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2023.04.13(木) 題詠「香」・ 鑑賞「道路」
投稿日 : 2023/04/07(Fri) 07:04
投稿者 フミコ
参照先
  
2023.04.13 (木) 題詠「道路」・鑑賞「忘」

 題詠  「香、香り」
 鑑賞  「道路」
 出題   たかしさん

 鑑賞「道路」

1. わが馴染みの散髪屋さんは三角地道路と道路に挟まれ活気あり  たかし

2. わが主義は中道路線をさ迷ひて右に左にぶれること多し  ひさお

3. 岬目指す道路くねくねのぼり坂自転車倒し潮風を吸う   ひらら
  
4. スキー客水泳客のバスの列は湖西道路の谺となりぬ   フミコ

5. 遡る時間のごとく真っ直ぐに北へとのびる満州道路  ウプラ

6. 明六つと暮れ六つに門扉開閉と船町道路に観光ガイド  さらら
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Re: 2023.04.13(木) 題詠「香」・ 鑑賞「道路」
投稿日 : 2023/04/14(Fri) 00:29
投稿者 ウプラ
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休日の雨の朝はバイオリンの音の香りが少し濃くなる
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Re: 2023.04.13(木) 題詠「香」・ 鑑賞「道路」
投稿日 : 2023/04/13(Thu) 23:45
投稿者 ウプラ
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フミコさん、大変そうです。
お大事になさってください
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Re: 2023.04.13(木) 題詠「香」・ 鑑賞「道路」
投稿日 : 2023/04/13(Thu) 23:42
投稿者 ウプラ
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1. わが馴染みの散髪屋さんは三角地道路と道路に挟まれ活気あり  たかし
明るい感じ。3句だけが5音の定型におさまり他は字余りである。それが魅力になっているかどうか。

2. わが主義は中道路線をさ迷ひて右に左にぶれること多し  ひさお
自分を対象化して冷静な面白さがある。うまくまとまっている。「中道路線」も上手い。

3. 岬目指す道路くねくねのぼり坂自転車倒し潮風を吸う   ひらら
初夏の明るい日差しを感じさせる。風景と主体が良いバランスで見えてくる。潮騒も聞こえてきそう。
  
4. スキー客水泳客のバスの列は湖西道路の谺となりぬ   フミコ
琵琶湖沿いにある道路らしい。
「列は」と「谺となりぬ」が繋がらなくて、よくわからなかった。

5. 遡る時間のごとく真っ直ぐに北へとのびる満州道路  ウプラ

6. 明六つと暮れ六つに門扉開閉と船町道路に観光ガイド  さらら
体言止めの結句「観光ガイド」に疑問が残る。「観光ガイド」を登場させない方がいいように思う。
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Re: 2023.04.13(木) 題詠「香」・ 鑑賞「道路」
投稿日 : 2023/04/13(Thu) 22:05
投稿者 たかし
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フミコさん、大変です。お大事に…と言うしかない私ですが、まとめとか、更新とか、無理されませんよう。
私ピンチヒッターいつでも出ます。明日も無理されませんよう。
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Re: 2023.04.13(木) 題詠「香」・ 鑑賞「道路」
投稿日 : 2023/04/13(Thu) 21:22
投稿者 ひさお
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フミコさんへ
大変お辛い状況のようです。お大事になさってください。
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Re: 2023.04.13(木) 題詠「香」・ 鑑賞「道路」
投稿日 : 2023/04/13(Thu) 21:04
投稿者 ひらら
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フミコさんへ
おつらそう
どうぞお大事になさってくださいませ。
いつもお世話になりっぱなしの私です。ひらら
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Re: 2023.04.13(木) 題詠「香」・ 鑑賞「道路」
投稿日 : 2023/04/13(Thu) 20:54
投稿者 フミコ
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たかしさん、みなさんへ

すみません。
今回、悔しいけれど出詠も鑑賞もパスさせてください。
実は、今月6日から突如ひどい腰痛に襲われ、歩けない状態になってしまいました。
整形を受診、検査をしても年齢変化以外特に著変なし。
痛み止めで誤魔化している間に今度は頸椎脊椎間狭窄症も悪化し、顔を上げていられなくなって、強い「むち打ち症」のような症状で不快なことこの上なし。
臥床していれば症状は和らぐので頸椎カラーで固まりながら当分はこのままいくしかないらしいです。
5月まで様子をみてその後再検査、手術も再検討する予定です。
そんなこんなでご迷惑をかけますが「たどたど」も当分お休みさせていただきたいと思います。
14日掲出のまとめ、スレッドの作成はいたしますのでその後、よろしくお願いいたします。
ほんとに突然で申し訳ありません。
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Re: 2023.04.13(木) 題詠「香」・ 鑑賞「道路」
投稿日 : 2023/04/13(Thu) 15:41
投稿者 ひらら
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鑑賞「道路」

