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2024.4.25(木)題詠「ティー(紅茶)」・「飼」
投稿日 | : 2024/04/19(Fri) 09:52 |
投稿者 | : ひさお |
参照先 | : |
投稿日 2024.4.19(金)
参照先
2024.4.25(木)題詠「ティー(紅茶)」・鑑「飼」
題詠「ティー(紅茶)」
鑑賞「飼」
出題者 さららさん
鑑賞「飼」
1.飼ひてゐるにはとりの産む生卵直に手に受け柔らかかりし ひさお
2.胸内に犬飼志げのの歌碑建たす雄郎、登、照子碑巡り ひらら
3.すでに死を飼ふ心地して買はざりし金魚が頭の中をゆらゆら ウプラ
4.姉の旧姓鵜飼麗美と画数多く美人でもなく心の美人 さらら
5.吠えだせば世界消すまで吠えやまぬ巨神兵飼うイランもイスラエルも たかし
Re: 2024.4.25(木)題詠「ティー(紅茶)」・「飼」
投稿日 | : 2024/04/27(Sat) 01:08 |
投稿者 | : ウプラ |
参照先 | : |
こんばんは。
そうか、「巨神兵」は「ナウシカ」でしたか〜。
昔観たけれど、もう全然忘れていて、てっきり「巨神が兵を飼う」のかと
思いました。
作者の弁も良かったけど、私の解釈だつてそう悪くないと思うだすよ。
Re: 2024.4.25(木)題詠「ティー(紅茶)」・「飼」
投稿日 | : 2024/04/26(Fri) 22:21 |
投稿者 | : ひらら |
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5.吠えだせば世界消すまで吠えやまぬ巨神兵飼うイランもイスラエルも たかし
たかしさんへ
見識不足、知識不足 取り違えみたいで恥ずかしいでした。
Re: 2024.4.25(木)題詠「ティー(紅茶)」・「飼」
投稿日 | : 2024/04/26(Fri) 19:59 |
投稿者 | : ひさお |
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1.飼ひてゐるにはとりの産む生卵直に手に受け柔らかかりし ひさお
ご批評ありがとうございました。
過去のこととはっきりわかるようにします。また、「柔らかかりし」を「柔らかかりき」にします。
飼ひてゐしにはとりの産む生卵直に手に受け柔らかかりき
にわとりを飼っていると、卵を産むときに鳴き声(こけーこっこうー)をあげてから産む鳥がいますので、受けることもできました。
Re: 2024.4.25(木)題詠「ティー(紅茶)」・「飼」
投稿日 | : 2024/04/26(Fri) 19:50 |
投稿者 | : ひさお |
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5.吠えだせば世界消すまで吠えやまぬ巨神兵飼うイランもイスラエルも たかし
「風の谷のナウシカ」の内容をよく知らなかったので、講評ができず、申し訳なく思います。
たかしさんの解説でよくわかりました。ありがとうございます。
Re: 2024.4.25(木)題詠「ティー(紅茶)」・「飼」
投稿日 | : 2024/04/26(Fri) 14:36 |
投稿者 | : たかし |
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5.吠えだせば世界消すまで吠えやまぬ巨神兵飼うイランもイスラエルも たかし
みなさん、批評ありがとうございました。
「巨神兵」についてさまざまな解釈をいただきましたが、
これはあの宮崎駿監督の映画『風の谷のナウシカ』に出てきた巨神兵を思って出したものです。
あの映画でも「世界を滅ぼした最終兵器」という扱いの生き物です。
私はこの巨神兵は、現在の実世界での核兵器を象徴したものと受け止めました。宮崎駿もそうした思いを持ってこの巨神兵を登場させたと思っています。
一旦それを使えば、相手も使い世界が滅亡するまで火を噴き続ける最終兵器。
イランが核兵器を持っているという確証はありませんが、核開発をしていることは確かです。
今、多くの国が(世界を滅ぼす)巨神兵を飼っていて、ロシアや北朝鮮などはそれを「使うぞ、使うぞ」と脅しを掛けています。
全人類のほろびを弄んでいるとしか思えない。
Re: 2024.4.25(木)題詠「ティー(紅茶)」・「飼」
投稿日 | : 2024/04/26(Fri) 00:02 |
投稿者 | : ウプラ |
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1.飼ひてゐるにはとりの産む生卵直に手に受け柔らかかりし ひさお
書かれていない卵の温かさまで伝わる。産みたての卵は柔らかいのか〜、知らなかったよ〜。臨場感あふれる。
「柔らかかりき」の方が訴える力が強い気がする。「飼ひてゐる」は文語表現なら過去形がベターか。
2.胸内に犬飼志げのの歌碑建たす雄郎、登、照子碑巡り ひらら
犬飼志げのさんの歌、私も大好きでした。
このままだと「歌碑建たす」が「雄郎」にかかってしまうので、「雄郎」の前を1字空けるか、「歌碑建たす。雄郎・・・」にされては?
