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第73回(2023)滋賀県文学祭_俳句部門 入賞作品
投稿日 : 2024/09/29(Sun) 07:38
投稿者 選者・秋口大門・石倉政苑・礒田ひろみ・板倉ちえ子・北川栄子・杉中花友 選
参照先
知事賞
スケボーの風裏返す日焼の子  北村浩子(彦根市)

特選1 京都新聞賞
案山子立つ母の野良着を着こなして  美由紀(甲賀市)

特選2 産経新聞社賞
梅雨の星知覧に残る兵の友  福元幸鈴(甲賀市)

特選3 共同通信社賞
一粒の重さ集めて今年米  前川菅子(彦根市)

特選4 NHK大津放送局長賞
平和の火祈る子の肩くつわむし  北村幸子(甲賀市)

特選5
目に入らぬものに躓き年の暮  薬師川美津子(高島市)

特選6
鮎を焼く煙は沖へ香の旨し  林 多恵子(長浜市)

特選7
抱けるほどの去来の墓や蝉しぐれ  木村君枝(大津市)

特選8
馴鮓や古書をひもとくやうに食ふ  山根悠翁(草津市)

特選9
蘇る稚魚のゆりかご青田風  井口 光(草津市)

特選10
一尺の石仏囲む蕗の薹  山中佳鈴(甲賀市)

特選11
語り継がる史実は重く原爆忌  鎌田和江(甲賀市)

特選12
模造紙に虹のちぎり絵卒業歌  蜘蛛野澄香(栗東市)

特選13
立てぬ牛水浴びさせる酷暑かな  八田喜代美(近江八幡市)

特選14
水甕の湖を平らに野分過ぐ  下村幸子(草津市)

特選15
病棟の少女窓辺に春を待つ  片岡光子(大津市)

入選作品

入選1
空の色はたと動かず梅雨に入る  石川治子(大津市)

入選2
寒月がダムに沈みし村を透く  小泉寿幸(東近江市)

入選3
少年と共に旅する兜虫  山口絢子(野洲市)

入選4
盛り塩の指あと太き祭宿  駒野牧堂(高島市)

入選5
梅花藻の花の流れの華やぎぬ  福原芳江(彦根市)

入選6
啓蟄や医院の跡に家二軒  小倉文枝(長浜市)

入選7
切株に背中合わせの夏帽子  吉田邦子(草津市)

入選8
百選の生水に掬ふ新豆腐  川越朱美(高島市)

入選9
捩花や己の道をゆく覚悟  藤江夕映(守山市)

入選10
啓蟄や湖に出を待つ学習船  地村邦子(高島市)

入選11
ヒマワリに負けじと老母腰のばす  徳田貞子(長浜市)

入選12
知りつくす銅鐸の町夏つばめ  田中ゆう(甲賀市)

入選13
悲しみは誰にも有るやかたつぶり  藤本 修(東近江市)

入選14
降り立ちてちちろが迎ふ無人駅  藤庭みつ江(高島市)

入選15
蒼穹へ指さす児らの初胡瓜  桐畑三弥子(長浜市)

入選16
先生はけふ盆僧の顔をして  大崎 守(守山市)

入選17
わっしょいと肩で息する祭の子  松田 和(県外)

入選18
墓石に書かれしルソン終戦日  今井佳代子(長浜市)

入選19
古民家の土間に石臼石蕗の花  田中敏樹(大津市)

入選20
紀の国の神棲む山にエビネ咲く  高井節子(草津市)

入選21
右頬に畳の目あり昼寝覚  林 尚子(彦根市)

入選22
空と湖一直線に梅雨明ける  田辺仁美(米原市)

入選23
歯科内科眼科賑わうおらが夏  山本真佐子(県外)

入選24
座禅草にしづかな時のながれけり  八木まさ子(高島市)

入選25
一寸の麦の芽の空無限大  若木 好(野洲市)

    
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Re: 第73回(2023年)滋賀文学祭_俳句部門_選者吟
投稿日 : 2024/09/30(Mon) 18:29
投稿者 選者吟
参照先
─選者吟─

朽つ知らずは青む地の鼓動  杉中花友
虫の音や日毎変りてゆく季節

長月や胡弓の音色沁み渡る  石倉政苑
人生の過去は語らず虫の夜

いろいろへ思ひを馳する夜長かな  北川栄子
灯火親し文字の大きな本を読む

手の螢放すや闇の動くなり  板倉ちえ子
凌霄花の吐き出す余熱もてあます

水中花開き解くや水の黙  礒田ひろみ
湖魚店の奥はみづうみ昼の虫

人恋し空に広ぐる独活の花  秋口大門
ほつほつとみどりを燃やす曼珠沙華
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