トップページ > 記事閲覧
2023.12.21(木) 題詠「和」・鑑賞「竹箒」
投稿日 : 2023/12/15(Fri) 09:06
投稿者 ひさお
参照先
投稿日   2023.12.15(金)
投稿者   ひさお
参照先

   2023.12.21(木)題詠「和」・鑑賞「竹箒」
   題詠「和」
   鑑賞「竹箒」
   出題者 たかしさん

鑑賞「竹箒」

1.農閑期に伯父の作れる竹箒切り旬は寒の日と教わりぬ  ひらら

2.竹箒梯子ごみ箱風を梳くものはひゆうひゆう鳴れよ冬なら  ウプラ

3.白髪の舅は竹箒で庭を掃きつかず離れず姑草引きし  さらら

4.現代の魔女竹箒にまたがらずSNSにて在宅勤務  たかし

5.公園を竹箒にてはき掃除さつささらさら落葉は溜まる  ひさお
記事編集 編集
Re: 2023.12.21(木) 題詠「和」・鑑賞「竹箒」
投稿日 : 2023/12/22(Fri) 00:02
投稿者 さらら
参照先
1.農閑期に伯父の作れる竹箒切り旬は寒の日と教わりぬ  ひらら
瑞穂の国近江の湖北の暮らしの一場面 伯父さんは竹箒も手作り 寒の日に切り旬と生活の知恵を教わる。

2.竹箒梯子ごみ箱風を梳くものはひゆうひゆう鳴れよ冬なら  ウプラ
竹を素材とした諸々の道具 どれも空気を通す 冬にはひゆうひゆう鳴れと促している。

3.白髪の舅は竹箒で庭を掃きつかず離れず姑草引きし  さらら

4.現代の魔女竹箒にまたがらずSNSにて在宅勤務  たかし
女性の生き方を多方面に視点を当て面白く表している。

5.公園を竹箒にてはき掃除さつささらさら落葉は溜まる  ひさお
さっささらさらのオノマトペが一連の歌の中に光っている。
乾燥した枯れ葉が掃き寄せられ小さな山となる。
記事編集 編集
Re: 2023.12.21(木) 題詠「和」・鑑賞「竹箒」
投稿日 : 2023/12/21(Thu) 22:44
投稿者 ウプラ
参照先
水鳥の和毛のシュラフ安曇野の今夜は星の近くに眠る
記事編集 編集
Re: 2023.12.21(木) 題詠「和」・鑑賞「竹箒」
投稿日 : 2023/12/21(Thu) 22:19
投稿者 ひらら
参照先

 和花(わか)6歳の孫の名
記事編集 編集
Re: 2023.12.21(木) 題詠「和」・鑑賞「竹箒」
投稿日 : 2023/12/21(Thu) 21:46
投稿者 ひらら
参照先
1.農閑期に伯父の作れる竹箒切り旬は寒の日と教わりぬ  ひらら

2.竹箒梯子ごみ箱風を梳くものはひゆうひゆう鳴れよ冬なら  ウプラ
 掛けたり置いたり動かさないときは音のないものに 
ひゅうひゅうと風の音、冬の烈風のもがりぶえの風音.風を梳くたの語 音を生まれさせそう。
白髪の舅は竹箒で庭を掃きつかず離れず姑草引きし  さらら
 庭掃きをされている舅上を、草引きをしながそれとなく見守ってられる姑上、老いた二人を見守ってられる作者。同居家族の温かさ、信頼感がにじむ。


4.現代の魔女竹箒にまたがらずSNSにて在宅勤務  たかし
 魔女と竹箒 目の付けところに脱帽する。昔と現代の対比。

5.公園を竹箒にてはき掃除さつささらさら落葉は溜まる  ひさお
 掃いても掃いても尽きない掃き掃除。さつささらさら落ち葉は更にさらに散って溜まる。が、さつささらさらの音感が気分いい。
記事編集 編集
Re: 2023.12.21(木) 題詠「和」・鑑賞「竹箒」
投稿日 : 2023/12/21(Thu) 21:19
投稿者 たかし
参照先
お題「月」
記事編集 編集
Re: 2023.12.21(木) 題詠「和」・鑑賞「竹箒」
投稿日 : 2023/12/21(Thu) 21:13
投稿者 ひさお
参照先
たかしさん。今夜中に出題をお願いします。
記事編集 編集
Re: 2023.12.21(木) 題詠「和」・鑑賞「竹箒」
投稿日 : 2023/12/21(Thu) 20:44
投稿者 たかし
参照先
鑑賞「竹箒」
1.農閑期に伯父の作れる竹箒切り旬は寒の日と教わりぬ  ひらら
 切り旬はひさおさんの評にもあるが引っかかる。
旬は「どき」と読むのかと思うが、ルビ振らないと無理そう。
「切り」を「伐り」として、「伐りどきは」としてはどうでしょう。
わたしも前に竹を伐るのは何時でも良いのではなく、適した季節があると聞いたことがあります。寒の日、覚えておきたい。

2.竹箒梯子ごみ箱風を梳くものはひゆうひゆう鳴れよ冬なら  ウプラ
 風を通り抜けさせるもの、すきまの多いもの。そこを通り抜けるときに風の音がする。
鳴れよと作者は言う。冬ならと言う。
竹箒も梯子もごみ箱も、それ自体は無音で武骨なものであるが、
それを風が通り抜けることで、音を鳴らしたりして、かっこいい冬の演出者になる。

