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9/24 題詠「雲」・鑑賞&批評「九月」
投稿日 : 2020/09/18(Fri) 16:51
投稿者 フミコ
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♪ 「たどたど」スケジュール ♪ 

R・02.09.24 (木)

題詠    「雲」    
鑑賞&批評 「九月」                   
出題当番  たかしさん 
  

鑑賞&批評「九月」

1. ひねくれたクラスメートのわが孫に張り手くれし子 九月はじまる  フミコ

2. 九月きて体に残る忘れ潮 無限遠点のほとりで会おう  ウプラ

3. 九月半ばひ孫三歳のバースデイ庭のコスモス蝶乗せ揺れる  さらら

4. 日が短くなりましたなあ道に合う人ごとに言う九月のあいさつ  たかし

5. 七草の花の封筒開く今日九月九日重陽の節句  ひらら

6. 休校に新学期をと声成した9月考消ゆ思いつき政治  ひろゆき
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Re: 9/24 題詠「雲」・鑑賞&批評「九月」
投稿日 : 2020/09/26(Sat) 00:31
投稿者 ウプラ
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いやいや、ひららさん
悲しい湿った歌ばかり出てくるので、えいっと下句を変えてしまったのです。
だから、ひららさんの読み方がわるいのではありません。
そういう風に読める歌だったのですよ。
気にされませんように。
ありがとうございました。
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Re: 9/24 題詠「雲」・鑑賞&批評「九月」
投稿日 : 2020/09/25(Fri) 20:09
投稿者 ひらら
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ウプラさんへ

ウプラさんの 今年の盛夏 晩夏 初秋 お彼岸。
日々の過ぎゆきが 特別なのに 読み手として心が寄せられず恥ずかしいです。
鑑賞批評について学ばねばと思ってます。
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Re: 9/24 題詠「雲」・鑑賞&批評「九月」
投稿日 : 2020/09/25(Fri) 16:39
投稿者 ウプラ
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○九月きて体の奥の忘れ潮青空に二つ雲が映つて
○母はもう闇を裂きつつ行く光無限遠点のほとりで会はう
二つの歌になりました。
一首目はできあがっていたのですが、変えてわかりにくくなりました。
ありがとうございました。
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鑑賞&批評「九月」お礼
投稿日 : 2020/09/25(Fri) 09:59
投稿者 ひろゆき
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題詠「9月」について、ご鑑賞、ご批評有難うございました。
私の歌について多く反省点がありました。
@ 思いつき政治か。政策論議まで行っていない。ああ、そういう話もあったなと。
A 省略しすぎで、歌が荒すぎ。9月考とは造語かと。声なすとは?
B 新学期が変わることを、思いつき、これでいいのかと嘆いておられるご意見や政府に対する風刺というご意見もいただいた。

この歌は、休校は私が言ったと胸を張った安倍さんが長引くコロナウイルスの伝染に、このまま休校を続け、9月、欧米に合わせ新学期をと言われたのが最初。まずは学制改革、入学・卒業の時期。小学校から始められるか。何もかも欧米に習えではなく、財界の4月一斉採用などを止め、雇用の窓口を常に開けるというシステムと被雇用者への研修・訓練などを含め、費用が掛かるという財界の反論があって少時して消えた。フミコさんが言われた “何もなかったように静か„です。勿論、「これでいいのか」と付記しておられますが。
 
  その他 ひららさんの重陽の節句の歌。職を辞して月〜金までいろいろな講座に参加した。その中に「古文書」の講座があつた。その時に知ったこと。人気があって2回目は受け付け初日の朝に行ったが(定員15名)締め切られその時かぎりになった。国文学・・・は余計な事柄だったかもしれない。
 秋の七草 クズ・ナデシコ・オバナ(ススキ)・キキョウ・オミナエシ・ハギ・フジバカマ
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Re: 9/24 題詠「雲」・鑑賞&批評「九月」
投稿日 : 2020/09/24(Thu) 23:21
投稿者 ひらら
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鑑賞&批評「九月」

