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10/17 題詠「文」・鑑賞&批評「後半」
投稿日 : 2019/10/11(Fri) 07:04
投稿者 たかし
参照先
★   ★   ★   ★   ★ 

鑑賞&批評 「後半」
題詠    「文」                
出題     ひららさん

※   ※   ※   ※   ※

 「切手」 一覧

一日に出来る仕事量へるばかり後半分また明日にまわす  たかし

後半はただ無感覚 膝の上(へ)の首級を拾ふごとくに移す  蔦の道

後半は今来た道を戻るなりびわこマラソン桜は未だし  ひさお

逝きし後半年もわれ知らざりき梅雨明けに聞く遺族の今を  ひらら

職業とおさらばしたるわが人生後半探しにあちこちを行く  ひろゆき

おもむろに宴の後半立ち上がり詩吟をしたこと覚えています  ゆき

「海士のうた」冷泉夫妻 著名人の会議の後半抜けてお茶する  さらら
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Re: 10/17 題詠「文」・鑑賞&批評「後半」
投稿日 : 2019/10/28(Mon) 22:30
投稿者 たかし
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今日は28日(月)です。11月5日(火)、あと一週間で
ウエブ歌会の詠草投稿が始まります。
それまでは自由な場です。
蔦の道さん、止まったように見えても、これは、もう本当によく
あることで、なんにも気にすることではないです。
みなさん、いろいろな方向を見ているのだと思います。
草刈りをしたり、音楽会に行ったり、
必要なときにはまたここに集います。大丈夫。
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Re: 10/17 題詠「文」・鑑賞&批評「後半」
投稿日 : 2019/10/28(Mon) 22:14
投稿者 蔦の道
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ゆきさん、都都逸の高級感から下世話までの幅の広さは短歌に生かせますとも。

57577と7775の違いだけであまり違和感ありません。

また遊びましょう。

お休みは寂しいです。

お待ちしています。
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Re: 10/17 題詠「文」・鑑賞&批評「後半」
投稿日 : 2019/10/28(Mon) 22:00
投稿者 ゆき
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蔦の道さん
お気になさらなくても大丈夫かと。
首級の解釈おもしろいですね。
蔦の道さんは澁澤龍彦とかお好きな気が
します。(わたしは今読んでいます)
都々逸教えていただいてありがとうございます。
歌謡も謡曲も瞽女唄も、面白いうたがたくさん
ありますよね。短歌の創作にもうまく生かせたら
なあと思います。
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Re: 10/17 題詠「文」・鑑賞&批評「後半」
投稿日 : 2019/10/28(Mon) 12:25
投稿者 蔦の道
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お部屋が止まっていますが、何か私まずいことを書いてしまったのでしょうか?

心配です。

ちゃんと地面に足の着いた歌も詠んでまいります。頑張ります。
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Re: 10/17 題詠「文」・鑑賞&批評「後半」
投稿日 : 2019/10/27(Sun) 08:54
投稿者 蔦の道
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たかしさん、丁寧に有難うございます。
お題のだし方分かりました。

後半の問題点ですが、

 後半はもう無感覚 膝の上(へ)の首級を拾ふごとくに移す

 掻き切りてスイカ畑に隠さうか頭蓋重く沈むわが膝

いわば連作の様に詠んだなかの一首でもあります。

日常や家族をほとんど詠わない私です。架空の世界を現実に引き下ろして詠います。時事詠だけは現実を詠いますが、それ以外は空想を広げています。

長く楽しんできた都都逸に関係するのかもしれません。結構色っぽく傾ける面白さがあり、なかなか抜けられません。

 抜いた衣紋の後れ毛掻けば乳房こぼれる身八つ口  ←都都逸

現実を超越したおどろおどろしさを詠うのが目的でもあり、首級はまさしく掻き切ったいとしい男の首なのです。男同士の戦いの果ての首級ではありません。

こういうところに男の目線と女の目線の違いが現れますね。

こんな風に話し合うのも意義あると思います。

31日~から歌会まで木曜日のお題はおやすみですよね?

