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10月つづき
投稿日 | : 2016/10/19(Wed) 20:52 |
投稿者 | : たかし |
参照先 | : |
10月のスレッドはベルマーク「もうすぐ過去ログへ移動する警告」
が付いたので、新規スレッドを立ち上げました。
このあと書く方は、こっちへお書きください。
iphoneの歌
投稿日 | : 2016/10/27(Thu) 08:53 |
投稿者 | : たかし |
参照先 | : |
〇鏡の断面/みどりの川に手をひたす/iphone果てしないアップデート
この歌が最後に残った。
ガラスではなくて、鏡ですね。
鏡と言うのは何かを写す・・・何を写しているのか、
そしてその鏡は断面???割れている???
みどりの川???
果てしないアップデート???
どうもよく分からん。
私のこういう思考角度には合わないのか。
あ、ぎっくり腰ののりこさん、お大事に
Re: 10月つづき
投稿日 | : 2016/10/27(Thu) 01:29 |
投稿者 | : のりこ |
参照先 | : |
たかしさん、葡萄の歌のこと、ありがとうございました。
はなゆきさんを手掛かりにいろいろ教わりました。
皆でかんがえるのは面白いね。堂園の歌も参加者募集!ですね。
Re: 10月つづき
投稿日 | : 2016/10/27(Thu) 01:12 |
投稿者 | : のりこ |
参照先 | : |
♪♪ハローハローおげんき〜?♪♪
なんて書いてたらぎっくり腰になってしまったのである。
軽いから歩ける。腰まげて。(情けな・・)
『「分からない」ということも立派な批評のひとつだと
私は思っています。』・・了解しました(ニッコリ)。
〇君を愛して兎が老いたら手に乗せてあまねく蕩尽に微笑んで
「蕩尽」とは世間的な成功や金銭などとは関係ないものにエネルギーを
費やすこと、ではないかしら?作者はそういう熱の濫費を肯定している。
たとえばこんなふうに、何の得にもならないのにわかりにくい歌のことを
あーでもないこーでもないとやっていることを「蕩尽」だと微笑む青年に思える。
君のことををずっと大切に愛して、飼っている兎が年を取って
動けなくなったら掌に乗せて悲しみ、すべてのやみくもな熱に微笑んで、
そんなふうに僕は生きていきたい。
「自分たちが消えた後に、美しい世界が残ってほしいという祈りが
歌集全体に響いている」という吉川の文章を手掛かりにして考えると、
3首に共通するトーンがみえてくる。作者は自分にとって大切なことを
語ろうとしているように思える。
〇完璧な白シャツを着て虹の日のあなたの猫にお触りなさい
これは弟妹のような存在の人への言葉かな?
あなたにとって完璧な(例えば古くてもお気に入りの清潔なシャツ)
ウーン、わからないなぁ・・この人村上春樹を読んでる気がする。
そんなに変にこねくり回してつくってはいないと思う・・
わからないからしばらく放っておこう。
〇僕らお互い孤独を愛しあふれ出る喉のひかりは手で隠し合う
言葉が人を傷つけることを恐れている?ひかりは刃物を連想させるけど
いや、「あふれ出る」が違うな。今たかしさんの解釈を読んだけど、
そっちのほうがいいみたい。
2首目も含めて明日また考えてみます。
腰痛のためここまで。おやすみなさい。
再度、紫の葡萄
投稿日 | : 2016/10/26(Wed) 18:51 |
投稿者 | : たかし |
参照先 | : |
蕗子歌「紫の葡萄・・・」の歌、
これは、前にものりこさんの「読み」が「相当迫っている・・」
と私コメントしましたが、
今回の「わたしは舟・・」から始まる読みで完成と思いますよ。
脱帽です。私のさっきの3首の読みは、これを参考に
させてもらったようなものです。
あと、「鏡の断面・・・・」の歌が残っていますね。
これは後の楽しみに・・
喉のひかり
投稿日 | : 2016/10/26(Wed) 12:00 |
投稿者 | : たかし |
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縁台に座っていると、もう夏ではないので、冷える。
とくにステテコでは・・・
三二飛車成り・王手
〇僕らお互い孤独を愛しあふれ出る喉のひかりは手で隠し合う
「喉のひかり」喉から出てくるのは言葉ですね。
言葉と言うのは、その人の思いを伝える道具。
その道具が光っている・・・魂がこもっている・・・言霊というよね。
しかし「僕ら」は・・作者も、周りにいる人らも、
「孤独を愛し」・・やすやすとその魂を人に触れさせようとはしない。
そこで、「喉のひかり」・・つまり言葉を、
「手で隠し合う」・・うまくカモフラージュして、真意をはぐらかす。
どうでしょう。ちょっとこれは自信がないな。
最後、喉のひかり
投稿日 | : 2016/10/26(Wed) 11:49 |
投稿者 | : たかし |
参照先 | : |
〇僕らお互い孤独を愛しあふれ出る喉のひかりは手で隠し合う
これは一番難問題だ!!
