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2020・ 1/9 題詠「松」・鑑賞&批評「平年」
投稿日 | : 2019/12/27(Fri) 08:39 |
投稿者 | : フミコ |
参照先 | : |
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次回 2020.01.09 (木) 再開
鑑賞&批評 「平年」
題詠 「松」
出題 さららさん
※ ※ ※ ※ ※ ※
鑑賞&批評「平年」
1. 平年の月間雨量を一日で記録することあり得て怖し ひさお
2. 穂孕み初む青田を観つつ作柄の平年並みは不作と父 ひらら
3. 二歳児が口に小さな手を当てて笑うしぐさは平年並みに さらら
4. 天平年代唐に留学せる真備(まきび=吉備真備)その筆あとを中国に残す たかし
詞書「(十二月二十五日NHK夕方ニュース)中国で発見された唐の時代の官僚の墓石に刻まれた墓誌が、当時、唐に渡っていた吉備真備によって書かれたとみられることが分かりました。
専門家は、吉備真備が書いた文字は日本国内でも見つかっていないとして、貴重な発見だと注目しています。」
5. 激甚災害平年のごと続くなり「平成・令和」祭祀せぬ御世 蔦の道
∞ みなさま どうか佳いお年を、変わりなき御健詠を!
Re: 2020・ 1/9 題詠「松」・鑑賞&批評「平年」
投稿日 | : 2020/01/09(Thu) 16:19 |
投稿者 | : さらら |
参照先 | : |
1. 平年の月間雨量を一日で記録することあり得て怖し ひさお
温暖化の故1年間の雨量が1日に降る なんと想定外の変容気象
現在の驚き恐れを誰より先に歌に遺された。
2. 穂孕み初む青田を観つつ作柄の平年並みは不作と父 ひらら
平年並みの語彙がすんなり挿入されて 長年農業に関わられた父上ならではの
作柄の観察 やや残念な収穫を懸念される。
3. 二歳児が口に小さな手を当てて笑うしぐさは平年並みに さらら
平年を無理やりに入れた失敗作 お恥ずかしい限り。
4. 天平年代唐に留学せる真備(まきび=吉備真備)その筆あとを中国に残す たかし
詞書「(十二月二十五日NHK夕方ニュース)中国で発見された唐の時代の官僚の墓石に刻まれた墓誌が、当時、唐に渡っていた吉備真備によって書かれたとみられることが分かりました。
専門家は、吉備真備が書いた文字は日本国内でも見つかっていないとして、貴重な発見だと注目しています。」
天平時代の真備の貴重な筆跡 古文書の誰も知り得ないニュースを教えていただき
このぶつぶつグループのお陰です。
5. 激甚災害平年のごと続くなり「平成・令和」祭祀せぬ御世 蔦の道
こんなにひどい災害が平年のごと毎年おそう。地球に暮らす人間ども また日本の為政者が統治している世が狂っている。100年間貪欲な人間どもが冬眠すれば地球もリセット出来るかも?
Re: 2020・ 1/9 題詠「松」・鑑賞&批評「平年」
Re: 2020・ 1/9 題詠「松」・鑑賞&批評「平年」
Re: 2020・ 1/9 題詠「松」・鑑賞&批評「平年」
Re: 2020・ 1/9 題詠「松」・鑑賞&批評「平年」
投稿日 | : 2020/01/09(Thu) 14:44 |
投稿者 | : ひろゆき |
参照先 | : |
近隣のただ一軒の門松に愁心の湧く 父母(ちちはは)在る日
またいろいろお世話になることと思います。どうかよろしくお願いします。
Re: 2020・ 1/9 題詠「松」・鑑賞&批評「平年」
Re: 2020・ 1/9 題詠「松」・鑑賞&批評「平年」
Re: 2020・ 1/9 題詠「松」・鑑賞&批評「平年」
投稿日 | : 2020/01/09(Thu) 10:35 |
投稿者 | : 蔦の道 |
参照先 | : |
鑑賞&批評「平年」
1. 平年の月間雨量を一日で記録することあり得て怖し ひさお
平成・令和の異常気象天変地異に国民はコテンパンに苦しめられてきました。
一覧を表にすると背筋が凍ります。
八百万の日本の神様は祭祀をしない平成令和を見限りました。
御所の中は神道じゃない。平成はアーメン。令和はお題目です。
苦しむのは国民だけ。激甚災害はなお一層と覚悟しています。
2. 穂孕み初む青田を観つつ作柄の平年並みは不作と父 ひらら
どうしたんだろう?散文になっている。
「平年並みは不作」の言葉は成り立つかしら?
