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4/4 題詠「気」 ・ 鑑賞&批評「友」
投稿日 : 2019/03/29(Fri) 08:43
投稿者 フミコ
参照先
次回、  H.31.4.4 (木)        

鑑賞&批評 「友」
題詠    「気」
出題     ひららさん      
          
★   ★   ★   ★   ★   ★

鑑賞&批評 「友」

1. 韓国と友好関係きづきたし 二千年の綿綿たる交流  ひさお

2. 峠より見え隠れする友禅菊百井(ももい)の里をはんなり包む  ひらら

3. 疎開とう体験ありし同期会年ごとささげる友への祈り  ひろゆき

4. きみがため尽す気持ちのもてぬまま親友(とも)と呼ばるは苦しこの頃  フミコ

5. ミヤンマーのZayar氏ガイドに高齢のわれ気遣われFBの友に  さらら

6. 寝ころびてテレビ見るわれにくっつきていびき掻き出す犬はわが友  たかし

7. 友情が少年ジャンプで育まれ起承転転 次号に続く  なか
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Re: 4/4 題詠「気」 ・ 鑑賞&批評「友」
投稿日 : 2019/04/04(Thu) 10:45
投稿者 ひさお
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題詠 「友」 感想・批評

1. 韓国と友好関係きづきたし 二千年の綿綿たる交流  ひさお

2. 峠より見え隠れする友禅菊百井(ももい)の里をはんなり包む  ひらら
「友」に「友禅菊」を持ってきたのは、植物に知識豊富な作者らしい。
「百井の里」はネットで調べた。京都市左京区の北部山間にある町。
標高620m。安曇川水系の源。見晴らしのいい峠から琵琶湖が見える。
峠より見え隠れする百井の里には、紫がかった友禅菊が咲き、里をはんなり
包み込んでいることよ。
「友禅菊」「百井の里」「はんなり」が情趣を醸し出している。

3. 疎開とう体験ありし同期会年ごとささげる友への祈り  ひろゆき
作者の年代の京都の人には、疎開の経験者が多いのだろう。
毎年同期会があるのだが、その度物故者への祈りをささげる。
「友」は祈りをささげる対象なので、物故者と解される。毎年
その数は増えているはずである。

4. きみがため尽す気持ちのもてぬまま親友(とも)と呼ばるは苦しこの頃  フミコ
長年交友関係のある知人。その人が最近他人の手助けを必要とする事態に
陥っている。それで作者に対し、「親友なんとか助けてよ」と言う。
しかし作者はその人に尽くす気持ちはなく、親友と呼ばれたくはない。
そのため心の葛藤に苦しんでいる。正直な作者だから悩むのだ。

5. ミヤンマーのZayar氏ガイドに高齢のわれ気遣われFBの友に  さらら
 ミヤンマーへ作者が行かれた。そのときのガイドがZayar氏であった。
そのガイドさんは作者が高齢なので、大変な気遣いをしてくれた。それを
作者は大変うれしく思い、帰国後もFBで友人として交流している。
もしこの解釈でよければ、作者はZayar氏と何語で語り合っているのか。
英語であろうか。たいしたものではある。


6. 寝ころびてテレビ見るわれにくっつきていびき掻き出す犬はわが友  たかし
かわいい犬の行動が目に見える。
一句と三句がともに「て」で終わっているのが気になる。また「寝ころびて」
「テレビ・・・」と「て」音が続くのも気になる。
「寝転がりテレビ見る・・・・」ではどうか。

