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11/21 題詠「夢」・鑑賞&批評「雲」
投稿日 : 2019/10/25(Fri) 09:17
投稿者 フミコ
参照先
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次回  11/21 (木)  (題詠お休み  10/31〜11/14)

     

鑑賞&批評 「雲」
題詠    「夢」                
出題     ゆきさん


※   ※   ※   ※   ※   ※  

「雲」 一覧
 
1. いつになく検査の前は暗雲の低く垂れこめ後晴れわたる  ひさお

2. 湖北より仰ぎ来たりし飛行機雲君住む街の空に伸びゆく  ひらら

3. 中秋の空の片隅はぐれ雲 「勝手にせえ」と言われたわたし  フミコ

4. 浮き雲の流れるように悲しみも薄れ行くよと母の諭せる  さらら

5. イ・ナギョン(李洛淵)首相携え来し親書徴用工問題の暗雲晴らすや  たかし

6. 臨海都市の夕さり夜さり朝床に南風(はえ)の予兆の雲おりてくる  蔦の道
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Re: 11/21 題詠「夢」・鑑賞&批評「雲」
投稿日 : 2019/11/22(Fri) 10:16
投稿者 フミコ
参照先
湖北より仰ぎ来たりし飛行機雲...ひららさん

この歌を読んで、何故か「車で」というのが浮かばずに不自然だと思ったのは、私のはやとちりでした。どなたかの、「車で」というのを読んでそうだ、その方法があったかと我ながら恥ずかしい。今ではこの距離を「徒歩で」とおもう人は絶滅種でしょう。車の免許返納の後、歩くのが私の基本生活になっています。
視野が狭い事、こんなところにあらわれる。いやだなぁ。
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Re: 11/21 題詠「夢」・鑑賞&批評「雲」
投稿日 : 2019/11/22(Fri) 08:08
投稿者 フミコ
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ゆきさんへ
急かしたようでごめんなさい。
次回のお題「聖」確かに。
ありがとうございます。

蔦の道さんへ
早速の反応、ありがとうございました。
羽衣」難しそう。
翌日の番外編でみなさん、出してほしいです。
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Re: 11/21 題詠「夢」・鑑賞&批評「雲」
投稿日 : 2019/11/22(Fri) 00:36
投稿者 ゆき
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こんばんは、大変遅くなりすみません。
次回のお題のみですが、提案させていただきます。

次回お題『聖』
でお願い致します。
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Re: 11/21 題詠「夢」・鑑賞&批評「雲」
投稿日 : 2019/11/21(Thu) 21:47
投稿者 ひらら
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1. いつになく検査の前は暗雲の低く垂れこめ後晴れわたる  ひさお
 初めての検査への不安を いつになく 暗雲低く垂れ込め と詠み 結果の良かったのを 晴れわたる と結ぶ。安堵感と喜びはわかるが常套的かと思います。

2. 湖北より仰ぎ来たりし飛行機雲君住む街の空に伸びゆく  ひらら

3. 中秋の空の片隅はぐれ雲 「勝手にせえ」と言われたわたし  フミコ
 突き放された一語。中秋の空の片隅のはぐれ雲。オロオロする作者自身。例え方が上手い。内心は言葉ほどめげてなさそうです。
4. 浮き雲の流れるように悲しみも薄れ行くよと母の諭せる  さらら
 亡き母上のからの言葉 宝の言葉。子達孫達へも語り継がれてられることでしょう。
5. イ・ナギョン(李洛淵)首相携え来し親書徴用工問題の暗雲晴らすや  たかし
 作者の得意分野の素材、ニュースを見て直ぐ詠める技 羨ましいです。日が経つと印象が遠のき薄れるのがの惜しいです。
6. 臨海都市の夕さり夜さり朝床に南風(はえ)の予兆の雲おり
 夜通し朝まで はえ 南風の予兆の雲のこめている臨海都市。天候変化の予兆より 臨海都市そのものへの 心配警戒を含む歌かと思いました。 
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Re: 11/21 題詠「夢」・鑑賞&批評「雲」
投稿日 : 2019/11/21(Thu) 21:44
投稿者 蔦の道
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没で構いませんから、色っぽい「羽衣」を提出します。
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鑑賞&批評「雲」
投稿日 : 2019/11/21(Thu) 21:17
投稿者 たかし
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1. いつになく検査の前は暗雲の低く垂れこめ後晴れわたる  ひさお
 この「検査」が何の検査なのかが分からないが、
 私達世代(作者も)になると、身体の病気の検査が一番に浮ぶ。
 で、病気の検査(診察)を受けたのだとして考えるが、
 今回の検査を受ける前は、いつになく胸騒ぎのような不安を感じた。
 しかし、検査が終わってみれば、問題もなく、
 暗雲が垂れこめていたような不安感は一掃され、心が晴れ渡った。
 こういう状況が詠われていると思った。
 「いつになく」で始まり、「検査の前は」と続くことに、
 少し引っ掛かった。
 「いつになく」ならば「検査の前に」ではないのか。

