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2025.4.3(木)題詠「化身」・鑑賞「芽吹き」
投稿日 : 2025/03/28(Fri) 09:46
投稿者 ひさお
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   2025.4.3(木)題詠「化身」・鑑賞「芽吹き」

   題詠「化身」
   鑑賞「芽吹き」
   出題者 ひさお

鑑賞「芽吹き」

 1.飛び火にて母家焼失焼け焦げる松の芽吹きに負けんぞと叔父  ひらら

  2. たはむれのごとくもみぢの芽吹きたりその花も死も風にゆらせて  ウプラ

  3.ブルーベリーの芽吹き初めたる膨らみに朝呼ばれる春陽のなか  さらら

  4.草や木の芽吹きのために降る雨よもっともっと降って山火事も消せ  たかし

  5.制服に身をまとひたる女高生の飾らぬ姿芽吹きと思う ひさお

差し替えました。
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Re: 2025.4.3(木)題詠「化身」・鑑賞「芽吹き」
投稿日 : 2025/04/04(Fri) 22:28
投稿者 ウプラ
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たかしさんへ
そうそう、写真では二枚の葉ですが、芽吹きの最初は折りたたまれていて、
一枚に見えますよね。この苗はまだ花はついてないですね。
紅葉の木漏れ日が夏のごちそうです
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Re: 2025.4.3(木)題詠「化身」・鑑賞「芽吹き」
投稿日 : 2025/04/04(Fri) 22:18
投稿者 たかし
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ウプラさん、木から芽吹いている状態を詠われた。
わたしは種が飛んであちこちの土から芽が出ているのかと勘違い。
実は今、我が家の庭がその状態なので。こちらも可愛いです。

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Re: 2025.4.3(木)題詠「化身」・鑑賞「芽吹き」
投稿日 : 2025/04/04(Fri) 21:56
投稿者 ウプラ
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こんばんは
皆さん、ご批評ありがとうございました。わかりにくくてスミマセン。
自宅に山紅葉が5本あって、今芽吹きの最中です。
○たはむれのごとくもみぢの芽吹きたりその花も死も風にゆらせて  ウプラ
紅葉は一つの芽の中に複数の葉と花が折り畳まれていて、個体差もあるでしょうが、芽吹いて葉が開きはじめると同時に、先端に赤い蕾をつけた細い茎の束も伸びはじめます。その様子があんまり可愛いので、歌にしたとき「花」に引きずられてしまった気がします。
たかしさんが言うように「生も死も」の方が自然ですね。生命は生まれると同時に死を育て始める。
すっきりしました。ありがとうございました。
「たはむれのごとく」は植物の柔らかな有り様をそんな風に感じました。
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Re: 2025.4.3(木)題詠「化身」・鑑賞「芽吹き」
投稿日 : 2025/04/04(Fri) 02:18
投稿者 ウプラ
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ひさおさん、変更しましたのでよろしくお願いいたします。

ほのしろく今年は桜に化身して佐鳴湖畔に妣がひらきぬ
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Re: 2025.4.3(木)題詠「化身」・鑑賞「芽吹き」
投稿日 : 2025/04/03(Thu) 23:14
投稿者 ウプラ
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Re: 2025.4.3(木)題詠「化身」・鑑賞「芽吹き」
投稿日 : 2025/04/03(Thu) 22:56
投稿者 ウプラ
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鑑賞「芽吹き」

 1.飛び火にて母家焼失焼け焦げる松の芽吹きに負けんぞと叔父  ひらら
「負けんぞ」に前向きな叔父さんの様子が表れる。
少し硬さをほぐして、「飛び火して母家失いたる叔父が負けんぞと言う松の芽吹きに」。
類焼なら「もらい火」がよりすっきりするかもしれない。(「母家」であることで敷地内の失火の可能性も残る)「もらい火に母家失いたる叔父が松の芽吹きへ負けんぞと言う」

  2. たはむれのごとくもみぢの芽吹きたりその花も死も風にゆらせて  ウプラ

  3.ブルーベリーの芽吹き初めたる膨らみに朝呼ばれる春陽のなか  さらら
「ブルーベリー」がとても爽やか。
下句「春陽のなか」がやはり気になるところ。
「春の陽のなか」は好ましいが、朝よりもぽかぽかと暖かい昼の感じがする。「芽吹き」も春のものなので、いっそ「春」を捨てて「ブルーベリーの芽吹き初めたる膨らみが朝明るき日を呼んでいる」なども、あまり良いとは思わないが一案として。

  4.草や木の芽吹きのために降る雨よもっともっと降って山火事も消せ  たかし
「もっともっと降って」のところ、切なく願って詠っているような熱がこもり、良いと思った。稚拙のようでいてこの域になかなか行けない。「山火事も消せ」・・少年のよう。