7. 友情が少年ジャンプで育まれ起承転転 次号に続く  なか
「友情」は作者と少年ジャンプの漫画の主人公との友情らしい。
「起承転転」とはどういうことか。起承転結という言葉はあるが
「起承転転」は聞いたことがなく、作者の造語であろう。
起承転結のように納まりがあるのではなく、どこまでも転々と
事件が起こりつづけることを言いたいのではないかと想像する。
「次号に続く」は育まれた友情は、消えることなく次号が待ち遠しい
ということか。 「起承転転」は工夫されているようだが、四字熟語
を推奨している歌人はいないように思う。このような熟語に工夫を
こらすのはあまり感心しない。
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Re: 4/4 題詠「気」 
投稿日 : 2019/04/04(Thu) 10:39
投稿者 ひろゆき
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すきま風机上に流れ気が散れば果てなき旅路へ 無明にふらつく
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 鑑賞&批評 「友」
投稿日 : 2019/04/04(Thu) 10:38
投稿者 フミコ
参照先
鑑賞&批評 「友」

1. 韓国と友好関係きづきたし 二千年の綿綿たる交流  ひさお
大統領の任期が少なくなり始めると何故か引き出される「慰安婦」「徴用工」等の問題。確か、村山総理大臣の頃、正式に謝罪されたニュースを見た記憶があるのにどうして繰り返し、掘り起こして吹っ掛けて来るのか理解に苦しみます。世論調査でも韓国は信じられないと答えた日本人は5割をこすとか。喧嘩を仕掛けるのは一人で十分だが仲良くするには二人が必要だという西洋の諺は韓国に通じるのでしょうか。

2. 峠より見え隠れする友禅菊百井(ももい)の里をはんなり包む  ひらら
シチュエーションが素晴らしいと思う。
峠から見え隠れする友禅菊の群落でしょうか。
百井、友禅菊、はんなり…峠に登りついた人々の疲れも吹き飛ぶのでは!
言葉も文字も混然一体となってしっとり静かな集落の美しさを想像します。

3. 疎開とう体験ありし同期会年ごとささげる友への祈り  ひろゆき
いろいろな絆が存在しますが、「疎開」という特別な戦時経験も強い絆を生んだと思う。
戦後も、はや70余年、すでに亡くなられた方も多いと思います。
高齢になられて同期会も毎年ひらかれるようになった。
集まるたびに先ずは黙とうを捧げる習い。
あの顔、この顔、思い出が噴き出す。寂しさが数に現れて来るのが辛いですね。

4. きみがため尽す気持ちのもてぬまま親友(とも)と呼ばるは苦しこの頃  フミコ

5. ミヤンマーのZayar氏ガイドに高齢のわれ気遣われFBの友に  さらら
さららさんのアラウンド・ザ・ワールド、充実してますね。
FBってフェイスブックのことですか?
昭和一桁前後ってどこへ行っても長老扱いです。
元気な高齢者って見ている方も安心と可愛らしさがありますもの。ス・テ・キ 
 Zayar氏もきっとそこに参ったのでしょう。

6. 寝ころびてテレビ見るわれにくっつきていびき掻き出す犬はわが友  たかし
犬ってほんとに人間みたいな感覚と生活態度を見せる時がありますね。
気を許している時はいびきもかくし、オナラもする。
寄らば大樹の陰とでもいうのか犬が決めたボスの傍で昼寝などするときは野生の本能など皆無。伝わってくる無言の温かさにまいりますね。

7. 友情が少年ジャンプで育まれ起承転転 次号に続く  なか
少年ジャンプを読んだことは無いのですが、あの分厚い漫画の月刊誌という記憶で残っています。「星 飛雄馬」「バブル期」、「団塊の世代」にとってはバイブルのような。起承転々は一人一人の持っている人生ドラマでもあろうし、作者の、こころにある越えてきた山河なのかもしれない。
転転…がいいと思います。七転び八起びを連想させ、結をおくまでの伸び幅を暗示する。次号とは、休息充電あるいは次元をワープする手がかりを探る時間。

「次号を、みんなで待っています。」
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Re: 4/4 題詠「気」 ・ 鑑賞&批評「友」
投稿日 : 2019/04/04(Thu) 10:31
投稿者 ひろゆき
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1. 韓国と友好関係きづきたし 二千年の綿綿たる交流  ひさお
歌意から韓国との交流をと。一マス開けがあるが韓国名(大韓民国)は昭和25年から。

