
2025.3.13(木)題詠「屋敷」・鑑賞「やいば、刃」
投稿日 |
: 2025/03/07(Fri) 09:06 |
投稿者 |
: ひさお |
参照先 |
: |
参照先
2025.3.13(木)題詠「屋敷」・鑑賞「やいば、刃」
題詠「屋敷」
鑑賞「やいば、刃」
出題者 ウプラさん
鑑賞「やいば、刃」
3番は今回の課題とはやや異なりますが、掲載しました。
1.有次の小出刃一丁渡さるるハマチくらい捌けよと夫 ひらら
有次」は京都錦通りの刃物屋。(ありつぐ)
2.都市ガスの青きしづくに刃当つ嫌いな人と会う日の朝 ウプラ
3.刀剣のチャンバラ好きな夫と見し川の字に寝て水戸の黄門 さらら
4.五枚刃の剃刀ジレットよく切れる髭なしトランプ髭ありゼレンスキ たかし
5.発すれば刃となりて突き刺さる声を秘めゐる小さき口元 ひさお

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Re: 2025.3.13(木)題詠「屋敷」・鑑賞「やいば、刃」
投稿日 |
: 2025/03/13(Thu) 23:08 |
投稿者 |
: さらら |
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1.有次の小出刃一丁渡さるるハマチくらい捌けよと夫 ひらら
有次」は京都錦通りの刃物屋。(ありつぐ)
有次の刃物は京都錦通りの刃物屋と教えて頂きました。
ご主人や息子さんらが魚をさばくのが上手な家族 いつも食べる係の奥様にたまには料理をせよと注意を受ける。
2.都市ガスの青きしづくに刃当つ嫌いな人と会う日の朝 ウプラ
若者は感性がとがって繊細 作者独特の表現がよい。
3.刀剣のチャンバラ好きな夫と見し川の字に寝て水戸の黄門 さらら
4.五枚刃の剃刀ジレットよく切れる髭なしトランプ髭ありゼレンスキ たかし
オリジナルな男歌 刃から世界に視点を広げ二人の大統領をひげ有り無しでスパッと歌にする妙味。
5.発すれば刃となりて突き刺さる声を秘めゐる小さき口元 ひさお
小さき口元から発する言葉 人の胸に突き刺すこともあり またある時は人を包み込む慈愛深い言葉もある。

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Re: 2025.3.13(木)題詠「屋敷」・鑑賞「やいば、刃」
投稿日 |
: 2025/03/13(Thu) 22:17 |
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: さらら |
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屋敷内に暮らす娘と数日間会うこともなく話すことなく

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Re: 2025.3.13(木)題詠「屋敷」・鑑賞「やいば、刃」
投稿日 |
: 2025/03/13(Thu) 22:13 |
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: ウプラ |
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Re: 2025.3.13(木)題詠「屋敷」・鑑賞「やいば、刃」
投稿日 |
: 2025/03/13(Thu) 22:10 |
投稿者 |
: ウプラ |
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お題
贈り物

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Re: 2025.3.13(木)題詠「屋敷」・鑑賞「やいば、刃」
投稿日 |
: 2025/03/13(Thu) 22:00 |
投稿者 |
: ウプラ |
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「更屋敷」とググればほんに懐かしきお菊が「いちまい〜にまい〜」と数ふ

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Re: 2025.3.13(木)題詠「屋敷」・鑑賞「やいば、刃」
投稿日 |
: 2025/03/13(Thu) 21:29 |
投稿者 |
: ひさお |
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ウプラさんへ
出題をお願いします。

