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9/3 題詠「嘘」・ 鑑賞&批評「更新」
投稿日 : 2020/07/24(Fri) 08:43
投稿者 フミコ
参照先
次回 R・02.09.03 (木) (再開)
         (7月30日お休み。 8月はweb歌会のため全休)
題詠    「嘘」         
鑑賞&批評 「更新」
出題当番   ひろゆきさん                    


9/3  鑑賞「更新」

1. 免許証更新するか返上も頭をもたぐ影武者のゐて  ひさお

2. 月見草ライトにとび消ゆ更新無き母の命ぞ未明を駆ける  ひらら

3. 一冊の書物を読みて更新するささやかな識見積みて今あり  ひろゆき

4. 免許更新するごと家族の関係も三年ごとに見直しちゃどうか  フミコ

5. 7月の免許更新に迷いたり結局今宵もコーラスへ駆ける  さらら

6. 次々に記録を更新する聡太コロナの雲の一角晴らす  たかし
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12>
Re: 9/3 題詠「嘘」・ 鑑賞&批評「更新」
投稿日 : 2020/09/04(Fri) 15:46
投稿者 ウプラ
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皆さん、こんにちは
夏休みいかがでしたか?
台風も来て徐々に秋らしくなりますね。

<詠み>も<読み>も軸足をしっかりさせて更新していきたいと思っています。
またよろしくお願いいたします。
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Re: 9/3 題詠「嘘」・ 鑑賞&批評「更新」
投稿日 : 2020/09/04(Fri) 14:19
投稿者 ひさお
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1. 免許証更新するか返上も頭をもたぐ影武者のゐて
ご批評ありがとうございました。批判は次の3点でした。
@「更新するか」を「更新するに」とすべきだ。ひろゆきさん
A「頭をもたぐ」は「頭をもたぐる」ではないか。 ウプラさん
B影武者が唐突でこなれていない。  たかしさん
免許証を更新すると決めるまでの心の迷いを表現したかった。「更新するに」と言うと、更新することに決めてしまっているので、私の思いとずれてきます。
「頭をもたぐ」で切りたかった。「頭をもたぐる影武者」ということは考えていなかった。「返上も頭をもたぐる影武者」となるとややもたつく感じがします。
影武者が唐突でこなれていないという批判。うーん厳しい。
         
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Re: 9/3 題詠「嘘」・ 鑑賞&批評「更新」
投稿日 : 2020/09/04(Fri) 11:33
投稿者 フミコ
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ご批評ありがとうございました。

暫くの休憩の後、「題詠」が再開されて、やっと緊張がひとつ戻った感じです。
題詠がすっかりルーティンに組み込まれているのを実感します。
週間温度表を見ても最高気温のベースが明らかに1〜2ど下がっています。
気分一新で詠っていければと思います。
よろしくお願いします。
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「更新」鑑賞&批評
投稿日 : 2020/09/04(Fri) 10:54
投稿者 ひろゆき
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「更新」についての鑑賞・ご批評ありがとうございました。
  私の発想は、政治家や経済界の人たちの中で(テレビ画面)原稿から目を離さず読み上げている人を見てのことです。大阪府知事が今回のコロナ対策について、自分の言葉で話しておられることに感心しています。もちろん一言一句が国民の生活に影響を及ぼす大事な法令の中味や政策、国際上の影響を与える場合は別として。また、私自身、その場にもよりますが、知人や友人の中に入った時、その話題についていけないことがあってはとの思いがありますし、意見を求められて沈黙は悲しいと思っています。ただし、俳優・・と言われる芸能関係は食わず嫌い?があって全くダメです。
ウブラさん 自慢ぽいとのご批評。私もそう思います。でも「読書とは」と問うた時、目的はと思います。読み・書き・そろばんは古からの伝言。年齢相応の応答をめざして・・・。
たかしさん ありがとうございました。本だけでなく新聞も丹念に読みかつ、多分野にわたって切り抜きもしています。もう退職して16年ですがまだまだ必要に迫られることが現実にあって・・。
ひららさん ありがとうございました。過分な言葉までいただいて。
ひさおさん BOARDの原稿を見ました。なぜそのようになったのかわかりませんがご指摘の通りです。
さららさん ご批評ご鑑賞の通りです。ありがとうございました。
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Re: 9/3 題詠「嘘」・ 鑑賞&批評「更新」
投稿日 : 2020/09/04(Fri) 06:17
投稿者 たかし
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 今回の「嘘」は難しかった〜
 ウプラさんが復帰してくれて嬉し〜
6. 次々に記録を更新する聡太コロナの雲の一角晴らす  たかし
 批評ありがとうございます。
 ○フミコさん、さららさん、ウプラさんからは肯定の批評を。
 ○ひろゆきさん、ひららさんからは「コロナの雲」は問題。
  という批評をいただきました。ひららさんは「コロナ禍」と
  いう言葉にも疑問を呈しておられます。
 ○ひさおさんからは「記録を更新する聡太」は句またがり
  ではあるが、ぴりっとしない。「記録を更新聡太棋聖」では
  いかが。という評をいただきました。

