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9/12 題詠「袖」 ・ 鑑賞&批評「関西」
投稿日 | : 2019/09/06(Fri) 09:38 |
投稿者 | : フミコ |
参照先 | : |
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次回 9/12 (木)
題詠 「袖」
鑑賞&批評 「関西」
出題 ひろゆきさん
※ ※ ※ ※ ※ ※
「関西」 一覧
1. 高安は東大関西側の貴景勝は休場したり ひさお
2. 春休みの京都御苑ひざまずきルーペもて関西たんぽぽ観(み)いる ひらら
3. 関西より戻りてのちの吾が語尾は「どすえ」職場でびっくりされる ゆき
4. 緩やかにバウンドひとつ関西空港エア・チャイナのベルトを外す フミコ
5. 初心時に沙羅のわが歌選ばれし関西覇王樹の代表W師に さらら
6. 島の関西(しまのせきにし)交差点を過ぎるとき今日も呟く「しまのかんさい…か」 たかし
Re: 9/12 題詠「袖」 ・ 鑑賞&批評「関西」
遅くなりすみませーん!!! Re: 9/12 鑑賞&批評「関西」
投稿日 | : 2019/09/13(Fri) 21:59 |
投稿者 | : ゆき |
参照先 | : |
1.高安は東大関西側の貴景勝は休場したり ひさお
お相撲を見ていて、高安って聞くと、伊勢物語に出てくる女性で、「高安の女」というひとを思い出します。
たしか在原業平にふられてしまう女性なんですが、お相撲だと大関になってるので、なんだか気持ちがスッとします。
2.春休みの京都御苑ひざまずきルーペもて関西たんぽぽ観(み)いる ひらら
京都御苑がひららさんの遊び場だったんですよね。
いいなー。隠岐にはオキタンポポがあります。
3.関西より戻りてのちの吾が語尾は「どすえ」職場でびっくりされる ゆき
皆様ありがとうございます。
4.緩やかにバウンドひとつ関西空港エア・チャイナのベルトを外す フミコ
関西空港にエア·チャイナ便が着陸したときの様子ですか。
5. 初心時に沙羅のわが歌選ばれし関西覇王樹の代表W師に さらら
「関西覇王樹」がわからなかったです。
6. 島の関西(しまのせきにし)交差点を過ぎるとき今日も呟く「しまのかんさい…か」 たかし
たしかに島の関西ですね。
Re: 9/12 題詠「袖」 ・ 鑑賞&批評「関西」
投稿日 | : 2019/09/12(Thu) 22:29 |
投稿者 | : ひらら |
参照先 | : |
1. 高安は東大関西側の貴景勝は休場したり ひさお
「関西」を2句の末と3句の初めに用いて巧みな表現。相撲の事は詳しくなく分かりにくいが 力士の休場が多かったり 不祥事等ファン離れが気になる。宇良はどうしているのかしら
2. 春休みの京都御苑ひざまずきルーペもて関西たんぽぽ観(み)いる ひらら
3. 関西より戻りてのちの吾が語尾は「どすえ」職場でびっくりされる ゆき
言葉に敏感な作者らしい京都みやげ。アクセント イントネーション 「どすぇ」上手でお茶目な作者と和やかな職場環境がうかぶ。
4. 緩やかにバウンドひとつ関西空港エア・チャイナのベルトを外す フミコ
初句2句 結句の詠みに 空港につき 帰国時の瞬間の安心感が受けとれる。
5. 初心時に沙羅のわが歌選ばれし関西覇王樹の代表W師に さらら
代表W師でなく 先生の名を記したらと思う。短歌初心時に選ばれた喜びは上句と沙羅の歌の具体で読みとれる。
6. 島の関西(しまのせきにし)交差点を過ぎるとき今日も呟く「しまのかんさい…か」 たかし