3.白髪の舅は竹箒で庭を掃きつかず離れず姑草引きし  さらら
 こういう絵が、床の間に飾る掛け軸の絵にある。品のいいお爺さんとお婆さんの姿。
わたしも白髪なので竹箒を持って家内を傍にしゃがませれば絵になるか・・とちょっと思った。
年賀状の図柄に考えてみたい。

4.現代の魔女竹箒にまたがらずSNSにて在宅勤務  たかし

5.公園を竹箒にてはき掃除さつささらさら落葉は溜まる  ひさお
 さっささらさら」が調子よくて軽くて、赤塚不二夫の漫画「天才バカボン」だったか「おそ松くん」だったかに出てくる「お出かけレすか」のレレレのオジサンを思った。
掃いても掃いても落ち葉は落ちる。さっささらさら、がいい合いの手になって軽い歌に仕上がった。
記事編集 編集
Re: 2023.12.21(木) 題詠「和」・鑑賞「竹箒」
投稿日 : 2023/12/21(Thu) 20:34
投稿者 ウプラ
参照先
1.農閑期に伯父の作れる竹箒切り旬は寒の日と教わりぬ  ひらら
作者の目に映った箒の〈今〉がほしいかと思った。例えば、何でもいいけれど、「眠そうな」「暇そうな」とか「ばさらばさらと」とか。そうすると、短歌的にはそれが伯父さんの人柄にも通うことになるから不思議。
「作りし」か。

2.竹箒梯子ごみ箱風を梳くものはひゆうひゆう鳴れよ冬なら  ウプラ

3.白髪の舅は竹箒で庭を掃きつかず離れず姑草引きし  さらら
「つかず離れず」が絶妙。ここに作者独自の見方が表れている。
「草を引く」で緊まるかな。そんな気がする。

4.現代の魔女竹箒にまたがらずSNSにて在宅勤務  たかし
「SNSにて在宅勤務」するのは女性に限らないが、そこに魔女の竹箒をもってきたところがミソ。
下句で現代はわかるから、「魔女のあなたは」とか「魔女のヨーコ」とかでもいいかもと個人的には思う(奥さまのお名前とか)


5.公園を竹箒にてはき掃除さつささらさら落葉は溜まる  ひさお
「はき掃除さつささらさら」・・・サ行音主導のリズムが軽くて心地よい。結句への繋がり方も無心な気持ち良さがある。
記事編集 編集
Re: 2023.12.21(木) 題詠「和」・鑑賞「竹箒」
投稿日 : 2023/12/21(Thu) 16:01
投稿者 さらら
参照先
家長なる和彦兄は別居中のわれに届ける米や大根  さらら
記事編集 編集
Re: 2023.12.21(木) 題詠「和」・鑑賞「竹箒」
投稿日 : 2023/12/21(Thu) 10:28
投稿者 ひさお
参照先
和やかに歌会は進みどの顔も論じることに嬉嬉としてゐる  ひさお
記事編集 編集
Re: 2023.12.21(木) 題詠「和」・鑑賞「竹箒」
投稿日 : 2023/12/21(Thu) 10:25
投稿者 ひさお
参照先
1.農閑期に伯父の作れる竹箒切り旬は寒の日と教わりぬ  ひらら
 伯父さんの住んでおられる地区では農閑期に竹箒づくりが行われていた。材料の竹を切るのに一番いいのは寒の日であると、伯父さんは教えてくれた。
「切り旬は・・・・」は竹を切る旬はということであろうが、表現としてはちょっと苦しい。

2.竹箒梯子ごみ箱風を梳くものはひゆうひゆう鳴れよ冬なら  ウプラ
冬の風を受けて風を通し、ひゆうひゆうと鳴れよ竹箒,梯子、ゴミ箱よ。
寒さで身の縮むような冬の風への讃歌。(虎落笛を連想させる)


3.白髪の舅は竹箒で庭を掃きつかず離れず姑草引きし  さらら
仲のいい舅・姑の一齣。白髪の舅が竹箒で庭を掃くと、姑はその近くで草引きをしていた。
過去形にしているが、現在形「草引きす」でもいいように思う。

4.現代の魔女竹箒にまたがらずSNSにて在宅勤務  たかし
竹箒にまたがったのは昔の魔女。現在の魔女はSNSを駆使して在宅勤務をしている。時代の先端を行く魔女。どれくらいの人数になるのだろうか。

5.公園を竹箒にてはき掃除さつささらさら落葉は溜まる  ひさお
記事編集 編集
Re: 2023.12.21(木) 題詠「和」・鑑賞「竹箒」
投稿日 : 2023/12/21(Thu) 09:07
投稿者 ひらら
参照先
詠草

 名はあるのガザの赤ちゃん平和の和名に持つ和花が問うニュースに    ひらら
(和花〜小学1年)
記事編集 編集
Re: 2023.12.21(木) 題詠「和」・鑑賞「竹箒」
投稿日 : 2023/12/21(Thu) 07:34
投稿者 たかし
参照先
吾が使えば英和はミスる優れものグーグル音声翻訳ツール  たかし
記事編集 編集
件名 スレッドをトップへソート
名前
URL
画像添付


暗証キー
投稿キー
コメント

- WEB PATIO -