ちょっと、休憩。
次は虹の日の猫だな
投稿日 | : 2016/10/26(Wed) 11:45 |
投稿者 | : たかし |
参照先 | : |
つぎは虹の日の猫に挑戦してみよう。
三六香
〇完璧な白シャツを着て虹の日のあなたの猫にお触りなさい
「完璧な白シャツ」・・・これは真っ白なシャツか?
つまり、心を真っ白に、一切の雑念、予断、先入観を持たず、
まっさらな心で・・・・と理解すべきか。
「虹の日のあなたの猫」・・・自分の頭に浮かんだ、簡単には
掴まえられそうにない想念のことか。
「お触りなさい」・・・そういう真っ白な頭で、自分の心に向かって
みれば、手に触れるように何かが掴めますよ。
と言っている。つまり、これは作歌の要諦を述べているような・・・
どうでしょうか。
蕩尽
投稿日 | : 2016/10/26(Wed) 11:31 |
投稿者 | : たかし |
参照先 | : |
さよさん、了解です。
で、次の一手を差してもいいでしょうか。
四五銀
♪♪(なんたらかんたら〜)一番夢をみた人のことをおしえて〜・・♪♪
これって「蕩尽」のことだと思いました。
〇完璧な白シャツを着て虹の日のあなたの猫にお触りなさい
〇君を愛して兎が老いたら手に乗せてあまねく蕩尽に微笑んで
〇僕らお互い孤独を愛しあふれ出る喉のひかりは手で隠し合う
この蕩尽というのは、二首目の歌ですね。
これ、そういうわれてみても、分からないのです。
あの、二つ三つ前のコメントで書きましたように「分からない」
ということも批評のひとつだと私は思っています。
私なりにこの歌を分解して理解をしようとすれば、
「君を愛し」て「老いる兎」は作者のことかな?
そうしたら「(君は)手に乗せて」、
蕩尽に(濫費?)微笑んで
つまり、微笑みを濫費してね!そのように年老いた兎ちゃんの
私を愛してね・・・
という意味かな。
これでどうでしょう。
牧水とお酒
投稿日 | : 2016/10/26(Wed) 11:07 |
投稿者 | : さよさん |
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書き方が悪かったんですね、「牧水が自分の飲酒癖などをく考慮に入れてのことなのか」
についてです。そうではないと私はおもうのです。
牧水はお酒を飲むこと、酔うことで真の自分に出会えたのです。
さよさんの考察について同感
投稿日 | : 2016/10/26(Wed) 11:01 |
投稿者 | : たかし |
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さよさんが「(牧水が)お酒を飲むこと、お酒に酔うことで
真の自分に出会えたのではないでしょうか。」
と書かれていること、その通りではないかと思います。
実は私の知り合いにもそういう方がおられる。
その方は詩人ですが、以前は強いウィスキーを毎晩深夜、明け方
まで飲んで、とても魅力的な詩を作られていた。
ところが死ぬか生きるかという大病をされ、2年ほど
入退院を繰り返して、回復されましたが、医師に酒をやめるよう
言われ、家族の方ももちろん強く言われ、今は健康的な生活を
されるようになった。
で、その詩の方が、以前のなんとも言えない不思議な魅力
が私が感じる処、減じている。普通に近づいている。
このことは作者自身も感じているのですが、前の不健康な生活に
戻ることは、命を縮めることになることをよく知っていて、
この健康生活の中から作ってゆき、だんだん元のような作品を
今は目指しているようです。私もそれを応援しています。
古事記は
投稿日 | : 2016/10/26(Wed) 10:47 |
投稿者 | : たかし |
参照先 | : |
Yuckyさん、古事記、私、寝る前に少しずつ読んでいますが、
神様(〇〇の命(みこと))がたくさん出てきてとても覚えきれません。
あの名前は、昔アイヌが居たことなどと関わっているのか・・
などと(間違っていると思いますよ)思うばかりです。
後半になるほど、和歌がたくさん出てきて、古事記と言うのは
和歌が芯になっているな、と思いました。
池澤夏樹の訳本、また違う味わいでしょう。読んでみたい。
お母さん環境が変わってもお元気でのようで良かった。
ステテコの
投稿日 | : 2016/10/26(Wed) 10:35 |
投稿者 | : たかし |
