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10/17 題詠「文」・鑑賞&批評「後半」
投稿日 : 2019/10/11(Fri) 07:04
投稿者 たかし
参照先
★   ★   ★   ★   ★ 

鑑賞&批評 「後半」
題詠    「文」                
出題     ひららさん

※   ※   ※   ※   ※

 「切手」 一覧

一日に出来る仕事量へるばかり後半分また明日にまわす  たかし

後半はただ無感覚 膝の上(へ)の首級を拾ふごとくに移す  蔦の道

後半は今来た道を戻るなりびわこマラソン桜は未だし  ひさお

逝きし後半年もわれ知らざりき梅雨明けに聞く遺族の今を  ひらら

職業とおさらばしたるわが人生後半探しにあちこちを行く  ひろゆき

おもむろに宴の後半立ち上がり詩吟をしたこと覚えています  ゆき

「海士のうた」冷泉夫妻 著名人の会議の後半抜けてお茶する  さらら
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Re: 10/17 題詠「文」・鑑賞&批評「後半」
投稿日 : 2019/10/18(Fri) 10:43
投稿者 ひさお
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2.後半はただ無感覚 膝の上(へ)の首級を拾ふごとくに移す  蔦の道
この作品の作者の言わんとすることはまだ分からない。
この作品をどのように解釈するのが適当なのか。今回たかしさんは
4つのケースを想定された。
1.戦国時代の戦い
2.西瓜や南瓜の選別作業
3.ラグビーの試合
4.膝枕
私は2のケースしか思い浮かばなかった。4つのケースの中では
1の戦国時代の戦いが一番詠われている字句に適合しているように
思われるが、そのようなことを現代人が思い浮かべて短歌にする
であろうかと疑問に思う。
作者の意図したことはどんなことであったのか、それをお聞きし
たい。
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Re: 10/17 題詠「文」・鑑賞&批評「後半」
投稿日 : 2019/10/18(Fri) 03:29
投稿者 ゆき
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皆様批評感想いただきありがとうございます。

今週は題詠批評感想ともにパスさせていただきます。申し訳ありません。
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Re: 10/17 題詠「文」・鑑賞&批評「後半」
投稿日 : 2019/10/17(Thu) 21:47
投稿者 フミコ
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たかしさん

詠草訂正:了解!  コピペしました。
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鑑賞&批評「後半」に関して
投稿日 : 2019/10/17(Thu) 21:20
投稿者 ひろゆき
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現時点での鑑賞・評をいただきましたことについて
蔦の道さん 漢字の使い方と不要(音韻)を教えられました。
ひさおさん おさらばを定年に使うのは疑問と。市役所定年後2カ所勤めました。一つは視覚障害者施設。全面改築の設計図や金銭関係も整い、新築完成するまでと理事会で要請されたのですが、いつまでも勤めて辞める時は体調不良になってからではと。次は辞めたのを知られ、赤字会社の取締役に。赤字は当たり前のような組織も金銭も物品購入も無放任、まずは組織のあり様、支出の抑制と責任体制の確立。本当にびっくりする会社でした。ほぼ全員にいきわたり?社内紙を兼ねた宣伝しの1回目を作成し、また新社長が厳しい方でしたから任期途中に退任しました。理由は前述の通りです。
さららさん 100歳はまだまだ先とは。とてもとても。男の平均寿命はもう3年も超えています。さららさんは世界を飛び回っておられますし、お声のすばらしいのに驚きました。何か声楽をと思ったものです。(電話の声…ひららさん宅に寄られた時)
ひららさん おさらば俗っぽいと。前述の給与には赤字会社とは言え未練もありました。
皆さんありがとうございました。ことば・もじの使い方を教えていただきました。しかし、近時、忘れっぽくなって、人の前で言葉が出てこなかったり。歳は取りたくないと。その点、本を読むのは自分勝手で忘れようが他人に迷惑をかけることは非常に少ないと思っていますし、傍らにメモ帳も置いています。
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詠草訂正のお願い
投稿日 : 2019/10/17(Thu) 21:08
投稿者 たかし
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フミコさん、私の詠草、以下に訂正いたしたく…