2. 峠より見え隠れする友禅菊百井(ももい)の里をはんなり包む  ひらら
花脊峠からか百井の里10数軒を望む景を詠まれる。キャンプ場が出来、静けさは騒動しさにやや変化したが、野道に咲く友禅菊の花が里を包むという山里の好さを描写。

3. 疎開とう体験ありし同期会年ごとささげる友への祈り  ひろゆき
小学校同期会。

4. きみがため尽す気持ちのもてぬまま親友(とも)と呼ばるは苦しこの頃  フミコ
作者の優しい心持が表現され、親友と呼ばれるほどその友に助言助力をしていない。年月を経るほどに心に迫る、だが今はもうその時を過ぎたと思うと…。

5. ミヤンマーのZayar氏ガイドに高齢のわれ気遣われFBの友に  さらら
ミヤンマーのZayar氏、作者がミャンマーに行かれた時の同時通訳者であろう。作者はその丁寧さや自分へのやさしさが心に沁み、帰国後もFBの友として交歓しているという。
Zayar氏を通訳・ガイド氏高齢の…ではどうでしょう。音数もミャンマーの有名人でもなさそうですし。

6. 寝ころびてテレビ見るわれにくっつきていびき掻き出す犬はわが友  たかし
犬はその家の主人に忠実、なつくという。いかにもその通りの写実。安心と温と持ち寄りして。

7. 友情が少年ジャンプで育まれ起承転転 次号に続く  なか
少年ジャンプを仲介として育まれ友情は物語りと同様、起承転結ならず転転として…。1ケ月後には転結?
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Re: 4/4 題詠「気」 ・ 鑑賞&批評「友」
投稿日 : 2019/04/04(Thu) 10:20
投稿者 ひらら
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題詠の題
 
 「車」にて お願いします。   

            ひらら            
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鑑賞&批評「友」
投稿日 : 2019/04/04(Thu) 00:16
投稿者 なか
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1. 韓国と友好関係きづきたし 二千年の綿綿たる交流  ひさお
日本の歴史は半島との交流なくしては発展しなかった。数々の悲しい出来事も話し合いで解決できないのだろうかと考えておられる作者。私も同感です。私は雨森芳洲の外交精神をもう一度学びなおさないと、と思っています。


2. 峠より見え隠れする友禅菊百井(ももい)の里をはんなり包む  ひらら
百井の里に友禅菊がたくさん咲いている。人気のない寂しい峠道も花々が色どりを添えている。のどかな風景画を思わせる一首ですね。


3. 疎開とう体験ありし同期会年ごとささげる友への祈り  ひろゆき
厳しい時代を共に過ごした多くの友人に強い絆を感じておられる作者。ご自身の寂しさよりもご友人を思いやる様子が「祈り」の表現に込められているのではないかと感じました。


4. きみがため尽す気持ちのもてぬまま親友(とも)と呼ばるは苦しこの頃  フミコ
私も人づきあいに辛さを感じることがあります。作者は忖度しない人々のなんと多いことかと嘆いておられるようですね。最近は親友の定義というか、垣根が低くなっているのでしょうか。


5. ミヤンマーのZayar氏ガイドに高齢のわれ気遣われFBの友に  さらら
海外に行かれることの多い作者。またFB(フェイスブック?)を使いこなす作者。まさに新しい時代の友だち作りを展開されているアクティブな姿が想像できる歌ですね。


6. 寝ころびてテレビ見るわれにくっつきていびき掻き出す犬はわが友  たかし
作者の笑顔と愛犬の穏やかな表情が描写されている歌ですね。なんだか、絵本の1ページを見ているのような優しい雰囲気でこの歌を読みました。


7. 友情が少年ジャンプで育まれ起承転転 次号に続く  なか
よろしくお願いいたします。
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