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　　２０２４．１２．２６（木）題詠「アルプス」・鑑賞「すき焼き」
　　題詠「アルプス」
　　鑑賞「すき焼き」
　　出題者　さららさん

鑑賞「すき焼き」
　
　１．飛騨牛のすき焼き肉とステーキ二枚乗鞍登山記念と孫より ひらら

　２・生卵に霜ふりすき焼き付けて食むこんな贅沢幼日は皆無 さらら

　３．鍋にジュッと脂をおっきにいちゃんが放り込み遥けきすき焼き始まる　　たかし

　４．「スキヤキ」はすき焼きでなくアメリカで「上を向いて歩こう」につけられた名だ　ひさお

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ウプラさんが復活して嬉しい…

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１．飛騨牛のすき焼き肉とステーキ二枚乗鞍登山記念と孫より ひらら

　２・生卵に霜ふりすき焼き付けて食むこんな贅沢幼日は皆無 さらら
少女の頃のすき焼きは、鶏をかっていたのでかしわがほとんど。牛肉のすき焼きはお祭りかお正月だったなあ。卵は十分自家用はあったけど。
　３．鍋にジュッと脂をおっきにいちゃんが放り込み遥けきすき焼き始まる　　たかし
牛脂をすき焼き鍋にジュッとするのはおおきい兄さんのやくめ。それを見ている弟たち。すき焼きの日の家族の団欒のようすが目にありありうかぶ。わが家は父でした。

　４．「スキヤキ」はすき焼きでなくアメリカで「上を向いて歩こう」につけられた名だ　ひさお
坂本九のヒットソングが、アメリカでは「スキヤキ」と名付けられて歌われた。どうしてスキヤキとつけられたのでしょう。
「上を向いて歩こう」は好きな歌でした。

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多羅葉の便り里奈から北アルプス乗鞍岳の消印くっきり ひらら

多羅葉〜ハガキの木

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夜更けのみどを静かにひらきアルプスの天然水がキラキラ下る

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鑑賞「すき焼き」
　
　１．飛騨牛のすき焼き肉とステーキ二枚乗鞍登山記念と孫より ひらら
「飛騨牛」で牛肉とわかるので「すき焼き用」「ステーキ用」か。
どこかにフォーカスするなら
「飛騨牛の分厚き(でんと)ステーキ用二枚」とか
「飛騨牛のステーキ用暑さ３センチ二枚」とか。

　２・生卵に霜ふりすき焼き付けて食むこんな贅沢幼日は皆無 さらら
「生卵に霜ふり肉のすき焼きを、こんな贅沢昔は皆無 」
で落ち着くかと思う。

　３．鍋にジュッと脂をおっきにいちゃんが放り込み遥けきすき焼き始まる　　たかし
「ジュッと脂を」「おっきにいちゃん」で盛り上がる臨場感、いいと思った。
「鍋に」とあるので「放り」でもよいかも。
前後に「っ」があるので、「牛脂を(ぎゅーし)」と伸ばす音があると、何となく音の感じが良いように思う。

　４．「スキヤキ」はすき焼きでなくアメリカで「上を向いて歩こう」につけられた名だ　ひさお
真面目なところが何となく可笑しい。
「つけられた名だ」と威張られてもなぁ・・と。

※お休みしてすみませんでした。
　歌評を書いていたらすき焼きが食べたくなってしまいました。

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鑑賞「すき焼き」
１．飛騨牛のすき焼き肉とステーキ二枚乗鞍登山記念と孫より　　ひらら
　最高のお土産を持って健康で元気なお孫さんが訪ねてきてくれる・・・幸せいっぱいのひららさんだ。が、歌としては状況の説明のみに終わった。