チェオクの剣ならぬチョグクの剣の折れ文在寅(ムンジェイン)政権混迷つづく  たかし

詞書・韓国法務長官、゙国(チョグク)氏十月十四日電撃辞任す
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「後半」鑑賞&批評
投稿日 : 2019/10/17(Thu) 21:00
投稿者 たかし
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一日に出来る仕事量へるばかり後半分また明日にまわす  たかし

後半はただ無感覚 膝の上(へ)の首級を拾ふごとくに移す  蔦の道
  この歌、いくつかの状況を浮かべました。。
 1、先ず、戦国時代の戦。
  「後半は」とあるので「前半」もあったわけで、
  この歌の作者になっているのは、前半は戦意充溢して戦っていた武士である。
  戦いは長引き、後半になって手足の感覚が無くなるほど疲労困憊。
  しかし味方が勝利した。この武士は、討ち取った敵将の首級を膝の上に置いて、
  わが殿様に評価されるのを待っている。
 2、ひさおさんの評にあった西瓜や南瓜、私もなるほどと思った。
  収穫した西瓜を大きさごとに分けて箱に入れるなどの作業。
  これが長びいて疲れ果て、後半は感覚がなくなって・・・という状況
  しかし、これだと、「ごとく」の語の位置が問題です。
 3、今、日本でやっているラグビーのワールドカップのことを思った。
  前半戦、猛烈にタックルなどをし続け、
  後半戦に入って疲労から身体の感覚が無くなるほどである。
  膝に触れたボールを「首級」のごとくに扱う・・・かと思ったが、
  この場合も「ごとく」の位置が気になる。
 4、膝枕を思った。
  作者の膝を枕にして眠っている人が居る。(多分ご夫君)
  眠った人の頭は大変に重たい。
  作者は膝にその頭を乗せたまま、テレビのラグビーの試合を見ているが、
  後半戦になって、膝がしびれてきて、無感覚になってきた。
  それで、膝の上の「首級」を、
  テレビの選手のように、ラグビーボールを拾うように
  膝の上から、座布団の上へ移した・・・と。
  しかし、4、の膝枕でも「首級」という語は、やはし「討ち取った首」
  という意味から逃れられないものであり、この首級がどうしても問題。

後半は今来た道を戻るなりびわこマラソン桜は未だし  ひさお
 びわこマラソンは三月の八日前後に行われる。だから「桜は未だし」なのだ。
 そして、マラソンのコースは、皇子山グラウンドをスタートして、瀬田の方をまわり、
 守山あたりまで行って、そこから折り返して同じコースを戻る。
 その通りのことが詠われている。
 この歌の「後半」は前半に対して、妥当な感じ。

逝きし後半年もわれ知らざりき梅雨明けに聞く遺族の今を  ひらら
 「後半」を「後(のち)」と「半(はん)年」に分解したのが上手い。
 そして、こうしたことは最近の「家族葬」の多い時代には、
 非常に多い。よくあることで、町内の人の場合は、ほとんど、後から知ることが多いですね。
 「梅雨明けに」が具体的でいいと思う。

職業とおさらばしたるわが人生後半探しにあちこちを行く  ひろゆき
 つまり、定年退職をした後の人生を「後半」というわけですね。
 で、後半探しというのは、つまりもう仕事をすること、
 会社へ行かなくていいので、その時間に、さて何をするか、ということ。
 しかし作者は既に短歌を楽しまれているが、他にも何か探されたものあるのでしょうか。

おもむろに宴の後半立ち上がり詩吟をしたこと覚えています  ゆき
 なかなか勇気の要ること。宴会の後半には、座がくだけて、
 カラオケになったりすることが多いですが、
 詩吟はいいですね。女声の詩吟、聞いてみたいものです。
 「おもむろに」の歌い出しが好感です。
 ひさおさんは詩吟の講師級です。私もひさおさんに少し習いました。

