪」・鑑賞「柔」
投稿日 |
: 2023/10/26(Thu) 11:37 |
投稿者 |
: たかし |
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鑑賞(柔)
1.人間は声柔らかに泣くものを恐怖のためにガザの子は泣く ウプラ
この歌の焦点は下句にある。上句はそれへの序章となっている。序章なのであまりここにとらわれて読むと横道にそれてしまう。
圧倒的にちからの差「経済力・軍事力」があるイスラエルがガザに地上侵攻しようとしている。ハマスが先に手を出したということがあるにはあるが、ここは地球人民としはイスラエルにやめなさいと言いたい。
復讐をしてもまた恨みを増幅させるだけであることは誰が考えても分かっているのだから。
歌の批評としては、下句「・・ガザの子は泣く」へ、どう持ってくるか、が歌の成否を分けると思うが、「人間は・・」と、非常に大きく宇宙的(地球的?)な視点から歌い出しているところ、そして結句「ガザの子」へと焦点を絞ってゆく。
グーグルマップの手法が成功している。
2.丹田の腹の底より柔歌うひばりと同年われは親しむ さらら
作者は美空ひばりと同い年であるという。同い年の芸能人には、理由がなくても親しみをもつものだ。
私も、亡くなったが横山やすし、そして吉永小百合と同い年です。だからやすしをあんな目に合わせたやつが当時憎かった。吉永小百合さんは今も輝いていて、同い年の希望です。
この歌も、歌の核心は下句の同い年で親しむ・・・にあると思う。上句は序章である。
その序章、上の1の歌と逆に、人間の体の内部「丹田の腹の底」から歌い出して、人間の感情「親しむ」へと広げてゆく。
これも成否で言えば成功していると思う。
曲の「柔」は、かっこでくくった方がよいと思う。
3.柔らかき朝の頭で考えてもセカンドオピニオン試すべし たかし
4.柔順な児童ばかりでなき上にモンペまで居る教育現場 ひさお
(モンペ=モンスターペアレント)
苦情・抗議を激しく言い募る生徒の親のことをモンスターペアレントということ、さらに略して「モンペ」ということ、この歌に知った。
子供が学校に行っているころにほとんど干渉しなかった私には分からない現場のことだ。
だが、こういうモンペと呼ばれる人たちが実際にいるようだ。
従順でない生徒(反抗的態度を露にする生徒)も居る、その上になお・・こういうモンペが居ると・・・
この歌からは、そんな現場に立つ先生方は大変だろうなあ、という作者の気持ちがうかがえる。
5.柔柔(やわやわ)の中指の爪吾子庇い車のドアに詰め痛めより ひらら
子を庇って中指の爪を車のドアに詰めて痛めたのは、作者ではなく、作者の息子さんか娘さんのようだ。
結句「痛めより」にそう感じるのだが、「痛めより」は「痛めおり」ではないかと思う。
中指の爪が、やわやわかどうか(他の指の爪にくらべて)ということに関しては少し首をかしげる部分はあった。
たまたま詰めた指が中指であったということだと思うのだが。

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Re: 2023.10.26(木)題詠「爪」・鑑賞「柔」
投稿日 |
: 2023/10/26(Thu) 10:31 |
投稿者 |
: たかし |
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: |
爪切りはそこそこ切れたが貝印のカミソリは昔切れなかったなあ たかし

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Re: 2023.10.26(木)題詠「爪」・鑑賞「柔」

Re: 2023.10.26(木)題詠「爪」・鑑賞「柔」

Re: 2023.10.26(木)題詠「爪」・鑑賞「柔」
投稿日 |
: 2023/10/22(Sun) 19:36 |
投稿者 |
: ひさお |
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WEB歌会に伴う、題詠の休みについて
11月12日(日)にWEB歌会が催されます。
これに伴う題詠の休みは11月月間すべてということでいいでしょうか。(2日、9日、16日、23日、30日のすべてを休みとする)。

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