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2023.04.06(木) 題詠「道路」・ 鑑賞「忘」
投稿日 : 2023/03/31(Fri) 08:58
投稿者 フミコ
参照先
2023.04.06 (木) 題詠「道路」・鑑賞「忘」

 題詠  「道路」
 鑑賞  「忘」
 出題   さららさん

鑑賞「忘」

1. 公園のぎっしり咲き満つ白桜見入りて忘れる明朝のパン  さらら

2. 忘れたら沈んで二度とは浮かばない言葉書き付けるレシートの裏  たかし

3. 忘れたる鞄野洲駅に保管中これがわかりて結果良好  ひさお

4. 蒔き忘れし勿忘草の種袋瑠璃色に咲む抽斗しの隅   ひらら

5. 「歳のせい」とわが忘却を事無げに医師は答えて診療おわる  フミコ

6. 「忘れずよまた忘れずよ」夕暮れを千年前のこゑは過ぎたり ウプラ
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Re: 2023.04.06(木) 題詠「道路」・ 鑑賞「忘」
投稿日 : 2023/04/07(Fri) 17:15
投稿者 ウプラ
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「忘れずよまた忘れずよ瓦屋の下たくけぶり下むせびつつ」
大昔に読んで、それこそ忘れずよと思った歌です(上句だけですが)。

ロマンチックな想像をしてくださりありがとうございました
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Re: 2023.04.06(木) 題詠「道路」・ 鑑賞「忘」
投稿日 : 2023/04/07(Fri) 08:38
投稿者 ひさお
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3. 忘れたる鞄野洲駅に保管中これがわかりて結果良好  ひさお
それぞれ独特の批評をいただきありがとうございます。
ちょっと単純に喜びすぎたきらいがあり、推敲すべきと思いました。
推敲結果(結果は良好と思っています)
忘れたる鞄野洲駅に保管中ここまで辿りてスマホを置きぬ
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Re: 2023.04.06(木) 題詠「道路」・ 鑑賞「忘」
投稿日 : 2023/04/07(Fri) 00:20
投稿者 ウプラ
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この人が消えてくれません。
あしからずご了承ください。
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Re: 2023.04.06(木) 題詠「道路」・ 鑑賞「忘」
投稿日 : 2023/04/07(Fri) 00:16
投稿者 ウプラ
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ふみこさん、すみませんがこちらでお願いいたします。
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Re: 2023.04.06(木) 題詠「道路」・ 鑑賞「忘」
投稿日 : 2023/04/07(Fri) 00:06
投稿者 ウプラ
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遡る時間のごとく真っ直ぐに北へとのびる満州道路
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Re: 2023.04.06(木) 題詠「道路」・ 鑑賞「忘」
投稿日 : 2023/04/06(Thu) 23:57
投稿者 フミコ
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鑑賞「忘」

1. 公園のぎっしり咲き満つ白桜見入りて忘れる明朝のパン  さらら
明朝のパンを買いに出た筈なのに通りすがりの公園の見事な白桜につい見とれて
パンを事は忘れ、何だか夢見心地のように帰ってきてしまった。
はっと思い出したが、「ま、いっか」といったような余裕を感じました。

2.忘れたら沈んで二度とは浮かばない言葉書き付けるレシートの裏  たかし
歌作るひとの宿命のような体験が下敷きになっている。
失った言葉はなぜか取り返しがつかないから更に貴重なのである。
「レシートの裏」という手近な言葉が歌に現実感と生き生きした共感を呼ぶ。

2. 忘れたる鞄野洲駅に保管中これがわかりて結果良好  ひさお
「結果良好」の結句に読者をほっとさせる明るさを感じる。
短歌の言葉に不似合いかも、とも思うが何とはなし可笑しみもあって、平静を装いつつも内心の動揺から救われた人のにじみ出る喜びも読める。

3. 蒔き忘れし勿忘草の種袋瑠璃色に咲む抽斗しの隅   ひらら
抽斗の隅に撒き忘れの勿忘草の種袋を見つけた。
その種袋は溢れんばかり満開の勿忘草が描かれていた。
さながら抽斗の奥に瑠璃色のお花畑をみつけたかのような驚き。
言葉の一つ一つが絡み合って作者の草花に対する愛、優しさを浮き上がらせている。

4. 「歳のせい」とわが忘却を事無げに医師は答えて診療おわる  フミコ

5. 「忘れずよまた忘れずよ」夕暮れを千年前のこゑは過ぎたり ウプラ
ひさおさん、たかしさんの丁寧で深い鑑賞で作者の作歌意図を学びました。
造詣の深いバックヤードを心に持てればまた違った鑑賞になることを改めて思いました。
ある夕暮れ、作者の身元を撫でて過ぎた風は作者に何を囁いたのでしょうか。
私もこういう歌が読めるように、詠めるようになりたいものです。
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Re: 2023.04.06(木) 題詠「道路」・ 鑑賞「忘」
投稿日 : 2023/04/06(Thu) 23:53
投稿者 ウプラ
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あ、自分で出しておいて間違えちゃった。
うーん
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Re: 2023.04.06(木) 題詠「道路」・ 鑑賞「忘」
投稿日 : 2023/04/06(Thu) 21:54
投稿者 たかし
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ウプラさん、お題は道ではなく、道路ですぞ。
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Re: 2023.04.06(木) 題詠「道路」・ 鑑賞「忘」
投稿日 : 2023/04/06(Thu) 20:59
投稿者 ウプラ
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歌がもし現実だけのものならばわたしに道はあるのでせうか
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Re: 2023.04.06(木) 題詠「道路」・ 鑑賞「忘」
投稿日 : 2023/04/06(Thu) 20:34
投稿者 ウプラ
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1. 公園のぎっしり咲き満つ白桜見入りて忘れる明朝のパン  さらら
他のことに気を取られたために肝心な買い物を忘れる。これはだれにも覚えのあるところで共感を得る。もう少し言葉を省略できそうな気がするが。

