
2025.9.25(木)題詠「ちょうちん」・鑑賞「白露」
投稿日 |
: 2025/09/19(Fri) 12:44 |
投稿者 |
: ひさお |
参照先 |
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2025.9.25(木)題詠「ちょうちん」・鑑賞「白露」
題詠「ちょうちん」
鑑賞「白露」
出題者 たかしさん
鑑賞「白露」
1.弟は真に潔白露ほども疑念は持たず袴田氏の姉 ひさお
2.白露の珠の光れる青柚(ゆ)もぐ吉野の鮎今朝届きたり ひらら
3.天駆けるひづめの音のかろらかに『幻燈辻馬車』白露の夜を ウプラ
4. 例年は白露に秋が巡りくる秋彼岸にやっと酷暑追いやる さらら
5.立秋、処暑、白露過ぎてもまだ猛暑あとは秋分の日を待つばかり たかし

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Re: 2025.9.25(木)題詠「ちょうちん」・鑑賞「白露」
投稿日 |
: 2025/09/26(Fri) 00:37 |
投稿者 |
: ウプラ |
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ちやうちんを持たせ帰した与之助は七つ泣きつつ両国橋を

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Re: 2025.9.25(木)題詠「ちょうちん」・鑑賞「白露」
投稿日 |
: 2025/09/26(Fri) 00:07 |
投稿者 |
: ウプラ |
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1.弟は真に潔白露ほども疑念は持たず袴田氏の姉 ひさお
初めから犯人だと決めつけた取り調べも、証拠捏造も、信じられないほど酷い。袴田さんが釈放された翌日?に自殺した関係者の女性、当時の報道、やりきれないことをいっぱい感じさせる事件だった。
袴田さんのお姉さんには本当に頭が下がる。
2.白露の珠の光れる青柚(ゆ)もぐ吉野の鮎今朝届きたり ひらら
青柚、吉野の鮎、視覚的にも触覚的にもみずみずしさが伝わる。「青柚(ゆ)」とは美しい言葉ですね。知らなかったです。
3.天駆けるひづめの音のかろらかに『幻燈辻馬車』白露の夜を ウプラ
4. 例年は白露に秋が巡りくる秋彼岸にやっと酷暑追いやる さらら
「やっと酷暑追いやる」・・ここ二三日の涼しさにほっと一息ついている感じがでている。「追いやる」が独自。
5.立秋、処暑、白露過ぎてもまだ猛暑あとは秋分の日を待つばかり たかし
「立秋、処暑、白露」・・二十四節気にはおもむきのある言葉がたくさんありますね。春の穀雨、夏の芒種なども好きです。「秋分」が過ぎてこの人もほっと一息ついたことでしょう。

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Re: 2025.9.25(木)題詠「ちょうちん」・鑑賞「白露」
投稿日 |
: 2025/09/25(Thu) 17:31 |
投稿者 |
: ひらら |
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詠草
軒ごとの祭りちょうちん灯(あか)り点(つ)き氏神紋の沢瀉うかぶ ひらら

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Re: 2025.9.25(木)題詠「ちょうちん」・鑑賞「白露」

Re: 2025.9.25(木)題詠「ちょうちん」・鑑賞「白露」
投稿日 |
: 2025/09/25(Thu) 16:27 |
投稿者 |
: たかし |
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鑑賞「白露」
1.弟は真に潔白露ほども疑念は持たず袴田氏の姉 ひさお
「潔白」と「露ほども」とに白露を分解したのは見事!
更に袴田巌氏を支えた姉を持ってきたのも感心した。
袴田巌氏の冤罪を晴らしたのに大きな力を発揮した姉さんである。弟の無罪にいささかも疑念は持たなかったのだと思う。
2.白露の珠の光れる青柚(ゆ)もぐ吉野の鮎今朝届きたり ひらら
焼いた鮎に絞って掛けるための柚子であろう。
いまの季節は柚子も青いので青柚と言う。
第五句が字足らずでリズムがよくないので「吉野の鮎が」とするのはいかがでしょう?
3.天駆けるひづめの音のかろらかに『幻燈辻馬車』白露の夜を ウプラ
「幻燈辻馬車」山田風太郎作の小説の、明治の東京の四つ辻にあらわれる辻馬車。
現実と幽明の境目にあらわれる人々、上句のなめらかな語句の流れ、下句でその正体を明かして結ぶ。うまく造られた一首。
「幻燈辻馬車」調べているうちに読みたくなり楽天ショップ(中古本)に注文しました。
4. 例年は白露に秋が巡りくる秋彼岸にやっと酷暑追いやる さらら
今年の猛暑の長引きで、二十四節気の表す季節の姿にも「ずれ」が生じている。
上句がやや説明的に感じられる。「酷暑追いやる」の結句には作者の願いも含まれている感じ。
5.立秋、処暑、白露過ぎてもまだ猛暑あとは秋分の日を待つばかり たかし