ひろゆきさんの「夢」は、21日に投稿するのですよね?
覚えていられるかしら?

最近とみにすっぽ抜けばかりしています。困った。
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おはようございます
投稿日 : 2019/10/27(Sun) 06:51
投稿者 たかし
参照先
しばらくの間(ウエブ歌会までの間)
たどたどがお休みなので、今までの歌を存分に振り返って
検討するのは楽しいことです。

お題の出し方は、以前取り決めたのですが、記憶がおぼろになっています。
確か、漢字の語は3文字まで、カタカナ語は5文字までとか。
そうだったような気がします。
ただ、題詠をやっている内に、一字の語の方がやりやすいという
ことがあり、最近は一字のお題が増えていますが、
漢字3文字まではよいと決めたような記憶があります。

もちろんお分かりのことと思いますが、
3文字といっても、無意味な漢字を三つ並べるのではなく、
意味のある言葉、例えば「金環食」とか、
「当事者」とか、「音楽家」とか、
カタカナ語は5文字まで、「コンビニ」は4文字なのでОK、
「クリスマス」もОK。という風に。
少し前にひさおさんが、今までの「お題」の記録を書いてくれました。
最初の頃は、漢字3文字や、カタカナ語5文字などがあったと思います。

首級のうた、「首級」という語が持っている意味が強いので
扱いが難しいと思います。
男の私は、女性の思い、気持ちは推測するだけですが、
例えば、戦国の世の武士が、戦で、敵の将の首を、
激戦の末に討ち取ったとします。
その武士にとって、その「首級」は、お互いに命を懸けて戦った相手であり、
今は、自分の胸に抱いている。そして、その首は、
その後の、自分の昇進、報奨をもたらしてくれるものでもある。
その「首級」は、その武士にとって、愛おしく感じられた筈です。

で、妻にとって、自分の膝を枕に、無防備に眠っている夫の
「首」、「頭」は、物理的に重たいのですが、
それはまた、自分を信じて頼り切ってくれている人、男の頭で、
妻にとっては、「討ち取った首」のようなもの「首級」であるとも
言えましょう。
だから、この歌で、作者が、自分の膝を枕にしている夫の頭を
「首級」と言いたかったこと、この語にこだわったことは、
分かります。理解できるし、悪くないと思います。

ただ、読者の多くにこうした理解を及ぼすためには、
この歌は、愛する夫のために作者が膝枕をしているのだな・・と、
判るような形になっている必要があると思うのです。

しかし、この歌は「題詠」であるために、そこに、更に、
「後半」という語を、入れ込まなくてはならない宿命を負っていた。
そのために、上の、膝枕をしているのだな・・という読者への
理解性を、うち出すことを、犠牲にせざるを得なかった・・・

そのために、「首級」という語が、本来持つ、
「討ち取られた生首」という意味が、歌の前面に出過ぎてしまい、
作者の意図したところとは違って、
おどろおどろしい感じを与えてしまった。(私の感想です)
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Re: 10/17 題詠「文」・鑑賞&批評「後半」
投稿日 : 2019/10/26(Sat) 11:04
投稿者 蔦の道
参照先
たかしさん