1. ひねくれたクラスメートのわが孫に張り手くれし子 九月はじまる  フミコ
 お孫さんは 素晴らしい友達 親友に恵まれて未来幸せですね。それを見守ってられるお祖母様の心持ち 人柄を尊敬します。一字あけ表記 九月はじまる も 妙です。

2. 九月きて体に残る忘れ潮 無限遠点のほとりで会おう  ウプラ
 九月 秋をむかえての夏の思い出。
「無限遠点」限りなく遠いところにある点 出
であうであろう所。多分仮想で無いのであろう。故 会えない 会いたくない 会う気もないのだ。と読み取ったが。
3. 九月半ばひ孫三歳のバースデイ庭のコスモス蝶乗せ揺れる  さらら  
 曾孫の誕生日を共に祝われてるなんて曽祖母冥利 若々しい作者。3句4句の詠い方。歓びを表現。曾孫さんの明るい将来を描かれているようだ。

4. 日が短くなりましたなあ道に合う人ごとに言う九月のあいさつ  たかし
 九月を迎えてのご近所どうしのあいさつ。口語 会話調の詠みが 爽やか。住まわれている地域の人人の様子が描かれて好感がある。さり気ない日々のひとこまをサラリと詠うの見習いたい。
5. 七草の花の封筒開く今日九月九日重陽の節句  ひらら

6. 休校に新学期をと声成した9月考消ゆ思いつき政治  ひろゆき
 九月を新学期と声高く言われた時期ありましたねえ。
あれは正に「思いつき政治」だったのか?政府に対する風刺。読み手の私。すかっとした。
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Re: 9/24 題詠「雲」・鑑賞&批評「九月」
投稿日 : 2020/09/24(Thu) 22:26
投稿者 フミコ
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切れ目なき秋朝の雲湖(うみ)覆う 雲上歩けば彦根に着かん  フミコ

詠草 変更します。
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Re: 9/24 題詠「雲」・鑑賞&批評「九月」
投稿日 : 2020/09/24(Thu) 21:51
投稿者 ウプラ
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ひさおさん、お待ちしておりました〜。
よかった〜。
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Re: 9/24 題詠「雲」・鑑賞&批評「九月」
投稿日 : 2020/09/24(Thu) 21:48
投稿者 ウプラ
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フミコさん、申し訳ないですがまた差し替えをお願いいたします。

鉄として弓なりの身に堪えてゐる青き雲梯に秋の日は過ぐ  ウプラ
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Re: 9/24 題詠「雲」・鑑賞&批評「九月」
投稿日 : 2020/09/24(Thu) 19:25
投稿者 フミコ
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鑑賞&批評「九月」

1. ひねくれたクラスメートのわが孫に張り手くれし子…九月はじまる  フミコ

2. 九月きて体に残る忘れ潮 無限遠点のほとりで会おう  ウプラ
無限遠点…初めて知りました。
何か手ごたえの無い遠方という感じ。
作者の視点が焦点を結ぶところなのかも。
夏の思い出もふわふわとした忘れ潮…海の思い出かしら。
ほんとは会う気もあまりなさそう。

3. 九月半ばひ孫三歳のバースデイ庭のコスモス蝶乗せ揺れる  さらら
曾孫さんが3才になられた。
コスモスに蝶の戯れる昼下がりといった情景がうかぶ。
お誕生会のお庭の風景ですね。
爽やか、健康的。お孫さんの笑顔も想像させる歌。

4. 日が短くなりましたなあ道に合う人ごとに言う九月のあいさつ  たかし
TPOのどの場面にでも合う万能あいさつ。
相手も同じような間隔を持つ知人でしょう。
どうということも無いけれどわかったような気になる間をもたす知恵ですね。
でも、言わないと感じの悪い人になってしまいます。
残暑も勢いが落ちてきました。9月です。

