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4/25 題詠「母」・鑑賞&批評「食」
投稿日 | : 2019/04/19(Fri) 07:14 |
投稿者 | : フミコ |
参照先 | : |
H.31.4.25 (木)
鑑賞&批評 「食」
題詠 「母」
出題 たかしさん
★ ★ ★ ★ ★
鑑賞&批評 「食」 詠草 一覧
鑑賞&批評
1. 盛り付けも味色彩もよき和食料理人の彼作曲家なり さらら
2. 栗を植えキウイ植えたり実がなりて食べらるる頃われは如何なる たかし
3. 防災や減災などと情報は食傷するほど多きと言へど ひさお
4. 粥も否首を振る姑そら豆のポタージュスープひと匙食べる ひらら
5. パン食が広がる日本の食卓に追い打ちかける減反廃止 ひろゆき
6. 帰り際も一度見つめるお子様ランチ「いま食べたのとなんだかちがう」 フミコ
Re: 4/25 題詠「母」・鑑賞&批評「食」
投稿日 | : 2019/04/26(Fri) 22:45 |
投稿者 | : ひさお |
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3. 防災や減災などと情報は食傷するほど多きと言へど ひさお
批評ありがとうございます。
たかしさんの批評のようなことを意図しました。
「情報」に見合う実際の対策、それは意外と少ない…。
だから情報はもう要らない。それよりも実際の対策をして欲しい。
ということを言おうとしたのではないか。
しかし「…して欲しい」では受け身に過ぎよう。
作者自身が行動しなければならないのだ。そこへ思いが至ると、
言葉につまってしまうのか。
行政や自治体などを批判する気はほとんどありません。
大きな災害が繰り返され、減災のための情報はいやというほど
目につきます。しかし自分の行動はどれだけ進んでいるのか。
これではいけないという気持ちを吐露しました。
・鑑賞&批評「食」について
投稿日 | : 2019/04/26(Fri) 10:29 |
投稿者 | : ひろゆき |
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たどたどBOARD 題詠「食」の私の歌「パン食が広がる日本の食卓に追い打ちかける減反廃止」に、皆様方の鑑賞・評をいただきありがとうございました。また、ひさおさんには減反策についての説明文もあり、有難いことだと感謝しています。
たかしさん、追い打ちかけるの解釈は? と。農家が生産するコメは今まで農協組合を通じて政府に買い上げがされていました。もちろんそこでは通常の市場価格ではなく、減反分に見合う所得補償のため政府が買い上げ額を増額しました。追い打ちをかけるとしたのは、減反政策廃止により政府・国の補償、補填額がなくなったため減収になる。もう一つは、水田耕作による日本のコメ作りは休耕を1年でもすると元に戻らない。東南アジア諸国が米作量については圧倒的ですが、いずれも水田耕作ではない。追い打ちかけるといったのは、世界の主食が小麦粉による製品、パン、麺類等が多く、今減反政策を廃止すると水田耕作による美味しい米飯が食べられなくなりかつ、減反による水田を改良した産米は市場価格として、コンビニ、動物園へいく。(不味いから)農協を通さなくても生産者が直接契約をすれば良い。ですから、従来のコメは高価になる、あるいは高止まりする。そのため、コメからパン等小麦粉製品に移っていくと同時にコメ農家を苦しめる。
ひさおさん、減反政策廃止によるコメが高止まりで、消費者としての消費量が減る=としてコメ農家を困らせると。
ひららさん、休耕田は廃棄田となり、コメ農家を継ぐ人はなくなると警鐘を発しておられる。
さららさん、フミコさん、パン等に対抗するため耕作面積の復活で食材として、コメ作りの復活がともの期待をされていました。
たかしさんへの文章は「これからの日本の論点」日本経済出版社刊によるところが多い。
たかしキャップへ
Re: 4/25 題詠「母」・鑑賞&批評「食」
投稿日 | : 2019/04/26(Fri) 08:09 |
投稿者 | : たかし |
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フミコさん了解です。その方がすっきりします。
5月は題詠は全休会にします。
したがって次回は6月の6日で、その次は6月27日、
6月はその2回です(好日大会があるので)
なお、5月の19日のWEB歌会はありますので、お忘れなく。
Web歌会のある月は......