3.すでに死を飼ふ心地して買はざりし金魚が頭の中をゆらゆら ウプラ
4.姉の旧姓鵜飼麗美と画数多く美人でもなく心の美人 さらら
「画数多く美人でもなく」の後が「心の美人」ときて、とりとめのない面白さを感じる。ビシッときめない、作ろうとしていない自然な感じ。でも「心の美人」で言いたいことは言った。
5.吠えだせば世界消すまで吠えやまぬ巨神兵飼うイランもイスラエルも たかし
イランもイスラエルも非常に宗教色の強い国。
日本人のような適当な八百万の神とのつきあい方と、一神教の神とのつきあい方は全然違う。「巨神」とは一神教の神の存在ことか。
「世界消すまで」・・・イスラエルはパレスチナを消すまでやりそうだ。
Re: 2024.4.25(木)題詠「ティー(紅茶)」・「飼」
Re: 2024.4.25(木)題詠「ティー(紅茶)」・「飼」
Re: 2024.4.25(木)題詠「ティー(紅茶)」・「飼」
投稿日 | : 2024/04/25(Thu) 21:56 |
投稿者 | : さらら |
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1.飼ひてゐるにはとりの産む生卵直に手に受け柔らかかりし ひさお
実家には鶏が数羽飼われていた。兄弟の多い私は母が順番に鶏小屋へ連れていき産みたての卵を掌に持たせてくれた。生温い卵感触は今も忘れない。
2.胸内に犬飼志げのの歌碑建たす雄郎、登、照子碑巡り ひらら
歌歴の古い歌人が師と仰ぐ3人の先生方の歌碑をご覧になり 歌碑のない好日では歌の一番上手な犬飼師を敬愛回顧されている。
3.すでに死を飼ふ心地して買はざりし金魚が頭の中をゆらゆら ウプラ
水槽ですぐ死んで浮き上がる金魚を見るのは悲しすぎる
故に買うことはしない。でも金魚は可愛くて脳裏にゆらゆらおよぐのである。
4.姉の旧姓鵜飼麗美と画数多く美人でもなく心の美人 さらら
5.吠えだせば世界消すまで吠えやまぬ巨神兵飼うイランもイスラエルも たかし
今のイランとイスラエルの戦争の時事情勢を男歌としてうまく歌い上げている。
Re: 2024.4.25(木)題詠「ティー(紅茶)」・「飼」
投稿日 | : 2024/04/25(Thu) 21:30 |
投稿者 | : ひらら |
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1.飼ひてゐるにはとりの産む生卵直に手に受け柔らかかりし ひさお
作者のこの経験。自家でひよこをかえして鶏を飼い自家用卵を得ていたのでありありわかる。
「直に手に受け柔らかかりし」手のひらにあたたかかったですよね。鶏を可愛がってられた様子、たまごを喜び、生命の尊さも学ばれたことでしょう。
2.胸内に犬飼志げのの歌碑建たす雄郎、登、照子碑巡り ひらら
3.すでに死を飼ふ心地して買はざりし金魚が頭の中をゆらゆら ウプラ
金魚を飼って死なせた経験があるのでしょう。だから以後飼わない。金魚が頭の中をゆらゆら の四句五句、死なせてしまった金魚と飼いたいなと 思い描く金魚の姿がやらゆらと迫ってくる。
4.姉の旧姓鵜飼麗美と画数多く美人でもなく心の美人 さらら
お姉さんの名は麗美さん、ご両親の名付けのとおり心も容姿も美人。鵜飼麗美、ほんとうに画数多いですね、お姉さんよく練習されたことでしょう。
我らは、書きやすく、読みやすく、呼ばれやすくと、由里、亜里、真里と名付けた。
5.吠えだせば世界消すまで吠えやまぬ巨神兵飼うイランもイスラエルも たかし
プロ野球の巨人、阪神のチームと、イラン、イスラエルの国。
何かが似ている。宿命的、歴史的に。
大きく 世界的なテーマ、視野の作品。
「兵飼う」飼うは動物にしか使わぬ。兵は人間だが。動物と同じかんじでイランもイスラエルもか。
Re: 2024.4.25(木)題詠「ティー(紅茶)」・「飼」
Re: 2024.4.25(木)題詠「ティー(紅茶)」・「飼」
Re: 2024.4.25(木)題詠「ティー(紅茶)」・「飼」
