投稿日　　　２０２４．３．２９（金）
投稿者　　　ひさお

参照先
　　２０２４．４．４（木）題詠「梅」・鑑賞「入学」
　　題詠「梅」
　　鑑賞「入学」
　　出題者　ひさお

鑑賞「入学」
　　
１．パソコン教室「緑の森」に入学すエクセル名簿はくるし苦しゑ　　ウプラ

２．この４月入学の琴葉よ一年生ひ孫を祝うわれ八十五歳　　さらら

３．念願のアドビクリエイティブカレッジの入学果たすオンラインにて　　たかし

４．総長の入学式での激励は「未来を信じよ」心に残る　　ひさお

５．入試の日念じ仰ぎし曙杉朝日を受ける入学の今朝 ひらら

編集

たかしさん、パソコンのこと、ありがとうございました。
なるべか遊んでみますね。
今回の歌は、去年の短歌大会事務方で、縦書きのエクセル名簿の名前が寝たまま直らず、「立て立つんだ」と苦労したことを思い出して書きました。
初めてのエクセルで、参りました。
パソコン教室はホントです。

編集

変更お願いいたします

ぱつちりとあなたもあなたも梅の花明日（あした）はぽつちり梅の実になる

編集

ぱつちりとあなたもあなたも梅の花ぽつちり明日(あした)は梅の実になる

編集

１．パソコン教室「緑の森」に入学すエクセル名簿はくるし苦しゑ　　ウプラ

２．この４月入学の琴葉よ一年生ひ孫を祝うわれ八十五歳　　さらら
ひょっとして、「私だって八十五歳学校の一年生」という意味かもしれないと思った。
だとすると、新鮮だ。

３．念願のアドビクリエイティブカレッジの入学果たすオンラインにて　　たかし
「アドビクリエイティブカレッジ」!
そういうものがあることすら知らなかった。
エクセル名簿より断然面白そうで興味しんしん。
という気もちにさせるのは「念願」「果たす」に出ている作者の気持ちがこちらに伝わるからでしょう。

４．総長の入学式での激励は「未来を信じよ」心に残る　　ひさお
「未来を信じよ」が心に残ったのは、そこに至る話の内容に特別なものがあったからだろう。
受け取る者のアンテナもそこにチューニングされていて、感度もよかった。
そういうときの「言葉」は幸せ。

５．入試の日念じ仰ぎし曙杉朝日を受ける入学の今朝 ひらら
これは入試の朝も入学の朝も曙杉を仰いだ、ということでしょう。「入学の今朝も」と「も」をつけると、今仰いでいる感じが見えるように思う。
「曙杉」の大きさが気持ちよくて歌の内容に相応しい。

編集

１９：１６　提出の詠草をお願いします。

編集

中学の夏休みのわれ依頼され梅山師の絵のモデルとなりし

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　さらら

編集

中学の夏休みのわれモデルにと依頼されたり美術恩師に

編集

１．パソコン教室「緑の森」に入学すエクセル名簿はくるし苦しゑ　　ウプラ
何歳になっても諸々方面の勉強する姿勢は好ましく　前進のない人生はそこで止まってしまい　退化が急速に襲う。

２．この４月入学の琴葉よ一年生ひ孫を祝うわれ八十五歳　　さらら

３．念願のアドビクリエイティブカレッジの入学果たすオンラインにて　　たかし
入学シーズンの４月には　老いも若きも何かに挑戦する。私も２冊目の歌集を出版しようと思う。

４．総長の入学式での激励は「未来を信じよ」心に残る　　ひさお
流石総長の言葉「未来を信じよ」高齢なるものも未来を信じて明るい光を目標に暮らさないと寂しすぎる

５．入試の日念じ仰ぎし曙杉朝日を受ける入学の今朝 ひらら

入試の日も入学の日も心持は全く違うが　仰ぐ曙杉は朝日を
受けて神木のように存在する。

編集

鑑賞「入学」　　
１．パソコン教室「緑の森」に入学すエクセル名簿はくるし苦しゑ　　ウプラ
　パソコンが苦手で苦しいという人はとてもたくさん居ますね。
下句「エクセル名簿」と具体を出し「くるし苦しゑ」で結んで、歌としては成立したと思う。
歌の評から離れたことを言わせてもらいますが、パソコンが苦手で…教室に通って…と言う人。
パソコンで（常に）遊ぶことをされるといいと思う。
私は畑仕事から家の中に入ったら、パソコンの前に座って、お茶をのみながら将棋ゲームをパソコン相手にしています。検索してもらえば出ますが
「きのあ将棋」きのあ将棋の対局メニュー
https://syougi.qinoa.com/ja/game/
それから「ハーツ」というトランプゲーム
https://www.soritia.jp/hearts
おなじくカードゲーム「ソリティア」
https://www.gamedesign.jp/games/solitaire/
こういうので遊ぶことで、パソコンが自分の手に、身体になじむと思うのです。

