トップページ > 記事閲覧
2024.6.13(木)題詠「素麺・そうめん」・鑑賞「寿司」
投稿日 | : 2024/06/07(Fri) 09:10 |
投稿者 | : ひさお |
参照先 | : |
投稿日 : 2024.6.7(金)
投稿者 : ひさお
参照先 :
2024.6.13(木)題詠「素麺・そうめん」・鑑賞「寿司」
題詠 「素麺・そうめん」
鑑賞 「寿司」
出題者 ひさお
鑑賞「寿司」
1.読書会終わりて寿司屋に直行す先ず注文はハマグリの汁 さらら
2.いなり寿司ほどの大きさのネコ発見ミャアミャアと鳴く声を辿れば たかし
3.寿司屋にて初めてのほや食ぶるに磯の香りの鼻につきたり ひさお
4.酢加減は如何とはは(亡姑)に今日も問い祭の鯖寿司八本仕上げる ひらら
Re: 2024.6.13(木)題詠「素麺・そうめん」・鑑賞「寿司」
投稿日 | : 2024/06/20(Thu) 23:14 |
投稿者 | : たかし |
参照先 | : |
鑑賞「寿司」
1.読書会終わりて寿司屋に直行す先ず注文はハマグリの汁 さらら
季節は五月か。相当気温の高い日で、大いに語り合った後で喉が渇いていたのではないだろうか。
乾いた喉にハマグリのおつゆが美味しい。
この頃は寿司屋というと、特に言わなくても回転ずしだが、この歌の場合はどうだったのか。
「読書会」と聞くと、文学的に堅苦しい感じを受けるが、参加メンバーはみな時間やふところにゆとりがあることを感じさせる。
2.いなり寿司ほどの大きさのネコ発見ミャアミャアと鳴く声を辿れば たかし
3.寿司屋にて初めてのほや食ぶるに磯の香りの鼻につきたり ひさお
ほや、わたしは苦手で食べたことがない。
作者も初めて、と言っているので、今までは敬遠していたのではないか。
「磯の香りの鼻につきたり」この語句からは美味しかったという感じはない。
誰かに進められて仕方なく食べたのではないだろうか。
4.酢加減は如何とはは(亡姑)に今日も問い祭の鯖寿司八本仕上げる ひらら
鯖寿司は酢の加減が大事。
作者は嫁いでから姑さんによく味を見てもらっていたのだろう。
今の朝ドラで、猪爪家の嫁、花江が、姑のはる(石田ゆり子)にいつも
「お母さん、お味はどうでしょうか?」と問う。
そうするといつも
「そうね。もう少しお砂糖を足したら」になるのが可笑しかった。
作者も若い頃、そういうやり取りがあったのだろう。
そして今では自分の味を作り上げられたのだろう。
Re: 2024.6.13(木)題詠「素麺・そうめん」・鑑賞「寿司」
Re: 2024.6.13(木)題詠「素麺・そうめん」・鑑賞「寿司」
投稿日 | : 2024/06/20(Thu) 21:44 |
投稿者 | : さらら |
参照先 | : |
1.読書会終わりて寿司屋に直行す先ず注文はハマグリの汁 さらら
2.いなり寿司ほどの大きさのネコ発見ミャアミャアと鳴く声を辿れば たかし
稲荷ずし大の猫 パソコンの掌に握れるマウスよりやや小さい猫
ミヤアミヤアと鳴く声に見つけてしまう。見過ごすことはできない優しい作者の生活の様変わりが楽しい。
3.寿司屋にて初めてのほや食ぶるに磯の香りの鼻につきたり ひさお
日常には口にすることのない食用とするマボヤ・アカボヤだろうか
寿司屋で初物のほやを食べる時 非日常の体験 磯の香りが鼻につく。
4.酢加減は如何とはは(亡姑)に今日も問い祭の鯖寿司八本仕上げる ひらら
鯖寿司八本も作る大仕事 亡姑に酢かげん もろもろのことを教わり祭りのメインのご馳走を味良く上手く仕上げるようになった。
年月の精進の賜物 万人が獲得しえない技を習得。
Re: 2024.6.13(木)題詠「素麺・そうめん」・鑑賞「寿司」
Re: 2024.6.13(木)題詠「素麺・そうめん」・鑑賞「寿司」
投稿日 | : 2024/06/20(Thu) 15:49 |
投稿者 | : ウプラ |
参照先 | : |
1.読書会終わりて寿司屋に直行す先ず注文はハマグリの汁 さらら
一つの文化的な幸福の形があるように思う。
知ることの喜び、味覚の喜び、なんと言ってもそれらを共に楽しむ友人がいること。
平和が保証する時と場所に支えられてよい時間だ。
2.いなり寿司ほどの大きさのネコ発見ミャアミャアと鳴く声を辿れば たかし
大きさを表すのに「いなり寿司」が使われるのを初めて見た。ふにゃふにゃで小さくて不恰好で美味しそうで、何だかとても良い
