トップページ > 記事閲覧
2/14  題詠「習」、鑑賞&批評「黄」
投稿日 : 2019/02/08(Fri) 09:49
投稿者 フミコ
参照先
次回  H.31. 2. 14 (木)

鑑賞&批評 「黄」
題詠    「習」
出題    ひろゆきさん 

★   ★   ★   ★   ★


2/14  鑑賞&批評 「黄」一覧

1. 喫煙に総攻撃のあるなかでPeaceという名の黄色の箱を  ひろゆき

2. 班長の孫の忘れし黄の旗を掴みて追いし若き祖母の日  フミコ

3. 菜の花の黄一面の野辺を行く父の墓標はベレー帽冠る  さらら

4. 好きな色は少し赤味を帯びた黄色ほら陽を浴びて光る熟れ麦の  たかし

5. 空襲の業火に燃ゆる黄金色「芦屋のひまわり」咲かぬ悲しみ  なか

6. 黄色から赤への一瞬スピードを上げて駆け抜くる魔物の多し  ひさお

7. 畑の畝に高低あるらし黄にうねり寒咲き菜花湖風に戦ぐ  ひらら
記事編集 編集
123>
Re: 2/14  題詠「習」、鑑賞&批評「黄」
投稿日 : 2019/02/18(Mon) 06:22
投稿者 たかし
参照先
「さんまい」分かります。うちも八日市にあります。
昔、土葬だったときの墓地、これは在所からは少し離れた場所、田んぼや畑のある場所にありますね。
たぶん、土葬ゆえの理由だったと思います。
記事編集 編集
Re: 2/14  題詠「習」、鑑賞&批評「黄」
投稿日 : 2019/02/17(Sun) 19:34
投稿者 ひさお
参照先
3. 菜の花の黄一面の野辺を行く父の墓標はベレー帽冠る  さらら

この作品を読んで、野辺の送りと早合点していました。落ち着いて
読むべきだったと反省しています。
記事編集 編集
Re: 2/14  題詠「習」、鑑賞&批評「黄」
投稿日 : 2019/02/17(Sun) 19:23
投稿者 さらら
参照先
お寺の境内には石の先祖代々の苔むすお墓があります。
山裾のさんまい?と呼ぶ2か所あるのです。
記事編集 編集
Re: 2/14  題詠「習」、鑑賞&批評「黄」
投稿日 : 2019/02/17(Sun) 19:15
投稿者 さらら
参照先
平成元年ごろ火葬ではない土葬の盛られた土の上に立つ木のお墓
誰が被せたのか禿げ頭の父愛用の上等の帽子が印象的でした。
一面黄色の菜の花畑 母はつくしなど足を止め積んでいたような平和な家族のみのお参りでした
記事編集 編集
Re: 2/14  題詠「習」、鑑賞&批評「黄」
投稿日 : 2019/02/16(Sat) 07:48
投稿者 たかし
参照先
3. 菜の花の黄一面の野辺を行く父の墓標はベレー帽冠る  さらら

この歌について、
1、墓参をした作者が父のお墓にベレー帽を被せている。
2、遠めに見た菜の花がお墓の上に見え、ベレー帽のように見える。
3、菜の花が散ってお墓の上に薄く積もり、それがベレー帽を被ったようだ。
4、野辺の送り(埋葬のために墓地へ向かうこと)の歌である。
等々、様々な読み方をされています。
私は1だったのですが、この歌については作者の弁を聞きたいですね。
それから「墓標」というのは、本式の石の墓を建てる前に仮にその場所に立てておく木の墓印(はかじるし)を言うようです。
記事編集 編集
Re: 2/14  題詠「習」、鑑賞&批評「黄」
投稿日 : 2019/02/15(Fri) 14:33
投稿者 なか
参照先
批評いただき、ありがとうございました。
「業火・劫火」の選び方、結句の表現、「私」をどう表現するか、等。提出してからも格闘が続いています。
記事編集 編集
Re: 2/14  題詠「習」、鑑賞&批評「黄」
投稿日 : 2019/02/15(Fri) 12:58
投稿者 ひさお
参照先
1. 喫煙に総攻撃のあるなかでPeaceという名の黄色の箱を  ひろゆき

私の鑑賞では重要な攻撃とPeaceの対比が欠落していました。
反省しています。
記事編集 編集
鑑賞&批評「黄」
投稿日 : 2019/02/15(Fri) 10:18
投稿者 ひろゆき
参照先
たかしさん、総攻撃とPeaceの対比をうまく表現していただきありがとうございました。