  5.制服に身をまとひたる女高生の飾らぬ姿芽吹きと思う ひさお
女子高生の清楚な初々しさを「芽吹き」と捉えたか。「制服に身をまとひ」???「制服を身にまとひ」???
以下は個人的な選択だが、「飾らぬ姿を芽吹きと思う」と「を」を入れて丁寧にしてみた。
「制服を身にまとひたる女子高生飾らぬ姿を芽吹きと思う」
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Re: 2025.4.3(木)題詠「化身」・鑑賞「芽吹き」
投稿日 : 2025/04/03(Thu) 21:29
投稿者 ひらら
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鑑賞「芽吹き」

 1.飛び火にて母家焼失焼け焦げる松の芽吹きに負けんぞと叔父  ひらら

  2. たはむれのごとくもみぢの芽吹きたりその花も死も風にゆらせて  ウプラ
もみじの芽吹き、たわむれのごとくとは、ひとりばえか季節はずれの芽吹きだろう。適季の芽吹きでなく、かんちがいしたもみじの芽吹きからの花は枯れるのも風まかせ風のせいかしらと詠む。
もみじの芽やプロペラ、トンボの形の花、種。木のようすをよく知り観てられる。
  3.ブルーベリーの芽吹き初めたる膨らみに朝呼ばれる春陽のなか  さらら
庭のブルーベリーが芽吹き初め日々膨らむ。春の陽のさす朝ブルーベリーの膨らむ芽に呼ばれているようである。毎朝その芽を楽しみに嬉しく観てられる。芽吹き初めたる膨らみに朝(あさけ)呼ばれる。の詠み好き。

  4.草や木の芽吹きのために降る雨よもっともっと降って山火事も消せ  たかし
アメリカも東北も岡山香川も、山火事の多かった春先。こんなに多いことはじめてである。雨が降らず乾燥の連日。芽吹きの雨もほしいが、山火事を消す雨よ降れ。皆の願いであった。もっともっと降つてそ に作者の願いが込められている。

  5.制服に身をまとひたる女高生の飾らぬ姿芽吹きと思う ひさお
新学期、新しい制服の女高校生の清々しい姿を、少女の芽吹きと感じる作者。作者の感性も清らかである。
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Re: 2025.4.3(木)題詠「化身」・鑑賞「芽吹き」
投稿日 : 2025/04/03(Thu) 16:06
投稿者 たかし
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鑑賞「芽吹き」
 1.飛び火にて母家焼失焼け焦げる松の芽吹きに負けんぞと叔父  ひらら
この「母家」は叔父の家であった。「母家」と表現した理由はこの母家の外にも敷地内に建物(離れとか蔵とか納屋とか)が数棟あるからだろう。
「飛び火」だから、自分の家から出火したのでなくて、近所の家の火事の火の粉が飛んできて母家が燃えてしまった。
「焼け焦げる松」敷地内に松の木が植わっていたが、家が燃えたときに松の木も焼け焦げてしまった。
「松の芽吹きに」しかし、その焼け焦げた松の樹から元気に芽が吹いているのを見た叔父が「ようし俺も負けんぞ」と言ったと。
つまり、松の芽吹きに家を失った叔父が元気づけられたということを歌っている。
・・・と、迎えて読んだが、一読分かりにくかった。
一首にこれだけの内容を盛るのが適当かどうかという疑問が先ずある。
次に語順が適切かどうか。
「飛び火にて母家失いたる叔父が」・・・(「叔父」の位置はここと思う。)
「負けんぞ」と呟く松の芽吹きに」とか。

  2. たはむれのごとくもみぢの芽吹きたりその花も死も風にゆらせて  ウプラ
「たはむれのごとくもみぢの芽吹きたり」この上句、
私が最近見て知ったことと合っているように思った。
わが家に昨年まで前庭に樹齢数十年のもみじの樹がありました。(昨晩秋に伐採)
もみじの樹は花のあと、プロペラのような種をつくって飛ばすのはみなさまご存知のこと。
その種があちこちに飛んで、今年の3月、植木鉢の花の土を替えてやろうと鉢をひっくり返すとき、どの鉢にも、その中にちっちゃい赤い芽が1本か2本出ている。
糸のように細い軸のてっぺんに赤い細い葉のようなもの、目を凝らしてみるとそれがモミジの三角の葉を縮めたものであることが分る。
抜いて捨ててしまいますが、上句はこの芽の状態を歌ったものと思う。下句は、あまりにもか細い芽が風に揺れているので今は果敢無い命である。
上句の「たはむれのごとく」は上手いと思った。
下句「その花も死も」は、はかない小さい命のこと「その生も死も」がいいと私は思ったが、平凡になるだろうか?

