２０２５．７．３（木）題詠「軽」・鑑賞「鳴く」

　　題詠「軽」
　　鑑賞「「鳴く」
　　出題者　　ひららさん

鑑賞「鳴く」

　
　１．カナカナは鳴くことなくて耳寒く足助の細き塩の道ゆく　　ウプラ

　２．さまざまに人は聴くともわたしには「モットハゲメヤ」と鳴くホトトギス　　たかし

　３．ウグヒスの鳴く声ときどき庭に聞ききき耳立てしは夢のごときも　ひさお

編集

次回のお題は

「米」

編集

軽車両の赤い自転車われの足日々の買い物食材運ぶ　　　さらら

編集

詠草

塩軽めの鮎の塩焼き初物の阿波の酢橘を絞りかける夫
ひらら

編集

軽井沢のテニスコートでプレーせし仲間の誰とも音沙汰とだゆ　　ひさお

編集

１． カナカナは鳴くことなくて耳寒く足助の細き塩の道ゆく　ウプラ
愛知県豊田市の足助は、太平洋側（吉良など）でつくられた塩を飯田まで運ぶ塩の中継地として知られている。歴史的町並みとして保存されているそうである。
作者はその足助の塩の道を歩いた。塩を馬の背に乗せて運んだ狭い道。夏でも耳が寒く感じられる。カナカナは鳴かなかった。「耳寒く」という具体が効いている。

２．さまざまに人は聴くともわたしには「モットハゲメヤ」と鳴くホトトギス　　たかし
　普段ホトトギスに接することのない私は、その鳴き声をしらない。YOU TUBEで聞いてみた。作者にとっては「モットハゲメヤ」と聞こえるらしい。何事に対しても努力を怠らない作者の気持ちがそのように聞き取らせるのだろう。

３．ウグヒスの鳴く声ときどき庭に聞ききき耳立てしは夢のごときも　ひさお

編集

たかしさん、ひさおさん、ご迷惑おかけしました。
ありがとうございました

編集

たかしさんへ
詠草一覧を差し替えていただきありがとございました。

ウプラさんへ
差し替えの詠草を送っていただきありがとうございます。

編集

スンマセン！
タブレットがぶっこわれて、投稿キイが行方不明になってしまいました。毎回ご迷惑おかけします。

　カナカナは鳴くことなくて耳寒く足助の細き塩の道ゆく

何卒よろしくお願いいたします。

編集