2. 湖北より仰ぎ来たりし飛行機雲君住む街の空に伸びゆく  ひらら
 君が住んでいる街が何処なのかが悩ましいところだが、
 「湖北より」と、大きい範囲を言っているので、
 この「君」は、「湖南」とか「湖西」または「湖東」に住んでいるように思う。
 湖北からその飛行機雲を作者は仰ぎながら移動してきた・・・・
 そんなに長い距離、長い時間、飛行機雲が同じ空の場所に浮んでいるものか・・・
 という疑問が湧いた。

3. 中秋の空の片隅はぐれ雲 「勝手にせえ」と言われたわたし  フミコ
 作者はこの「はぐれ雲」なのだ。
 多分、「勝手にせえ」は何度も聞いているように思える。
 はぐれ雲は、別に肩身の狭い感じでもなく、中秋の空の片隅に
 悠々と浮かんでいる。面白い。

4. 浮き雲の流れるように悲しみも薄れ行くよと母の諭せる  さらら
 「悲しみ」誰かを失くした悲しみ。
 兄弟の多い作者、その兄弟にそれぞれ連れ合いがいて、
 高齢になってきている。
 お母さんに昔言われた言葉「浮き雲の流れるように悲しみも薄れ行くよ」
 が思い出される。

5. イ・ナギョン(李洛淵)首相携え来し親書徴用工問題の暗雲晴らすや  たかし

6. 臨海都市の夕さり夜さり朝床に南風(はえ)の予兆の雲おりてくる  蔦の道
 南風の予兆・・・南の風が吹きだす徴に雲がおりてくる。
 この歌、「夕さり夜さり」と、リズムよく響くのだが、
 その次が「朝床に」と続く。
 これは「夕さり」も「夜さり」も、そして「朝」も、
 という意味なのかな。
 臨海都市なので海の環境の影響が及びやすいのだろう。
 で、雲も湧きやすいのかな。南風が吹くと雲が低くなる。
 「夕さり夜さり朝床に」、「朝床」だけにするとかはどうなのかなと思った。
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号外!  「お願い」
投稿日 : 2019/11/21(Thu) 21:04
投稿者 フミコ
参照先
次週のお題の出題者は、ゆきさんなのですが、もし、明朝9:00までに出題がなかった場合、どなたか「一題」投げ込んでくださいませんか?!
最初の掲示を次週の題といたします。
よろしくお願いしま〜す。
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Re: 11/21 題詠「夢」・鑑賞&批評「雲」
投稿日 : 2019/11/21(Thu) 18:54
投稿者 さらら
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1. いつになく検査の前は暗雲の低く垂れこめ後晴れわたる  ひさお
検査の前後の心境の変化 どんよりと垂れこめる雲が 後には結果が大丈夫だと言われて
心身共に爽快な気分 まずまず健やかな生活が送れると安堵の歌。

2. 湖北より仰ぎ来たりし飛行機雲君住む街の空に伸びゆく  ひらら
湖北の実家より京都へ南下される運転中の空の飛行雲に導かれる。君はどうされているか
佳き友にはなかなか会えないが飛行機雲は真っ直ぐに君の街の上空へのびる。

3. 中秋の空の片隅はぐれ雲 「勝手にせえ」と言われたわたし  フミコ
秋の空のはぐれ雲 なぜか諍いのあとの孤独な私の様と己を見つめているのでしょう。

4. 浮き雲の流れるように悲しみも薄れ行くよと母の諭せる  さらら

5. イ・ナギョン(李洛淵)首相携え来し親書徴用工問題の暗雲晴らすや  たかし
隣国の政治など よくその国の流れを傍観する。
日本との関わりどのような展望になるのだろうか?

