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「 」の秋。「 」には何を入れます?
投稿日 : 2017/08/27(Sun) 21:11
投稿者 なか
参照先
「読書」の秋、「食欲」の秋…。さて、みなさんは?
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Re: 「 」の秋。「 」には何を入れます?
投稿日 : 2017/09/08(Fri) 06:57
投稿者 たかし
参照先
すずしい朝です。
さて、持統天皇のうた、
「天の香具山」とはありますが、「麓」という語は見当たらない。
たとえば、私たちが「三上山」と言う場合、
あの「近江富士」とも呼ばれる整った三角の形を思い浮かべる。
〇〇山、という場合は、そのように山全体の形が思い浮かぶ。

「白妙の衣ほしたり天の香具山」ですが、
これは、
「ほら、白妙の衣を干したよ!天の香具山が・・・」なのです。
実景は、香具山に雪が積もって白くなっている。

で、上句「春すぎて夏来たるらし」ですが、
これは、言葉どおり
「春が過ぎて夏が来たようだよ」です。

この歌は、持統天皇が、そば近くに居る親しい者に
にこやかに笑いながら、ユーモアをこめて言った歌なのです。
季節は雪の降る冬です。それを「夏が来たようよ」と・・・。

なお、この論戦への参加者、歓迎します。
ただ、その場合、「私は冬派です」或いは「私は夏派」と、
旗幟鮮明にしてください。
立場をあいまいにしたまま、分かったようなことを言わんように。
直感派のはなゆきさん、意見は?ないか?
Re: 「 」の秋。「 」には何を入れます?
投稿日 : 2017/09/07(Thu) 22:36
投稿者 なか
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なかです。
てんぷら っすかぁ〜。揚げたて、おいしいだろうなぁ、いや、絶対おいしい。

揚げたて。そういえば、久しくたべてないなぁ。
「てんぷら」の秋。

歌もカラッとサクッと作りたい(詠みたい)っす。
Re: 「 」の秋。「 」には何を入れます?
投稿日 : 2017/09/07(Thu) 21:22
投稿者 のりこ
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「ほほう!」と言われて書かないのも遺憾であるが、今週来週と
駄目。じっくり進んでくだされ。そのうち飛び入りできるかも。
Re: 「 」の秋。「 」には何を入れます?
投稿日 : 2017/09/07(Thu) 10:45
投稿者 たかし
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ほほう!
Re: 「 」の秋。「 」には何を入れます?
投稿日 : 2017/09/07(Thu) 10:23
投稿者 のりこ
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たかしさんの解釈は
持統天皇が「ちがうぞよ」と化けて出てきそうです。

今から天ぷらをあげなくてはなりませぬ。
Re: 「 」の秋。「 」には何を入れます?
投稿日 : 2017/09/07(Thu) 09:25
投稿者 たかし
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なかさんも夏派ですね。
論戦、はりあいがあります。
また、後程、この件、じっくり語りたい。
もちろん私は冬派として、
潔く斬られます。
投稿日 : 2017/09/06(Wed) 22:51
投稿者 なか
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■春過ぎて夏来るらし白妙の衣ほしたり天の香具山・・・万葉集
■春すぎて夏きにけらし白妙の衣ほすてふ天の香具山・・小倉百人一首

私は単純に、晩春から初夏にかけての歌と思ってましたが…。

万葉集では「ほしたり」なので、衣が干されていたのを見ている。
百人一首では「衣ほすてふ」になっていて、「てふ」は「とい(言)ふ」が変化した伝聞の表現で、中古に入ってから和歌に多く用いられるから、衣が干されていたのを見ていない。もう、その時期に衣を干すことがなくなっていたから伝聞になったのかも…、そう考えてました。

定家さんが、「もう初夏だねぇ〜。そうそう、『万葉集』では、この時期の歌で『春過ぎて…』という歌があったねえ。衣じゃなく、香具山を中心に歌を詠みますか…」なんて考えてたのかも。

