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2024.4.11 題詠「免」・鑑賞「梅」
投稿日 : 2024/04/05(Fri) 09:27
投稿者 ひさお
参照先
2024.4.5(金)

参照先
  2024.4.11(木)題詠「免」・鑑賞「梅」
  題詠「免」
  鑑賞「梅」
  出題者 ひららさん

鑑賞「梅」
 1.中学の夏休みのわれ依頼され梅山師の絵のモデルとなりし  さらら

 2.梅も松も桜も道真を慕いおり北野天満宮に春満つ  たかし

 3.一粒の梅干の種ごくつと呑む毎日続けて十二年目に ひさお

 4.レーンひとつシグナルひとつしくじりて何度もまわる梅田界隈  ひらら

 5.ぱつちりとあなたもあなたも梅の花明日(あした)はぽつちり梅の実になる  ウプラ
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Re: 2024.4.11 題詠「免」・鑑賞「梅」
投稿日 : 2024/04/14(Sun) 19:59
投稿者 さらら
参照先
赤白1センチ幅の縞模様のチャイナ―服デザインワンピースを着てモデルに椅子に座っていました。出来上がった絵画は校長室に飾られていました。中学2年生の夏休みでした。梅山先生は20代後半の女学生にモテモテの先生でした。
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Re: 2024.4.11 題詠「免」・鑑賞「梅」
投稿日 : 2024/04/12(Fri) 20:46
投稿者 ウプラ 
参照先
飛梅伝説、
そのような伝説があったのですね。
知らんかった〜
しかし、権力欲というのはいつの世も怖ろしいものですな
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Re: 2024.4.11 題詠「免」・鑑賞「梅」
投稿日 : 2024/04/12(Fri) 20:24
投稿者 ひさお
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2.梅も松も桜も道真を慕いおり北野天満宮に春満つ

たかしさん。
飛梅伝説のくわしい解説ありがとうございます。初めて知りました。
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Re: 2024.4.11 題詠「免」・鑑賞「梅」
投稿日 : 2024/04/12(Fri) 20:21
投稿者 ひさお
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3.一粒の梅干の種ごくつと呑む毎日続けて十二年目に ひさお
たかしさんが書いてくださった通り、堀沢師から伝授されたもの。
一日に3粒くらい飲み込むと、効果がよく分かるらしいが、塩分の取り過ぎになる恐れがあるので、私は一粒だけにしています。梅はおにぎり用として売っているものにしています。やや小ぶりです。毎朝牛乳を飲むとき、口の中に梅の種と牛乳をふくんでごくつと飲み込みます。
ウプラさんの
「一粒の梅干の種ををごつくんと毎日呑んで十二年目に」と繋げるのもありか。「種を」の「を」を削って、字余りをなくし、すっきりさせればいいと思いました。ありがとうございます。
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Re: 2024.4.11 題詠「免」・鑑賞「梅」
投稿日 : 2024/04/12(Fri) 11:21
投稿者 たかし
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2.梅も松も桜も道真を慕いおり北野天満宮に春満つ

 ご批評ありがとうございました。飛梅伝説はみなさま既によくご存じのことと思います。
 藤原時平との政争に破れて、道真が大宰府へ左遷されますが、その時に日頃から愛でていた庭木、特に目をかけて慈しんでいた松、桜、梅の木に別れを惜しんだ。
 その時に詠んだ歌が「東風吹かば…」の有名な歌ですが、
 
 伝説では、
 道真が大宰府へ発ったあと、桜の木は悲しみのあまり葉を落として衰え、枯れてしまいます。
 しかし梅の木と松の木は、道真を慕って大宰府へと飛び立つのです。
 ところが松は途中で力尽きて、摂津国八部郡板宿(現・兵庫県神戸市須磨区板宿町)近くの後世「飛松岡」と呼びならわされる丘に降り立ち、この地に根を下ろした(これを飛松伝説と言う)
 一方、ひとり残った梅だけは、見事その日一夜のうちに主人の暮らす大宰府まで飛んでゆき、その地に降り立ったという。
 これが飛梅伝説のあらましであります。