細かく分析してくださって有難うございました。

題詠の難しさはお題だけが浮き上がってしまうところにありますね。

すんなりと違和感なく一首におさまれば成功と言えましょう。

逆に考えるとお題を出した人の巧妙な罠に落ちない頭の働きが必要ですね。

私の番になりましたら、たっぷりと巧妙な罠を仕掛けられるように頑張ります。

言葉はなんでもよろしいのですか?一字でも三字でも。

上の歌に戻りまして、読み方としては、下の様になります。

「膝のへの首級を、拾ふごとくに移す」

首級をで一度切って、拾ふごとくに移す・・と私は読みましたがいささか音韻的に苦しいかも。

「膝のへの、首級を拾ふ如くに移す」

だと音韻的に楽ですが、膝の上のものが何かがすーっと読者に伝わらないのかもしれませんね。

首級に続いているので自動的に丸く重いものを大事に抱えて移したにつながると思いました。

「膝のへより 首級を拾ふごとくに移す」

膝のへよりにしますと、音韻的にせっかちになるのです。

難しいですが、勉強になります。
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Re: 10/17 題詠「文」・鑑賞&批評「後半」
投稿日 : 2019/10/20(Sun) 09:14
投稿者 蔦の道
参照先
たかしさん

「後半」というお題を詠み込むことの失敗でもあります。後半前半という大きい分け方しか「後半」からは読み取れないから、たんなる時間の経過として詠み込んだわたくしの未熟です。

さらにわたくしとしては、膝の上にある「首級」を拾うように移したと描いたつもりですがそこが描き切れなかったのですね。

首を拾う動作には、元結を掴んで荒々しく移したのと、両手で抱えるようにして丁寧に移したのとで、首級への思いの深さも違うでしょうね。

膝の上の首級です、愛しさもひとしおです。
掻きとってスイカ畑に隠したい首級への愛しさ憎さ。

横座りしても正座しても膝枕って一時間と持たない。
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Re: 10/17 題詠「文」・鑑賞&批評「後半」
投稿日 : 2019/10/20(Sun) 08:17
投稿者 たかし
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2.後半はただ無感覚 膝の上(へ)の首級を拾ふごとくに移す  蔦の道

 状況は「膝枕」であったこと、そして「首級」に作者の蔦の道さんが
 こだわっていること、分かりました。

 私は、状況(歌の背景状況)が四つにも考えられ、定められないとか、
 「首級」が問題とか、コメントしました。
 このことを自分の歌なら、どうなるか、などと考えてみました。
 
 前と後、つまり上句と下句、二つに分けて考えました。
 前、上句は、この歌では背景状況を表すべき使命を持つと思う。
 後、下句は、作者がこだわる「首級」が扱われている。

 例えば上句で、大方の読者にもはっきりと、
 「ああ、これは膝枕をしていて膝が重さで痺れてきたのだ」
 と、容易に分かる表現であれば、
 下句にある「首級」が、討ち取られた生首という意味を持ちながらも、
 「ああ、これは作者が膝枕をさせている誰かの頭だな」と、
 それをこのように象徴的に表現したのだ、と分かる。

 では、どうすればよいのか、と考えると、
 下句は、「膝の上(へ)の」ですが、「膝の上(へ)より」
 と、「の」を「より」とすれば、「首級」の持つ意味、
 「討ち取った、または討ち取られた首」が、
 象徴として感じることが出来るように思った。

 ゆえに下句は「膝の上(へ)より首級を拾うごとくに移す」
 そして、前述したように、上句を歌の背景状況がよく分かる
 表現にする。
 ここで、ネックになるのが、題詠であるための「後半」という
 語をいれなければならないこと。
 いま、これを考慮せずに考えると、
 「イビキ高くなりきて重し」なども考えられると思いました。

 勝手な意見ですが、そして肝心の「後半」が入らない案なので、
 なんの役にも立ちませんが、
 私の感じた問題点を書きました。
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ひろゆきさん、
投稿日 : 2019/10/19(Sat) 12:25
投稿者 たかし
参照先
10月17日のひろゆきさんのコメントに「違反」の札を
貼ったのは私です。
それは、
コメントの内容のことではありません。

この「たどたど題詠」は、毎週木曜日に、お題に沿った詠草を
投稿し、前週の詠草の「鑑賞&批評」を各自が書きます。
それが木曜日のことです。

そして、批評された自分の歌に対する応答や、
あるいは自分の歌の解説などを書きたい人は、
一夜あけて、金曜日からこうしたコメントは自由に書くことになっています。

ひろゆきさんは、自歌に対して受けた批評などへの
応答や、解説を、木曜日に書いてしまっています。
これが「違反」なのです。

コメントで、「違反ですよ」と書いてもよかったのですが、
ひろゆきさんのコメントの後に、ゆきさんのコメントがあったので
誤解を招くといけないので、
「違反」の札をつくり、ひろゆきさんのコメントの中に貼りました。