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Re: 2025.3.13(木)題詠「屋敷」・鑑賞「やいば、刃」
投稿日 |
: 2025/03/13(Thu) 21:20 |
投稿者 |
: ウプラ |
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鑑賞「やいば、刃」
3番は今回の課題とはやや異なりますが、掲載しました。
1.有次の小出刃一丁渡さるるハマチくらい捌けよと夫 ひらら
有次」は京都錦通りの刃物屋。(ありつぐ)
「有次の小出刃」も「ハマチくらい捌けよ」の台詞もそれぞれ魅力的にこの歌の世界を作っている。
「ハマチくらいは」と「は」を入れて七音にすればより落ち着くか。
2.都市ガスの青きしづくに刃当つ嫌いな人と会う日の朝 ウプラ
3.刀剣のチャンバラ好きな夫と見し川の字に寝て水戸の黄門 さらら
懐かしい時代の家の明かりやテレビの音声まで聴こえてきそう。
「川の字」なので「夫と子と見し水戸黄門」と三人にするのがベターと思われる。
4.五枚刃の剃刀ジレットよく切れる髭なしトランプ髭ありゼレンスキ たかし
トランプとゼレンスキの二人を「髭なし」「髭あり」と「髭」で括っている。「五枚刃のジレット」、身近な道具にものを言わせて、リズムよく、重くせずにまとめている。力まない時事詠が持ち味になってきた。
5.発すれば刃となりて突き刺さる声を秘めゐる小さき口元 ひさお
いざとなると寸鉄くぎを刺すような言葉を秘めているような女性を彷彿とさせる。「秘める」が正反対の普段の様子を伝える。「口元」は口のあたりという意味だから「小さなる口」とされるのがよいと思う。

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Re: 2025.3.13(木)題詠「屋敷」・鑑賞「やいば、刃」
投稿日 |
: 2025/03/13(Thu) 19:49 |
投稿者 |
: ひらら |
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1.有次の小出刃一丁渡さるるハマチくらい捌けよと夫 ひらら
有次」は京都錦通りの刃物屋。(ありつぐ)
2.都市ガスの青きしづくに刃当つ嫌いな人と会う日の朝 ウプラ
青い炎に刃を当てている。刀鍛冶の現場みたい。嫌いな人に会うための気合い入れのよう。ただならぬ決意。
3.刀剣のチャンバラ好きな夫と見し川の字に寝て水戸の黄門 さらら
川の字に寝る は夫婦(父母)の間に子供と三人で寝ることで仲のよい家族の様子。チヤンバラ好きの夫と子と横になって水戸黄門を楽しんでる。
4.五枚刃の剃刀ジレットよく切れる髭なしトランプ髭ありゼレンスキ たかし
髭剃り剃刀で髭無しトランプと髭ありのゼレンスキをとっさに浮かべられたよう。ゼレンスキさんは髭とラフな服が人柄なのかしら。あの髭おていれがたいへんそう。
5.発すれば刃となりて突き刺さる声を秘めゐる小さき口元 ひさお
小さな口元は女性のおちょぼ口。その口元から刃の突き刺さるような声、言葉。ドラマの一場面と重なる。

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Re: 2025.3.13(木)題詠「屋敷」・鑑賞「やいば、刃」
投稿日 |
: 2025/03/13(Thu) 18:44 |
投稿者 |
: たかし |
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鑑賞「やいば、刃」
1.有次の小出刃一丁渡さるるハマチくらい捌けよと夫 ひらら
有次」は京都錦通りの刃物屋。(ありつぐ)
生の一匹の魚を料理する。「捌く」のだが、これはなかなか難しい。ハマチくらいというがハマチは大きな魚。
有次の出刃包丁はよく切れる銘品なのだろう。包丁を渡されて作者はどうしたか、ここからが興味のあるところ。
夫は器用な人で魚を捌き慣れているのだろう。「有次の小出刃・ハマチ」固有名詞が生きた。
2.都市ガスの青きしづくに刃当つ嫌いな人と会う日の朝 ウプラ
「都市ガスの青きしづく」・・これはガスの炎のことだと思う。
炎に刃を当てる・・私が刃を火に当てるのは刃を消毒する目的の場合(ただ、これをやると良い刃物は著しく切れ味が落ちるので要注意)。
それとも何か別の目的、例えば呪い(ノロイ・またはマジナイ)とかであろうか。
マジナイと解釈した方が、下句とのつながりが良くなる。意味がストンと納得できる。
よほど嫌いな人なのだろう。それなら合うのを止めたらいいのに、などと思うが浮き世の義理でそうもいかないということだろう。上句の行為を「呪(マジナイ)」だとすると面白い歌である。
3.刀剣のチャンバラ好きな夫と見し川の字に寝て水戸の黄門 さらら
テレビドラマの「水戸黄門」は終わりの頃に必ずチャンチャンバラバラのシーンがある。
助さん角さんの活躍する場面。
ご夫君はチャンバラの映画・ドラマが好きであり、それに合わせて作者も寝っ転がって見ていたという。
川の字なので、子供さんも居たのである。そして川の字に寝るということは幼い子である。一番目の子供さん(長男か長女)がまだ3,4歳の頃であろう。
平和な仲の良い家庭風景。
ひさおさんも書いてはるが「チャンバラ」とあれば「刀剣の」は無くてもいいので「チャンバラの好きな夫と夏の夜は川の字に寝て・・・・」とか。
4.五枚刃の剃刀ジレットよく切れる髭なしトランプ髭ありゼレンスキ たかし
5.発すれば刃となりて突き刺さる声を秘めゐる小さき口元 ひさお
「小さき口元」から女性であろう。「刃となりて突き刺さる声」なんだか凄い声の持ち主である。
ソプラノ歌手の最高音の声をもつ人が、常は静かにしているその口元を表現している。