6. 臨海都市の夕さり夜さり朝床に南風(はえ)の予兆の雲おりてくる  蔦の道
海辺に臨む都市では夕方から 夜になると寝床に穏やかな順風の前ぶれをしらす
雲が降りるというその土地のみに兆す夜明けの情景でしょうか?
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Re: 11/21 題詠「夢」・鑑賞&批評「雲」
投稿日 : 2019/11/21(Thu) 18:08
投稿者 さらら
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夢見が丘の楓のひこばえ庭に植えしが40年経て屋根までとどく
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Re: 11/21 題詠「夢」・鑑賞&批評「雲」
投稿日 : 2019/11/21(Thu) 15:03
投稿者 ひらら
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題詠「夢」

 降り立てる夢見が丘に衿を立て寒月に光(て)る湖を見ており  ひらら
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題詠 「夢」
投稿日 : 2019/11/21(Thu) 11:20
投稿者 フミコ
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身めぐりをよろこぶ術と引き換えに夢の苗箱手放したかも  フミコ
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鑑賞&批評「雲」
投稿日 : 2019/11/21(Thu) 11:12
投稿者 フミコ
参照先
 
1. いつになく検査の前は暗雲の低く垂れこめ後晴れわたる  ひさお
いつもは検査前なんぞ気にもならなかった。
しかし今回はすこし違う。
気になることがあるのか、年齢が過ったか、心が重い。
しかし、いざ受けてみると特に異常がなかっとみえる。
「後晴れわたる」、最高の結果でよかったです。
でも、結句になにか展開がほしい気が…

★  いつになく暗雲垂れし検査前 チャート(結果表)広げて銘酒口切る    (なんちゃって)

2. 湖北より仰ぎ来たりし飛行機雲君住む街の空に伸びゆく  ひらら
仰ぎ来たりしが解りづらいと思います。
作者はずっと雲を仰ぎ続けながら「君住む街」の空が見えるところまで来たことに読めます。どれだけの距離、それは不自然だと思う。
湖北方面から伸びている雲を目でなぞっていくと「君住む街あたりの空までつながっていましたよ」という歌意だろうかと思いますが。

3. 中秋の空の片隅はぐれ雲 「勝手にせえ」と言われたわたし  フミコ

4. 浮き雲の流れるように悲しみも薄れ行くよと母の諭せる  さらら
悲しみに打ち沈む娘を見ながらどうしてあげようもない母の切なさが溢れる言葉。折に触れ見上げる空にあの日母と見た雲に母の諭してくれたやさしさを思い起こす。人生の先輩の深〜い言葉は作者を支える。

5. イ・ナギョン(李洛淵)首相携え来し親書徴用工問題の暗雲晴らすや  たかし
韓国のbQ来日のその後、意図、成果については詳細な報道をよく知らないまま暮らしていたので印象がないのですが、世評も論議ももりあがらなかったように感じます。
同じアジアに生息している種とは思えない人間性の相違を感じる隣国の方々。
喧嘩も仲直りもひとりでは出来ない。
暗雲晴らすひとつ土俵に立つさえおぼつかない今。「親」の文字の付いた喧嘩状かも。 (10月下旬での読み)

6. 臨海都市の夕さり夜さり朝床に南風(はえ)の予兆の雲おりてくる  蔦の道
南風。漁師仲間ではこれが吹くと天候の急変を予兆すると言われているらしい。
臨海都市とは作者の住む地域のことかもしれないし、現代の「はえ」につける枕詞的な機能を持たせているのかも。歌中では、日照時間以外は不吉な風が吹いているわけで、作者にとっては心安らぐ時の短さ、あやふやさを嘆いているようでいて実はどうでもよく、むしろ共存の境地に置くわが身を愛おしんでいるような屈折の欠片を垣間見る….失礼な解釈かも。
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Re: 11/21 題詠「夢」・鑑賞&批評「雲」
投稿日 : 2019/11/21(Thu) 10:28
投稿者 ひさお
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夢であれ夢であれよと願ひつつ必死に逃げをりなほも覚めずに ひさお
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Re: 11/21 題詠「夢」・鑑賞&批評「雲」
投稿日 : 2019/11/21(Thu) 10:24
投稿者 ひさお
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1. いつになく検査の前は暗雲の低く垂れこめ後晴れわたる  ひさお

