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10/18  詠草「声」、鑑賞&批評「指」
投稿日 : 2018/10/20(Sat) 15:43
投稿者 フミコ
参照先
次回、H.30.10.18 (木)

鑑賞&批評 「指」

題詠 「声」
  
出題 たかしさん 

みなさま;よろしくお願いいたします。
< 123>
Re: 「声」の詠草投稿と「指」の批評
投稿日 : 2018/10/20(Sat) 16:15
投稿者 たかし
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ボードの取り換え

話が少し外れますが、
この「たどたどBOARD」に使用しているのはsun.bbs(サン)という
掲示板(bbs)ですが、
いま「風前灯BOARD」に使用している掲示板(パティオpatio.bbs)
とを取り換えようかと思っています。
理由は、ここでは題詠をしているので、
そのお題ごとに、スレッドを分けることが出来る(パティオの方)からです。
それで、現在、使っているこのボードにも、「旧ボード」として、
いつでも見ることが出来るようにしておきます。
フミコさんはじめみなさん、どうでしょう?異議あればどうぞ。
Re: 「声」の詠草投稿と「指」の批評
投稿日 : 2018/10/20(Sat) 16:14
投稿者 ひさお
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批評ありがとうございました

4. 右を指し左を指して横断すこの癖いまもなくしてをらず  ひさお
 
フミコさん、いろいろお忙しい時に、いつも通りのまとめを
していただき感謝いたします。

みなさんの温かい批評をありがたく思います。
特に、フミコさんは、深く掘り下げていただき、自分の想定以上の
解釈をしていただきました。
会社勤務のうち、工場に勤務中は安全衛生の意識を高める必要が
あり、指差呼称を徹底して実践するようにしていました。それが
今でも癖になっています。

すみません。フミコさんの「ET美し」の意味を教えてください。
みなさんの批評を読んでも分からないので。
Re: 「声」の詠草投稿と「指」の批評
投稿日 : 2018/10/20(Sat) 16:13
投稿者 たかし
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オーケーです。フミコさんお忙しいのにいつもありがとうございます。
Re: 「声」の詠草投稿と「指」の批評
投稿日 : 2018/10/20(Sat) 16:11
投稿者 フミコ
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スケジュール 投稿者:
 
次回、 H.30.10.25 (木)

鑑賞&批評  「声」

題詠 「隠」
  
出題     さららさん 
         
みなさま;よろしくお願いいたします。

掲示不備などお気づきの点、ご指摘くださいませ。
Re: 「声」の詠草投稿と「指」の批評
投稿日 : 2018/10/20(Sat) 16:10
投稿者 フミコ
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10/25 鑑賞&批評「声」一覧

10/25 鑑賞&批評 「声」

1. 背中越しに子どもの声を聴く車内ともに前向き進路の話  なか

2. ひと声をかけねばならぬと解りつつそれを果たせず霧立ち込める  ひさお

3. 宵更けて過ぎし日語らう夫には夫われにはわれの歌声喫茶  ひらら

4. 大声で応援した日もあったっけ小学クラブのわが子はエース  ひろゆき

5. 子を叱る娘の声われにそっくりと言っているような夫のウィンク  フミコ

6. 父母夫の別れに冷静な吾なりし愛犬の死は大声で泣く  さらら

7. 鹿鳴くは今夜も三声真野大野の人となりての初めての秋  たかし
Re: 「声」の詠草投稿と「指」の批評
投稿日 : 2018/10/20(Sat) 16:09
投稿者 ひろゆき
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題詠「指」自作について
フミ子さんへ 老いを意識するとなお老いるとの激励、ありがとうございました。
でもねぇ、歩く距離も疲れる度合いも・・・。
ひさおさんへ 新聞を読むとき、そして半月ごとの再確認と整理にもう指だけでは
おぼつかなくなりました。昔の?消しゴムを使って捲っています。紙幣はもう半世紀にもなるでしょう、
扇形に開いて3枚ごと数えています。コピー等の要旨も同じです。
たかしさんへ 図書と本、いずれにと迷いました。美術書など含めてと勝手な想いで図書としました。
ひららさんへ 「老い」を他の言葉に変えてと。直球過ぎますね。ひららさんの結句であればかたちでしょうか。
艶なきかたち。「の」が入ると「夕」ぐらいしか思い当たりません。
いろいろ有難うございました。
Re: 「声」の詠草投稿と「指」の批評
投稿日 : 2018/10/20(Sat) 16:08
投稿者 フミコ
参照先
すみませ〜ん

次回、10/25の、鑑賞&批評及びスケジュールのの掲示は、
当方の小事勃発のため、甚だ勝手ですが、13:00に延ばさせていただきます。しばらくお待ちくださいませ。
Re: 「声」の詠草投稿と「指」の批評
投稿日 : 2018/10/20(Sat) 16:07
投稿者 のりこ
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お詫び
本日、お休みです。
ひらに。
Re: 「声」の詠草投稿と「指」の批評
投稿日 : 2018/10/20(Sat) 16:06
投稿者 ひらら
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題詠 指 感想