参照先 | : |
あ、ちょっとここでさよさんのコメントが入ったので、
受けておきます。「たかしさんは牧水が酒好きだったためと
このような歌を作ったと理解されてるようですが・・・」
と、ありますが、ちょ、ちょっと違います。
将棋盤の前のステテコのおっさんが言ったのは、
のりこさんが、私が書いた「何に倦むのか、何故おびえるのか?」
の疑問に対して、それを解くカギとして(多分)「疾しさ」
という言葉を取り出してきた。
その「疾しさ」について、私の考えた思考・・・
その疾しさと言うのは、
「牧水が自分の飲酒癖などを考慮に入れてのことなのか・
などと、思ってしまう。牧水ファンの方に嫌われそうですが、
私の思考はこういう経路を辿るのです。」・・・
と、こう書いたのです。
牧水が酒好きだったため、こういう歌を作った・・・
とは、まったく考えません。
このステテコのおっさんは、自分の思考経路を説明したのです。
牧水が酒が好きなために造った歌というのは、
他にいっぱい名歌があります。さよさんももちろんご存じですね。
牧水とお酒について
投稿日 | : 2016/10/26(Wed) 10:18 |
投稿者 | : さよさん |
参照先 | : |
たかしさんは、牧水が酒好きだったためとこのような歌を作ったと
理解されてるようですが、以前香川ヒサさんが若山牧水賞記念講演で
こう述べられていました。牧水は「酒の歌人」と言われます。酒を愛し、
朝二合、昼二合、夜四合飲み、その他の時にも飲んだそうですけれども、
なぜこれほどまでに酒を好んだのでしょうか。それは単に、嗜好というだけでは
ないと思います。『独り歌へる』の自序で、自分がいつ知らず二重三重の人格を
持つようになり、真の自分になかなか出会わないと述べていたことが
思い出されます。誠心込めて歌を歌うときだけ真の自己にめぐりあえると
言っていたように、お酒を飲むこと、お酒に酔うことで真の自分に出会えたのでは
ないでしょうか。
酒ほしさまぎらはすとて庭に出でつ庭草をぬくこの庭草を
古事記
投稿日 | : 2016/10/26(Wed) 10:08 |
投稿者 | : Yucky |
参照先 | : |
先輩方に感化され、私も「古事記」を買って来ました。
出先で見つけたので、訳者は池澤夏樹のを買ってしまいました。
まだ読んではいないのですが、
解題 三浦佑之
解説 池澤夏樹
と記入されていますので、読むのが楽しみです。
母は
今日まで三日間施設のお世話になり、特別待遇でベッドの上で
原稿を書き上げたようです。
認知症のご老人の施設なので抵抗があったようですが、母の姉も入所して
いるので結果的に良かったみたいです。
今日の夕方帰ってきますが、疲れたらしくホールへは出ないで
ベッドで過ごしているようです。
お邪魔しました。
牧水ダリア
投稿日 | : 2016/10/26(Wed) 09:05 |
投稿者 | : たかし |
参照先 | : |
次、五八王、牧水の歌の続きです。
私も牧水の歌好きです。分からないイコール嫌い・ではないです。
登先生が好きでよく言われていた
〇幾山河越えさり行かば寂しさの終(は)てなむ国ぞ今日も旅行く
や、
〇白鳥は哀しからずや空の青海のあをにも染まずただよふ
〇白玉の歯にしみとほる秋の夜の酒はしづかに飲むべかりけり
など、
名歌ですね。あ、そして、宮田さんの言っていたことに関わると
思いますが、ここに私が上げた3首などは「全ての読み手の美意識が収斂する」
歌なのだと思います。こうした誰からも広く愛される作品が
名歌として後世に残ってゆく。こう思っています。
再び、言いますが、だからと言って「分からない」と私が
言ったダリアの歌が駄目と言ってはいません。
私には「分からなかった」のです。
ただ、さよさんが「倦む」のも「怯え」るのも自分です・・・
と書いたこと、そしてのりこさんが、「疾しい」という観念を
持ち出してきた。こうしたことから、何となく、今は「そうか」
と思っています。半分くらい解った感じです。
ただ、正直に私の理解の仕方を言えば、その疾しさと言うのは、
牧水が自分の飲酒癖などを考慮に入れてのことなのか・・・
などと、思ってしまう。
牧水ファンの方に嫌われそうですが、私の思考はこういう経路を
辿るのです。
だから、難解な作品が多いと言われる塚本邦雄の作品などは
とても好きです。どこかに読み解くカギがあるのです。
ちょっとここで小憩。