先のコメントから抜け落ちてしまい、失礼しました。
記事編集 編集
Re: 2/14  題詠「習」、鑑賞&批評「黄」
投稿日 : 2019/02/15(Fri) 10:11
投稿者 ひろゆき
参照先
皆さんの鑑賞・評を楽しく読ませていただきま、ありがとうございました。
さららさん、ひららさん、明るくとらえられて。
なかさん、総攻撃とPeaseを対照的にとらえられて。
ひさおさん、「あるなか」を「受けいるも」とのご意見をいただきました。
「受けいるも」とすると個人的にならないでしょうか。そして総攻撃と相反しないでしょうか。
フミコさん、納税のことをお書きいただき、ありがとうございました。国は一言もその事を言わず
多少の不満を持っていました。総額から言えば2兆円でわずかですが。
題詠が黄ということであったので、タバコに書かれている「危険性を高める」という黄信号として
もと思いして。
私は、外出時はたばこを持ちません。吸うところがないためでもあり、また、それほど激しい欲求が
あるわけでもないのですが。ある歌会で、別のタバコに関する歌を提出、どこが美味しいの、どんな
味と言われて応えられませんでした。その時思ったのは、ええ加減な習慣かなあと疑問符を残したまま
今日も吸っています。
記事編集 編集
Re: 2/14  題詠「習」、鑑賞&批評「黄」
投稿日 : 2019/02/14(Thu) 17:25
投稿者 ひらら
参照先
6.黄色から赤への一瞬スピードを上げて駆け抜くる魔物の夫多し  ひさお
 十字路の交叉点での ヒヤリの体験、
運転をする身には 魔物である。慎重 慎重.

7.畑の畝に高低あるらし黄にうねり寒咲き菜花湖風を戦ぐ  ひらら
記事編集 編集
Re: 2/14  題詠「習」、鑑賞&批評「黄」
投稿日 : 2019/02/14(Thu) 17:15
投稿者 ひらら
参照先
5.空襲の業火に燃ゆる黄金色の「芦屋のひまわり」咲かぬ悲しみ  なか
 「芦屋のひまわり」 の お話は知らず教わりました。
業火ー大火災の例えにも使うと 明鏡国語辞典にありました。
大火の炎 大輪のひまわり 黄金色
題の 黄 に あってますね。
結句の 咲かぬ悲しみが 惜しい思います。
短歌は 言いたいこと 述べたいことを 言わずに詠むといいと思います。
記事編集 編集
Re: 2/14  題詠「習」、鑑賞&批評「黄」
投稿日 : 2019/02/14(Thu) 17:03
投稿者 ひらら
参照先
4.好きな色は少し赤味を帯びた黄色ほら陽を浴びて光る熟れ麦の  たかし
 口語の詠い方 ほらとの呼びかけ 明るい。
麦秋の湖東平野が浮かぶ。彦根城の天守閣からの熟れ麦の色、大麦 小麦 ビール麦 微妙に違いグラデーション素敵でした。
初めに決論を言うたのが惜しい思います。
記事編集 編集
Re: 2/14  題詠「習」、鑑賞&批評「黄」
投稿日 : 2019/02/14(Thu) 16:52
投稿者 ひらら
参照先
3
菜の花の黄一面の野辺を行く父の墓標はベレー帽冠る  さらら
 菜の花の野辺を墓参にと 読んだ。野辺送りではなさそう。父上はベレー帽を愛用されていたお洒落名お父さま、
墓標にベレー帽冠る は 菜の花の一面の明るい野辺。お墓にベレー帽がと 見えたのではないでしょうか。
野辺送りの姿ではないと思います。
記事編集 編集
Re: 2/14  題詠「習」、鑑賞&批評「黄」
投稿日 : 2019/02/14(Thu) 16:42
投稿者 ひらら
参照先
2.班長の孫の忘れし黄の旗を掴みて追いし若き祖母の日  ふ 通学班の班長の孫が 旗をわすれた。作者はそれを掴んで追いかけた。若いお祖母ちゃんの姿。掴みて追うが若いころを思い出させる。臨場感も感じる。
孫の言葉があるので われ若かりき ではいかがでしょうか
記事編集 編集
Re: 2/14  題詠「習」、鑑賞&批評「黄」
投稿日 : 2019/02/14(Thu) 16:27
投稿者 ひらら
参照先
1.喫煙に総攻撃のあるなかでPeaceという名の黄色の箱を  ひろゆき
 愛煙家の作者。昨今は風当たりがきつく肩身の狭いことであろう。
Peaceと 黄色の箱の 取り合わせが そばの者に少し心地良くひびく。
黄色の箱のPeaceは葉も良くて香りも芳醇 旨味もたのしめるらしい。
記事編集 編集
123>
件名 スレッドをトップへソート
名前
URL
画像添付


暗証キー
投稿キー
コメント

- WEB PATIO -