2. 湖北より仰ぎ来たりし飛行機雲君住む街の空に伸びゆく  ひらら
仰ぎ来たのは作者。湖北からどこまでかは不明。飛行機雲は君の
住む街の空へ伸びているのだが。
飛行機雲はそれほど長時間鮮明な形をとどめていないので、
「仰ぎ来たりし」というある程度時間の経過を前提とする表現にはやや
違和感がある。

3. 中秋の空の片隅はぐれ雲 「勝手にせえ」と言われたわたし  フミコ
親しい人(夫?)に「勝手にせえ」と言われた。普段買わない高額のスーツ
あるいはブランド物のハンドバッグなどを買いたいと相談したときのことであろうか。
温かい助言を欲していた作者は寂しい気分になった。その気分を
「片隅はぐれ雲」がよく言い得ていると思う。

4. 浮き雲の流れるように悲しみも薄れ行くよと母の諭せる  さらら
作者にとっては、人生を揺るがす悲しい出来事があって落ち込んで
いた。母が見かねてやさしく諭してくれた。まさに慈母である。
「浮雲の流れるように」は、柔らかく流調ですばらしい表現である。

5. イ・ナギョン(李洛淵)首相携え来し親書徴用工問題の暗雲晴らすや  たかし
先週の「文」に続いて、今週も韓国のことをうまく時事詠にまとめあげた。
結局事態は変わらなかったのだが。

6. 臨海都市の夕さり夜さり朝床に南風(はえ)の予兆の雲おりてくる  蔦の道
臨海都市に住んでいる作者。そこでは南からの風が吹く前に、いつも予兆
となる雲がひくく垂れこめる。それは夕方でも夜でもまだ床にいる朝でも見られる。
しばらくすると雨が降るのであろう。
漁師は南風を天候の悪化する前触れとみなすらしい。
「夕さり夜さり」はいい響きである。
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Re: 11/21 題詠「夢」・鑑賞&批評「雲」
投稿日 : 2019/11/21(Thu) 08:58
投稿者 蔦の道
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「雲」 一覧

1. いつになく検査の前は暗雲の低く垂れこめ後晴れわたる  ひさお

いつになくと断っているので、今までにない不安がもくもくと湧いてる状態だったのだと思います。検査の結果なんでもないと判った喜びが五句に顕著です。三句四句五句の使い古されている表現をもっと大胆に作者だけの感覚を駆使して詠むと、また新鮮なお歌になると思います。

2. 湖北より仰ぎ来たりし飛行機雲君住む街の空に伸びゆく  ひらら

「仰ぎ来たりし」の語が相応しくないように感じます。
渡り来たりし?橋をかけたるとか?はどうかしら?
飛行雲と五音にしても違和感なし。
三句からの思いは愛する人への祈りを思わせてうるうるします。

3. 中秋の空の片隅はぐれ雲 「勝手にせえ」と言われたわたし  フミコ

夫君から「勝手にしろ」と言われた、たどきなき思いを、浮浪雲に例えているとも読めます。
また、迷っている心をふと見上げたはぐれ雲に問いかけたが、「思うように生きなさい」と励ますように見放された歌とも読めます。
くどくど理由を言わない、説明しない、投げ出した歌一首で勝負する力を持つ作者さんです。

4. 浮き雲の流れるように悲しみも薄れ行くよと母の諭せる  さらら

母も父もいないわたくしの現実の前に、父、母、の暖かさが懐かしく浮かび上がる作品です。いいなあ。まだご健勝でなんともいいなあ。
母の言葉を淡々と詠っただけですが、親子とは説明しがたい魂そのものですね。

5. イ・ナギョン(李洛淵)首相携え来し親書徴用工問題の暗雲晴らすや  たかし

たかしさんの思いが詰まったお歌ですね。下の句は安易に終結させていると見ました。
予定調和ではないように工夫を。

6. 臨海都市の夕さり夜さり朝床に南風(はえ)の予兆の雲おりてくる  蔦の道
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