
2025.6.26(木)題詠「鳴く」・鑑賞「雲」
投稿日 |
: 2025/06/06(Fri) 18:01 |
投稿者 |
: ひさお |
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参照先
2025.6.26(木)題詠「鳴く」・鑑賞「雲」
題詠「鳴く」
鑑賞「雲」
出題者 ひさお
鑑賞「雲」
1.一乗寺へ送る時いつも雲母(きらら)漬け叔母は二つ買い一つくださる ひらら
2.はらはらと吹かれてゐたい三日月の残していつた雲のくぼみに ウプラ
3.機上より見下ろす雲間中国の大陸の灯り星の瞬き さらら
4.日の下に雲ありて今日は曇りなりゴーゴーとヘリコプター雲の下 たかし
5.雲隠れできればいいと思ふこと一再ならず詠草できずに ひさお

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Re: 2025.6.26(木)題詠「鳴く」・鑑賞「雲」
投稿日 |
: 2025/06/27(Fri) 11:26 |
投稿者 |
: たかし |
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しくしくと・・・で「鳴く」としているのかな?
しかしそれなら「泣く」の方やと思うが。
ひさおさん、このまま、掲載されてはどうですか?

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Re: 2025.6.26(木)題詠「鳴く」・鑑賞「雲」
投稿日 |
: 2025/06/27(Fri) 09:35 |
投稿者 |
: ひさお |
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午前中、様子見とします。

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Re: 2025.6.26(木)題詠「鳴く」・鑑賞「雲」

Re: 2025.6.26(木)題詠「鳴く」・鑑賞「雲」
投稿日 |
: 2025/06/27(Fri) 01:56 |
投稿者 |
: ウプラ |
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しくしくと人を想ひて梅雨寒の塩の道にて食ふ猪(しし)カレー

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Re: 2025.6.26(木)題詠「鳴く」・鑑賞「雲」
投稿日 |
: 2025/06/27(Fri) 01:25 |
投稿者 |
: ウプラ |
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1. 一乗寺へ送る時いつも雲母(きらら)漬け叔母は二つ買い一つくださる ひらら
「一乗寺」「雲母(きらら)漬け」の固有名詞も、「くださる」という丁寧語もしっとりとした雰囲気を醸している。よりすっきりさせるために語順を変えてみることも考えられる。「二つ買い一つくださる雲母(きらら)漬け一乗寺へと叔母を送りぬ(送りて)」
2.はらはらと吹かれてゐたい三日月の残していつた雲のくぼみに ウプラ
3.機上より見下ろす雲間中国の大陸の灯り星の瞬き さらら
機上から地図でしか知らない外国の街の灯を見た時の感慨は深いと思う。
「大陸」の一語が一首に広がりをもたらしている。その外に広がる広大な闇も見えてくるように感じさせる。
4.日の下に雲ありて今日は曇りなりゴーゴーとヘリコプター雲の下 たかし
「雲」「曇り」「雲」と、「くも」の音を三度重ねてリズムを生んでいる。「ゴーゴー」「ヘリコプター」も同じ。また、助詞と助動詞の使い方が巧いせいか、何でもない内容ながらその何でもなさが曰く言い難く良い。
5.雲隠れできればいいと思ふこと一再ならず詠草できずに ひさお
他人ごとならず、と思いながら読んだ。
「一再ならず」の文語調が一首を引き締めていて、ここが肝。
「詠草できずに」はもう一考か。

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Re: 2025.6.26(木)題詠「鳴く」・鑑賞「雲」
投稿日 |
: 2025/06/26(Thu) 19:09 |
投稿者 |
: たかし |
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鑑賞「雲」
1.一乗寺へ送る時いつも雲母(きらら)漬け叔母は二つ買い一つくださる ひらら
この「送る時」は、叔母を車で送ることだと思うが、品物(きらら漬け)を送る時、のようにも読める。
〇一乗寺へ叔母を送りてゆく時にいつも穂野出の雲母漬けいただく
単純化してみたが・・・
2.はらはらと吹かれてゐたい三日月の残していつた雲のくぼみに ウプラ
作者はベランダのような場所で月を見ながらお酒を飲んでいる。
折から気持ちのいい風が吹いてきていい気分。
このまま三日月が見え隠れする空を見ながらしばらく居たいなあ・・という気持ち。なにもしないで、なにも考えないで。
3.機上より見下ろす雲間中国の大陸の灯り星の瞬き さらら
飛行機から見た地上の灯りが点々として星の瞬きのように美しかった。
その情景に感動して見入っていた。
「大陸の灯り」はどこまでも広く続いていたのだと思う。情景をよく言葉が表している。
4.日の下に雲ありて今日は曇りなりゴーゴーとヘリコプター雲の下 たかし
5.雲隠れできればいいと思ふこと一再ならず詠草できずに ひさお
一再ならずは、何度もの意味であるから、このように雲隠れしたいと思ったことは今までから何度もある。
その理由は詠草が出来ないからと。
雲隠れするよりもひねり出した方がいいことは確かだ。

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Re: 2025.6.26(木)題詠「鳴く」・鑑賞「雲」
投稿日 |
: 2025/06/26(Thu) 12:27 |
投稿者 |
: ひさお |
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題詠今週の題
軽

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Re: 2025.6.26(木)題詠「鳴く」・鑑賞「雲」
投稿日 |
: 2025/06/26(Thu) 10:59 |
投稿者 |
: ひさお |
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ウグヒスの鳴く声ときどき庭に聞ききき耳立てしは夢のごときも ひさお

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Re: 2025.6.26(木)題詠「鳴く」・鑑賞「雲」
投稿日 |
: 2025/06/26(Thu) 10:56 |
投稿者 |
: ひさお |
参照先 |
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1. 一乗寺へ送る時いつも雲母(きらら)漬け叔母は二つ買い一つくださる ひらら
叔母は一乗寺にお住まい。作者が車でお送りすると、叔母はいつも雲母漬けを二つ買い、一つを下さる。
京都に雲母漬け老舗の「穂野出」がある。そこでは小茄子の白みそ漬けを雲母漬けと名付けている。
2.はらはらと吹かれてゐたい三日月の残していつた雲のくぼみに ウプラ
三日月は動き、雲は一定の場所にとどまっている。三日月のあったあたりに雲の窪みがる。その窪みに入って風に吹かれていたいというファンタスチックな発想だ。
「はらはらと」吹かれるというのは、落ち着かない気分を表しているのだろう。地上での心配ごとから逃れて空へ退避したいのかも。また高所のためはらはらするということも考えられる。
3.機上より見下ろす雲間中国の大陸の灯り星の瞬き さらら
中国大陸の上を飛ぶ飛行機。その雲間から見下ろすと灯りが見え、それが星のまたたきのように見える。「大陸の灯り星のまたたき」の「星のまたたき」は大陸の灯りがきらきらと星のまたたきのように見えると解釈した。
4.日の下に雲ありて今日は曇りなりゴーゴーとヘリコプター雲の下 たかし
曇天。ヘリコプターがゴーゴーと音をたてながら飛んでいる。
太陽の下に雲があって、その雲の下をヘリコプターが飛んでいるというありのままを述べている。
5.雲隠れできればいいと思ふこと一再ならず詠草できずに ひさお

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Re: 2025.6.26(木)題詠「鳴く」・鑑賞「雲」
投稿日 |
: 2025/06/26(Thu) 08:58 |
投稿者 |
: たかし |
参照先 |
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さまざまに人は聴くともわたしには「モットハゲメヤ」と鳴くホトトギス たかし

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Re: 2025.6.26(木)題詠「鳴く」・鑑賞「雲」