2. 忘れたら沈んで二度とは浮かばない言葉書き付けるレシートの裏  たかし
身につまされるあるあるの一首。「沈む」と「浮かぶ」がきっちり反対語の組み合わせだが「帰らない」や「戻らない」と少しずらすことも考えられる。

3. 忘れたる鞄野洲駅に保管中これがわかりて結果良好  ひさお
「野洲駅」が効いているのか、上句の明るさが伸びやかである。。4句か結句、どちらかを変えたいと思った。


4. 蒔き忘れし勿忘草の種袋瑠璃色に咲む抽斗しの隅   ひらら
「勿忘草の種袋」が優しくていい感じ。結句の体言はいきていないように思う。

5. 「歳のせい」とわが忘却を事無げに医師は答えて診療おわる  フミコ
これもあるあるの一首で共感を得るところ。「歳のせい わが忘却を」と「と」を省いた方がより生き生きするように思う。


6. 「忘れずよまた忘れずよ」夕暮れを千年前のこゑは過ぎたり ウプラ
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Re: 2023.04.06(木) 題詠「道路」・ 鑑賞「忘」
投稿日 : 2023/04/06(Thu) 19:54
投稿者 ひらら
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鑑賞「忘」

1. 公園のぎっしり咲き満つ白桜見入りて忘れる明朝のパン  さらら
 「ぎっしり咲き満つ」満開の桜の様子、「白桜」のよみかたがが独特、桜は桜色、薄紅との思い込みに気づいた。パンを忘れたのは現実的。2. 忘れたら沈んで二度とは浮かばない言葉書き付けるレシートの裏  たかし
 歌詠みとしての日々の大切なこと。「沈んで二度と浮かばない」その通りで適切な詠み。レシートの裏、りんじょうある。

3. 忘れたる鞄野洲駅に保管中これがわかりて結果良好  ひさお
 良かったですね。ホッとされたことでしょう。下句が惜しい気がする。作者の心持ちをさらりと詠めばと思う。

4. 蒔き忘れし勿忘草の種袋瑠璃色に咲む抽斗しの隅   ひらら

5. 「歳のせい」とわが忘却を事無げに医師は答えて診療おわる  フミコ
 高齢の患者に 医師はいともたやすく「歳のせい」とながされる。物足りないより心底哀しくなる。姑のときよく感じた。

6. 「忘れずよまた忘れずよ」夕暮れを千年前のこゑは過ぎたり ウプラ
 古典からの歌を詠み込んでられて敬服します。皆さんの鑑賞にて学ばさせていただいた。旧仮名つかいでなければと感じた。
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Re: 2023.04.06(木) 題詠「道路」・ 鑑賞「忘」
投稿日 : 2023/04/06(Thu) 17:17
投稿者 さらら
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明六つと暮れ六つに門扉開閉と船町道路に観光ガイド  さらら
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Re: 2023.04.06(木) 題詠「道路」・ 鑑賞「忘」
投稿日 : 2023/04/06(Thu) 17:00
投稿者 さらら
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1. 公園のぎっしり咲き満つ白桜見入りて忘れる明朝のパン  さらら

2. 忘れたら沈んで二度とは浮かばない言葉書き付けるレシートの裏  たかし
ふっと降りてきた言葉は夜中であろうと いつの時も即メモしないと風のように過ってしまう。歌を詠む人たちの体験のうた。

3. 忘れたる鞄野洲駅に保管中これがわかりて結果良好  ひさお
 海外では絶対戻らない忘れ物 日本の人らはマナーもあり正直者 日本の国で暮らせる平和をおもう。

4. 蒔き忘れし勿忘草の種袋瑠璃色に咲む抽斗しの隅   ひらら
勿忘草の種袋を見つけられ 抽斗の隅の瑠璃色の袋を発見の喜び。

5. 「歳のせい」とわが忘却を事無げに医師は答えて診療おわる 
 フミコ
医者に加齢ですねと言われるのを しばしば耳にする何とも言えない言葉ですあ。ほかには言いようがないのだろうか?

6. 「忘れずよまた忘れずよ」夕暮れを千年前のこゑは過ぎたり ウプラ
恋心は千年前も変わりなく「忘れずよまた忘れずよ」人恋しくなる夕暮れ声が聞こえて過るのです。
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Re: 2023.04.06(木) 題詠「道路」・ 鑑賞「忘」
投稿日 : 2023/04/06(Thu) 16:15
投稿者 さらら
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次回のお題 香 香り
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Re: 2023.04.06(木) 題詠「道路」・ 鑑賞「忘」
投稿日 : 2023/04/06(Thu) 15:22
投稿者 ひさお
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わが主義は中道路線をさ迷ひて右に左にぶれること多し  ひさお
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