6.新聞も図書のページも滑りいるこの指先の艶なき老い  ひろゆき
 指先の潤いが乏しくなり 新聞や本のページをめくるとき不自由で 否応なく 老いを感じる。
よく舅姑 母が その歳になってみんとわからんよ と 老いを嘆いていた。いま 実感している。
最後 「老い」と いいきらず ほかの言葉で 言い表す方が 余韻が出るのではとおもう。

7.指と指つないで心分かち合うET美(うま)し 中2の孫よ フミコ
 中学2年生のお孫さんとの 心の交流に ET美しの言葉を用いられた作者の 語彙力と センスに脱帽 敬意を表する。
指と指つないでの 動作が好き。ほのぼのとする。
Re: 「声」の詠草投稿と「指」の批評
投稿日 : 2018/10/20(Sat) 16:04
投稿者 ひらら
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題詠 指 感想

4.右を指し左を指して横断すこの癖いまもなくしてをらず  ひさお
 若いとき 習得されたよき習慣をいまも 実行されている作者。
律儀な作者の 人間性がうかがえる。

5.親指を握りしめいる子は八つ息浅き舅を小声に呼びぬ  ひらら
Re: 「声」の詠草投稿と「指」の批評
投稿日 : 2018/10/20(Sat) 16:03
投稿者 ひらら
参照先
題詠 指 感想

2.ささくれの見えぬ指先いまはもう迷惑かける親なきゆえか  なか
 逆剥けは親不孝の逸話を元にして いまは親もなく 親不孝も親孝行も出来ない と 親恋の作品かと思った。
逆剥けは 親不孝ではない。現在の私にもできる。指先の手入れがかんじんらしい。

3.指先にこりりこりりと鎖骨ありひとつの稿を書きあぐねつつ  のりこ
 右手にペンを持ち左手の指先で右の鎖骨を触れている作者を想像している。
こりりこりりがいい。鎖骨の音が聞こえてきそう。
下句の 具体も
よくマッチしている。
Re: 「声」の詠草投稿と「指」の批評
投稿日 : 2018/10/20(Sat) 16:02
投稿者 ひらら
参照先
題詠 指 感想
1.盤上の激しき戦いに映り込むうつくしく長き棋士の手の指  たかし
 将棋や囲碁の試合。棋士の指先に 焦点をあてて 盤上の激しい戦いを詠んでられる。
「映り込むうつくしく」は 作者が真剣に試合運びを見入っている様子がわかる。
将棋は さす。囲碁は うつ。と 知った。
Re: 「声」の詠草投稿と「指」の批評
投稿日 : 2018/10/20(Sat) 16:01
投稿者 さらら
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題詠 声

父母夫の別れに冷静な吾なりし愛犬の死は大声で泣く   さらら
Re: 「声」の詠草投稿と「指」の批評
投稿日 : 2018/10/20(Sat) 16:00
投稿者 なか
参照先
題詠「声」

背中越しに子どもの声を聴く車内ともに前向き進路の話
Re: 「声」の詠草投稿と「指」の批評
投稿日 : 2018/10/20(Sat) 15:59
投稿者 たかし
参照先
「指」感想&批評
1. 盤上の激しき戦いに映り込むうつくしく長き棋士の手の指  たかし
2. ささくれの見えぬ指先いまはもう迷惑かける親なきゆえか  なか
 「さかむけが出来るのは親不孝をしているから」という諺というか、言い伝えを踏まえての歌。
 上句にしっかりした具体を提示し、下句で思いを言う。こうした歌の作り方は安定していて良いと思います。
 ここを土台にして新しいものを展開されてゆくとよいと私は思う。

3. 指先にこりりこりりと鎖骨ありひとつの稿を書きあぐねつつ  のりこ
 「こりりこりり」調子がよくて本当にそうかなと鎖骨を触ってしまった。
 下句はつまらない内容なのだが、この「鎖骨こりりこりり」が、歌にした。

4. 右を指し左を指して横断すこの癖いまもなくしてをらず  ひさお
 いわゆる「指差し確認」、横断歩道を渡るときにこれをするとは相当慎重な人だ。
 「いまも」とあるので、ずいぶん前からこの習慣、癖が作者にはある。
 では、この「癖」がどのようにしてついたのか。読者の私はそこに興味を覚えた。

5. 親指を握りしめいる子は八つ息浅き舅を小声に呼びぬ  ひらら
 「舅」は作者からは義父、この八歳からは「おじいちゃん」
 「おじいちゃん」と小声で呼びつづけているのだ。今際の際の祖父を。
 この「親指」は、おじいちゃんの親指であろう。

6. 新聞も図書のページも滑りいるこの指先の艶のなき老い  ひろゆき
 年寄りになってどこもかも潤いがなくなった。
 新聞や本を読む時、次のページをめくるのが捲りにくい。
 指先がかさかさしているから・・・。実感のある歌でいいと思う。
 「図書」というより「本」が平らかでいい。

7. 指と指つないで心分かち合うET美(うま)し 中2の孫よ  フミコ
 映画の「E.T.」を思った。中二の孫と作者、あの映画のE.Tと子供のように、
 指先を触れ合わせて心を分かち合っているのだろう。
 もちろんE.Tは作者。
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