投稿日 | : 2019/04/25(Thu) 23:49 |
投稿者 | : フミコ |
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前回、ひさおさんが提案された「全部、休会にしては」によって、全部お休みになるものと思っていました。
それを慣例として5月は全部お休みにしてはいかがでしょうか。
Re: 4/25 題詠「母」・鑑賞&批評「食」
投稿日 | : 2019/04/25(Thu) 23:08 |
投稿者 | : フミコ |
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鑑賞&批評
1. 盛り付けも味色彩もよき和食料理人の彼作曲家なり さらら
芸術家って他にいろんな才を持つ人が多いんですね。
外国旅行の多い作者。どこの国の人かしらと想像が広がります。
何をイメージしたお料理だったのでしょう。
2. 栗を植えキウイ植えたり実がなりて食べらるる頃われは如何なる たかし
転居された屋敷木として実のなる木を植えられた。
実のなる頃に自分はどうしているだろうと思い巡らせている。
光陰矢のごとし…キウイは何年で食べられるのでしょう。
きっと、元気で美味しく召し上がれると思います。
3. 防災や減災などと情報は食傷するほど多きと言へど ひさお
防災情報山ほどあれどどれもみんな有効のように思えて絞れない。
近年、大型且つ深刻な災害がふえているように思えます。
それに経験が助けにならないケースもよく見る。いずこも同じ。
4. 粥も否首を振る姑そら豆のポタージュスープひと匙食べる ひらら
命の極限を迎えて何も喉を通らないお母様。
作者渾身のそら豆のポタージュをひと匙たべられた。
作者の記憶に残る特別のそら豆のスープ。鮮やかな緑色。
5. パン食が広がる日本の食卓に追い打ちかける減反廃止 ひろゆき
減反が廃止されれば米作りが多少は復活するかもしれないが、休耕が続いたり、
転用されていると復活が望めないケースも多いと思います。
上の句と下の句の意図するところに食い違いを感じるのですが…
6. ウィンドウに飾られていしお子様ランチ「いま食べたのとなんだかちがう」 フミコ
Re: 4/25 題詠「母」・鑑賞&批評「食」
Re: 4/25 題詠「母」・鑑賞&批評「食」
投稿日 | : 2019/04/25(Thu) 22:31 |
投稿者 | : ひらら |
参照先 | : |
4. 粥も否首を振る姑そら豆のポタージュスープひと匙食べる
皆さん ご批評ありがとうございました。
ひさおさん さららさん
「否」「首を振る」の意味の重複。確かにそう思いました。
白粥に首を振る姑そら豆のポタージュひと匙食べる
と 直してみました。
トロトロ どろどろ など カレールーや山の芋 あんかけ物など 元気な時から好まぬ人でした。老いだけだなくお粥も嫌がりました。
Re: 4/25 題詠「母」・鑑賞&批評「食」
投稿日 | : 2019/04/25(Thu) 21:35 |
投稿者 | : ひらら |
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6. 帰り際も一度見つめるお子様ランチ「いま食べたのとなんだかちがう」 フミコ
メニューのサンブルを見て決めたお子様ランチ、たのしい時を少したが なんだか違うと気が付き見直したという。親子の姿がほほえましい。こんな場面ありますね。
Re: 4/25 題詠「母」・鑑賞&批評「食」
投稿日 | : 2019/04/25(Thu) 21:29 |
投稿者 | : ひらら |
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1. 盛り付けも味色彩もよき和食料理人の彼作曲家なり さらら
彼は料理人としても作曲家としてもプロの人らしい。その店のお料理に賛辞を惜しまない作者。音楽と美食
お店の雰囲気 会話 至福のときであろう。
2. 栗を植えキウイ植えたり実がなりて食べらるる頃われは如何なる たかし
生り物の木が在るのは楽しくうれしいです。実のなる頃はとは 取り越し苦労
杞憂です。木は日々成長していきます。
3. 防災や減災などと情報は食傷
するほど多きと言へど ひさお
4. 粥も否首を振る姑そら豆のポタージュスープひと匙食べる ひらら
5. パン食が広がる日本の食卓に追い打ちかける減反廃止 ひろゆき
減反 又や 減反廃止。農家は振り回されている。かっての休耕田は廃棄田に雑木林だ。農業従事者は老い 技術の継承もされずと言う農家の声も聞く。
たどたどか会の日程
たどたど日程
投稿日 | : 2019/04/25(Thu) 21:00 |
投稿者 | : ひろゆき |
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新年号【令和】はWEB歌会で初めましょうよ。
従って、5月2日を含むたどたど歌会はお休みにされては如何でしょうか。
Re: 4/25 題詠「母」・鑑賞&批評「食」
投稿日 | : 2019/04/25(Thu) 19:23 |
投稿者 | : たかし |
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次のお題 設
と、お題を出しましたが、大型連休に入ります。
5月の19日(日)が、WEB歌会を予定していますが、
そこまで全部休みますか?