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Re: 2025.9.25(木)題詠「ちょうちん」・鑑賞「白露」
投稿日 |
: 2025/09/25(Thu) 14:16 |
投稿者 |
: さらら |
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1.弟は真に潔白露ほども疑念は持たず袴田氏の姉 ひさお
姉弟の肉親のきずなには第三者には入り込めない真実の情をみる。
2.白露の珠の光れる青柚(ゆ)もぐ吉野の鮎今朝届きたり ひらら
日本画に描きたいような鮎が届く 早速庭に出て白露の水玉の光る青柚をもぐ季節感のあらわれる すがすがしい一コマをうたう。
3.天駆けるひづめの音のかろらかに『幻燈辻馬車』白露の夜を ウプラ
かろらかにをひらがな表記にされているのが一首の要として品位良くまとまっている。
4. 例年は白露に秋が巡りくる秋彼岸にやっと酷暑追いやる さらら
5.立秋、処暑、白露過ぎてもまだ猛暑あとは秋分の日を待つばかり たかし
暑さ寒さも彼岸までとよく耳にする 秋分の日には暑い夏を追いやり 一年間で最高のシーズン到来。

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Re: 2025.9.25(木)題詠「ちょうちん」・鑑賞「白露」
投稿日 |
: 2025/09/25(Thu) 13:45 |
投稿者 |
: さらら |
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ありし日の夫の夕べは赤ちょうちんに会社のことも妻子も忘れる さらら

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Re: 2025.9.25(木)題詠「ちょうちん」・鑑賞「白露」
投稿日 |
: 2025/09/25(Thu) 11:12 |
投稿者 |
: ひさお |
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酒を酌みおでんを食べて夜更けまで赤ちょうちん(ちやうちん)の店に呑みつぐ ひさお

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Re: 2025.9.25(木)題詠「ちょうちん」・鑑賞「白露」
投稿日 |
: 2025/09/25(Thu) 11:09 |
投稿者 |
: ひさお |
参照先 |
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1.弟は真に潔白露ほども疑念は持たず袴田氏の姉 ひさお
2.白露の珠の光れる青柚(ゆ)もぐ吉野の鮎今朝届きたり ひらら
吉野で獲れた鮎が送られてきた。それを塩焼きにするのであろう。そのことを思いながら作者は露の珠の光っている青い柚子をもぎ取って食事の準備を始めた。
初句・第2句がきれいでテンポもよい。
3.天駆けるひづめの音のかろらかに『幻燈辻馬車』白露の夜を ウプラ
山田風太郎の「幻燈辻馬車」。作者は愛読されたようだ。
初句から第3句までが実に調子よく、ひづめの音が聞こえてくるようだ。
4.立秋、処暑、白露過ぎてもまだ猛暑あとは秋分の日を待つばかり たかし
はやく涼しくなってほしいという願望が強く感じられる。立秋、処暑、白露を過ぎてもまだ猛暑が続く。秋分の日になればなんとか・・・・。
5.例年は白露に秋が巡りくる秋彼岸にやっと酷暑追いやる さらら
4句の字余りが気になる。
意味としては3句までと4句以下の二つに分かれているのだと思う。そこに「今年は」と言う語が省略されている。

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Re: 2025.9.25(木)題詠「ちょうちん」・鑑賞「白露」
投稿日 |
: 2025/09/25(Thu) 08:01 |
投稿者 |
: たかし |
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尻に茶の星をいただく秋茄子の美味し祭りのちょうちん揺れる たかし

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