２．この４月入学の琴葉よ一年生ひ孫を祝うわれ八十五歳　　さらら
　琴葉ちゃんが一年生になる。早いですね。もうすぐですね。
　「入学」と「一年生」と、二つあるが、一つに出来ると思う。言葉を少なく（名詞・動詞を少なく）するとシンプルになり、すっきりとした歌になる。
上句「この四月一年生になる琴葉」とすれば「入学」が省けると思う。
下句も「ひ孫」「祝う」「われ」「八十五歳」並びを考えることでシンプルにできそう。

３．念願のアドビクリエイティブカレッジの入学果たすオンラインにて　　たかし

４．総長の入学式での激励は「未来を信じよ」心に残る　　ひさお
　これはひさおさんが（大学へ）入学をされた時の記憶であると思った。
　わたしはひさおさんがどこの学校を出られたのかを知らないので、
トップが「総長」である大学をネットで調べたら、けっこうたくさんあった。
　国公立では、東京（「大学」を省略）・東北・北海道・名古屋・京都・大阪・九州。
　私立では、早稲田・日大・法政・東海・立命館・近畿、
　このなかのどこかであると思うが、歌を鑑賞すれば、総長の言葉「未来を信じよ」が心に残ったというから、その時、その時代は、日本がいろいろな面で諸外国に比して低迷していた時期であったのかも知れない。
　おそらく昭和３０年代のどこかであろう。「もはや戦後ではない」という言葉が流行語になったのが、昭和３５年だと記憶しているので、戦後の復興期の日本であった。
　時代ということが、この歌のこの総長の言葉には反映している。そこを若かった作者は敏感に感じ取り記憶に残ったのだと思った。

５．入試の日念じ仰ぎし曙杉朝日を受ける入学の今朝　　ひらら
　入試の日に「念じ」たのは、「合格」であろう。みごと合格を果たして、朝日のさす中を入学する作者。
　校門の脇にだろうか。大きな曙杉（メタセコイア）がそびえて、朝日を浴びている。
　それを見ると入試の日にその高い樹を仰ぎ見て合格することを願ったことが思い出される。

編集

パソコン教室「緑の森」に入学すエクセル名簿はくるし苦しゑ　　ウプラ
エクセル名簿は「くるし苦しゑ」
くるしを苦しとかさねて「ゑ」字面じづら的にも、苦心苦労されているのが伝わる。

２．この４月入学の琴葉よ一年生ひ孫を祝うわれ八十五歳　　さらら
　曾孫のことはちやんの小学校ご入学おめでとうございます。曾祖母ちゃん、もう、手放しでうれしい喜んでられるのが手に取れる。

３．念願のアドビクリエイティブカレッジの入学果たすオンラインにて　　たかし
　このカレッジ、内容も、入学手続きも難しくたいへんだったように思われる。


４．総長の入学式での激励は「未来を信じよ」心に残る　　ひさお
　大学の入学式での総長の言葉、今も忘れることなくきちんと覚えてられる。入試のことや　家をはなれての学び舎　両親への感謝などこもごも胸にときめかせられた青春の思い出ですね。

５．入試の日念じ仰ぎし曙杉朝日を受ける入学の今朝

編集

訂正しました。

編集

今週の出題
　　　　免　　　でお願いします。

編集

一粒の梅干の種ごくつと呑む毎日続けて十二年目に　　ひさお

編集

１．パソコン教室「緑の森」に入学すエクセル名簿はくるし苦しゑ　　ウプラ
　作者はパソコンのスキルアップのためパソコン教室に入った。エクセル名簿は本当に苦労している。その苦しさを率直に詠った。「くるし苦しゑ」が効いている。「ゑ」は感動の助詞。

２．この４月入学の琴葉よ一年生ひ孫を祝うわれ八十五歳　　さらら
　ひ孫の琴葉ちゃんが４月に入学される。それを祝う作者は８５歳。健康で長生きされておめでたいことである。

３．念願のアドビクリエイティブカレッジの入学果たすオンラインにて　　たかし
　写真や動画の加工・編集・合成、ロゴやイラストの制作、PDFの作成・編集などをオンラインで学ぶカレッジに作者は念願が叶って入学した。かなり高度なことなので、私にはその内容の理解不可能だが。

４．総長の入学式での激励は「未来を信じよ」心に残る　　ひさお

５．入試の日念じ仰ぎし曙杉朝日を受ける入学の今朝 ひらら
　どのような学校かは明かされてはいない。その学校の入試の日に、合格を念じて曙杉を仰ぎ見た。そして、念願かなった入学の今朝、その思い出のある曙杉は朝日を受けて輝いている。同じ曙杉でも、念願が叶うように祈るときと、念願が叶ってから嬉しさと感謝の気持ちで見る場合では見え方が違ってくるのだ。



　　　　　　　　　　　　

編集

レーンひとつシグナルひとつしくじりて何度もまわる梅田界隈　　　　　ひらら

編集