 以上のご意見からひろゆきさんの「コロナの鬱」をいただきます。
 ひさおさんの「記録を更新聡太棋聖」ですが、やや固い感じになりそうなので、これは見送らせていただきます。
改作「次々に記録を更新する聡太コロナの鬱の一角晴らす」
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Re: 9/3 題詠「嘘」・ 鑑賞&批評「更新」
投稿日 : 2020/09/03(Thu) 23:58
投稿者 ウプラ
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詠草訂正をお願いいたします。

嘘つけばまして燃え立つくれなゐの紅葉は燃やせ日暮れの穴に
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Re: 9/3 題詠「嘘」・ 鑑賞&批評「更新」
投稿日 : 2020/09/03(Thu) 20:52
投稿者 ウプラ
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嘘ついてまして燃え立つくれなゐの紅葉は燃やせ日暮れの穴に
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Re: 9/3 題詠「嘘」・ 鑑賞&批評「更新」
投稿日 : 2020/09/03(Thu) 20:37
投稿者 ウプラ
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1. 免許証更新するか返上も頭をもたぐ影武者のゐて  ひさお
免許証を更新しようと思っていたが、いやいや返上した方がいいと言う考えも不意に頭をもたげた。影武者のように私と入れ替わるもう一人の私がいて、これは思いもよらなかった選択肢だ。
「影武者」という言葉に不思議な力があって、それがこの歌におもしろい奥行きを与えることになった。
「頭をもたぐる影武者のゐて」では?

2. 月見草ライトにとび消ゆ更新無き母の命ぞ未明を駆ける  ひらら
命のあぶないお母様の所に駆けつけて行くところ。
「とび消ゆ」はぎこちないが、そのなめらかでないところに平常ではない作者の心理が出ていて、歌は上手いのがいいってわけじゃないと改めて思わせる。

3. 一冊の書物を読みて更新するささやかな識見積みて今あり  ひろゆき
「ささやかな識見積みて今あり」・・・ そんなつもりはないのでしょうが、自負心がちょっと自慢気になってしまったように感じられる。自慢でなく語るにはどうすればいいだろうか。
破調だが惹かれる韻律なので惜しい。

4. 免許更新するごと家族の関係も三年ごとに見直しちゃどうか  フミコ
家族の関係というのは夫と妻や親と子、相互の立場や役割のことと読んだ。「妻返上!」「親返上!」・・・わわ大変。
我慢強く生きてこられた(に違いない)作者が「見直しちゃどうか」と明るい口調だが、まんざら嘘ばっかりでもなさそうなところに、一瞬よぎる<影武者フミコB>の真実もありそうで、きれい事で納めない手応えを感じさせて面白い。

5. 7月の免許更新に迷いたり結局今宵もコーラスへ駆ける  さらら
免許を更新するか否か迷わなかったわけではないが、結局そんな迷いを振り切って、今夜も楽しいコーラスに愛車で駆けつける。「駆ける」に熱がある。
安全運転をして、なるべく長く楽しまれますように。

6. 次々に記録を更新する聡太コロナの雲の一角晴らす  たかし
「コロナの雲の一角晴らす」が時宜にかなっている。
コロナの雲は白雲ではなく黒雲だ。その一面の黒雲の一角にのぞく青空が色彩的にも清々しい。藤井聡太君によってもたらされた一瞬のスカッとする気分を手堅く詠んだ。
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Re: 9/3 題詠「嘘」・ 鑑賞&批評「更新」
投稿日 : 2020/09/03(Thu) 15:44
投稿者 たかし
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1. 免許証更新するか返上も頭をもたぐ影武者のゐて  ひさお
 多分これは、更新しようとする作者(こちらが本命)
 そして、返上してしまえと思う作者(こちらが影武者か)
 この二人が作者の内でせめぎ合っている・という状況を歌おうとしたのだと思うが、
 「影武者」が唐突で、きちんとこなれていない感じがある。