本来の歌との違いを、時代の言語や風習の変化とともに、その時代にあった形に合わせたのかもしれません。でも、これはあくまで私の仮説です。

マスター、ひさおさん、いかがでしょうか。
Re: 「 」の秋。「 」には何を入れます?
投稿日 : 2017/09/06(Wed) 21:44
投稿者 ひさお
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春過ぎて夏来きたるらし白たへの衣ころも乾ほしたり天あめの香具山(万1-28)

この歌で「来たるらし」は推量で問題なし。
「乾したり」:「り」は助動詞。完了した結果が続いていることをいう。
        ・・・ている。・・・てある。
ここに直喩であることを示す言葉がみあたらない。省略しているとも
思えない。従って衣は乾されていると断定している。
天の香具山の麓に乾されているよ。現実を見て詠っているのです。
雪の積もっている山を見て、白い衣を乾しているようだとは解釈でき
ないと思います。
今日はこれにて失礼します。題詠・・・・。
Re: 「 」の秋。「 」には何を入れます?
投稿日 : 2017/09/06(Wed) 21:21
投稿者 たかし
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ひさおさん、
私のコメントの、持統天皇になってつぶやいた部分が
書き方が悪く、私の意を伝えられなかった。

先ず、持統天皇の原歌は、
■■春過ぎて夏来きたるらし白たへの衣ころも乾ほしたり天あめの香具山(万1-28)
これです。
で、こちらが私の解釈の元になる方です。百人一首の方の、
「衣ほすてふ」と、伝聞のような形では、私の解釈はおかしくなります。

持統天皇のつぶやきを、やりなおします。
「天の香具山が白くなっている。雪がつもっているなあ。
まるで、夏に着る白い衣を一面に干したようだ。
いまは、冬だのに、春が過ぎて夏が来たようであるなあ、ホホホ・・」

というものです。
夏来にけらし
投稿日 : 2017/09/06(Wed) 20:58
投稿者 ひさお
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「おお、春も過ぎて、まるで夏が来たみたいだな。
あんなに香具山雪が積もって白くなっている。
まるで、白い衣を干したような・・・」

つまり、寒い冬が来て山に雪が積もっているのを見て、
洒落てこう言っているのです。

たかしさんの解釈文の「夏がきたみたいだな。」といいながら
「あんなに雪が積もっている。」という続き具合は理解できない。
先の解説書で省略した部分を一部書きます。
持統天皇の歌は眼をみはるばかりの新鮮な美しさである。ようやく
青みわたった大和平原、三山のうちで一番美しいと言われる絵の
ような香具山、その香具山の麓に、初夏の吐息のような白い衣が
点々とほしてある。青と白との色の配合が、いかにも新鮮で清潔
で、しかもそれを見ているのが、宮殿の窓によっていられる女帝
であることを思うと、それはまさに清婉とも言うべき美しさであ
る。官能的美に鋭敏な新古今集の撰者がこの歌を、夏部の巻頭に
置いたのは、まことに理由あることでなければならない。
香具山を山そのものではなく、香具山の麓と解しています。
また、万葉集の原歌だと、明らかに夏以外は考えられない。原歌
が夏で、改作が冬では別の歌になってしまう。
ひさおさん
投稿日 : 2017/09/06(Wed) 20:11
投稿者 たかし
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ひさおさん、ありがとう。
ひさおさんなら答えてくれるだろうと思っていました
調べてくださった、石田貞吉著の解説文の下記の部分、

>>万葉集の原歌とこの歌を比べるとき、
>>「夏・・・来たるらし・・・衣ほしたり・・・」
>>ではどうにも王朝唯美主義者たちの口に合わない。
>>細い白魚のような指と、田舎娘の節の高い指、
>>どちらがよいかわるいかではない。
>>美の質がまったくちがうのである。