5. 七草の花の封筒開く今日九月九日重陽の節句  ひらら
四季おりおりの折り目を大切にしておられる作者。
秋の七草の封書をもらわれたのでしょうか。
はたまた、大切な文を送るために選ばれた封筒か。
優しく優雅、嫋やかな習慣が日常に根づいている…すてき。


6. 休校に新学期をと声成した9月考消ゆ思いつき政治  ひろゆき
ありましたね、9月新学期制の議論。
いつの間に消えたんでしょうか。
「思いつき政治」とは辛辣ですが、そう言われても仕方のない事が屡々ありました。
国民の方もどんどん過去へ送り込むので何事もなかったかのように静か。これでいいのか...かく書く私、声も上げずに。
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Re: 9/24 題詠「雲」・鑑賞&批評「九月」
投稿日 : 2020/09/24(Thu) 18:01
投稿者 たかし
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次回のお題
  「まるき」
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Re: 9/24 題詠「雲」・鑑賞&批評「九月」
投稿日 : 2020/09/24(Thu) 17:15
投稿者 たかし
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鑑賞&批評「九月」
1. ひねくれたクラスメートのわが孫に張り手くれし子 九月はじまる  フミコ
 作者の孫さんが「ひねくれたクラスメート」なんですね。
 それを作者に代わって張り手をくれた「子」が居る。
 作者にとっては、よくぞ私に代わってやってくれた…という感じか。
 その委細は不明だが、ただの「孫可愛い」一点張りの祖母ではない、
 一本筋の通った粋な「お祖母ちゃん」がここに居る。

2. 九月きて体に残る忘れ潮 無限遠点のほとりで会おう  ウプラ
 「無限遠点」というのが難しかった。調べると数学のことが出てくる。
 本来、平行線というのは、どこまで行っても交わらないものだが、無限遠点では交わるという。
 だから下句の「無限遠点のほとりで会おう」は、理論上の交点、そのほとりで会いましょう、と言う。
 上句も難しいが、「体に残る忘れ潮」痛みを伴うような想い出があるのではないか。
 ここにはいない誰かに呼びかけている。多分、いい歌だと思う。

3. 九月半ばひ孫三歳のバースデイ庭のコスモス蝶乗せ揺れる  さらら
 九月で三歳になる曽孫さんが居る。
 下句は作者の楽しい気持ちが象徴されている。羨ましい限り。
 2,3句だが「ひ孫三歳のバースデイ」と、横文字で洒落ているのだが、
 ここを静かに「ひ孫三歳を迎えたり」とすると、落ち着いた感じになる。

4. 日が短くなりましたなあ道に合う人ごとに言う九月のあいさつ  たかし

5. 七草の花の封筒開く今日九月九日重陽の節句  ひらら
 秋にも「秋の七草」というのがありましたね。
 陰陽では、奇数は「陽」であり、九は陽数の極みとされる。
 陽数の極みが重なることから「重陽」となり、おめでたい日。
 内容は、そのことに、七草の花の封筒を絡めている。
 美しく無難であるが、平板で深さはない。

6. 休校に新学期をと声成した9月考消ゆ思いつき政治  ひろゆき
 コロナ感染が始まって、学校がみな休校になったとき、「欧米のように新学期の開始を九月にすれば…」
 という議論が、政府部内でも上がったことがあった。
 いつのまにか立ち消えになってしまったが、この歌はそのことを踏まえている。
 ただ、言葉の並び方などが適切とは思えなかった。
 「休校に新学期をと」、省略し過ぎていて、作者は分かっていても読者に通じるとは思えない。
 また「声成した」というのもどうか。「声」であれば「あげた」とかだと分かるが。
 「9月考」というのも、造語というか、9月にある考査のことか、などと思ってしまいそう。
 結句の「思いつき政治」のみは正しく伝わる。再考を。
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Re: 9/24 題詠「雲」・鑑賞&批評「九月」
投稿日 : 2020/09/24(Thu) 15:48
投稿者 たかし
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ムクムクと湧く夏雲はもうあらず空はすっかりいわし、いわし、いわし  たかし
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Re: 9/24 題詠「雲」・鑑賞&批評「九月」
投稿日 : 2020/09/24(Thu) 15:12
投稿者 さらら
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1. ひねくれたクラスメートのわが孫に張り手くれし子 九月はじまる  フミコ
成長し自我の著しい我が孫に 友人の一人が張りてをする。
さあて新学期の九月がはじまる 孫はいかに進むのかしら?