「海士のうた」冷泉夫妻 著名人の会議の後半抜けてお茶する  さらら
 これは島根県隠岐郡に海士町(あまちょう)というのがある。
 承久の乱の後、後鳥羽上皇がこの海士町に配流され、余生を送ったところ。
 ここには海士町後鳥羽院資料館などもあり、和歌の資料の宝庫。
 冷泉家はそうしたことから、「海士のうた」と題した催しをしたのでしょう。
 作者のさららさんは、大変社交的な人なので、そうした人々と交流があって、
 この催しに出たが、会議の後半に「抜けてお茶する」というところが
 この作者らしくて、歌もこれがあって、やわらかくなっていて、よい。
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Re: 10/17 題詠「文」・鑑賞&批評「後半」
投稿日 : 2019/10/17(Thu) 16:45
投稿者 さらら
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一日に出来る仕事量へるばかり後半分また明日にまわす  たかし
年齢と見合う仕事量に身体が命じるまま諾い 急がず味わって生きていきましょう
後半はまた明日にまわす 分は字余りにななるので外されてはどうでしょうか

後半はただ無感覚 膝の上(へ)の首級を拾ふごとくに移す  蔦の道
90分以上の作業は疲労がたまり もう初めの緊張感も失せ惰性と無感覚の行為
少し休憩をとり又頑張るといいのにと己自身の悔恨の情をうたう。

後半は今来た道を戻るなりびわこマラソン桜は未だし  ひさお
折り返し地点に着き同じ距離を戻るマラソン選手 後半は大変 
桜は末だし 下句がひかる

逝きし後半年もわれ知らざりき梅雨明けに聞く遺族の今を  ひらら
半年前には存在していた方が知らぬ間に身罷っておられた。
梅雨明けに聞かれた作者の驚きと 遺族の来し方に思いを馳せ 手を合わす。

職業とおさらばしたるわが人生後半探しにあちこちを行く  ひろゆき
真面目に働き定年を迎えた。これからの人生の生き方を探しにあちこちと視野を広げ
模索されるエネルギッシュな日常 100歳はまだまだ先ですもの。

おもむろに宴の後半立ち上がり詩吟をしたこと覚えています  ゆき
晴れがましい宴席に深呼吸をし背をただしゆるやかに落ち付いて立ち 後半に詩吟を体中から祈る思いで 心を込めて歌ったことしっかり覚えているという。聞かせてほしいです。

「海士のうた」冷泉夫妻 著名人の会議の後半抜けてお茶する  さらら
ゆきさんに招かれて京都へうかがいました。
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Re: 10/17 題詠「文」・鑑賞&批評「後半」
投稿日 : 2019/10/17(Thu) 16:23
投稿者 ひらら
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一日に出来る仕事量へるばかり後半分また明日にまわす  たかし
仕事量が減るのではなく多すぎなのと年のせい? 明日にまわすがぐちではなく明日へのの意気込みと感じる。
後半はただ無感覚 膝の上(へ)の首級を拾ふごとくに移す  蔦の道
 膝の上の首級を拾らふ 比喩が独特。
後半は今来た道を戻るなりびわこマラソン桜は未だし  ひさお
 桜並木の瀬田川畔のコース。3月第2日曜日 まだ小寒い。桜未だし 季節感がよくあらわれている。

逝きし後半年もわれ知らざりき梅雨明けに聞く遺族の今を  ひらら

職業とおさらばしたるわが人生後半探しにあちこちを行く  ひろゆき
 退職を 職をおさらば おさらばは俗ぽくないかしら。後半以降は今の作者の日々そのものの。
おもむろに宴の後半立ち上がり詩吟をしたこと覚えています  ゆき
 この宴で詩吟を吟じ満ち足りたできばえの気持を 覚えても詠んでいる。
「海士のうた」冷泉夫妻 著名人の会議の後半抜けてお茶する  さらら
「海士のうた」を 隠岐のうた とすると後鳥羽院の遠島御百首が浮かぶ。冷泉夫妻のみとし 
「隠岐のうた」冷泉夫妻対談の後半抜けて&#12316;&#12316;&#12316;では?
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Re: 10/17 題詠「文」・鑑賞&批評「後半」
投稿日 : 2019/10/17(Thu) 16:04
投稿者 ひらら
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題詠 次回の題

 雲
    よろしく。
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Re: 10/17 題詠「文」・鑑賞&批評「後半」
投稿日 : 2019/10/17(Thu) 15:54
投稿者 さらら
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イスラエルの旅で同室の文さんは細きお指の仕草しなやか
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Re: 10/17 題詠「文」・鑑賞&批評「後半」
投稿日 : 2019/10/17(Thu) 14:49
投稿者 ひらら
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「文」詠草
 