ここでは、万葉集の原歌の方を「田舎娘の節の高い指・・・」
新古今集(百人一首の方)を、「細い白魚のような指・・・」
と、言っているようです。

で、石田氏は、だからこれを比べることに無理があると・・。
このことは、歌の優劣(原作と改変後の)への言及であると
思いました。季節のことに言及してはいない。

私は、この歌は、ずーっと以前から、私の大変独断の解釈ですが、
この歌は、冬の歌であると、
そして、その解釈には、持統天皇の原作の方がよく合うのです。

つまり「白妙の衣」・・・これは雪だという解釈です。
これを、持統天皇になったつもりで、つぶやいてみると、

「おお、春も過ぎて、まるで夏が来たみたいだな。
あんなに香具山雪が積もって白くなっている。
まるで、白い衣を干したような・・・」

つまり、寒い冬が来て山に雪が積もっているのを見て、
洒落てこう言っているのです。

ま、後世に、この「白妙の衣」が、田植えの娘の着る白い衣服
であるとか、そのような、理屈付けが為されていることは知っています。

しかし、香具山のような低い山と言っても、
「山に衣を干す」というようなことを、わざわざするものか。
田植えの儀式の衣だとしても、それは自分の住宅の近くに干すでしょう。

山を眺めて、「白妙の衣ほしたり」は、
これは、比喩でなければ、歌が面白くもなんともない。
私はそう思うわけです。反論を待ちます。
春すぎて
投稿日 : 2017/09/06(Wed) 18:58
投稿者 ひさお
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「春すぎて夏来にけらし白妙の衣ほすてふ天の香具山」 持統天皇
この歌の季節を問うということは、何か落し穴があるのかもしれない。
「夏来にてらし」は夏がきたらしいということですよね。
「来にけらし」は「来にけるらし」の略。
私は新古今集を読んではいませんが、解説書によれば新古今集夏に
「題しらず 持統天皇」とあるそうです。
解説書を引用します。
万葉集巻一には、持統天皇の御歌として「春過ぎて夏きたるらし白妙の
衣ほしたり天の香来山」とある。それがしだいに後の人の口に
合うように転化し、新古今集で定着したものであろう。万葉集の
歌自身も転化をつづけて来た末の形であるかもしれないから、百人一首
の形を誤りとして、万葉集の原歌の形で解釈するのは、心なき
ことである。・・・(省略)・・・
万葉集の原歌とこの歌を比べるとき、「夏・・・来たるらし・・・
衣ほしたり・・・」ではどうにも王朝唯美主義者たちの口に合わ
ない。細い白魚のような指と、田舎娘の節の高い指、どちらがよ
いかわるいかではない。美の質がまったくちがうのである。
解説書は前にも書きましたが、淡交社発行 石田貞吉著「鑑賞百人一首」
矢嶋先生の論文のプリントアウトはまだしていませんが、パソコン
で読んだ記憶では、矢嶋先生と石田氏とは考え方が近いように
思います。                             
Re: 「 」の秋。「 」には何を入れます?
投稿日 : 2017/09/06(Wed) 11:34
投稿者 のりこ
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さよさん、今回は題詠に参加できそうなのね。
たのしみにしてます。

秋だね。大きな栗をたくさんいただきました。
栗ご飯と・・・なんかこう、簡単にお菓子でもつくりたいな。
おすすめレシピを募集です。

朝の歌クイズはパス。ごめん。
朝のクイズ
投稿日 : 2017/09/06(Wed) 07:27
投稿者 たかし
参照先
さよさん、虫、鳴いてますね。
夜、逢坂山(1号線で)を越えると、うるさいほどの虫の声です。

さて、この持統天皇の和歌、
■春すぎて夏来にけらし白妙の衣ほすてふ天の香具山
日本には春夏秋冬、四季がありますが、此の歌が歌われた季節は何時なのでしょう?
朝の歌クイズ。のどかな日本だ。
Re: 「 」の秋。「 」には何を入れます?
投稿日 : 2017/09/05(Tue) 20:28
投稿者 さよ
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秋ですね〜
窓を開けたら虫の声がすごく聴こえます。
本当は騒がしいほどなのに心地よく耳の奥に響きます。
雨が降ってるのに鳴いてます。今しか無いんだね。
瞬く間に過ぎていく・・
あ、たどたどの歌作ろうっと
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