2. 九月きて体に残る忘れ潮 無限遠点のほとりで会おう  ウプラ
忘れ潮のように体に残る九月がきた。満ち潮に岩のくぼみに遺る海水 巧い表現
後の77の解釈が的確にできないくらい ポエムの世界が広がる。

3. 九月半ばひ孫三歳のバースデイ庭のコスモス蝶乗せ揺れる  さらら

4. 日が短くなりましたなあ道に合う人ごとに言う九月のあいさつ  たかし
口語調にふと雄郎の歌が過りました。年を重ねるごとに出会う人々が懐かしく
嬉しくもあり自ずと挨拶を交わす。四季のある日本ならではの陽気を挿入しての
折々の挨拶平和だな〜。

5. 七草の花の封筒開く今日九月九日重陽の節句  ひらら
重陽の節句が9月9日と改めて教えていただきました。七草の花の封筒が早や
月日の過ぎ行きを知らせた。

6. 休校に新学期をと声成した9月考消ゆ思いつき政治  ひろゆき
子供たちの大切な就学の時期を 思い付きでいろいろ変わることに
嘆いておられる。
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Re: 9/24 題詠「雲」・鑑賞&批評「九月」
投稿日 : 2020/09/24(Thu) 14:40
投稿者 ひさお
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比叡山の天辺雲に隠れゐる折りたたみ傘持ちて出かけやう  ひさお

長い間休ませていただきました。今日から復帰させていただきます。
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Re: 9/24 題詠「雲」・鑑賞&批評「九月」
投稿日 : 2020/09/24(Thu) 14:32
投稿者 ウプラ
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1. ひねくれたクラスメートのわが孫に張り手くれし子 九月はじまる  フミコ
ひねくれたわが孫にも、その孫に張り手をくれたツワモノのクラスメートにも、新学期が新しく始まるのですね。「九月はじまる」が厳しくも温かい。長いタイムスパンのなかで成長を見守る作者の心の距離感が爽やか。

2. 九月きて体に残る忘れ潮 無限遠点のほとりで会おう  ウプラ

3. 九月半ばひ孫三歳のバースデイ庭のコスモス蝶乗せ揺れる  さらら
「庭のコスモス蝶乗せ揺れる」が自然界からの優しい祝福のようで好ましいです。前半がつまらない(スンマセン)。

4. 日が短くなりましたなあ道に合う人ごとに言う九月のあいさつ  たかし
まさに、日々毎夕の感慨。何ともいえず共有できる安心感のある気分が一首に通っていて良いと思った。「九月のあいさつ」の体言止めも効いている。つまり、「あいさつ」という言葉のもつ寛さが読み手に伝わり心地良い。つまり、「ああ、九月のあいさつだなぁ」と。

5. 七草の花の封筒開く今日九月九日重陽の節句  ひらら
重陽の節句といえば「菊」。
七草に菊も加わり、いっとき秋の草花の華やぎを幻視したのでしょうか。
「菊枕」「菊のきせわた」など、読んだことはありますが、雛の節句や端午の節句ほどには身近な節句ではなかった。
歌の前半と後半の繋がり方がやや中途半端な感じがしました。

6. 休校に新学期をと声成した9月考消ゆ思いつき政治  ひろゆき
9月新学期制も一つの案として取り沙汰されたが、「声成す」と書かれるほどのものではなかったように思う。「思いつき政治」と難じられているが、推進するという結論は聞いていない。
コロナ禍という初めての事態に立ったさざ波だろう。
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