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2025.4.10 題詠「米」・鑑賞「化身」
投稿日 : 2025/04/04(Fri) 08:36
投稿者 ひさお
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  2025.4.10 題詠「米」・鑑賞「化身」

  題詠「米」
  鑑賞「化身」
  出題者 ひらら さん

鑑賞「化身」
 
1.ほのしろく今年は桜に化身して佐鳴湖畔に妣がひらきぬ  ウプラ

 2.高齢化身体健やかな弟と96歳の老衰の姉訪う  さらら

 3.沈丁花は妖精ダフネの化身とか添え木してやる胸乳の辺り  たかし

 4.あざやかに歌舞伎役者の七変化身もしなやかに踊りつぎゆく ひさお
 
 5.手の窪より網戸に移し幼虫の羽化身を伸ばし追う子クマゼミと声 ひらら


さららさんの詠草が提出されたので、差し替えました。
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Re: 2025.4.10 題詠「米」・鑑賞「化身」
投稿日 : 2025/04/13(Sun) 23:10
投稿者 さらら
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封筒に1合の米持参するお伊勢参りの修学旅行
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Re: 2025.4.10 題詠「米」・鑑賞「化身」
投稿日 : 2025/04/11(Fri) 12:14
投稿者 ウプラ
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たかしさんへ
「沈丁花の学名はDaphne odora(ダフネ・オドラ)」
おお、そうでしたか。
ひとつ利口になりました。
ありがとうございました。
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Re: 2025.4.10 題詠「米」・鑑賞「化身」
投稿日 : 2025/04/11(Fri) 09:31
投稿者 たかし
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3.沈丁花は妖精ダフネの化身とか添え木してやる胸乳の辺り

みなさま批評ありがとうございました。
「…月桂樹を自宅の沈丁花に無断変更したので…」と、ウプラさんが楽しい評をくださいました。
ところがですね。
アポロンに追いかけられた妖精ダフネを可哀そうに思ったゼウスが月桂樹に変えた・・・がギリシャ神話の話で、ウプラさんのいう通りですが、
月桂樹とおなじいい香りのする沈丁花に化身という話を書いているのもあるのです。
沈丁花の学名はDaphne odora(ダフネ・オドラ)で、このDaphneは、ギリシャ神話の女神ダフネからとられているのだとか
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Re: 2025.4.10 題詠「米」・鑑賞「化身」
投稿日 : 2025/04/10(Thu) 22:55
投稿者 ウプラ
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もち米のとぎ汁にさへ妣は揺れいそいでねつて急ぐでもなく
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Re: 2025.4.10 題詠「米」・鑑賞「化身」
投稿日 : 2025/04/10(Thu) 22:50
投稿者 ウプラ
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鑑賞「化身」
 
1.ほのしろく今年は桜に化身して佐鳴湖畔に妣がひらきぬ  ウプラ

 2.高齢化身体健やかな弟と96歳の老衰の姉訪う  さらら
子供時代の貴重な思い出を共有している兄弟姉妹がより大切な存在になってきた。シリアスな内容をしっかり伝えるために後半の言葉の速度を抑えるのがよいか。
「高齢化身体健やかな弟と共に老衰の姉を見舞いぬ」

 3.沈丁花は妖精ダフネの化身とか添え木してやる胸乳の辺り  たかし
ギリシャ神話の妖精ダフネ。アポロンの愛から逃げるため、父が月桂樹に変えてくれた。月桂樹を自宅の沈丁花に無断変更したので「とか」とぼかした(な)。人間の身体でいえば「胸乳」にあたる位置に添え木をしてやったのだろう。倒れそうな沈丁花への労りに情感のふくらみがあって豊か。

 4.あざやかに歌舞伎役者の七変化身もしなやかに踊りつぎゆく ひさお
華麗な七変化が動きをもった動詞で描かれている。静止せず、動きのあるところが良いと思う。「七変化身もしなやかに」の「化身」も上手い。
「あざやかに」は「ひらひらと」「婉然と」などもありか。
「、、、に」ではなく「、、、と」。
 
 5.手の窪より網戸に移し幼虫の羽化身を伸ばし追う子クマゼミと声 ひらら
言葉が多くやや息苦しい。『幼虫」はサナギ以前の状態なのでこの一首では使えない。いろいろ考えてみたが、原作にあまりに踏み込むことになるので今回はギブアップ。「羽化身を伸ばし」が苦しい。
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Re: 2025.4.10 題詠「米」・鑑賞「化身」
投稿日 : 2025/04/10(Thu) 22:10
投稿者 ひらら
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鑑賞「化身」
 
1.ほのしろく今年は桜に化身して佐鳴湖畔に妣がひらきぬ  ウプラ
佐鳴湖は、ひさおさんたかしさんに教えてもらう。亡くなられたお母様が桜に化身して佐鳴湖の畔に咲いている。なににもまさる供養の心。

 2.高齢化身体健やかな弟と96歳の老衰の姉訪う  さらら
化身を高齢化と身体にわけて詠まれている。高齢な作者と弟も高齢、二人が96歳の姉上をたずねられての喜びの歌。


 3.沈丁花は妖精ダフネの化身とか添え木してやる胸乳の辺り  たかし
沈丁花がギリシャ神話の妖精のダフネの化身であること学ぶ。よろけてる沈丁花の花の木を起こして添え木をしている。添え木をしたら花が胸元の辺りにおきあがった。咲く花と胸元。情緒的。

 4.あざやかに歌舞伎役者の七変化身もしなやかに踊りつぎゆく ひさお
歌舞伎役者の七変化、奈落、幕間など、消えた、隠れたと思うすぐさま衣裳がえをして役もかわり七変化して演じられる。変化と身とに分けて詠まれている。
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Re: 2025.4.10 題詠「米」・鑑賞「化身」
投稿日 : 2025/04/10(Thu) 19:33
投稿者 さらら
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今回風邪で臥すため不参加します。
 