2. 月見草ライトにとび消ゆ更新無き母の命ぞ未明を駆ける  ひらら
 お母さんの急な病変の知らせを受け、夜明け近い夜の闇のなかを、作者はクルマを走らせている。
 月見草の黄色がヘッドライトの光に照らされて、後ろへ飛んでゆくようだ。それだけスピードを出している。
 かけがえのない母の命、それを「更新無き母の命ぞ」と表わしているのだが、
 「更新」よりも相応しい語がありそうに思えるので、
 「更新」の語を「押し込んだ感」あるが、それなりにまとまっている。

3. 一冊の書物を読みて更新するささやかな識見積みて今あり  ひろゆき
 本は昔から知識の宝庫。人は本を読んで知識を付けてきた。
 作者はそのことを身をもって体験している。
 「ささやかな」と謙遜しているが、今も昔も人はこうありたいもの。

4. 免許更新するごと家族の関係も三年ごとに見直しちゃどうか  フミコ
 大変面白い歌。三年ごとは、運転免許の更新時期と合わせている。
 この「関係」には、順位などが入るだろうか。
 わが家の犬は、家族に順位をしっかり付けていて、自分をその中に位置づけている。
 甘いだけの長男は自分よりも完全に下に見ている。
 私は外から帰ってきたとき、かろうじて尻尾を振るので自分よりも上とみているようだ。
 餌をくれる家内はほぼ同列で、食事のときだけ立てている感じ。

5. 7月の免許更新に迷いたり結局今宵もコーラスへ駆ける  さらら
 この「免許」は、運転免許のことであろう。7月に更新の時期が来る。
 作者は更新すべきか、いっそのこと、返上してしまおうか…と、迷っている。
 なかなか決められないまま、今宵も、好きなコーラスの集いに出かける。
 「結局」が作者の迷いを。「駆ける」が好きなことなら一も二もない作者を表わしている。
 作者らしい個性があると思う。
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Re: 9/3 題詠「嘘」・ 鑑賞&批評「更新」
投稿日 : 2020/09/03(Thu) 15:18
投稿者 ひらら
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1. 免許証更新するか返上も頭をもたぐ影武者のゐて  ひさお
 運転免許を更新か返上か迷うてられる作者。迷う自分の心を 影武者が居ると 冷静な目で自己を見つめてられる。目出度く更新。新車乗り換えおめでとうございます。
2. 月見草ライトにとび消ゆ更新無き母の命ぞ未明を駆ける  ひらら

3. 一冊の書物を読みて更新するささやかな識見積みて今あり  ひろゆき
 読書家の作者ならではの 題詠 更新の詠。ささやかなと詠ってられるが謙遜されている。読み重ねられる姿に尊敬して羨ましくおもう。


4. 免許更新するごと家族の関係も三年ごとに見直しちゃどうか  フミコ
 思わずふふふと声がこぼれた。
発想がユニーク 新鮮。家族の多い時 若い時、とくに女性は 家族に振り回されているようだった。でも 今二人暮らしになり あの時の若さ諸々が懐かしい。時が戻せるならだけど 3年毎の家族関係の更新??です。

5. 7月の免許更新に迷いたり結局今宵もコーラスへ駆ける  さらら
 この方も運転免許更新を頭のすみに置いてられる。でも それはさておき 好きなコーラスへ出席する。気持ちの切り替え いっときの機微。まだまだ若い心の作者。

6. 次々に記録を更新する聡太コロナの雲の一角晴らす  たかし
 将棋に疎い者でも 藤井聡太さんの活躍には 夢 希望を貰う。ましてや今年のコロナの日々には。「コロナの雲」疫病新コロナウィルスであることみんな承知なのだか 省略なのか 世間一般ではこれで通じるのでいいのかと疑問におもう。よく使われ定着しているようだが「コロナ禍」の言葉にも私は考えてしまっている。
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Re: 9/3 題詠「嘘」・ 鑑賞&批評「更新」
投稿日 : 2020/09/03(Thu) 14:42
投稿者 ひらら
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詠草

 白のスーツ角を曲りぬあなたの嘘見透かしてます口籠り送る  ひらら
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Re: 9/3 題詠「嘘」・ 鑑賞&批評「更新」
投稿日 : 2020/09/03(Thu) 14:17
投稿者 ひさお
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解散は頭の隅にないと言ふ総理の嘘に馴れつこになり  ひさお
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Re: 9/3 題詠「嘘」・ 鑑賞&批評「更新」
投稿日 : 2020/09/03(Thu) 14:14
投稿者 ひさお
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1. 免許証更新するか返上も頭をもたぐ影武者のゐて  ひさお