無理に平年並みを当てはめたからではないか?
穂孕み初む 青田を観つつ 作柄の 平年並みは不作と 父 ひらら
↑のように声調を切って読むのだろうか?
それにしても、なめらかではないなあ。
3. コスプレの聖誕祭など真っ平年の差60の孫に誘わる フミコ
(京都、梅小路で旬時開催のコスプレ愛好者のパーティ)
好日は句またがりが多いのかな?
無理に句またがりにもってゆくから、真っ平と年の差の間を一拍空けられない。真っ平で一字を空けて息を整えたいが出来ない。
さらに真っ平御免まで言い切りたい。
4. 二歳児が口に小さな手を当てて笑うしぐさは平年並みに さらら
無理に平年並みを表現しようとしたから苦しいね。
わたくしも平年並みに七転八倒しました。
5. 天平年代唐に留学せる真備(まきび=吉備真備)その筆あとを中国に残す たかし
吉備真備まで一息に読ませたい。
字余りになっても勢いは大切だと思う。
下の句がだからどうしたのだといいたくなるような納め方をしている。
筆跡が雄渾だとか、流麗だとかいろいろ変化させられると思う。
唐があるのだから中国は要らない。下の句で大きく変換させるといいなあ。
詞書「(十二月二十五日NHK夕方ニュース)中国で発見された唐の時代の官僚の墓石に刻まれた墓誌が、当時、唐に渡っていた吉備真備によって書かれたとみられることが分かりました。
専門家は、吉備真備が書いた文字は日本国内でも見つかっていないとして、貴重な発見だと注目しています。」
6. 激甚災害平年のごと続くなり「平成・令和」祭祀せぬ御世 蔦の道
Re: 2020・ 1/9 題詠「松」・鑑賞&批評「平年」
Re: 2020・ 1/9 題詠「松」・鑑賞&批評「平年」
投稿日 | : 2020/01/09(Thu) 10:08 |
投稿者 | : ひさお |
参照先 | : |
1. 平年の月間雨量を一日で記録することあり得て怖し ひさお
2. 穂孕み初む青田を観つつ作柄の平年並みは不作と父 ひらら
父は米つくりに長けた人のようだ。平年作では満足しない。穂の出る
頃には出来栄えも予測できるのだ。
「穂孕み初む」が気になる。「穂孕みの」ではだめか。
3. コスプレの聖誕祭など真っ平年の差60の孫に誘わる フミコ
(京都、梅小路で旬時開催のコスプレ愛好者のパーティ)
平年を「真っ平」と「年の差」に分けた。
コスプレの聖誕祭とは、まさに若者のお祭りではないかと思う。
孫に誘われ会場へ行ったが、場違いなところへ来たと感じたのであろう。
面白い経験をされたように思う。
4. 二歳児が口に小さな手を当てて笑うしぐさは平年並みに さらら
二歳児が口に手をあてて笑う。それを平年並みと捉えているのだが、
残念ながらその意味がよく分からない。
5. 天平年代唐に留学せる真備(まきび=吉備真備)その筆あとを中国に残す たかし
詞書「(十二月二十五日NHK夕方ニュース)中国で発見された唐の時代の官僚の墓石に刻まれた墓誌が、当時、唐に渡っていた吉備真備によって書かれたとみられることが分かりました。
専門家は、吉備真備が書いた文字は日本国内でも見つかっていないとして、貴重な発見だと注目しています。」
ニュースで報じられた直後にそれを素材にして詠まれている。
平年を「天平」と「年代」に分けた。
ただ、1句・2句で真備を丁寧に説明しているが、それを詞書にして、日本国内で
吉備真備によって書かれた文字が、見つかっていないことを詠むのがよいように
思う。
6. 激甚災害平年のごと続くなり「平成・令和」祭祀せぬ御世 蔦の道
毎年のように激甚災害が起きている。
「祭祀」とは辞書によれば神や祖先をまつること。作者は平成・令和の時代
になって、神や先祖へのおまつりが足りないのだと感じている。昭和や大正
時代と異なってきたのであろうか。