  3.ブルーベリーの芽吹き初めたる膨らみに朝呼ばれる春陽のなか  さらら
芽がふくらんで明日にも若い今年の葉が芽吹いてくる様子か。
ブルーベリーを植えている作者、実が美味しいので春の芽吹きを楽しみに見ている様子がある。
上句「・・・膨らみに」まではとてもよいと思う。
下句「朝」を「あした」と読ませているが(リズム的にそうなる)「今朝は呼ばれる」でもいいと思った。
結句「春陽のなか」これは「はるひのなか」と読むと六音でリズム悪い。といって「しゅんようのなか」と読むと、耳で聞いたとき何のことか分からない。
普通に助詞「の」を入れて「春の陽のなか」とした方がいいと思う。

  4.草や木の芽吹きのために降る雨よもっともっと降って山火事も消せ  たかし

  5.制服に身をまとひたる女高生の飾らぬ姿芽吹きと思う ひさお
この「芽吹き」は、女性としての…という意味に思う。そう思ったわけは、対象が女子高校生なので、芽吹きと捉えるには赤ちゃんなどと比較すれば相当成長しているから。
「制服に身をまとひたる」という表現、やや堅苦しい表現だが「制服」というものは、自由に選んで身につけるものではなくて、
やや型に押し込まれたような感じのものである。その辺りのところをこの「身にまとひたる」の表現で表わしていると感じた。この作者の歌の勘どころと思う。ここを読み逃すと後でガツンとやられる。
そして下句だが「飾らぬ姿芽吹きと思う」。
つまり制服を着ているだけで、その他の、よく女性が身につける装身具などは身につけず、お化粧もしていないことを言って、それを「飾らぬ姿芽吹きと思う」としている。
つまりこれからそこへさまざまな要素が盛り込まれることを作者は知っている。知っているがいま現在は最もシンプルな基本形の姿であり、それを草木の「芽吹き」と同じように新鮮で好感度のものと感じている。
女の子を持っているお父さんである作者のいい歌と思う。
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Re: 2025.4.3(木)題詠「化身」・鑑賞「芽吹き」
投稿日 : 2025/04/03(Thu) 14:08
投稿者 ひらら
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詠草

手の窪より網戸に移し幼虫の羽化身を伸ばし追う子クマゼミと声 ひらら
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Re: 2025.4.3(木)題詠「化身」・鑑賞「芽吹き」
投稿日 : 2025/04/03(Thu) 14:04
投稿者 ひらら
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飛び火にて母家が焼失焼け焦げる松の芽吹きに負けんぞと叔父 ひらら

ひさおさんへ
二句の字足らず。ご指摘感謝します。
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Re: 2025.4.3(木)題詠「化身」・鑑賞「芽吹き」
投稿日 : 2025/04/03(Thu) 12:56
投稿者 ひさお
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今週の題
  米   でお願いします。
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Re: 2025.4.3(木)題詠「化身」・鑑賞「芽吹き」
投稿日 : 2025/04/03(Thu) 12:55
投稿者 ひさお
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あざやかに歌舞伎役者の七変化身もしなやかに踊りつぎゆく ひさお
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Re: 2025.4.3(木)題詠「化身」・鑑賞「芽吹き」
投稿日 : 2025/04/03(Thu) 12:52
投稿者 ひさお
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1.飛び火にて母家焼失焼け焦げる松の芽吹きに負けんぞと叔父  ひらら
 叔父さんの家が火災に遭い、松の木もかなり焼け焦げたが、その松の木が芽吹いた。
 それをみた叔父さんは松の木に負けないぞと元気づけられた。
 松の木は生命力が強いのですね。叔父さんが元気づけられてよかった。
 母家は母屋ではないか。また第2句は6音なので、「母屋は」とか「母屋が」としてはどうか。

2.たはむれのごとくもみぢの芽吹きたりその花も死も風にゆらせて  ウプラ
 たわむれのような芽吹きとは、本来の芽吹きの時期ではない時に、少しだけ部分的に芽吹きが見られたことを言うのであろう。
 本来は花の時期なので、風媒花であるもみじの花は風を受けて揺らぎ受精をして枯れてゆく。そのような花の時期に一部芽吹きも見られたことはめずらしいので一首にした。
註:大変苦しい鑑賞です。お手上げしたかったくらいです。

3.ブルーベリーの芽吹き初めたる膨らみに朝呼ばれる春陽のなか  さらら
 温かい春の日差しを受けてブルーベリーが芽吹いてきて膨らんでいる。
 今朝になって庭のブルーベリーの芽のふくらみに気づいたが、それはあたかもブルーベリーに呼ばれたような気がする。
 「朝呼ばれる」の意味が分かり難い。

4.草や木の芽吹きのために降る雨よもっともっと降って山火事も消せ  たかし
 山火事はアメリカだけではなかった。大船渡、岡山、愛媛などでも起きている。大船渡では雨が降ってようやく鎮火に向かった。岡山、愛媛などでも消火は難航している。草や木の芽吹きに欠かせない雨であるが、どっと降って山火事を消してほしいという願いを1首に込めた。(その後岡山、愛媛も降雨のあと鎮火した。)

5.制服に身をまとひたる女高生の飾らぬ姿芽吹きと思う  ひさお
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Re: 2025.4.3(木)題詠「化身」・鑑賞「芽吹き」
投稿日 : 2025/04/03(Thu) 09:07
投稿者 たかし
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沈丁花は妖精ダフネの化身とか添え木してやる胸乳の辺り  たかし
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Re: 2025.4.3(木)題詠「化身」・鑑賞「芽吹き」
投稿日 : 2025/03/28(Fri) 16:15
投稿者 ウプラ
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たはむれのごとくもみぢの芽吹きたりその花も死も風にゆらせて

よろしくお願いいたしますぅ
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