木俣修
木俣修歌碑 城の町かすかに鳰のこゑはしてゆきのひと夜の朝明けんとす |
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昭和57年11月建立 彦根市尾末町 市立図書館前庭
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歌碑の裏面 木俣修先生顕彰歌碑 城のまちかすかに鳰の声はして雪のひと夜の朝明けんとす 木俣修先生は彦根藩の城代家老の末裔として生れ、早く少年時代より北原白秋氏に認められ、同氏に師事して短歌の道を歩まれ、白秋氏亡き後は、その後継者の一人として活躍されています。その刊行の歌集は十数冊を越え、近代短歌の進展と向上の一大原動力となり、我が国の歌壇に貢献してこられ、宮中に於ける御用掛として歌会始の選者を長く勤めて来られました。また一方先生は国文学者としても近代短歌史研究の上に多くの著述をなし文学博士の学位をうけられ、大学教授の職を長く勤められました。そして昭和48年には紫綬褒章を受け、先年は滋賀県文化賞をも受けられました。このたびの建碑は先生のご功績を記念するのみでなくわれらが郷土近江の大きな誇りであり、同時に後進への励みともなることと信じてやみません。木俣修はこの歌碑建立の直後昭和58年4月4日歿、享年76歳 昭和57年 秋立 木俣修先生歌碑建設委員会 |
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