２・生卵に霜ふりすき焼き付けて食むこんな贅沢幼日は皆無　　さらら
　昔、わたしの子供のころ、家にニワトリを飼っていたので、すき焼きの時は新鮮な卵が各自に付いた。卵が無くなって二個目をねだったりもした。
　しかし、肉の方は、牛肉のすき焼きは年に一回くらいで、多くは家で飼っていた鶏が年を取って卵を産まなくなったのをつぶして、カシワ肉のすき焼き。
　それと兎の肉のすき焼きをよく食べた。兎もカシワとよく似ていた。
　上句「生卵に霜ふりすき焼き付けて食む」あまり美味しそうに感じない。
　「すき焼き付けて」という表現が問題、
たとえば「溶き卵を絡めて舌焼く肉ほおばる」などだと美味しく感じると思うが「すき焼き」の語が入らない。　

３．鍋にジュッと脂をおっきにいちゃんが放り込み遥けきすき焼き始まる　　たかし

４．「スキヤキ」はすき焼きでなくアメリカで「上を向いて歩こう」につけられた名だ　　ひさお
　坂本九のヒット曲「上を向いて歩こう」が生まれたのは昭和３６年（１９６１年）。
　わたしは16歳であった。この曲がアメリカのヒットチャートの1位になったのはその２年後の１９６３年であると。
　そのニュースを聞いた時、１８歳だったが、日本人として誇らしかったのを覚えている。
　この短歌「スキヤキ」の曲名の解説になっていて非常に散文的である。

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機上よりアルプス連山見下ろすに冠雪と青の天地創造　　　さらら

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１．飛騨牛のすき焼き肉とステーキ二枚乗鞍登山記念と孫より ひらら
すき焼き肉はすき焼き用として肉の重なりを整理してみました。
　
２・生卵に霜ふりすき焼き付けて食むこんな贅沢幼日は皆無 さらら

　３．鍋にジュッと脂をおっきにいちゃんが放り込み遥けきすき焼き始まる　　たかし
すき焼きはじゅんじゅんと言って最高のご馳走　
お兄さんが張り切って鍋奉行をされる所作を忘れない
幼い日の美味しい思い出なのだ。
　
４．「スキヤキ」はすき焼きでなくアメリカで「上を向いて歩こう」につけられた名だ　ひさお
海外に旅をして日本人と分かると「スキヤキ」「さらばじゃ」と挨拶の言葉となる。

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次回お題　　おせち

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次回のお題　おせち

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題詠の日程
　今年は今日で終わりです。
　１月は２３日と３０日の２回実施。２月は全休となります。

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水晶を求めて湖南アルプスを歩きし当時禿山たりし　　ひさお

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１． 飛騨牛のすき焼き肉とステーキ二枚乗鞍登山記念と孫より ひらら
孫から名物の飛騨の牛肉（すき焼き用とステーキ）を乗鞍登山の記念品としてもらった。乗鞍登山は孫にとって長い間念願していたことだったので、記念品も豪華なものになったようだ。

２・生卵に霜ふりすき焼き付けて食むこんな贅沢幼日は皆無 さらら
　高級な霜ふり牛肉のすき焼きに生卵をかけて食べるという贅沢。昔はそのような贅沢なことはありえなかった。戦後の苦しい時代にはすき焼きそのものが贅沢で年に何回かという生活であった。
　「生卵に・・・・すき焼き付けて食む」というのは私などのやり方とは違う。すき焼きに生卵をかけて食べるというのが普通かと思っていたが。

３．鍋にジュッと脂をおっきにいちゃんが放り込み遥けきすき焼き始まる　　たかし
　すき焼き鍋に脂を放り込むとジュッと音がする。それがすき焼きの始まりで、その役割は一番上の兄さんがしていた。
　何人兄弟かは不明だが、上の兄さんは「おっきにいちゃん」と呼ばれていたようだ。なつかしい呼び名である。「遥けき」はなくてもいいように思われるがどうでしょうか。

４．「スキヤキ」はすき焼きでなくアメリカで「上を向いて歩こう」につけられた名だ　ひさお

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風化せる花崗岩台地の明るさよ金勝アルプス湖南アルプス　　たかし

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