1. わが馴染みの散髪屋さんは三角地道路と道路に挟まれ活気あり  たかし
 三角地〜活気ありまで。理髪店の位置が丁寧に詠まれていて景色がよく浮かび上がる。上句は惜しい気持ち。

2. わが主義は中道路線をさ迷ひて右に左にぶれること多し  ひさお
 一方に片寄らず中庸の道 穏やかな生き方を目指す作者。でも自己批判をされている。

3. 岬目指す道路くねくねのぼり坂自転車倒し潮風を吸う   ひらら
  
4. スキー客水泳客のバスの列は湖西道路の谺となりぬ   フミコ
 湖西道路、観光シーズンの喧騒。谺となる。高台の作者の住まい、立ち位置がわかる。

5. 遡る時間のごとく真っ直ぐに北へとのびる満州道路  ウプラ
 滋賀県にも、朝鮮人街道という歴史的な道が近江平野を北へ伸びている。蘇る時間。浜北区の満州道路も謂われある道路そう。はるかな昔へ思いを巡らせてられる。

6. 明六つと暮れ六つに門扉開閉と船町道路に観光ガイド  さらら
 明け六つ暮六つ 観光ガイド に 城下町 旧街道と理解する。が、作者の位置がわかりにくい。わが家の裏は旧東海道とか、膳所城下船町 とかが入ると明け六つ暮六つがいっそういきるのではと思う。
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Re: 2023.04.13(木) 題詠「香」・ 鑑賞「道路」
投稿日 : 2023/04/13(Thu) 15:02
投稿者 ひらら
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 朝とれと香住より届く蛍烏賊一匹一匹透きとおりいる   ひらら
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Re: 2023.04.13(木) 題詠「香」・ 鑑賞「道路」
投稿日 : 2023/04/13(Thu) 12:52
投稿者 ひさお
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棟上げ後天井裏に御香宮の方位除御守取り付けたりき  ひさお
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Re: 2023.04.13(木) 題詠「香」・ 鑑賞「道路」
投稿日 : 2023/04/13(Thu) 12:49
投稿者 ひさお
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. わが馴染みの散髪屋さんは三角地道路と道路に挟まれ活気あり  たかし
全体的に字余りでリズム感がよくないように思われる。「散髪屋さんは」が最も大きくリズムを壊しているようだ。「馴染み」という言葉の関連で「・・・さん」となっているのだが。
「ゆきつけの理髪店は」としてはどうだろう。2句が6字になるが。

2. わが主義は中道路線をさ迷ひて右に左にぶれること多し  ひさお

3. 岬目指す道路くねくねのぼり坂自転車倒し潮風を吸う   ひらら
自転車を倒したところが、景色がいいところなのか、単に疲れたから休憩したのかが分かるといいのだが。
  
4. スキー客水泳客のバスの列は湖西道路の谺となりぬ   フミコ
 作者の住んでおられるところは、湖西道路より高いところなので、多くのバスが通ると
湖西道路の騒音が谺となって響いてくる。
「谺となりぬ」の「ぬ」は完了の助動詞で確認の意味がある。

5. 遡る時間のごとく真っ直ぐに北へとのびる満州道路  ウプラ
「遡る時間」というのは時間的に前のことなので、次第に曖昧になってくる。時間の経過が長いほど曖昧さが増す。満州道路のことを真っすぐに北へと延びる道路と聞いているが、それはあいまいなことなのですよ。(真っすぐに北へ伸びている満州道路からソ連軍が押し寄せて来た?)