 この伝説を知ったので、この歌を作りました。そしていよいよ私も道真が好きになりました。

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Re: 2024.4.11 題詠「免」・鑑賞「梅」
投稿日 : 2024/04/11(Thu) 18:48
投稿者 たかし
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鑑賞「梅」
1.中学の夏休みのわれ依頼され梅山師の絵のモデルとなりし  さらら
 中学の頃から抜きんでて美貌であったと思われるさららさん。
 梅山師にその美貌をみそめられ、モデルになって欲しいと頼まれたのであろう。
梅山という号の画家は、ネット検索すると江戸時代の画家として出てくる。
昭和の頃にもその雅号の絵描きさんがおられたのだと思う。
どんなポーズで、その絵は今どうなっているのか、興味津々。

2.梅も松も桜も道真を慕いおり北野天満宮に春満つ  たかし

3.一粒の梅干の種ごくつと呑む毎日続けて十二年目に ひさお
 十年ほど前、堀沢師が歌会の時にされた健康談義に、この梅干しの種を丸のまま呑み込むというのがあった。
 梅の種というのは、両端が鋭く尖っていて丸呑みすると危ない気がするので、私は当初から実行していないが、ひさおさんはすぐに実行し、今も続けておられるようだ。
 その実行力と根気に頭が下がる。
 「ごくつと」に、丸呑みしていることが分かり、大変なことをされていると実感する。

4.レーンひとつシグナルひとつしくじりて何度もまわる梅田界隈  ひらら
 大阪の道路、特に梅田界隈と言えば、車で近寄るところではない。電車で行って歩いてもものすごいストレスを感じる。
 レーンやシグナルという言葉が運転と地理とに習熟している作者を感じさせる。
だから逆に「ひとつしくじりて」が活きてくる。言葉が適切で無駄がない。

5.ぱつちりとあなたもあなたも梅の花明日(あした)はぽつちり梅の実になる  ウプラ
 この「あなたもあなたも」は「貴方も貴方も」、または「貴女も貴女も」と、人を言うのかと思ったが、本当に梅の花を見ているのである。
 下句「明日はぽつちり梅の実になる」は、だから当然の現実的な帰結を言っていることになるのだが、「ぱつちりと」があり、「明日は」があり、そして「ぽつちり」があることにより、この梅の花がまるで人格を持つ人間のように感じられる。そこがいい。
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Re: 2024.4.11 題詠「免」・鑑賞「梅」
投稿日 : 2024/04/11(Thu) 16:44
投稿者 ウプラ
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1.中学の夏休みのわれ依頼され梅山師の絵のモデルとなりし  さらら
絵のモデルになったことは印象深い思い出として記憶に刻まれた。
モデルの時間をどんな風に感じたか、そんなことを書かれるとよいのではないかと思う。

 2.梅も松も桜も道真を慕いおり北野天満宮に春満つ  たかし
菅原道真は知れば知るほど尊敬に値する人物である。
「梅も松も桜も」は植物の名前であるが、一瞬ふっと人間の名前のようにも感じられる。名前が香る。

 3.一粒の梅干の種ごくつと呑む毎日続けて十二年目に ひさお
梅干しの種は体に良いのだろうか。12年間毎日丸飲みをしているという。消化はするのかしらと、余分なことも気になって興味を湧かせる。
「一粒の梅干の種ををごつくんと毎日呑んで十二年目に」と繋げるのもありか。
喉の動くのは確かに、ひららさんが書いた通り、生なましくてよい。

 4.レーンひとつシグナルひとつしくじりて何度もまわる梅田界隈  ひらら
繁華街「梅田界隈」の道路は複雑に込み入っているらしい。
予め様子がわかっていないと、同じところを何度も回ることになる。
「レーン」「シグナル」自身の経験を使って、その状況がうまく表されている。
「梅田界隈」の体現止めも効いている。