それとも、あともう1回、5月2日(木)やりますか?
ご意見お聞かせください。
鑑賞&批評「食」
投稿日 | : 2019/04/25(Thu) 19:07 |
投稿者 | : たかし |
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1. 盛り付けも味色彩もよき和食料理人の彼作曲家なり さらら
料理の上手な「彼」が居る。で、その人は作曲家でもあるという。
どちらが本職なのだろう。「料理人」とあるので調理師なのか。
しかし「作曲家」でもある。
本職が作曲家なのであれば、「作れる彼は作曲家なり」と
下句をしたらどうかと思うが・・。
2. 栗を植えキウイ植えたり実がなりて食べらるる頃われは如何なる たかし
3. 防災や減災などと情報は食傷するほど多きと言へど ひさお
自然災害の多い日本である。防災とか減災とかの「情報」は食傷するほど多い。
結句の「言へど」は、このあと何を言おうとしたのだろうか。
つまり「情報」に見合う実際の対策、それは意外と少ない…。
だから情報はもう要らない。それよりも実際の対策をして欲しい。
ということを言おうとしたのではないか。
しかし「…して欲しい」では受け身に過ぎよう。
作者自身が行動しなければならないのだ。そこへ思いが至ると、
言葉につまってしまうのか。
4. 粥も否首を振る姑そら豆のポタージュスープひと匙食べる ひらら
このお姑さんは高齢で食事も介護が必要なのではないか。
お粥を食べてもらおうと思っても、要らないと首を横に振る。
寝てばかりいるからお腹が減らないのだ。
やっとそら豆のスープをひと匙食べてくれた。
介護の大変さが偲ばれる歌である。
ひと匙でもそら豆のスープなら栄養がありそうに思える。
5. パン食が広がる日本の食卓に追い打ちかける減反廃止 ひろゆき
お米を食べなくなった日本人、朝はパンを食べる人が多いのだろう。
我家は三食ご飯を食べる今では珍しい部類に入る家庭かも知れないと思う。
ところで、この歌、「減反廃止」という結句である。
減反を廃止するということは、休ませていた田を活用してお米を作るということになるように思う。
そうすると、「追い打ちかける」という言葉は、どう解釈したらよいのか。
その辺り疑問に思った。
6. 帰り際も一度見つめるお子様ランチ「いま食べたのとなんだかちがう」 フミコ
「も一度」は、厳密に言えば「もう一度」なのだろう。
これは店頭に並んである料理メニューの見本を見ているのだろう。
作者は「お子様ランチ」を頼んで、それを食したのである。
お子様でなくてもお子様ランチを食べたってそれは悪くないのです。
しかし、出されたランチは、食品見本とはどこか違っている気がした。
それで作者は帰り際にもう一度その見本をじっと見たのだ。
なんだか可笑しい。特に「なんだか」というのが。
お子様ランチの海老フライがあって、サクランボも飾ってあるのが目に浮かぶ。
Re: 4/25 題詠「母」・鑑賞&批評「食」
投稿日 | : 2019/04/25(Thu) 18:40 |
投稿者 | : さらら |
参照先 | : |
1. 盛り付けも味色彩もよき和食料理人の彼作曲家なり さらら
2. 栗を植えキウイ植えたり実がなりて食べらるる頃われは如何なる たかし
栗を植えつぎはキウイを植えられたが さて実がなるころ私はどのようになっているやら
それらが食べられることが叶うのか?大丈夫でございます。
3. 防災や減災などと情報は食傷するほど多きと言へど ひさお
災害を防止する 災害を減らす事柄の知らせは飽きるほど多いというがーー。
4. 粥も否首を振る姑そら豆のポタージュスープひと匙食べる ひらら
首を振ると否は重複 晩年の姑に回復を祈り のどごしの良いそら豆のポータジュスープをスプーンひと匙口に運ぶ。優しいお嫁さんの行為に好感を持つ。
5. パン食が広がる日本の食卓に追い打ちかける減反廃止 ひろゆき
お米を頂かなくなりパン うどん パスタと諸々の食材に追い打ちをかけるかの減反廃止。
6. 帰り際も一度見つめるお子様ランチ「いま食べたのとなんだかちがう」 フミコ
。行為が面白い。何か足りないのか 満ちていたのかどちらだったのでしょうね。