6. 明六つと暮れ六つに門扉開閉と船町道路に観光ガイド  さらら
 日の出、日没を基準時刻とする江戸時代の民間時法では、日の出が明六つ、日没が暮れ六つと決められていたようだ。この不定時法では季節によって時間のずれが生じる。
 ともかくも膳所城(?)では明六つに門を開け、暮れ六つに門を閉じた。このことを船町道路で観光ガイドが説明してくれた。
 船町道路というのは、船町街道とか、船町通りとかが通称ではないだろうか。。昔からの通りなので道路とは言わないのではないかと思う。
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Re: 2023.04.13(木) 題詠「香」・ 鑑賞「道路」
投稿日 : 2023/04/13(Thu) 12:17
投稿者 たかし
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すれ違う子らは洗濯洗剤の香りす運動公園入り口  たかし
  この歌に差し替えます。こちらでお願いします。
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Re: 2023.04.13(木) 題詠「香」・ 鑑賞「道路」
投稿日 : 2023/04/13(Thu) 09:06
投稿者 たかし
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次週のお題「隣人」
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Re: 2023.04.13(木) 題詠「香」・ 鑑賞「道路」
投稿日 : 2023/04/13(Thu) 07:34
投稿者 たかし
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 鑑賞「道路」
1. わが馴染みの散髪屋さんは三角地道路と道路に挟まれ活気あり  たかし

2. わが主義は中道路線をさ迷ひて右に左にぶれること多し  ひさお
 「中道」と「路線」に分解したのは巧い。私も分解したかったが思いつかなかった。
 そして歌意も中道路線をゆく自己ゆえに右にぶれたり左にぶれたりと、自己を揶揄していてユーモアがあって好感。

3. 岬目指す道路くねくねのぼり坂自転車倒し潮風を吸う   ひらら
 岬への道は曲がりくねっていて上り坂である。作者は自転車を漕ぐこと(押してか)に疲れ、自転車をそこに倒して潮風を吸っている。
 「自転車倒し潮風を吸う」が、上り坂の苦しさなど、言わずとも分かる表現になっていてよいと思う。
  
4. スキー客水泳客のバスの列は湖西道路の谺となりぬ   フミコ
 冬はスキー、夏は水泳でバスの列が出来た湖西道路・・・これ、マキノ町に育った私はとてもよく分かります。
 このバスの列が出来たのは昭和27、8年頃から昭和60年頃までだったかと思う。
 昭和の26,7年頃は進駐軍(の家族連れ)がマキノスキー場によく来ていた。あのグレイハウンドのバスに乗って。
 学校の帰り(私小学1、2年の頃)血色のよい白人のおばさんがバスの窓から下校する私たちに向かってネーブルオレンジやチョコレートを投げた。ナイスキャッチした。
 その後、京都・大阪の人たちのスキー客が、冬になるとわんさかと押し寄せるようになった。
 昭和も60年代に入ると温暖化で雪が降らなくなり、平成に入ってマキノスキー場も閉鎖になってしまった。
 歌、「谺となりぬ」が、そうした歴史を懐かしく立ち上らせる語。

5. 遡る時間のごとく真っ直ぐに北へとのびる満州道路  ウプラ
 「満州道路」と呼ばれる道路が浜松市にある。ネットでは「北区を真っ直ぐに北上する都田テクノロードは、かつて満州道路と呼ばれました。三方原の赤土に遠州の空っ風を防ぐマツが縦横に植えられ、防風林になっています。」とあるので、
 あの家康が信玄に大敗した三方原の辺りらしい。
 「満州」というと戦前、日本が中国の東北部に(侵略して勝手に)作り上げた植民地。その満州の字がつく道路が浜松市にあるということは、浜松の人たちが多く満州に新天地を求めて行ったということの証のような気がする。
 野末一作品鑑賞を以前「好日」で行ったときに、満州での作品が多かったのを覚えている。浜松の人は日本のなかでも比較的たくさんの人が満州に行ったのではないか。
 「遡る時間のごとく」と、作者もその歴史を踏まえて詠っている。
 「のごとく」の直喩はやや物足りなく感じた。
 
6. 明六つと暮れ六つに門扉開閉と船町道路に観光ガイド  さらら
 この歌、先日の大津支社の歌会でも議論した。船町に作者は住んでいる。
 琵琶湖に近いので、船の字がある。この門扉は、膳所城の門扉であるという。
 昔の城は範囲領域がひろく、その中に庶民も生活していた。
 作者が言うには、作者の家は、この船町道路という旧街道に面していて、観光客が多く通る。その観光客にガイドが話しをしている声が、家の中に居てもよく聞こえるという。
 上句の「明け六つと・・・・」は、そのガイドの話そのまま。
 ただ、「観光ガイド」で歌が終ると、作者がガイドしているのか、という受け取り方をする読者も居るので、下句は「観光ガイドの声届くわが家」でもいいかも。
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Re: 2023.04.13(木) 題詠「香」・ 鑑賞「道路」
投稿日 : 2023/04/13(Thu) 06:59
投稿者 たかし
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春浅き庭に花咲く沈丁花の香は前住の彼の人の余光  たかし
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