2. 月見草ライトにとび消ゆ更新無き母の命ぞ未明を駆ける  ひらら
月見草の咲く時期(夏)の未明に、母逝去の緊急連絡が入った。
「更新なきは母の命ぞ」:生命が途絶えて蘇らないと解釈した。
それで病院(?)まで大急ぎでマイカーで疾駆した。。ライトに照らされた月見草が
眼に飛び込んできては暗がりに消える。
「ライトにとび消ゆ」はあまりいい表現ではないが、急いている作者の気持ち
が出ていると思う。
「消ゆ」は母の生命の終わったことをも意味しているようだ。

3. 一冊の書物を読みて更新するささやかな識見積にみて今あり  ひろゆき
読書家の作者の揺るぎない自信の表明である。多くの書物を読み、それぞれ
の一冊から識見を汲み取り積み上げてきて、今の自分がある。
貪欲なくらいの向上欲と、揺るぎない自信が読み取れる。
5・7・6・9・9字で締まりがないように思う。特に「積にみて今あり」は
「積みて今あり」ではだめなのか。

4. 免許更新するごと家族の関係も三年ごとに見直しちゃどうか  フミコ
「家族の関係」を見直す。これをどのように解釈するか。面白い提案である。
どのような見直しを意図しているのか。
高齢者はゴールドの免許証でも3年ごとに必ず更新しなければならない。
家族構成は3年ごとに固定されてはいない。家族構成が変わらないとしても、
だれもが年齢は3歳上がり、健康状態はそれぞれに変化してくる。
実際問題として、毎月、あるいは毎年家族の関係は変化してゆくのでは
ないだろうか。

5. 7月の免許更新に迷いたり結局今宵もコーラスへ駆ける  さらら
免許更新に迷う。作者もそのような御歳なのだ。そのお気持ちは分かります。
私も7月30日生まれなので、7月に免許更新の手続きをしました。(警察署で
手続きしたので、実際に新しい免許証を手にするのは、手続きした日から
1ケ月後となる)。
更新期限は誕生日の1ケ月後までなので、作者にはまだ迷うことが許されて
いる。コーラスをしながらゆっくり迷ってください。

6. 次々に記録を更新する聡太コロナの雲の一角晴らす  たかし
聡太棋聖は最近18歳になったばかり。年少プロ棋士、29連勝、17歳での
タイトル獲得。次々に記録を更新している。
コロナウィルス感染症の拡大、長梅雨。これらの鬱積を晴らしてくれる
みごとな活躍ですね。
「記録を更新する聡太」は句またがりではあるが、ぴりっとしない。
「記録を更新聡太棋聖」ではいかが。
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Re: 9/3 題詠「嘘」・ 鑑賞&批評「更新」
投稿日 : 2020/09/03(Thu) 14:12
投稿者 さらら
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1. 免許証更新するか返上も頭をもたぐ影武者のゐて  ひさお
高齢になると思案することに免許更新が頭にインプットする。
黒幕の影武者が更新か返上かと何度も繰り返し作者に迫る。

2. 月見草ライトにとび消ゆ更新無き母の命ぞ未明を駆ける  ひらら
終を迎える母に会わんと無我夢中のはやる心に実家にかける途中
月見草がライトにとび消ゆ 母の命のはかなさが重なり切なくつぶれそうな気持で
未明をぶっ飛ばす。深く迫る一首。

3. 一冊の書物を読みて更新するささやかな識見積みて今あり  ひろゆき
一冊 一冊の本を読み進めていく心意気のある作者 少しづつの蓄積のお陰で
今の私が存在している。

4. 免許更新するごと家族の関係も三年ごとに見直しちゃどうか  フミコ
ユーモアたっぷりの歌いっぷり。3年ごとの見直し大切ですね。
考えていては何も解決はしない すべては行動 実践あるのみですね。

5. 7月の免許更新に迷いたり結局今宵もコーラスへ駆ける  さらら

6. 次々に記録を更新する聡太コロナの雲の一角晴らす  たかし
爽やかな若者 聡太さん。コロナのうっとしい積雲のひとところに晴れ間の
陽が。るく差し込む。名人天才の将棋の達人誕生。
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題詠「嘘」
投稿日 : 2020/09/03(Thu) 13:49
投稿者 ひろゆき
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何を以て嘘つく人の心根をメス持ち開く手法のあれば
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