この交差点今日確認。作者の柔らかな頭脳とすこしおかしみのある詠み方。たかし短歌の分野です。島の関を知る私はしまのせきにししか 声に出せない。、
鑑賞&批評「関西」
投稿日 | : 2019/09/12(Thu) 18:51 |
投稿者 | : たかし |
参照先 | : |
1. 高安は東大関西側の貴景勝は休場したり ひさお
これは先場所(七月の名古屋場所)のことだと思う。貴景勝は名古屋場所を休場したので。
歌としては、「高安は東大関」はいいとして「西側の」というのが少し苦しい感じだけれど、相撲の取り組みは西と東に分けてあるので、これでいいのでしょう。
今場所は今日で5連勝と調子がよい貴景勝、楽しみです。
2. 春休みの京都御苑ひざまずきルーペもて関西たんぽぽ観(み)いる ひらら
「ひざまずき」と、作者の行為に主意が置かれているが、
私は、ルーペでたんぽぽの何を見ているのか、そこを言って欲しい気がした。
何か見分けるポイントがあるのではないか。それを言ってもらうと、私などもカンサイタンポポを見分ける事が出来そうに思うので・・・・。
「…の葉の裏を見る」などと。
3. 関西より戻りてのちの吾が語尾は「どすえ」職場でびっくりされる ゆき
それはびっくりされるでしょう。
京都でもこの頃は「どすえ」と話す人は、よほど高齢の人どすえ。
4. 緩やかにバウンドひとつ関西空港エア・チャイナのベルトを外す フミコ
飛行機が着陸してベルトを外す。そのときのほっとした気分が上句「緩やかにバウンドひとつ」に、感じられる。
一瞬の気分がうまく捉えられている。
5. 初心時に沙羅のわが歌選ばれし関西覇王樹の代表W師に さらら
滋賀県歌人協会の春か秋の短歌大会のことではないかと思います。
誰に選ばれた・ということが強調されているので、選者賞を受けられたのでしょう。
その歌は「沙羅」の歌であった・・・
沙羅とは、沙羅双樹のことだと思う。その沙羅の樹を作者は歌に詠ったが、
それがW師の目にとまり、入賞したということだと思う。
初句の「初心時に」というのが、このままだとW師が初心の時に選ばれた・・・
というような意味にも取れるので、
「初心時に詠いしわれの沙羅の歌を・・・」とここは丁寧にされてはどうか。
そして下句は「関西」を入れないといけないので「選びくだされしは関西覇王樹の師」などが考えられます。
6. 島の関西(しまのせきにし)交差点を過ぎるとき今日も呟く「しまのかんさい…か」 たかし
次週 9/19の、お題
ひららさんへ
「袖」詠草
Re: 9/12 題詠「袖」 ・ 鑑賞&批評「関西」
Re: 9/12 題詠「袖」 ・ 鑑賞&批評「関西」
投稿日 | : 2019/09/12(Thu) 14:56 |
投稿者 | : さらら |
参照先 | : |
1. 高安は東大関西側の貴景勝は休場したり ひさお
相撲ファンにとって休場力士の活躍が見られないのは物足りない。
にぎにぎしく顔を出して欲しい。
2. 春休みの京都御苑ひざまずきルーペもて関西たんぽぽ観(み)いる ひらら
関西タンポポがあるのですね。いずれもタンポポとして観ているフアジーな私。
3. 関西より戻りてのちの吾が語尾は「どすえ」職場でびっくりされる ゆき
8/31 9/1と京都でご一緒でき有紀さんのお茶目できれいなお声繊細さに魅せられました。
職場へのお土産[どすえ」は語尾に付ける柔らかい語感 最高に面白く皆さんを笑顔に〜
4緩やかにバウンドひとつ関西空港エア・チャイナのベルトを外す フミコ