 5.ぱつちりとあなたもあなたも梅の花明日(あした)はぽつちり梅の実になる  ウプラ
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Re: 2024.4.11 題詠「免」・鑑賞「梅」
投稿日 : 2024/04/11(Thu) 16:36
投稿者 ウプラ
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咲けばすでに散りゆく日々を免れず 鳩と一緒に見てゐる桜
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Re: 2024.4.11 題詠「免」・鑑賞「梅」
投稿日 : 2024/04/11(Thu) 15:08
投稿者 ひらら
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鑑賞「梅」
 1.中学の夏休みのわれ依頼され梅山師の絵のモデルとなりし  さらら
中学生時代の夏休みの思い出。「梅山師」の姿、青年教師、美術教師とか担任とか、絵師、画伯とかが詠まれていると情景が浮かび歌が広がる。貴重な体験なので「われ依頼され」を無くしてでも「梅山師」像をと思う。


 2.梅も松も桜も道真を慕いおり北野天満宮に春満つ  たかし
 天満宮に松の常磐色、梅、桜の花の色、香りが揃っているとよまずそれらが、道真を慕うと詠われている。

 3.一粒の梅干の種ごくつと呑む毎日続けて十二年目に ひさお
 梅干を種ごとのむ、健康法、12年もつづけてられること敬服です。「ごくっと呑む」に喉の様子までありありする。


 4.レーンひとつシグナルひとつしくじりて何度もまわる梅田界隈  ひらら

 5.ぱつちりとあなたもあなたも梅の花明日(あした)はぽつちり梅の実になる  ウプラ
明るい未来、希望を感じる歌。
卒業式の祝歌のよう。
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Re: 2024.4.11 題詠「免」・鑑賞「梅」
投稿日 : 2024/04/11(Thu) 14:07
投稿者 ひらら
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逸子(いちこ)です自己紹介する友の友「免」にしんにょうに花子の子です  ひらら
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Re: 2024.4.11 題詠「免」・鑑賞「梅」
投稿日 : 2024/04/11(Thu) 13:58
投稿者 ひらら
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題詠
 お題
   「飼」にてお願いします。
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Re: 2024.4.11 題詠「免」・鑑賞「梅」
投稿日 : 2024/04/11(Thu) 12:51
投稿者 ひさお
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運転をやめれば買物難民に免許返納近づきてはいる  ひさお
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Re: 2024.4.11 題詠「免」・鑑賞「梅」
投稿日 : 2024/04/11(Thu) 12:47
投稿者 ひさお
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1.中学の夏休みのわれ依頼され梅山師の絵のモデルとなりし  さらら
 作者は中学のとき、絵のモデルとなった。貴重な体験をされた。
「依頼され」という説明は不要ではないか。

2.梅も松も桜も道真を慕いおり北野天満宮に春満つ  たかし
 道真と梅は切り離せないが、北野天満宮では松も桜もよく繁っていて、道真を慕っていると作者は思いいたった。実際に春に北野天満宮へ参拝したときの感想だろう。

3.一粒の梅干の種ごくつと呑む毎日続けて十二年目に  ひさお

4.レーンひとつシグナルひとつしくじりて何度もまわる梅田界隈     ひらら
梅田界隈を車で走ったときのとまどい。レーンと表示を正しく認識しなかったので、何度も回るという失敗を味わった。

5.ぱつちりとあなたもあなたも梅の花明日(あした)はぽつちり梅の実になる  ウプラ
 「ばっちり」と「ぼっちり」よく似た響き、、「あなたもあなたも」というリフレイン、これらが一首を面白くしている。。
 きれいな梅の花が満開を思わせる。そして梅の実の豊作に繋がるのだ。
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Re: 2024.4.11 題詠「免」・鑑賞「梅」
投稿日 : 2024/04/11(Thu) 07:07
投稿者 たかし
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自らを護るに弁舌とうとうとふるいし世耕も処分免れず  たかし
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