ですから、もうこの札は必要ないので、剥がします。
コメントの削除は必要ないのではないでしょうか?
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鑑賞&批評「後半」
投稿日 : 2019/10/19(Sat) 11:09
投稿者 ひろゆき
参照先
たかしさんへ
ありがとうございます。
歳を重ねてつくづく他者に迷惑をかけることなく、能動的にできることが大事だと思っています。読書をTとして、採否に関係なく関心を持ったことの新聞への投書。かって講座を受けた水墨画や篆刻等々。
うーん、このBOARDやweb歌会で迷惑をかけていることを忘却して…。
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掲示板からの取り外しのお願い
投稿日 : 2019/10/19(Sat) 10:51
投稿者 ひろゆき
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2019/10/17の発信掲示板、取り外してください。
おさらばにこだわって短歌に関係のないことを長舌にすぎました。
よろしくお願いします。
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Re: 10/17 題詠「文」・鑑賞&批評「後半」
投稿日 : 2019/10/19(Sat) 09:17
投稿者 蔦の道
参照先
1,一日に出来る仕事量へるばかり後半分また明日にまわす たかし

また・まわすの「ま」音の重なり、「あと」「あした」の音の重なりがすこし気になったのですが、作者のあえて「また」をいれたというこだわりに、

「また」の音の一瞬の停滞に力強さと,意志が浮き上がってくるのを感じました。


あ・あと、また・まわすのリズムも心地よく聞こえてきました。

よって、「は」の提案を撤回します。
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Re: 10/17 題詠「文」・鑑賞&批評「後半」
投稿日 : 2019/10/18(Fri) 18:44
投稿者 たかし
参照先
1,一日に出来る仕事量へるばかり後半分また明日にまわす たかし
  
  私のこの歌について、ご意見いただきました。ありがとうございます。
  蔦の道さんからは
  「あと半分は明日にまわす」でよいのでは?「また」は要らない。
  という批評をいただいた。

  また、さららさんからは、
  「後半はまた明日にまわす」でよい。「分」は字余りになる。
  との批評いただきました。

  そして、ひさおさんは「また」を肯定的に受け止めてくれました。
  最初は、「あと半分は明日にまわす」と考えましたが、
  字余りになっても「また」を入れた方が、私の気持に合うのです。
  「また」を入れることで、「ああ、また、残ってしまったな…」
  という嘆きの気分が出るのではないかと思ったわけです。

  さららさんのご意見は「また」を排除されていませんが、
  私は「後半」を「後(あと)」と「半分」とに
  分解したかったので、あえてこのようにしました。
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Re: 10/17 題詠「文」・鑑賞&批評「後半」
投稿日 : 2019/10/18(Fri) 11:45
投稿者 蔦の道
参照先
こんにちは。曇って寒いです。また台風20号が生まれたとか、平成令和の災害年号は国民に艱難苦難をもたらしているような。

さてと、「後半」の兼題は、単なる時間の経過の前と後のように軽く考えて使いました。

後半はもう無感覚 膝の上(へ)の首級を拾ふごとくに移す

掻き切りてスイカ畑に隠さうか頭蓋重く沈むわが膝

膝枕のシーンです。

男の頭はとても重いです。

初めはおしゃべりしながらTVを見ながら耐えられたのですが、徐々に正座の足がしびれて耐えがたいものになる。

「後半」の兼題がやはり膝枕のシーンには強引過ぎて落ち着かないと思います。

「首級」はそれこそこの歌の眼目でしたが、伝わらなかったのはわたくしの歌の未熟です

また頑張ります。

有難うございました。
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