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Re: 2025.3.13(木)題詠「屋敷」・鑑賞「やいば、刃」
投稿日 |
: 2025/03/13(Thu) 14:47 |
投稿者 |
: ひらら |
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苔の間に光るものあり玉虫ぞ紫式部の屋敷跡なる ひらら

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Re: 2025.3.13(木)題詠「屋敷」・鑑賞「やいば、刃」
投稿日 |
: 2025/03/13(Thu) 12:10 |
投稿者 |
: たかし |
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プールある屋敷にパンツ一枚で暮らす夢ありピカソのように たかし

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Re: 2025.3.13(木)題詠「屋敷」・鑑賞「やいば、刃」
投稿日 |
: 2025/03/13(Thu) 09:49 |
投稿者 |
: ひさお |
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出屋敷といふ駅名のあるを知るいかなる謂れある街なるや ひさお
(阪神電鉄)

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Re: 2025.3.13(木)題詠「屋敷」・鑑賞「やいば、刃」
投稿日 |
: 2025/03/13(Thu) 09:45 |
投稿者 |
: ひさお |
参照先 |
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1.有次の小出刃一丁渡さるるハマチくらい捌けよと夫 ひらら
有次」は京都錦通りの刃物屋。(ありつぐ)
作者は魚を捌くのが得意ではなく、夫さんにいつも頼っているようだ。そこで今回ハマチの捌き方を教えてもらうことになったのだろう。
有次という刃物屋の出刃はよく切れそうだ。「一丁」を言う必要はないので「すっと」とか「さっと」とか、別の動作を示す表現がいいように思う。
2.都市ガスの青きしづくに刃当つ嫌いな人と会う日の朝 ウプラ
私の理解能力の限界を超えているので、検討違いの読みになってしまったかもしれない。
ガスの炎が青いので「しづく」と表現した。刃は炎に当てると強度を増す。作者は嫌いな人と会わなくてはならないので、気持ちを強くしなければならないと自覚している。
刃を炎に当てて強くするように、作者も気持ちを強くしなければならないと引き締めていることを詠ったものであろう。
3.刀剣のチャンバラ好きな夫と見し川の字に寝て水戸の黄門 さらら
チャンバラは刀剣で切り合うことなので、「刀剣」は不要と思う。
4句の「川の字に寝て」と5句の「水戸の黄門」は順を入れ替えるのがいいように思う。
4.五枚刃の剃刀ジレットよく切れる髭なしトランプ髭ありゼレンスキ たかし
作者は最近ジレットの剃刀を買ったのだろう。それがよく切れる。テレビによく出るゼレンスキー大統領はいつも濃い髭が目立つ。この剃刀ですっきり髭剃りをしてもらったらどうか。またトランプ大統領には髭が目立たないので髭剃りは必要ないかも。このようなことを考えてみたという作者の遊び心。
5.発すれば刃となりて突き刺さる声を秘めゐる小さき口元 ひさお

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