  弥生土器縄文土器の欠片(かけら)かかげ農場出土と社会科教師  ひらら

    長浜南中遺跡 母校農場より土器出土。
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Re: 10/17 題詠「文」・鑑賞&批評「後半」
投稿日 : 2019/10/17(Thu) 11:43
投稿者 蔦の道
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後半
一日に出来る仕事量へるばかり後半分また明日にまわす  たかし

後半分・・こうはんぶんと読むか?あと半分と読むのか?
どちらでもokと思います。・・この場合、・・・「は」明日にまわすでどうかしら?「また」でなくともいい。

後半はただ無感覚 膝の上(へ)の首級を拾ふごとくに移す  蔦の道

後半は今来た道を戻るなりびわこマラソン桜は未だし  ひさお

一首人生観も暗示させていて整った歌と思う。

逝きし後半年もわれ知らざりき梅雨明けに聞く遺族の今を  ひらら

「われ」はなくともいい。何故なら詠んでいるひとが主体だから。

職業とおさらばしたるわが人生後半探しにあちこちを行く  ひろゆき

諧謔的で面白い。「わが」はこちらも要らないとみる。「職業とおさらばしたる人生の後半さがしに」・・・で良いのではないか?

おもむろに宴の後半立ち上がり詩吟をしたこと覚えています  ゆき

おお~~女性ながらのその意気や良しです。

わたしなんぞ二十歳の時に覚えた荒城の月を踊っちゃいます。

「海士のうた」冷泉夫妻 著名人の会議の後半抜けてお茶する  さらら

「海士の歌」知りませんが検索すると大内文化と関係あるのかも。それが冷泉家ともつながっているのでしょうね。でも「海士の歌」だけでは分かりにくいと思います。著名人がもっとわかると良い。

さららさんは著名人のおひとりなんですね。
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Re: 10/17 題詠「文」
投稿日 : 2019/10/17(Thu) 10:21
投稿者 ひろゆき
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好日に掲載されしをすばらしと歌友伝え来往来の文
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Re: 10/17 題詠「文」・鑑賞&批評「後半」
投稿日 : 2019/10/17(Thu) 10:12
投稿者 ひろゆき
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一日に出来る仕事量へるばかり後半分また明日にまわす             たかし
加齢とともに仕事量が思うようにはかどらない。(と言ったら作者に失礼ですが)残した仕事は今日中という絶対値がない仕事でもある。70歳も働けと言う施政に対するアンチテーゼでもあろう。

後半はただ無感覚 膝の上(へ)の首級を拾ふごとくに移す             蔦の道下句「首級を拾ふごとく」人生の後半は、無感覚的に向上・学習するように習慣づけた。それも膝の上という自分の一番身近に置くと。首級を取ると一階級ごと昇進したという武士の世界?を比喩として。

後半は今来た道を戻るなりびわこマラソン桜は未だし              ひさお
琵琶湖マラソンのコースかつ、その時季を表して一気に歌い上げる。作者ご本人も走路を体験されたうえでのことであろう。

逝きし後半年もわれ知らざりき梅雨明けに聞く遺族の今を            ひらら
ある人の逝去されたことをその半年後に知ったが、その遺族が今どう生きておられているのか私は知らない。
梅雨明けに聞くとあって、近々にお知り合いを訪ねられた時に聞かれたのであろう。

職業とおさらばしたるわが人生後半探しにあちこちを行く           ひろゆき

おもむろに宴の後半立ち上がり詩吟をしたこと覚えています           ゆき
 宴の後半というのはいずこも同じ?で、作者本人がほろ酔い機嫌で立ち上がり詩吟を謡った。そのことは忘れず  
離れず覚えていると。覚えの字を用いられているのでかすかにだろうか。或いは『恥ずかしいこと』としてであろうか。

「海士のうた」冷泉夫妻 著名人の会議の後半抜けてお茶する         さらら
 作者は冷泉夫妻の「海士のうた」を聞くことを目的に参加されたのであろう。難しい(失礼)会議はいっぷくと抜けて友と語らいの時間をもちその日を楽しまれたのであろう。
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Re: 10/17 題詠「文」・鑑賞&批評「後半」
投稿日 : 2019/10/17(Thu) 09:47
投稿者 ひさお
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漢文の先生の名は忘れしも渾名はゴーチョちよび髭はやす  ひさお
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