着陸の時の合図 機長によりバウンドの衝撃もいろいろ やっと生きて帰国したぞ
空港に着くなりベルトを外す音が一斉に機内に聞こえる。
5. 初心時に沙羅のわが歌選ばれし関西覇王樹の代表W師に さらら
関西覇王樹初代の渡辺朝次郎先生でした。色紙をいただきました。
沙羅の花みな上向きに落ち敷けり利休ねずみに色染めながら
6. 島の関西(しまのせきにし)交差点を過ぎるとき今日も呟く「しまのかんさい…か」 たかし
私も「しまのかんさい」と必ず言うだろう。子供の時利根川をりねがわとよみ恥をかいたのを今も忘れない。
Re: 9/12 題詠「袖」 ・ 鑑賞&批評「関西」
Re: 9/12 題詠「袖」 ・ 鑑賞&批評「関西」
Re: 9/12 題詠「袖」 ・ 鑑賞&批評「関西」
投稿日 | : 2019/09/12(Thu) 09:28 |
投稿者 | : ひらら |
参照先 | : |
題詠詠草
道行を袖たたみして厨に入る姑(はは)の揚げゆくフライをならべる
(道行〜みちゆきコート 和服コート)
Re: 9/12 題詠「袖」 ・ 鑑賞&批評「関西」
Re: 9/12 題詠「袖」 ・ 鑑賞&批評「関西」
投稿日 | : 2019/09/12(Thu) 09:24 |
投稿者 | : ひさお |
参照先 | : |
1. 高安は東大関西側の貴景勝は休場したり ひさお
2. 春休みの京都御苑ひざまずきルーペもて関西たんぽぽ観(み)いる ひらら
『散歩で見かける野の花・野草』によれば、「タンポポ」には多数の種類がある。
「タンポポ」は総称にすぎない。代表的なものはセイヨウタンポポ、カントウタンポポ。
その他カンサイタンポポ、シロバナタンポポなどもある。タンポポの名の由来は、
頭花(とうか)を鼓(つづみ)に見立てて、鼓を打つときの、タン・ポンポンという音
から連想したという説が有力。
草花や茸に詳しい作者は、京都御苑の関西たんぽぽを、ルーペで観察した。
カンサイタンポポは近畿地方以西〜沖縄に分布。花茎が細く頭花も小さいので
全体にほっそりしてやさしい感じがすると、上記の本に書いている。
ルーペでたんぽぽを観察する。しかも関西たんぽぽと分かっていながらの観察。
このような日頃の努力が、作者の豊富な知識に結実するのだろう。
3. 関西より戻りてのちの吾が語尾は「どすえ」職場でびっくりされる ゆき
作者が海士町観光協会の業務で京都へこられたことを「風前灯」で知りました。
短期間の滞在ではあったが、印象深く、隠岐へ帰ってからもその余韻に
浸っていることが、この作品で読み取れます。
4. 緩やかにバウンドひとつ関西空港エア・チャイナのベルトを外す フミコ
中国へは頻繁に行き来された作者。関西空港にエア・チャイナが帰着し
まさに地面に降り立った瞬間をとらえた。ベルトを外すことにより緊張感から
解放されたことが分かる。
「緩やかにバウンドひとつ」に飛行機の旅に慣れている余裕が伺える。
5. 初心時に沙羅のわが歌選ばれし関西覇王樹の代表W師に さらら
「沙羅」はお孫さんの名前であろう。作者が短歌を始めた初期のころ、孫の
ことを詠んだところ、関西覇王樹の代表W師が秀歌として選んでくれた。
それとも、関西覇王樹で秀歌に選ばれたが、W師がその代表になられた。
作者の意図したことはどちらなのか。「代表W師に」があいまいである。
6. 島の関西(しまのせきにし)交差点を過ぎるとき今日も呟く「しまのかんさい…か」 たかし
車で島の関西交差点を過ぎると、いつも作者はつぶやく「島の関西か」と。題詠
「関西」ならではの面白い作品。
Re: 9/12 題詠「袖」 ・ 鑑賞&批評「関西」