3.寿司屋にて初めてのほや食ぶるに磯の香りの鼻につきたり ひさお
新しいホヤは磯の香り。作者には磯の香りが強すぎたのも事実だろうが、それだけとも思えない。
どちらかといえばゲテモノを口にするように恐る恐る食べられたのではないか、と想像した。
味覚って保守的だから新しいものは敬遠しがち。生モノの貝類、しかもあの色ではなぁと。
4.酢加減は如何とはは(亡姑)に今日も問い祭の鯖寿司八本仕上げる ひらら
在りし日の姑に習って毎年作ったことを思い出しながらの鯖寿司だろう。
「祭の鯖寿司八本」がみっしり重くて良い。
「酢加減は如何と姑にもう問わず」というのもあり、と思う。そうしたとしても姑を軽んじてはいない。
Re: 2024.6.13(木)題詠「素麺・そうめん」・鑑賞「寿司」
Re: 2024.6.13(木)題詠「素麺・そうめん」・鑑賞「寿司」
投稿日 | : 2024/06/20(Thu) 13:20 |
投稿者 | : ひらら |
参照先 | : |
鑑賞「寿司」
1.読書会終わりて寿司屋に直行す先ず注文はハマグリの汁 さらら
定例会の読書会が果て寿司屋へ直行、後の食事会がたのしみの読書会。作者は一番に好物の蛤のおつゆを注文。それからお寿司を選ぶ。ビールも。メンバーの和やかな声が聞こえそう。「終わりて寿司屋に」の字余りは「果てて寿司屋に」とすると7音になる。
2.いなり寿司ほどの大きさのネコ発見ミャアミャアと鳴く声を辿れば たかし
草陰にすてられていた生まれたての小猫。「いなり寿司ほどの大きさ」「ミャアミャア」の鳴き声。具体的な比喩で小猫の様子、可愛さ、作者のいてもたってもいられず小猫に辿り着き抱き上げるまでが映画のよう。作者に飼われ幸せな小猫。作者家族の愛も最高級。
3.寿司屋にて初めてのほや食ぶるに磯の香りの鼻につきたり ひさお
はじめてよばれた寿司ネタの海鞘、磯の香りを鼻にかんじられた。「つきたり」との詠みかた、香りは磯の香りで好みだが、食べるのをちょっと躊躇われているようすなのかなと感じた。
4.酢加減は如何とはは(亡姑)に今日も問い祭の鯖寿司八本仕上げる ひらら
Re: 2024.6.13(木)題詠「素麺・そうめん」・鑑賞「寿司」
Re: 2024.6.13(木)題詠「素麺・そうめん」・鑑賞「寿司」
Re: 2024.6.13(木)題詠「素麺・そうめん」・鑑賞「寿司」
投稿日 | : 2024/06/20(Thu) 12:51 |
投稿者 | : ひさお |
参照先 | : |
1.読書会終わりて寿司屋に直行す先ず注文はハマグリの汁 さらら
読書会のあとの寿司屋での楽しい懇談会。先ずハマグリの味噌汁をとるのが作者の定番。
「直行」が待ち望んでいる楽しい懇談会であることを示している。
2.いなり寿司ほどの大きさのネコ発見ミャアミャアと鳴く声を辿れば たかし
子猫の鳴き声をたどってゆくと、いなり寿司ほどの小さな猫を発見した。それからが大変なのだ。「いなり寿司ほどの」というのがよく分かる。
3.寿司屋にて初めてのほや食ぶるに磯の香りの鼻につきたり ひさお
4.酢加減は如何とはは(亡姑)に今日も問い祭の鯖寿司八本仕上げる ひらら
祭りに食べる鯖寿司を作者が手作り。姑に酢かげんを確認してもらい慎重に作る。
八本という数字はすごく大きい。時間のかかる作業だ。
Re: 2024.6.13(木)題詠「素麺・そうめん」・鑑賞「寿司」
Re: 2024.6.13(木)題詠「素麺・そうめん」・鑑賞「寿司」
Re: 2024.6.13(木)題詠「素麺・そうめん」・鑑賞「寿司」
投稿日 | : 2024/06/11(Tue) 21:18 |
投稿者 | : ひさお |
参照先 | : |
6月13日(木)の題詠はお休みとし、翌週に順延となります。
このところずっと気になっていたのですが、誰からも何も音沙汰がなかったので、13日は実施でよかったのかと思っていました。
たかしさん。ありがとうございます。
Re: 2024.6.13(木)題詠「素麺・そうめん」・鑑賞「寿司」
投稿日 | : 2024/06/11(Tue) 13:43 |
投稿者 | : たかし |
参照先 | : |
ひさおさん、うっかりしていました。
6月13日は好日大会のため、
この「たどたど題詠」は休止です。
一週間先へ伸ばしてください。
Re: 2024.6.13(木)題詠「素麺・そうめん」・鑑賞「寿司」