投稿日 | : 2024/04/25(Thu) 17:20 |
投稿者 | : たかし |
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鑑賞「飼」
1.飼ひてゐるにはとりの産む生卵直に手に受け柔らかかりし ひさお
作者が現在にわとりを飼っているとは思えないので(飼っているのか?)これは子供時代の思い出ではないか。
今まさに卵を産もうとするにわとりのお尻に手を受けて卵を受け止める。
産んだばかりの卵は柔らかいのだ。私も子供時代飼っていたので知っている。
「直に手に受け」が作者を表していて面白い。
2.胸内に犬飼志げのの歌碑建たす雄郎、登、照子碑巡り ひらら
米田雄郎は歌碑がたくさん建っている。米田登も中野照子の歌碑も建っている。
作者はその歌碑を巡りながら、犬飼志げのの歌碑があれば・・・と思うのであろう。
歌の素晴らしさを思うと歌碑があっていいと思うのである。胸の内に想像の歌碑を建てている作者である。
3.すでに死を飼ふ心地して買はざりし金魚が頭の中をゆらゆら ウプラ
夏になると祭があり、そこでは金魚が売られ、金魚すくいもある。
鉢のなかでゆらゆらと泳ぐ金魚の姿は美しく魅力的で飼いたいと思う。
しかしうまく世話をしないとすぐに死なせてしまう。死なせた時の悲しい気持ちを思うと金魚が飼えない、だから買わない。買わない理由が理論的だが「すでに死を飼ふ心地して」のフレーズが危険で魅力的。
4.姉の旧姓鵜飼麗美と画数多く美人でもなく心の美人 さらら
麗も美もうつくしい、うるわしい意味。その二つの美しい字を名に持つ姉なのに「美人でもなく」と妹である作者は言う。
姉妹なので遠慮がないのだ。
しかし結句「心の美人」が、姉の姿をよく知っている妹の本音であろう。心やさしい姉さんなのだ。
5.吠えだせば世界消すまで吠えやまぬ巨神兵飼うイランもイスラエルも たかし
Re: 2024.4.25(木)題詠「ティー(紅茶)」・「飼」
Re: 2024.4.25(木)題詠「ティー(紅茶)」・「飼」
投稿日 | : 2024/04/25(Thu) 13:10 |
投稿者 | : ひさお |
参照先 | : |
1.飼ひてゐるにはとりの産む生卵直に手に受け柔らかかりし ひさお
2.胸内に犬飼志げのの歌碑建たす雄郎、登、照子碑巡り ひらら
作者は実際に雄郎、登、照子の歌碑めぐりをした。それらの歌碑を巡りながら、犬飼志げのの歌碑を自分の胸内に建てたという。犬飼志げのを尊敬していることをうかがわせる。
3.すでに死を飼ふ心地して買はざりし金魚が頭の中をゆらゆら ウプラ
金魚すくいの金魚についての思いと解釈した。金魚すくいは子供には魅力的で買いたくなる。作者も一度はその金魚を飼ったことがあるように思われる。飼えばすぐに死が待っている。それが嫌で作者は二度と金魚を買うことはしない。しかし金魚すくいを見ると魅力的な金魚が頭から離れないのだ。こども時代のお祭りの思い出であろうか。
「頭の中をゆらゆら」は生々しい感じで迫ってくるようだ。
4.姉の旧姓鵜飼麗美と画数多く美人でもなく心の美人 さらら
たしかに画数の多いお名前だ。自分で書けるようになるまでには相当な努力を必要としただろう。「心の美人」はきっと姿も美しいと思う。
定型に収めるには、「美人」を一つ削るのがいいように思うがどうでしょうか。
旧姓は鵜飼麗美とう名の姉は画数多く心の美人
5.吠えだせば世界消すまで吠えやまぬ巨神兵飼うイランもイスラエルも たかし
パレスチナの背後にいるイランとイスラエルの戦い。第2次世界大戦終了後パレスチナ人を追っ払って建国されたイスラエル。以後戦争は断続的に続いて収まることがない。
「巨神兵」とは。独断的な私の解釈では、プロ野球の巨人・阪神にからめた造語ではないか。巨人・阪神の戦いは伝統の戦いといわれ、双方死力をつくして戦う。
イランもイスラエルもそれぞれ志願兵士は、相手に対しファイトを燃やし徹底的に戦うのだ。この場合「飼う」は常備の志願兵と解釈した。