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Re: 2025.4.10 題詠「米」・鑑賞「化身」
投稿日 : 2025/04/10(Thu) 18:03
投稿者 ひらら
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帰省の度米原駅のホームで買う鱒寿司のあらず井筒屋廃業
ひらら

先の削除して下さい。
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Re: 2025.4.10 題詠「米」・鑑賞「化身」
投稿日 : 2025/04/10(Thu) 16:40
投稿者 たかし
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鑑賞「化身」
1.ほのしろく今年は桜に化身して佐鳴湖畔に妣がひらきぬ  ウプラ
 「今年は」とあるので、去年やその前も別の何かに「化身」されたのだ。
 「佐鳴湖」は(さなるこ)と読むとウィキペディアにある。縄文時代からの湖でウナギも取れる川、川によって海と繋がっていて塩分があり、外来種のバスやブルーギルはそのために少ないという。
 その佐鳴湖の湖畔に桜に化身した妣(亡き母を意味する漢字)が「ひらきぬ」と歌う。
 桜の美しさが一段と映える湖畔を舞台の一首、亡き母を今も慕い憶う作者が顕れている。

2.高齢化身体健やかな弟と96歳の老衰の姉訪う  さらら
 「高齢化」と「身体」とで「化身」を表したのはよく考えた。
 96歳の姉はその年齢相応に体が衰えている。
 比して弟は「健やか」であり、作者のことは言われていないが多分「健やか」。
 弟と二人でその姉を訪ねたという歌。
 「化身」を言うためと分かっているが、冒頭の「高齢化」からの語の繋がりがしっくり来ない。言葉運びにまだ推敲の余地あると思う。

3.沈丁花は妖精ダフネの化身とか添え木してやる胸乳の辺り  たかし

4.あざやかに歌舞伎役者の七変化身もしなやかに踊りつぎゆく  ひさお
 歌舞伎役者は舞台の上であざやかに七変化する。
 「七変化」と「身も」とで「化身」を言い、しかも一首の意味も「化身」に合っているのは見事。
 リズムもよくて心地よい。

5.手の窪より網戸に移し幼虫の羽化身を伸ばし追う子クマゼミと声  ひらら
 何度も読んだけれども、第五句がどうしても大幅な字余りになってしまう。
 「手の窪より・網戸に移し・幼虫の・羽化身を伸ばし・追う子クマゼミと声」
 この第五句が10音になってリズムがとても悪い。
 直してみた。
 「手の窪より・網戸に移し・クマゼミの・幼虫の羽化・身伸ばし見る子」
 「追う」とか「声」とかは省いてもいいように思う。
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Re: 2025.4.10 題詠「米」・鑑賞「化身」
投稿日 : 2025/04/10(Thu) 15:16
投稿者 たかし
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歌を変更しました。
よろしくお願いします。
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Re: 2025.4.10 題詠「米」・鑑賞「化身」
投稿日 : 2025/04/10(Thu) 12:21
投稿者 ひらら
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次回の題

「飴」
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Re: 2025.4.10 題詠「米」・鑑賞「化身」
投稿日 : 2025/04/10(Thu) 09:53
投稿者 ひさお
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食品の値上がり続き主要なる米価が二倍をこゆるに苦しむ  ひさお
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Re: 2025.4.10 題詠「米」・鑑賞「化身」
投稿日 : 2025/04/10(Thu) 09:50
投稿者 ひさお
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1.ほのしろく今年は桜に化身して佐鳴湖畔に妣がひらきぬ  ウプラ
 佐鳴湖は浜松市にある湖ということをネットで知った。河津桜、ソメイヨシノ、大島桜などいろんな種類の桜が見られるという。作者の亡くなられたお母さんが今年は白い桜になって見守ってくれている。母のことを思いしみじみと桜を眺める作者の母恋歌。
「妣がひらきぬ」と大胆に言い切っているところがすごい。

2.高齢化身体健やかな弟と96歳の老衰の姉訪う  さらら
 「高齢化」はどの言葉を修飾しているのかあいまいだ。
 弟は健やかだが高齢であるということだろうか。姉は96歳で老衰されている。96歳の姉さんをお見舞したということがこの作品のポイトだと思われるが、高齢の弟が健やかであることがウエイトを占めすぎるように思われる。

3.沈丁花は妖精ダフネの化身とか添え木してやる胸乳の辺り  たかし
 沈丁花は妖精ダフネの化身であるということをこの作品で教えてもらった。妖精の化身なので胸乳ということばが生きてくる。沈丁花の胸乳とはめずらしい表現だ。

4.あざやかに歌舞伎役者の七変化身もしなやかに踊りつぎゆく ひさお

5.手の窪より網戸に移し幼虫の羽化身を伸ばし追う子クマゼミと声 ひらら
 クマゼミの羽化を丁寧に詠っているが、表現に落ち着きがないように思う。
「手の窪」とまで言う必要がないのではないか。「窪」の意味がよく分からない。
網戸に移した幼虫を眺めていた子の目の前でクマゼミが羽化したので、その子は「クマゼミ」と喜びの声を出した。この要点だけをシンプルに詠うのがいいと思う。
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Re: 2025.4.10 題詠「米」・鑑賞「化身」
投稿日 : 2025/04/10(Thu) 09:29
投稿者 たかし
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朝昼晩米のご飯を食べながら米の字つかう歌の少なし  たかし
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Re: 2025.4.10 題詠「米」・鑑賞「化身」
投稿日 : 2025/04/04(Fri) 10:45
投稿者 さらら
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高齢化身体健やかな弟と96歳の老衰の姉訪う
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